なんやかんやで赤龍帝   作:黒鬼

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二巻の内容が終わりました。
ええ、三巻の内容はまったく思いついておりません。
……マジでどうしよっか……。


推薦をまたまたしていただきまして、二回目の推薦は速攻で不評満載で隠されちゃいました。
せっかく推薦してくれたってのにね、作者の力不足で推薦者に申し訳ない。
でもまぁ適当に頑張っていきたいと思います。
なんやかんやですよね、人生は。

では、ダラっと行ってしまおうか。




『なんやかんやで一段落』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、さてさてさて、事が終われば後始末というのがお約束なわけで。

婚約はやっぱり破談になった。

まぁこれだけやらされて破談にならなかったらもう本気で暴れてやりますよイッセーくんは。

しかもお兄さんは今回の件がトラウマになったらしく、実家に引きこもっているらしい。

マスコミには好き放題叩かれ、

『フェニックス家三男、人間に負けて引き篭り!?』などという情報まで流されている。

情報統制はされたはずだけど、やっぱり全部は抑えきれなかったらしい。

魔王さん、お兄さんは擁護してあげなかったのね…。

まぁ世間的に見れば魔王さんの期待に応えられず、

人間の俺にシバかれたワケだから庇い様が無いってか。

 

 

今俺がしている事といえば、自室で妹メイドさんが持って来た新聞を読んでいる。

その新聞の名を〝冥界新聞〟……。

どうやら中二病患者の中二病患者による中二病患者の為に発行されている新聞らしい。

もう中二臭い名前を考えるのが疲れたのか、酷くシンプルかつ直球な名称である。

そしてその新聞の朝刊の見出しがコレ。

 

 

〝今代赤龍帝、ついにその姿を現す!〟

 

 

内容としては俺の容姿、今回の件との関連性、

俺の事細かな言動と魔王さんとの契約についての詳細である。

しかも魔王さんがインタビューされてて、

いつの間にやら俺が魔王さんと前々から知り合いで超仲良くて、

契約は前から交わしたいとはお互いに思っていたが、今回の事でそれがやっとまとまった。

そんな風に答えていた。

……確かに傍から見れば俺から魔王さんに望んで契約の件を持ち出したという様に見えるだろう。

だがしかし、それは最終手段であっただけだ。

自分から中二の世界に入りたいとは露ほども思っちゃいない。

結局は俺の存在は悪魔側についたと認識されているだろう、

しかもグレモリー家とは懇意な仲だとも。

そんでグレモリー家次期当主のリアスちゃんをかっぱらって行ったとも書いてある。

 

ねぇちょっと待って、何で俺達駆け落ちした的な事書いてあんの?

しかも俺の言ったとされる発言に「リアス姫は渡さない」……。

俺がお兄さんに向かって言い放ったとかなんとか。

………いやいや言ってねぇよ。

改竄してんじゃねぇよ、ただでさえ俺自身の中二発言によって黒歴史認定されてんだから。

ていうかこれ新聞だから広まってるよね、出版社何処だオイ、ブッ潰してやる。

 

 

貴族社会に引きずり出され、ご令嬢のお守役、その上貴族同士の婚姻の邪魔までしたし、

魔王さんと契約も交わした。

………注目の的には違いあるまい。

裏に通ずる貴族達は俺を邪魔だと思い、

下手すりゃ暗殺者でもプレゼントしてくれるかもしれない。

リボンを添えてお返ししたい所ではあるが、

そこら辺の処理は魔王さんの働きに期待するしかあるまい。

しかし全ては防げないと予想される。

縦ロールちゃん懐柔作戦は序盤もいいとこだし、

作戦成功までは自分の手で貴族共の魔の手から逃れなければならない。

俺に直接でなくとも、兵藤家に……、

つまりは父や母やアーシアちゃんにも矛先が向くかもしれない。

言っておいた方がいいだろう。

 

 

リビングに行くと父と母はテレビを見ている。

 

 

「面倒な事になるかも、巻き込んだらごめんね」

 

 

一応は謝っておいた。

彼らの事だ、心配などは杞憂に終わるのは分かりきっている。

だから心配しているのはそこじゃないんだ。

 

 

「お前まーた何かやらかしたのか、いっつも詰めが甘いんだよ」

 

「別に何しようがあんたがどうなろうが勝手だけどね、

 もしアーシアちゃんに何かあったら殺すわよ」

 

「………ちなみにどなたを?」

 

「下手人と原因」

 

 

要するにアーシアちゃんが傷一つでもつけられれば、

傷付けた本人と事の発端である俺を殺すらしい。

今、俺が心配しているのは俺の身だけである。

つまりは俺の生命を存続させるには、

死ぬ気でこの家にはその問題は持ち込ませないようにしなければならない。

でなければ俺の人生終了のお知らせが訪れてしまう。

母からは絶対に逃れられない。

魔王なお兄さんも厄介な人だったが、比べ物にならないのだ。

父は戦闘力第一なので、頑張れば逃げられる可能性がある。

だがしかし、母が相手ならそうはいかない。

まずはコチラの逃げ道を徹底的に潰し、頼れるツテを潰し、逃げる手段を潰し、

隠れる場所を潰し、にっちもさっちも行かなくなって動けなくなった獲物を、

罵り蔑み嘲笑う事によって精神を潰し、

最期に父をも超越するその圧倒的な戦闘力によって命の灯火を潰される。

搦め手とかそんな可愛らしいモノではない、敵対すれば死が確定なのである。

 

 

「絶対アーシアちゃんは守る」

 

「言ったわね、男に二言は無いんだから。 神や仏は裏切っても、この私には誓えるわよね?」

 

「我が命に代えても」

 

 

母の目がマジだった。

冗談抜きで命が掛かっているのである。

代えるも何も、失敗したらリアルに三途の川探検旅行が強制的に予定に割り込まれてしまう。

何故だか俺の発言を聞いていたアーシアちゃんが顔を赤く染めて俺を見ていたが、

俺はそれどころじゃない。

ガタガタと震えながら俺はリビングを後にした。

 

 

部屋に帰り、黒歌に抱きしめられながらベットに座る。

 

 

「結局魔王に良い様にされちゃったワケ?」

 

「うーん、ハメられた?」

 

 

リアスちゃんは自身が借りている家へと帰らした。

一先ず落ち着いて状況を整理したかったのだ。

ちょうど妹メイドさんも日本に来て、

これからはリアスちゃんと一緒に住んでお世話するらしい。

それならば安心かな。

ま、一段落もついたし、ゆっくりのんびり出来るってモンでしょ。

 

 

「お姉ちゃん、一つ気になる事があるの」

 

「んー?」

 

 

俺を後ろから抱き締めてすりすりしていた黒歌が急にマジなトーンで俺に言う。

どうしたのだろうか?

 

 

「ここまでイッセーは頑張った訳だけど、そのグレモリー嬢の事、好きなの?」

 

「は?」

 

「だって、ここまで誰かの為になる事をしたのって初めてじゃない? 

 お姉ちゃん、ちょっと妬いてるんだけど……」

 

 

今言われてやっと思い出した。

何故俺がこんなめんどくさい事に首を突っ込んだのか。

ゴタゴタしててそこまで頭が回らなかった……。

 

まず第一に、リアスちゃんが俺の部屋に来た時点で面倒事な雰囲気は察してた。

 

Q1 じゃあなんで介入したの?

A1 事案解決に貢献したらお金が貰えるんじゃね?って考えたから。

 

Q2 じゃあお金貰えるの?

A2 無理じゃね?

 

Q3 なんで?

A3 俺自ら望んで介入したと見られてるから良心で、

   もしくはリアスちゃんの事を想っての言動とか思われてれるかも。

 

 

結論、金が貰える要素が無い。

 

 

その残酷な結論に思い至った俺は三日間引きこもった、そして存分に寝た。

黒歌とアーシアちゃんに存分に甘やかされて慰められて立ち直り、久しぶりな気がする登校。

まさかの妹メイドさんの三学年への転入という衝撃的な事態が発生していた事には驚いたが、

匙達といつも通りふざけまくって一日を楽しみ、放課後へ。

オカ研の部室に行くと全員+αが揃っており、これまた久しぶりにリアスちゃんと顔を合わせた。

 

 

「……っ」プイッ

 

 

真っ赤なお顔で視線を逸らされ、他の部員は苦笑い。

そんな状況に俺は意味は分からなかったが、

俺はこれから起こりうる面倒事の気配を敏感にも察知。

貴族への対応、リアスちゃんの婿探し&お守り、アーシアちゃんの護衛、部員達への警戒、

妹メイドさんからの精神汚染対策、縦ロールちゃん懐柔作戦、

そして『ご褒美(暴力)だムッハァーーーー!!!』と精神世界で猛り狂う変態共の処理、

するべき事は山積みである。

 

 

………ああ、めんどくさい。

 

 

 

 

 

 

 

 





推薦をされたおかげか、前話からの感想が七十弱。
そのほとんどが変態、推薦からやってこられた読者も変態が多かったです。
ご覧あれ。
【一言】
シェルター…なるほど、つまり作者さんはシェルターの中で何者にも邪魔されず自分との愛を確かめ合いたいと、そうおっしゃりたいわけですね?分かりました、シェルターは私が購入しておきましょう、作者さんはどれくらいの大きさがよろしいでしょうか?自分としては狭い空間で作者さんとぴったりと肌を合わせたいところですが繊細な作者さんのことですそれではストレスが溜まってしまいます、ここはある程度の広さが必要ですね、あとは食事ですが作者さんが作ってくれるものならどんな料理でも美味しく完食できます。もちろん私も料理はできますよ?来たるべき作者さんとの同棲生活のために腕を磨いてきました、和食、中華、韓国、イタリア、オランダ、ロシア、ドイツ、スイス、インド、スペイン料理と学んできました。そのためにはキッチンも必要ですね。それでは早速作者さんとの生活のために必要な物を買いに行ってきます。
【一言】
ふむ……これは作ったは良いですが、組織が広がりすぎてもはや収集がつきませんね。何という恐ろしいものを作ってしまったのでしょうか……嗚呼、女神よ。御許しを、そして我が身をどうか裁いてください。周りにはもはやHENTAIしか残っていないこの世界に骨を埋めるのなら末期の時は貴女様の手でどうか……。いえ、高望みですね。たとえ、神の域にこの身が届かずとも末期の時まで貴様らととくと楽しもうではないか!さぁ、懺悔はしたか?祈りはすんだか?この身がたとえ細胞の一片になろうと私は貴様らと戦い続けるぞ!HENTAIよ!ALYYYYYYYYYYYY!!!
【一言】
やっと…やっと追いついたぁ!!あ、ども初投稿です推薦欄からなんだこれと見始めたのですが…いいじゃない?すごくいいじゃない!もんのすごくいいじゃない!!何ですか?黒鬼さんは文章と一緒にフェロモンも乗せているのですか?匂いで虜にするんですか?虜になりましたよ!もうやべぇよ!!虜にしてどうするんですか!放置プレイなの?放置プレイをして愉しんでいるの?そうなんでしょ!?こんな事をするなんてすごく、すごく…ィィ良いけど、偶に微笑んでくれたら、もう、ね言葉に表せないね。貴女になら私たちは24時間365日無償で働くと思う。金なんて要らない。貴女の笑顔だけで十分だよな。PS.兵藤一誠て黒鬼さんじゃない?そして過去の赤龍帝は俺らの寄せ集めじゃね?そうだったら俺ら一心同体?そうだったらいいなぁ
【一言】
やっと・・・・やっとあとがきに私のかんそうがのったぞーーーーーーーーーーーーごほん失礼した
しかしシェルターですか・・・・作者さん・・・シェルターに籠るということは誘拐してくださいと言ってるようなものですがどうなんですか?報告によりますとうちの部隊員の中に既存のシェルターなら貫き作者さんを誘拐できるという猛者がいますが・・・どうしましょうか?先の戦闘の報告ですが両者意地を見せ膠着状態になっています。現地指揮官によりますと今は両軍作者さんの居場所を特定しようと躍起になっています。居場所が判明次第敵に攻撃が再開されるようですので報告いたします。現状は両軍ともに作者さんを誘拐するための道具を作っているようなので・・・・工兵たちの後ろにオーラが見えますよ・・・研究施設に入って責任者に話を聞いてみますと皆作者さんを愛でるために色んな物を作っているようです最近では作者さん補足専用衛星を製作中だとか・・・そのせいで軍事費はうなぎのぼり状態ですよ・・・・・(´Д`)ハァ…おかげでうちの財政担当が悲鳴をあげてます・・・(財政担当者(>o<)誰か助けてウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!今回の戦争で消費した軍事費は7842兆693億7396万ですよ(;´д`)トホホ…いくらなんでも使いすぎだと思いませんか?
【一言】
更新お疲れ様です。一誠は周りからこんな感じで見られてるんですね。まぁ、みんなが一誠の魅力に気付いてくれれば良しとしましょう。手を出したりせずに近すぎず遠すぎない所から温かい目で見守って下さい。......一誠、作者さん、そして俺。三人の絡みはきっとみんなを満足させられるはず。見てるだけじゃ満足出来ねぇ!俺も参戦するぜ!という方々も大歓迎です。俺はドチラでもイケますから、いつでもウェルカムです。一緒に絡みあいましょう。では、次回ではた格好いい一誠を見れること、そしてそろそろ作者さんに会えるであろうことを祈りながらさようなら。
【一言】
黒鬼さんに伝えたいことがあります。僕は3年間ずっと悩んでいました。(今高校生)どうやったら母がおっ○いを揉ませてくれるかです。ですが、この小説を見てこう思いました。『揉ませてくれないなら、揉ませてくれる人(黒鬼さんとか黒鬼さんとか黒鬼さんとか)を作ればいいじゃん』とだから揉ませてくれないですか。(聖人のような微笑み)
【一言】
黒鬼さんのパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツぅぅぅぅぅぅううううううううう!!!ブヒィィィイイイイイイイイイイイイ!!!ハァ、ハァ。うへ、うへへ


……………なにこれ? え、ちょっと待って、なんでこんなことなってんの?
想像の百倍くらいヤバい奴ら増えてんだけど、いやいやいやいや。
いつの間にやら再び作者の神器『変態創造』の禁手、『猛り狂う変態達の宴(クレイジー・クレイジー)』が暴発した模様。
作者の意思関係なく発動するから困ったもんです、こりゃ新規の読者さんもビビるわ。
作者もビビったもん、友達に泣きついたもん。
まぁ変態だけじゃなく信者さんやノーマルな方も感想をいっぱい送ってくれてました。
ありがとね、うん、批判とかじゃない感想は嬉しいです。
そうです、精神的にもうアレなんでデレちゃいます、みんな大好き♡、とか言ってみたり?

次回は番外編。 イッセーくんと匙くんのおバカな話を書きます。
お楽しみに。



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