なんやかんやで赤龍帝   作:黒鬼

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今回はギャグ少なめ。
コメントでヒロイン希望のキャラとの出会いその一。

まぁ、ダラっといきましょうや。


『なんやかんやで帰宅失敗』

 

 

 

 

 

 

 

「クケケケケケケケ! クカァカカカカケククコココクァ!」

 

「ごめん真面目に意味がわからない」

 

 

目の前には無駄に馬鹿デカイ鳥。

状況が分からない。

意味も分からない。

 

 

おかしい。

家に帰ろうと思い、魔法陣創って転移したはずなのに……。

 

 

『相棒、お前適当に魔法陣創っただろう?』

 

 

うん、それが何か?

 

 

『魔法陣とはその模様や文字に全て意味がある。

 相棒の様に適当に創って使用すれば………』

 

 

ほうほう、すれば?

 

 

「クカーカカカカカカ!!!」

 

『訳の分からん事になる』

 

 

なるほど、つまりはお前も状況がわかんねぇってことだな?

 

 

デカイ鳥、ここは怪鳥と名付けよう。

怪鳥さん、舌舐めずりをして俺に熱い視線を送っている。

なんだろう、この既視感。

俺ってそんなに美味しそうかい?

もはや視線というより死線である。

 

 

さすが読者に、

「上等な料理にハチミツをブチまけるが如き発想の小説」

と称されるだけはある。

作者にすら今後の展開が読めない。

 

 

最近は無理難題が俺の身に降りかかり過ぎだと思う。

 

 

『この小説を読んで、吹き出していた所を家族に目撃され、白い目で見られた。

 俺の信頼を返せ』

 

というコメントが複数。

元から存在しないモノを返せとは、なかなか酔狂な事をおっしゃるじゃないか。

だが、人間には不可能というものが存在するのを理解して欲しい。

 

 

ただでさえ、

 

『国語の小テストの問題に『現代で有名な作家の名を一つ挙げよ』というものがあったから、

この小説作者の名を書く』

 

という暴挙を起こしてしまったという、傍から見れば完全に教師及び国語という科目、

並びに正解として用意されていた作家さん達に喧嘩売っているとしか思えないコメントが届き、

作者が屋根の上から、

「私、鳥さんになる」

とFly awayするほど情緒不安定なのに、これ以上追い込まないで欲しい。

 

 

で、結局ココ何処?

 

 

『冥界の何処かで間違い無いだろうが……、かなりの辺境地だな』

 

 

まだ冥界出られてないんかい。

 

 

まぁ、そうだろうね。

空が紫だもん、こんな怪鳥、現世にいねぇもん。

何処かの島っぽいね、ここ。

 

 

どうすりゃいいのさ?

 

 

「悪魔に仇なす怪鳥め! この魔法少女レヴィアたんが滅ぼしてあげちゃうんだから!」

 

 

ちゅどーん。

 

 

爆ぜる血肉、響く爆音。

 

 

俺の目の前にいた怪鳥さん、突然の爆散。

俺はまともに返り血を浴びて、エライ事になっている。

血だけならまだイイが、ハラワタまで全身にこびり付いている。

なんか、こう、ブニョブニョである。

あ、コレ小腸かな?

 

 

「あら☆ 人間の子供がいるわ! きっと怪鳥に攫われたのね☆」

 

 

じゃあ、それでいいや。

 

 

「このレヴィアたんが来たからにはもう大丈夫よ☆」

 

 

そうだね、普通ならトラウマレベルの惨劇を目の前に作り出してくれるほどだもんね。

ソイツァ安心だぜ。

ところでアンタ誰?

 

 

話を聞くに、この人も魔王らしい。

何なんだ、俺のこの魔王遭遇率。

さっきバイバイしたばっかだぞ。

 

 

で、その魔王さんは子供向け特撮番組『マジカル☆レヴィアたん』の撮影中だったらしい。

ちなみに(幼い少年)が返り血を全身に浴びながらレヴィアたんに救出されるシーンも、

面白かったから使うらしい。

大したハングリー精神だ、後でたんまりとギャラを請求しようじゃないか。

 

 

「まぁ☆ あなた赤龍帝なのね!? レヴィアたんビックリ☆」

 

 

俺はアンタが魔王としてやっていけてるのにビックリだぜ。

 

 

まぁ、なんやかんやで色々雑談&自己紹介。

セラフォルー・レヴィアタン。

四大魔王の紅一点。

重度のシスコン。

妹の名前はソーナちゃん。

妹が可愛過ぎてヤバイ。

もし妹に何かあったらショックで天界に攻め入って滅ぼしてしまいそう。

 

『この前ソーたんが私の誕生日にお花で作った冠をくれたの☆

 もう可愛くって可愛くって思わず抱きしめてチューしようとしたけど、

 寸前で逃げられちゃった☆』

 

 

以上の情報からこの者を危険人物と断定。

何コイツまじヤバイ。

 

 

『相棒も大概イカレてるがな……』

 

 

うるせぇトカゲ、ウロコ剥ぐぞ。

 

 

で、コイツどうなの?

 

 

『ああ、確かに強い。 魔王というのも頷ける魔力だ』

 

 

俺より強い?

 

 

『何を寝言を言っているんだ?

 相棒は脳ミソが腐ってるんじゃないかと疑うほど理解不能な強さなんだぞ?』

 

 

つまりは俺に喧嘩売ってるんだよなトカゲちゃん?

誰が脳ミソ腐ってるだと?

腐ってんのは、さっきから精神世界で、

 

 

『魔法少女萌えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!』

 

 

と叫んで踊ってる先輩(ヘンタイ)でしょうが。

いきなりどうしたお前。

頭の発作かい?

 

 

アレか?

赤龍帝ってちょっと頭がアレな奴に宿るのか?

 

 

『生前はこんな奴じゃなかったのだが……、コイツに何があった……?』

 

 

俺が聞きたい。

今のところ、歴代赤龍帝は変態か馬鹿しか確認されていない。

 

 

ていうかソーナちゃんって、ねぇ?

まさか、そんな偶然が有る訳ないじゃんアッハッハ。

 

 

「ソーナちゃんってどんな子?」

 

「黒髪で超可愛くて眼鏡かけてて超可愛くてちょっと人見知りで超可愛くて、

 でも案外負けず嫌いなところもある私の自慢の超可愛い妹よ☆」

 

 

コレはツッコミ待ちだろうか?

私情と偏見が大多数を占めている。

まぁ、話を聞くに、さっきまで会っていたソーナちゃんで間違いない様だ。

デッカイ獣に襲われかけてたよアンタの妹さん、と言ったらとんでもない事になるだろう。

 

 

「にしても君は聞き上手ね! お姉さん感心しちゃう☆」

 

 

ツッコミが面倒なだけです。

やる事なす事ボケ倒しのあなたに反応するのは疲れちゃうのです。

ソーナちゃん、よくこんなお姉さんで我慢できるな。

尊敬に値する。

 

 

でもまぁ、この人も悪い奴ではないのは俺も分かっている。

言動はちょっとアレだが、色々と気遣ってくれている。

俺を退屈させまいと一生懸命喋っているのだ。

 

 

「ソーナちゃんは我が家のアイドル」

 

「ソーナちゃんは凄く賢くて優しい子」

 

「ソーナちゃんが可愛過ぎて食べちゃいそう」

 

「ソーナちゃんをレロレロしたい」

 

 

そろそろ殴ってもいいだろうか?

俺まで「ソーナちゃん最高」と叫んでしまいそうだ。

コイツは洗脳でもしたいのか?

 

 

また波乱の予感だぜベイベ。

 

 

 




もうコメントがとんでもない事に。
グレイフィアがダメなら、そっくりの妹をオリキャラとして出せ。
というコメントを見て、
いい案だと納得してしまう今日この頃。

フリード君TSを考えたあなたは恐らく精神を病んでます。
深刻な事態になる前に病院に行くことを推奨します。

木場とヴァーリのTS希望は何となく予想はしていた。

だが!
だがしかし!



サイラオーグと曹操TSってアンタ………。
しかも曹操さんヤンデレですか………。
作者、もうワケが分からなくなってきた。

BLを考えやがった腐趣味の御方はとっととホモサイトへお逝きなさい。

そしてロリコンが異常発生。
何これ怖い。


基本、この小説は作者の気分とノリと深夜テンションだけで書いているので、
細かい事はよく分かんないぜ。
偶にとんでもなく真面目なコメントを下さっている御方がいらっしゃるが、
スイマセン、なんも考えずに書いたモノなので………。
いやぁ、ホントにコメントというものはありがたい。

次回はセラフォルー編完結。
その後はイリナ。
その次は黒歌との出会いを予定。
多分クソ真面目にギャグをするかも?
それともギャグは少なめか?
その目でお確かめを。


そして最後にもう一つ………。








             この小説にエロはない!!!!!
            あるのはギャグ、それだけだ!!!!!

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