とある魔術の天地繋ぎ   作:なまゆっけ

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今までで一番やらかした感じがします。
今更ですが批評はドンと来てください!


幻想殺しと禁書目録
混沌極まる学園都市


どうやら天使は全てステイル=マグヌスという男が引き受けてくれたらしい。

これといった危機も無く、上条は白い修道女を学生寮から連れ出し、街を歩いていた。

人の活気も戻った街を闊歩する彼らに、今頃戦っているであろうステイルのような緊張感は無い。

しばらくは警戒していた上条も、十数分ほどで襲ってこないことを確認して、肩の力を抜いた。

白い修道服を着た少女も特に外傷はなく、今では動き回れるほどには回復しているようだ。

彼女の名前は『禁書目録(インデックス)』というらしく、上条が偽名であることを疑ったようにインデックスも彼の右手に関心を示している。

右手をジロジロと見ながら、

「その右手、ちょっと不思議かも」

興味ありげに視線を注ぐインデックス。

上条は少しだけピュアな普通の男子高校生のため、女の子に凝視されるという事態だけでレアな出来事だ。

嫌な汗をかきつつ、彼は右手の解説をすることにした。

「これは『幻想殺し(イマジンブレイカー)』つって、それが異能の力なら神様の奇跡だって打ち消せるってシロモノなんだよ」

こう言えばかなり便利に聞こえるかもしれないが、効果範囲が右手首から先しかないがために対応が遅れればアウト。単純な物理攻撃にはただの拳となり、相手が格闘戦のプロなら上条は成す術なく敗北するだろう。

背の低いインデックスに気遣って右手を動かした瞬間、空から落ちてきた鳥のフンが直撃した。

「ギャアアアアアアア!!?」

ぎょっとして仰け反る。

それでバランスを崩した上条は尻もちをつく。その際に硬い物が割れる嫌な音がした。

恐る恐る尻のポケットに手を突っ込んで、それを抜き取る。

「な、何てことだ……ッッ!!!」

携帯電話の背面にばっくりと亀裂が入っていた。電源を入れた感じでは動くため、臨終ではないが重傷であることに変わりはない。

その光景を間近で見たインデックスは「やっぱり」と頷く。

「神様の奇跡だって消してしまえる君の右手は、神様のご加護とか運命の赤い糸とかそういうものも消しちゃってるんだと思う」

「ええと、それって……」

「うん。君の右手はどんどん『幸運』のチカラを消しちゃってるってコト」

変な笑いが出る。

呆然として地面に両手をつこうとするが、その先に更なる不幸が待ち受けていそうで中止した。

上条は虚ろな目で虚空を見上げて呟く。

「マジっすか……」

立ち尽くす彼を嘲笑うかのように、きゅるるる、と腹の虫が鳴いた。

音源である少女はお腹を両手で押さえつけて見下げながら、

「おなかへったんだよ」

インデックスがそんなことを言ってきた。

見るからに育ち盛りな年頃だが、そこは貧乏生活を送っている上条である。財布の中身が真冬どころか氷河期一直線の現状を思い出す。

閑古鳥も凍死するようなすっからかんの財布を見せるというのは、オトコ上条の無駄なプライドが邪魔する。

寮であれば夏の熱気のなか、二日は放置されていた焼きそばパンや野菜炒めがあったのだが、天使によってそれも吹き飛んでしまった。

だが、上条も不幸への対抗策くらいあるのだ!

「ふははーっ! こんな時のためにカミジョーサンには靴底貯金があるんですよーっ!!」

靴の中敷きをめくって取り出すのは、沖縄の守札の門が大きく描かれた紙幣。つまり、二千円だった。

得意げな顔をするほどでもないのだが、インデックスはキラキラとした瞳で二千円を見上げる。

「さすがニッポンかも! お金にまで魔術の意味合いが込められているんだね! より正確には象徴的な門を刻みつけることで――」

「何をおっしゃいますかインデックスさん!? そもそも『魔術』なんて信じられませんことよ!?」

「……むっ。魔術はあるもん」

何をバカな、と上条は笑う。

完全に否定するつもりはない。学園都市には今までオカルトとされてきた『超能力』なんてモノが跋扈しているからだ。

しかし、それでも世界最先端の科学が集結したこの街で『魔術』を語るなど片腹痛い。

妙に真剣なインデックスの表情をそこはかとなく嘲笑いながら、上条は言ってみせる。

「それじゃー、魔術とやらを見せてもらわないと。あるってんなら使えるんだろ?」

「……私には魔力がないから使えないの」

悔しそうに言うインデックス。

勝機を見出した上条は高らかに笑った。

「ホラみろ! バリバリのアナログ人間のあたくしはこの目で見ないと信じません!!」

どこかの高慢なお嬢様のような笑い声でインデックスを見下す上条。年上の矜持など彼には存在しないようだ。

インデックスはオモチャをねだる子どもみたいに、地面にゴロゴロと転がりながら叫ぶ。

「あるもんあるもん!! 魔術は絶対にあるんだから!!」

通行人の視線が痛い。

その視線はもちろん上条にも突き刺さるわけで、彼に乗り移ったお嬢様の人格がすっ飛んでいく。

「やめて! すごく恥ずかしい!」

「魔術のことを認めない限り、ずっとこうしてるんだよ!!」

くだらない話だが、二人とも引くに引けなくなっていた。

魔術の存在を説得するには、あまりにも異色というか回りくどい方法だが、上条には少しずつダメージを与えている。

(こ、これは耐久戦……ッ!!)

視線に耐え切れなくなり上条が音をあげるのが先か、インデックスの体力が尽きるのが先か。

目蓋を閉じて耳をふさぐという絶対防御態勢をとろうとした彼の背中に、細いモノで柔らかく突かれた感触が伝わった。

反射的に後ろに振り返った上条の目に映ったのは、魔神のような黒いオーラを放つピンク色の幼女。

その表情は笑ってすらいるが、ビキビキと音を立てて青筋が浮かび上がっている。

「上条ちゃん、補習をサボってまで何をしているのです?」

凍りついた。

全身の筋肉が強張って動けない。

何度か口を開閉したあと、清水のように流麗な動作で土下座が行われた。鮮やかさ、カタチ、キレ、どれをとっても満点の最高級の土下座だ。

「ごめんなさいィイイイイイ!! こ、これにはマリアナ海溝よりも深い事情がありまして――」

「課題と追加の補習ですね、上条ちゃん☆」

イギリスあたりの金髪少女と重なる悪魔の笑顔で、ピンク色の幼女は言った。

上条は頭を抱えて叫ぶ。

「ふ、不幸だーー!!!」

 

 

 

そうだ、学園都市に行こう。

まるで旅行に行くかのような気軽さで、レイヴィニアは言っていた。

彼女の話しによると、黄金の夜明け団の残党が学園都市に潜り込んでいるため、それを潰すことを目的にしているという。

加えてもうひとつ、イギリス清教との取り引きがあった。

『残党を潰すまで手出しはしないし協力する代わりに、こちらの仕事を手伝え』、と。

どちらも成り行きとはいえ、レプリシアの事件と陽炎の城で共同戦線を張っただけに、イギリス清教と明け色の陽射しは互いを『信用』するようになっていた。

信頼ではないところが、両者の距離感をより明瞭にしているのだが。

明け色の陽射しの意向としても、二度と歯向かわないように徹底的に叩きのめす方針をとろうとしていた。そのため、まさに渡りに船なのだった。

アナスタシアのこともあって、黄金の夜明け団を心底憎んでいたレイヴィニアはイギリス清教の要求を快諾。

なんでも、学園都市を支配する『統括理事会』とイギリス清教は繋がりがあるようで、明け色の陽射しはそのコネで堂々と入り込んだのだ。

「それにしても、あっさりすぎる」と、レイヴィニアは呟いていた。というのも、学園都市とは科学サイドの総本山である。そんなところに魔術師が入り込めば一日後には謎の失踪(消される)ことだろう。

「むぅ、やはり簡単には見つからないか」

学園都市の景色に興味を引かれながら、上終たちは標的の捜索を行っていた。上終としては仕事をかなぐり捨てて見学したいほどだったが、それをすればレイヴィニアにオシオキされるため理性で抑えこんでいた。

「あっさりでも困りますけどねぇ……どうやらボスには考えがあるみたいですし」

僅かに焦った気色を表情に出して、マークは言った。二十三の学区がある学園都市に散らばった黒服たちは標的の捜索をしているのだが、それよりも切羽詰まった問題があった。

先に学園都市に潜入していた共同相手のステイルと神裂との連絡が取れないのだ。

圧倒的に情報が足りない。

敵がいることは確実だろうが、それがどれほどの規模でどれくらいの強さなのかがわからないというのは危険なことだ。

予想以上に戦力が大きければ返り討ちにされるし、推測を裏切って戦力が極小であれば戦力の無駄使いとなる。

そのため、明け色の陽射しは慎重にならざるを得ず、大胆な行動もできなかった。

イギリス清教が依頼した今回の仕事とは『禁書目録』の確保である。

レプリシアとは異なる、生まれながらに完全記憶能力を有した真の魔道図書館。103000冊を記憶した彼女は脳の85%が原典の知識に埋め尽くされており、残りの15%で生涯を過ごすしかない。

ここで関わってくるのが『完全記憶能力』だ。

完全記憶能力の仕組みとは実に単純で、脳に忘れる機能が無いということ。しかし、忘れることができないのというのは致命傷に値する。

残された脳の容量は15%。

対する彼女の寿命は80年ほどだろう。

これでは一生を満足に生きることなど夢物語だ。ともすれば、成人を迎える前に脳がパンクして『死ぬ』。

彼女が普通の生活を送るには。

一年周期で『思い出』を削るより他はない。

そうして、ステイル=マグヌスと神裂 火織は何度目かの記憶消去のために『禁書目録』を確保しなければいけないのだ。

―――だがしかし。

「くっ! キリがない!!」

悪態をつきながら炎剣を天使めがけて振るう。幾度と知れた斬撃……人間並の知能を持つホムンクルスに通用する道理はない。

明け色の陽射しに先んじて学園都市に潜入していたステイルと神裂。だが、足を踏み入れた瞬間に劣化の劣化の天使モドキたちによる襲撃を受けた。

その数は精々数十体だったが、ほんの少しの欠片でも残っていればそこから再生する。

しかも、身体を構成しているのは天使の力ではない異能の力―――超能力。小指ほどの大きさまでバラバラにしても、身体を構築して立ち上がる天使は脅威としか表しようがない。

再生能力による力押しでステイルと神裂は分断され、位置を連絡し合う暇もないほどだった。

「――巨人に苦痛の贈り物を!!!」

飛び込んできた天使に渾身の炎を叩きつける。それは肉を溶かし灰すら残さない必殺の獄炎である。

小指ほどの大きさからでも再生すると記したが、天使らにも弱点は存在する。それが『頭を潰すこと』だ。

頭部を貫き通せば指令塔であるホムンクルスは極めて脆いため、二度と復活することはない。

陶磁器のような表面がドロリと溶け出し、本体の姿があらわになる。

迷わず手を突き込んでホムンクルスを握り潰す。

「クソ…が!!」

ステイルは天才魔術師である。

世界最古の文字『ルーン』を完全に解析し、新たな文字を六つ生み出した。科学で例えればノーベル賞モノの偉業だ。

扱う魔術も炎剣から『魔女狩りの王(イノケンティウス)』、精神干渉など多岐に渡るが、それらの力の代償として彼は接近戦に弱い。

天使たちは幾度と積み重なった経験でそれを察知し、身体能力を活かした格闘戦を迫ってきていた。

ステイルに接近する天使は数にして四。

四方より飛びかかるヤツらに対応できる手札はなく、また、そんな時間もない。

彼を襲うのは八つの純白のギロチン。それらは容易くステイルの身体をぶつ切りにしてしまうだろう。

死ぬ。

絶対的な死。

避けるなんて選択肢は最初から無い。

新たなルーンのカードを取り出す時間。

術式を発動するための時間。

――――全てが足りない。

(ここで……死ぬのか………ッッ!!?)

映像が回る。

走馬灯が走る。

これまでの経験が巻き戻される。

………その終着点で目にしたモノは。

〝私……忘れないよ。かおりも…ステイルも! ぜったい忘れないから…っっ!!〟

ブツン、と何かが切れた。

「お、おおぉぉぉおおおぉぉおおおおッッ!!!」

あの時記憶だって、彼女は忘れてしまった。

過去のインデックスも現在のインデックスは、言ってしまえば違う人間なのかもしれない。

だとするのなら。

ステイルの慟哭は空回りだ。

何も響かない。

何の意味も無い。

誰にも届かない。

だが。

彼は誓ったのだ。

〝安心して眠ると良い、たとえ君は全てを忘れてしまうとしても、僕は――――〟

 

 

 

     「()()()()()()()()()?」

 

 

 

あたかも消しゴムで擦ったかのように。

天使たちの姿が掻き消えた。

「な……ッ!?」

ステイルの視線の先には、スーツのような学生服を着た平凡な高校生。

彼は首に手を当てて、枯れ枝をへし折るような音を立てるとしっかりとステイルを見据えて言った。

その瞳の奥に憧れを抱いて。

「うん。範囲を指定せずに右手を使ったのは久しぶりだったけど、ぼくの見込み通りだったらしい」

右手を差し出す。

満面の笑みを浮かべて、彼は告げる。

「お困りだったろう? ヒーロー。……せめて、ぼくが手助けしよう」

しかし、ステイルは差し出された右手を握ることはしない。

一瞬にして天使を消滅してみせた、目の前の得体のしれない人間を警戒しているのだ。

「お前は、誰だ」

「ぼくは『上里 翔流』。どこにでもいる平凡な高校生さ」

 

 

学園都市は外界を大きくリードする高度な科学技術を有する反面、その裏では生命倫理や人権倫理をないがしろにした研究が行われているのが事実だ。

学園都市の『表』の世界には学生たちによって組織された『風紀委員』と教師たちによって組織された『警備員』が治安を守っている。が、学園都市の『裏』の世界は違う。

彼らが担うのは暗殺、破壊工作、非合法な闇取引―――そういった決して明るみには出せないような暗部組織が多数存在している。

事が起こったのは二週間前。

暗部組織『スクール』……学園都市が抱える七人の超能力者のうち、第二位を筆頭とした組織である。

スクールの本拠地に現れたのはたったの二人のみ。それも年端もいかぬ少年とげっそりとした女の組み合わせだ。

殺されにきた。

そうとしか考えられない。

「君が『垣根 帝督』だね?」

白いローブを羽織った少年が、ヘラヘラとした笑みを浮かべながら問いかけた。

垣根は突然の来訪者に対しても、高級感溢れるソファーにもたれかかりながら二人を見やる。

彼は口調に苛立ちをつのらせながら、冷たい声で問う。

「テメェら…どっから入ってきやがった」

それに答えるのは、痩せ身の女性。

「『魔術』ですよ、魔術。あなたにも見えて差し上げましょうか?」

「――ああ、死んでなければな」

ゴォン!!!と白い刃が振るわれた。

垣根の背面より生え揃った三対の翼のうちの一つが、烈風とともに振り払われた。尋常の者であるのなら走馬灯を見る暇もなく天に昇る神速の一撃は、確かに二人を斬り裂いていただろう。

舌打ちが鳴る。

それをしたのは他でもない垣根 帝督だ。

彼が振り返った先にいたのは、まったくの無傷で健在していた少年と女性だった。

まるで瞬間移動のように、二人は垣根の背後の壁近くから現れたのだ。

銀髪の女性は殺されかけたというのに、ニッコリと笑顔を咲き誇らせる。

「信じていただけましたか?」

「瞬間移動って可能性を忘れてねぇか」

「ま、そうくると思ったのです」

「なら、ボクだね」

白いローブを羽織った少年は、軽い装飾が施された短剣を右手でぶら下げながら近づいていく。

三対の翼は未だ展開したまま。

一瞬でも隙を見せれば死ぬというこの状況で、少年は汗一つかかずに学園都市の第二位へと接近する。

まさに目と鼻の先の距離に位置どった少年は、軽い調子で口を開いた。

「警戒しないでよ。君にはメリットしかない超お得な話があるんだぜ?」

「そういう話には裏があるってのを母親から聴かなかったか、ガキ」

「そうだね。じゃあまずは魔術からせつめ―――」

くるくる、と。

少年の頭部が宙を飛んだ。

垣根に翼を動かす必要など無かった。

彼の能力は『未元物質(ダークマター)』。

この世には存在しない物質を生み出して操る。この世の物質ではない以上、既存の物理法則にはとらわれず、未元物質が干渉した物質もこの世の物理法則から解放される。

つまり、未元物質を大気中にばら撒けばその空間は常識の通用しない世界と化す。

カラクリは単純。

少年の首を斬り飛ばしたモノは『声』。

音とは空気の振動だ。それを未元物質によって急激に振動を増幅させ、指向性を持たせることで擬似超音波カッターを再現したのだ。

首の断面から噴水のように盛大に血が噴き出す。頭を失った身体はぐらりと揺れ動く。

少年の手が伸びる。

それを垣根は気にも留めなかった。

だが、彼の視線は一気にそこに注がれることとなる。

「おいおい……そんな能力者がいたなんて知らねえぞ」

「だってボクは魔術師だからね」

伸びた手は宙を舞う頭を掴み、首の断面と頭の切断面をくっつける。手に持った短剣が紅い光を発すると、首は元通りに癒着した。

「これで、信じてもらえたかい?」

「……チッ。話くらいは聴いてやる」

「ありがとう。ボクは君の能力の力を借りたいんだ。この世にない物質を生み出す君なら、人体の細胞を創ることだってできるはずだ」

白いローブの少年……パラケルススは、右手の指を三本立てる。

「ボクたちが提示するのは『「スクール」への全面的な協力』、『一方通行を打倒するための力』、『人体細胞構築の研究』だ」

―――そして時は現在へ戻り。

パラケルススは無数のモニターに同時に目を配りながらほくそ笑む。

「未元物質を利用して創り出した天使……天使の力を使ったあの個体よりは劣るが中々だ」

生命の樹(セフィロト)』が壊滅した今、ダアトの力は失われ、天使の力で身体を構成した『Mixture/ver.ANGEL』は創れない。

次に着目したのが未元物質だった。

賢者の石の力と錬金術師としての知識を駆使した人体細胞構築論。未元物質でそれを再現することで、ホムンクルスに天使のような容れ物を与えることに成功したのである。

名づけて『Mixture/ver.DARK MATTER』。

「『禁書目録(インデックス)』はボクたちがもらう」

混沌ここに極まれり。

『禁書目録』を中心とした嵐の渦は拡大する。

 




禁書で一番好きなキャラはていとくんです。一方通行にも楽はさせたくないので、彼を強化しました。
次回も読んでくれることを願います。

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