陰の王と閃光   作:アルスDQ

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どうもアルスDQです!
今回は3人でクエストをやります!
ではどうぞー。


彼は1人の少女を助ける

今俺とキリトと明日奈はとある民家の家に来ていた。

 

キリト「じゃあ俺は外で待ってるからな。」

 

ハチマン「おう。」

 

俺とアスナは民家へと入っていった。

 

NPC「こんばんは、2人の旅の剣士さん。お疲れでしょう?食事を差し上げたいけど今は何も無いの。1杯のお水ぐらいよ。」

 

1人の人が俺達に言った。俺はこのクエストについて知っているので答えた。

 

ハチマン「それでいいですよ。」

 

水が2つ出されたので2人とも一気に飲み干した。

 

アスナ「ねえハチマン君何も起きないけどいいの?」ヒソヒソ

 

ハチマン「もうしばらくしたらクエストが発生するからちょっとだけ待ってくれ。」ヒソヒソ

 

それからしばらくすると家の奥から子供が咳き込む声がした。

 

それを聞いてから数秒待つとおかみさんの頭の上に金色のクエスチョンマークが点灯した。

 

アスナ「ねえなんか点灯したよ。」ヒソヒソ

 

ハチマン「あれでクエストが発生しているってことだ。」ヒソヒソ

 

俺はすぐに質問する。

 

ハチマン「何かお困りですか??」

 

クエスチョンマークが点滅した。

 

NPC「旅の剣士さん。実は私の娘が重病にかかってしまって市販の薬草を煎じて与えてもいっこうに治らず治療するにはもう西の森に棲息する捕食植物の胚珠から取れる薬を飲ませるしかないんですが、その植物はとても危険なうえに花を咲かせている個体がめったにいないので自分にはとても手に入れられないので無理なのです。代わりにですが剣士さんが取ってきてくれませんか?」

 

というものだった。

 

アスナ「任せておいてください!」

 

とアスナが言って俺とアスナは家を出た。

 

家を出るとキリトが気づいた。

 

キリト「よし行くか!」

 

ハチマン「ああ。」

 

アスナ「うん!」

 

こうして俺たち3人はそのクエストの対象のモンスターを倒しに向かった。

 

 

・・・・

 

 

 

3人で歩き出してから数分経つと目の前に森が広がっている。

 

キリト「ここでさっきのクエストのモンスター、《リトルネペント》というモンスターが出現するんだ。そういえば誰が指揮をとる?ハチマン頼めるか?」

 

キリトがモンスターの説明をし、俺に聞いてきた。

 

ハチマン「やだ、だるい。それに俺はそういうのあってないし。」

 

キリト「ははは…、ハチマンはこの中で1番向いていると思うんだけどな…。」

 

キリトがなんか言ってるが無視だ無視。俺が人に指示できるわけないだろ。まったく。

 

キリト「じゃあ俺が指揮とるからよろしく。」

 

ハチマン「あぁ。任せた 。」

 

アスナ「了解!」

 

まあ何にせよこういうときは協力するのが1番だからな、何より戦闘の立ち回りが上手くなるしな。友達いたことないから協力するってどういうことか分からんけど。

 

キリト「俺らが狙うのは《花》がついているやつだ。実がついているもいるがそいつは罠だ。」

 

アスナ「罠?」

 

キリトが説明しているとアスナが聞いてきた。俺が説明するか…。

 

ハチマン「ああ、実を攻撃してくると仲間を呼ぶんだ。そうすると数的不利になる。そこは覚えておいてくれ。」

 

アスナ「そうなんだ!ありがとうハチマン君。」ニコッ

 

うん、笑顔が可愛い。お持ち帰りしたいな。

 

こうして説明しながら俺たちは森を進んで行った。

 

しばらく説明していたらお目当てのモンスターが出現した。するとキリトが

 

キリト「こいつがさっき言ってたモンスターだ。俺が攻撃して相手が攻撃をしてきたら避けてその瞬間にスイッチしよう。ハチマンは大丈夫だとしてアスナはスイッチわかるか?」

 

アスナ「ハチマン君に教えてもらったから大丈夫だよ。」

 

キリト「じゃあいくぞ!」

 

キリトが気合を込めて剣を振るう。

 

キリト「…らあっ!」

 

単発水平斬撃技《ホリゾンダル》と《スラント》を放った。《リトルネペント》のHPを5割程度削った。

 

キリト「範囲攻撃がくる。正面30度が攻撃範囲だ。」

 

2人「「了解!」」

 

キリト「ふっ!…くるぞ!」

 

俺は相手の攻撃をよけた。

 

キリト「アスナ、スイッチ!」

 

アスナ「了解!はあー!」

 

アスナがソードスキルをはなった。

 

ずかぁん!という音を響かせモンスターは粉々に消えた。

 

キリト「すごい…。なあハチマン、アスナって初心者だよな?それにしては上手くないか?」

 

ハチマン「ああ、下手なβテスターよりも断然うまいな。」

 

アスナ「そうかな?でもハチマン君の方がうまいよ。」

 

キリト「じゃあ次はハチマンな。」

 

ハチマン「えー、働きたくないんだけど…」

 

そういいながらもモンスターが来た瞬間俺はすぐソードスキルを発動させ首を落とした。

 

キリト「相変わらず容赦ないな…」

 

ハチマン「そうか?普通だろ。」

 

キリト「てか今は片手剣なんだな。」

 

ハチマン「まあな。」

 

アスナ「え?今はってどういうこと?」

 

俺とキリトが話しているとアスナが聞いてきた。

 

キリト「あれ?言ってないのか?ハチマンは全ての武器が使えるんだ。」

 

アスナ「えー!そうなのハチマン君!?」

 

ハチマン「まあ正確には違うけどな。例えばキリトが片手剣を今100%使えるとしたら俺は80%ぐらい使える。他の武器もそんぐらい使えるだけだ。別に普通だろ?」

 

2人「「普通じゃない!」」

 

そのあと20分程度で15匹以上狩った。

花つきの《リトルネペント》は出現しない。まぁ確率的に約1%なので当たり前なのだが。こういうものはプレイヤーの運。《リアルラック依存》なのだ。まぁ俺は運が悪い方だと思うがそれにしても出ないと思う。

 

ハチマン「キリトー、疲れた。働きたくないよー。」

 

まだ15匹程度だがそろそろだるい。

 

キリト「いや全然疲れてないだろ!まぁ大変だけどもう少し頑張ろうぜ。」

 

ハチマン「はぁ…、そういえばアスナは疲れてないか?」

 

アスナ「うん!大丈夫だよ。」

 

ハチマン「そうか疲れたらいえよ。」

 

とりあえず今日中にはクエストをクリアしたいなー。

 

そう俺達が話しているとパンパンと音がした。

 

ハチマン「なんだ!?」

 

キリト「見ろハチマン!あれ!」

 

そうキリトが差した方向を見ると1人のプレイヤーが実を破裂させたからだ。今の攻撃は偶然ではない。誰が見ても意図的に攻撃をした。《実》付きのモンスターを倒したことで20。いや30匹以上のリトルネペントが出現した。実を破裂させた後そいつは消えて行った。さらに近くにもう1人紫色の髪の少女がいた。くそっ!

 

ハチマン「まずい!キリト、アスナ助け行くぞ!」

 

キリト「おう!」

 

アスナ「ええ!」

 

こうして俺たちはそこへ向かって行った。

 

・・・

 

それから時間が立ち俺たちはなんとか倒しきった。胚珠も4個手に入った。

 

キリト「死ぬかと思った…。」

 

ハチマン「ああまったくだ。」

 

アスナ「そうね…、ところでハチマン君何であの人はこんなことをしたの?実を破裂させればこうなることを知っていたのに。」

 

ハチマン「あれはMPKだ。」

 

 

MPK

モンスター・プレイヤー・キル

モンスターを使ってプレイヤーを殺させそのプレイヤーが死んだ後フィールドに出たアイテムを掻っ攫う最低の行為だ。俺がアスナに説明し終えると

 

アスナ「何それ!?あの人最低じゃない!」

 

ハチマン「ああその通りだ、さらにこの死んだら現実でも死ぬこのゲームでやられたらたまったもんじゃない。」

 

そう俺たちが言い合ってるとキリトが話しかけてきた。

 

キリト「ハチマンそれよりも今は…」

 

見るとさっきの紫色の髪の少女が倒れている。気絶しているのだろう。

 

ハチマン「とりあえず俺が背負っていくから。モンスターが来たらよろしく。」

 

2人「「了解!」」

 

こうして俺たち3人は1人の少女を運びながら村へ帰って行った。

 

 


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