なんやかんやで赤龍帝 作:黒鬼
直しときました。
あー、んー、うん、ダラっと行きましょう。
小学4年生である。
ああ、そうさ、十歳さ。
可愛らしくも生意気なお年頃さ。
今日も呑気にダラっとお散歩の気分なのであるが、世界はソレを許してくれないのが常だ。
そう、黒猫である。
もういい、みなまで言ってくれるな。
分かってる、フラグでしょ?
明らかに面倒くさそうな雰囲気醸し出してるもの。
ただの黒猫ちゃんじゃないんだろ?
「わぁ、猫さん可愛いねぇ」だけじゃ終わらないのがこの世界。
『恐らく……、猫又だな』
テメェ適当にそれっぽい人外でも言っときゃ何とかなるほど人生甘くねぇぞ。
猫だから猫又ぁ?
安直過ぎんだよ、ちったぁそのスカスカの脳ミソ捻りやがれこの赤トカゲ。
『年を重ねるごとに内心での口の悪さが進化しているな……』
反抗期、それは誰もが通る道なのだ。
さて、黒猫さん、怪我をしている。
治療してやりたいのだが、俺は獣医さんではない。
どうしよ――「そこにいたか、猫又め」………。
さてはて、何処かに頭をカチ割るレンガ的なモノでも落ちてないだろうか?
『おい相棒、だんだん気が短くなってないか?』
可愛らしいトカゲちゃんが何を言っているのか、それは俺には分からない。
先程の声は男のソレだった。
その口ぶりからすると、黒猫さんを捜していた様だ。
声のした方へ顔を向けると、俺は言葉を失った。
ブサイクである。
もう誰が見ても不快指数上限ギリギリレベルの顔面である。
いくらブサイク趣味のモノ好きだとしても「オーマイガー」と十字をきる程のブサイクだ。
バル○ン星人とキングギ○ラを足してピ○ミンで割った様な顔である。
もはや凶器である。
アレはもう顔ではない、ガオだ。
おまけに脂ぎったデブと来たもんだ。
何処から笑って差し上げればいいのだろう?
深刻過ぎて笑うに笑えない。
『帰りの電車で飲み物飲んでたら、この作品を思い出して友達に噴き出してしまった!
朝といい、夜といい周りからの視線が辛いし友達からは
ゴミを見る様な目と哀れみを含んだ目と捨てられた子犬を見る様な目のトリプルパンチ!
うへへオレ、もうどうしていいかわかんなくなっちゃったぜ☆』
という御方、俺もどうしていいのか分からない。
だが安心しろ、その視線は急に君に向けられだしたのではない。
『元からヤバイ奴だとは認知していたが、とうとう極まったかこの変態……』
という類のモノだ、今更気にする必要は無い。
『読んでて笑って鼻水がでてしまった。
一人、部屋で急に笑って鼻水をだす男とか気味が悪すぎる。
P.S 鼻はちゃんとかみました』
安心しろ変態。
上には上がいる様に、下には下がいるもんだ。
そしてそのP.Sはいらない。
誰もそんな事気にしていないしどうでもいいし君の事も気に掛ける程では無いっていうか、
君自体がどうでもいい。
ほら、みんな君の事、『そこに居たのか』とも言ってくれないだろう?
大丈夫、世の中意外とそんなもんだ。
世間の風は冷たいものさ、そうやってそれ等を乗り越えてみんな大人になっていくの。
だから挫けずにそのままの
さてと、だ。
一通り現実逃避も済んだ事だ。
話を戻そうか。
特殊メイクでも作れそうにないブサイクは、黒猫さんに向かう。
すると黒猫さん、美女に変身?したではないか。
また人外か……。
『あの男、悪魔だ』
いつものドライグの発作が始まったところで、ブサイクの後ろに十数人の男達が現れた。
どう見ても黒猫さん、襲われそうである。
昔、ドライグが言っていた。
――悪魔は眷属を増やす。 正規の方法で眷属化せず、無理矢理させる者もいる――
こういう場面のこと?
「あんたら、しつこいのよ!」
「お前が私のモノになれば、それで解決する話だろう?
なぁ? SS級はぐれ悪魔、猫又の黒歌よ」
舐め回す様な気持ち悪い目つきで黒猫さんをガン見する、
CGですら再現出来無さそうなブサイク。
もう目も当てられない。
「そこに人間のガキがいますが、どうします?」
「んん? 殺しておけ。 私はこの女でどう遊ぶかを考えるので忙しいのだ」
「「「「は!」」」」
うん?
俺にも矛先向いていないかい?
「ちょっと!? その子は関係無いじゃない!」
「なら人質だ。 そこのガキを殺されたくなければ私のモノになれ」
「この……ゲスが!」
いつの間にか、俺の後ろに武器を構える男達十数人。
これ、俺に喧嘩売ってるっつう解釈でいいわけ?
『ああ、完全に喧嘩を売っているな。 なんとも哀れな……』
売られた喧嘩、買わなければ男が廃る。
父は言った。
喧嘩に負ける事は、男として死ぬのと同じだ――と。
母は言った。
ヤルんなら、キッチリ最期まで殺りなさい――と。
『とんでもない両親だな』
俺もそう思う。
だが、二人の言うことには大いに賛成である。
男に生まれた以上、ナメられてはいけない。
「ボクちゃん、運が無かったねぇ」
と言って来た男の耳を軽く殴る。
「ひんッ!」と奇声をあげて、よろめく男。
顔面にもう一発パンチをかまし、崩れ落ちる瞬間にアッパーを繰り出す。
自分で噛み切った舌の先が、倒れた男の横に落ちていく。
「なッ!? このガキ!」
他の男達も群がってくるが、そこいらのヤンキーなど俺の敵ではない。
※ヤンキーではありません。
金的を蹴り潰し、鳩尾を殴り飛ばし、額を頭突きでカチ割った。
そして0,0027秒後に立っていたのは、
返り血を全身に浴びた俺と呆然とする黒猫さんとブサイクだけだった。
「き、貴様、何者だ!?」
「誰だと思う?」
『おい何だそのうっとおしいOLの様な質問は?』
気を利かせたつもりだったのだが、ダメだったらしい。
ブサイクは尻餅をついて、後ずさり。
何とも無様な。
黒猫さんは俺を見てビックリだ。
『それはそうだろう、
人間の子供が純粋な身体能力だけで悪魔の眷属達十数人を瞬殺したんだからな』
悪魔とは脆弱な生き物らしい。
『相棒が凶悪なほど強靭なだけだ』
普通で普通な俺様に向かって何たる言い草。
呆れるものだ。
後書きを書く。
それは本編より大変な作業。
『後書き、辞めるかぁ?』と思うことも少なからず。
そんな中、このようなコメントが……。
『黒鬼さんの作品が大好きです。これからも更新頑張ってください。』
ちょっとホロリと心に染みた。
ああ、こんなマトモな人もコレ読んでくれてるんだと、自らを奮い立たせ、
画面を下へとスクロール。
『シャルバ・ベルゼブブTS眷属化求む』
諸行無常を噛み締めた。
何故神は、俺にこんな試練を与えるのだろう?
今なら神をタコ殴りに出来ると思う。
だが、そんな悲壮感も束の間だった。
『あとがきを見て、黒鬼さんはちゃんと感想を一つ一つ見てるな~偉いな~と思った。
いつも楽しみにししてます!!完結目指して頑張ってください!!』
頬を伝うモノが流れた。
ああ、言葉というモノはこんなにも人の心を揺さぶるものなのか。
人の温かみを知れたコメントだった。
幸せを感じながら下へとスクロール。
『作者さん、ミルたん(幼女)だしてみる?』
社会の荒波を思い知った。
何故このような俗物共が自然淘汰されていないのか。
未だこの世に悪の根は張り巡らされているのか。
なんとも……、言えない。
だが、だがしかしである。
『作者さん、作品の更新と、作者さんの心の事も本気で頑張って下さい』
天使が降臨なさった。
かの聖母マリアが天使ガブリエルに受胎告知を受けた瞬間
このような気持ちだったのだろうか。
まだ救いはあったのだ。
そうだ、悪の栄えた試し無し。
悪とは討ち滅ぼされるものなのだ。
諦めるな、立ち上がるのだ作者よ。
けして………、けして引けぬ闘いが、そこにはあるのだ。
『もはや作者自身が一誠のヒロインになればいいのだ!』
実家が恋しくなった。
もう嫌ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!
他にも色んなイカレコメントあるんだよ!
レオナルド(TS)とかイッセー両性具有化とか一誠自身こそ真ヒロインとか、
ヴァーリのTSさせて調教しようぜ!!!!とかオーフィスガチムチ化とかァァァ!!!
しねぇつってんだろサラブレッド馬鹿共!
テメェ等打ち合わせでもしてんのか!?
そんなフリいらねぇって言ってんだろうが!
日本語理解しろやこのおたんこなす!
取り敢えずは落ち着きました。
ここいらで締めとかないと、色々ダルそうなんで言っておく。
ヒロイン希望コメントは募集終了のお知らせ。
これ以上コメントでソレ系のモノを送っても、後書きで弄る事はもうしない。
だから今回が最後なのである。
沢山のコメントありがとう。
今度からは本編で主人公が弄れる様な事、この作品に対しての感想、または質問などを
送って欲しい。
本編に載せるものは、面白かったり作者が気に入ったモノを出す。
この小説に関係無くとも最近の不幸な出来事などを送ってもらえれば、ソレを弄らせて頂く。
質問には後書きで返答する予定。
そして、すでに送られた質問が一件。
使い魔をどうするか。
この作品は『ハイスクールD×D』の二次小説。
故に他のラノベキャラは出さない。
それが作者のポリシー。
というより、他の作者の方々でそういう事をされている方もいらっしゃるが、
本作者は彼らの様な見事キャラを作品に溶け込ます様な文才を持っていないので、
実力的に無理という見解に行き着く。
ご了承願いたい。
最後になったが………。
後書きが1600文字越える小説って何?
答え――駄作、つまりコレ。
どうも長々ありがとう。
これからもよろしくね。
コメント求む、ではさようなら。