なんやかんやで赤龍帝   作:黒鬼

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えー、、偶に失礼な感想もありますが、作者の作品なので作者のペースで書きます。
展開が遅いだの文句があるのなら読まなくて結構。
嫌ならご自分で満足のいく作品でも書いてなさい。
他人の物語構成にまで口出すべきではありません、面倒な。

とも思えばあくまで作者の意向には反さないが出来れば改行が多いから少なめに…、
といったような丁寧なモノまで。
まぁこの人も最後には変態になってたけどね………。
申し訳ありませんが作者はPCのメモ帳に一旦書いて、それをハーメルンに書いてます。
なので作者のメモ帳に合わせた文章の書き方になってます、どう直しても全ての読者様に対応しようがありませんので、このままで行かせていただきたいと思います、ご了承くださいませ。

まぁ、モノの分別や常識を最低限弁えたご感想をお願いいたします。
作者がコレというほど常識や礼節を弁えている訳ではありませんが、
それでもこれからより良い作品を皆様にお届けできます様、何卒お願い申し上げます。

では、なんか固くなっちゃったんでダラっと行こうよ。




『なんやかんやで魔王の思惑』

 

 

 

 

 

 

 

 

私――サーゼクス・ルシファーは歓喜していた。

冥界でも希にでしかなかったが、噂にすらなっていた彼――兵藤一誠(赤龍帝)が我が手の中に収まるという事に。

 

 

〝赤龍帝が現れたらしい〟

 

十年ほど前から流れていた噂だ。

SS級はぐれ悪魔を討伐しに人間界へと赴いた上級悪魔とその眷属が、

赤龍帝に殺されたと聞いた時はやはり兵藤くんの事が頭をよぎったものだ。

その事をきっかけにチラホラと赤龍帝に関する噂が出回り始め、

密かに調査隊なるものまで組まれた事すらあった。

 

 

昔、リーアが幼かった時に助けてくれた兵藤くん。

その時に一度会っただけであったが、どうも印象強く頭に残っている。

年の割に落ち着いていて物静か、口数は少ないがかなりのマイペースだったと記憶している。

彼の素性について聞く際、彼は何事もない様に、

まさについでといった風に赤龍帝である事をカミングアウトした。

 

子供の世迷言で切り捨てられれば楽観視出来たのではあるが、

魔獣の森の主を完封した事をグレイフィアから聞いただけに、そうもいかなかった。

グレイフィアは過大評価も過小評価もしない、ただ淡々と事実のみを報告してくれる。

彼女の証言ほど信用できるモノはそうは無い。

そんなグレイフィアの言葉だ、信じざるを得ない。

故に彼女が兵藤一誠は赤龍帝だ、という言葉を疑う余地は無かった。

 

 

それからリーアとはちょこちょこと連絡をとっていた兵藤くんであったが、

年を重ねる毎にその頻度は減り、やがては連絡すらとらなくなった。

せっかく赤龍帝とのコネクションが出来たのにと密かに喜んでいただけに、

今回の出来事は嬉しく、そして予想外だった。

全くもって嬉しい誤算だ。

 

 

彼がこの婚談に手を出してきたと聞いた時、私は笑みを抑えられなかったものだ。

リーアも喜び、何より彼が私の手に入るかもしれない。

私は悪魔だ、故に強欲だ。

一度欲しいと思えば我慢などあまり出来ない。

赤龍帝だということもあるが、それ以前に個性的な彼自身を私は気に入っている。

 

前々からどうやって悪魔に関わらせ、こちらに引き込むか試行錯誤していた矢先だったのだ。

これを喜ばずしてなんとする。

彼はリーアの事を好いているのだろうか。

いや、彼はその手のことに関しては鈍感そうだ。

グレイフィアのプロファイリングの結果、彼の父に似て女遊びはよくする様だが、

これといって特定の女性は見繕わないらしい。

 

悪魔や堕天使は他の者を誘惑する生き物だ、故に美男美女が多い。

そして身内贔屓しなくともリーアは女性としては魅力的だと思う。

性格も良く、多少我が儘な所もあるが、一度決めたら一途に尽くす子だ。

妹に取り入らせる、というと言い方が悪くなるが、

彼とのコネクションを築く事を考えれば、という感じだ。

リーアには悪いが、今後の悪魔社会の為に彼とは仲良くしてもらえるとありがたい。

それほどまでに赤龍帝の価値は高いのだ。

彼とのコネクションはやり方は多少強引にでも結んでおきたかった。

それが今回の件で予定が大きく狂った。

 

 

交渉という彼のイメージに合わない手を使ってきた事には手を叩いて笑ったが、

私をダシにライザーを窘めたと聞いた時は思わず涙が出るほど笑い転げたものだ。

私の事を知っていて尚、私をダシに使う者など後にも先にも彼だけだろう。

グレイフィアはその事に眉をひそめていたが、私としては大いに結構だ。

それだけ肝が座っているという事だ、

もし彼がリーアの婿になるのならそれくらいの度胸は欲しいというものである。

 

そしてリーアはゲームに負けてしまったものの、彼からの手紙には思わず感嘆の声が出た。

若いながらも、よく先を見て行動している。

ゲームが()()()()()〝私と契約したい〟という手紙を出した所が肝だ。

リーアが負けた時の保険として、

負けなくとも契約だけ結び願いを提示しなければ対価は要求出来ない。

私が少なくともこの件に関してリーアの敵ではない、

という事は早い内から見越していたのだろう。

そして彼の赤龍帝だというアドバンテージを加えれば、私が契約に乗る事はほぼ確定的だ。

その上彼は契約成立時、(魔王)という後ろ盾を得る事ができ、多少の無茶も効くようになる。

貴族同士の婚約を邪魔しようというのだ、ならば強力な後ろ盾は必要不可欠。

貴族は煌びやかな表と冷酷な裏の二面性を併せ持つ。

その辺も考慮しての事らしいが、私をも巻き込むとは面白い。

さらに契約が成立すれば、リアスは彼のモノとなる。

つまりはもう婚談を持ち込まれないという事だ、なんとも上手い手である。

彼がどう動くか気になったので、

彼が介入した時点で私は手を出すのを意図的に抑えていたのだが、

こうして強制的に当事者へと引きずり出された事には素直に驚いている。

しかし彼はその手腕をもってしても、立場上私に下手に出ねばならない。

 

 

私には好条件過ぎるものだ。

振り回されたことも事実だが、それ以上にメリットが大きい。

頭はよく回るようだが、如何せん経験が少ない。

私やグレイフィアに一泡吹かせるにはまだ幼すぎる。

自分が動くばかりでなく、他者を動かすのが大人のやり方だ。

全くの外部から横槍を入れさせ、そこから介入して漁夫の利を得る、私ならそうしていた。

若いからこそ、どうしても自分主体で考えてしまうのだろう。

詰めは甘いといえども、私達を相手にここまで立ち回った事は称賛に値する。

将来が楽しみだ。

 

 

まぁ、彼の講じた策も彼が赤龍帝として相応しい実力がなければ、

これまでの策は何の意味も持たないのであるが、

彼が婚約披露宴会場に突撃し、私の前に来た時に確信した。

――この子は強い。

体から滲み出る魔力の質と量、赤龍帝を宿す故の龍の波動、魂から沸き立つ強大無比な輝き、

そして何を考えているか分からない眠そうな顔付きをしているが、

その眼の奥で燃える確固たる意思の強さ。

ああ、この子は欲しいな。

そう感じざるを得なかった。

可哀想ではあったが、ちょうど彼を測るにうってつけのライザーを利用させてもらった。

この闘いを皆の前で見せ付ける事によって、他の貴族が口を挟む余地を完全に排する。

私が望む対価はまだ決めていないが、夢が広がるというものだ。

こういう所がグレイフィアに子供の様だと言われる所以だろうか。

 

 

会場の真ん中の空間を湾曲させ、即興で作らせたバトルフィールド。

その中で対峙している兵藤くんとライザー及びその眷属。

片や人間の男の子一人、片や公式レーティングゲームでも好成績を修め、

タイトル奪取も期待されている若手のエース。

会場の皆は出来レースだ、と半ば呆れているが私はそうは思わない。

どんな展開を繰り広げてくれるのか。

 

 

さぁ、若き赤龍帝よ、私に君の真価を魅せてくれ。

 

 

 

 

 

 

 




ええ、話進んでませんけど、これ入れないと次の次の話が纏まらないのよ。
タグに入ってる成分もちゃんと取り入れていきたいし?
うん、そんな感じで次回は作者の苦手な戦闘シーン、大丈夫かな…。

【一言】
感想よ!は変態(わたし)は帰って来た!以前にミルたんを使い魔に推薦するも儚く散った・・・・・・だが、変態(わたし)は不滅である!そして気がついたのだ、使い魔化が駄目なら作者×ミルたん×イッセーのカップリングにすれば良いと!!変態製造神である作者と魔法漢女(まほうしょうじょ)であるミルたん、厨二龍帝であるイッセーでオーバーレイ的な何かを構築して作者様は変態の神となる!!

ならねぇよ! なんか作者の思い描くイッセーくんと読者様の思うイッセーくんの像が違う…。
初期の方からの変態読者だとお見受けするが、そなたはまだ甘い。
この小説、もう投稿し始めて一年になったが、今まで送られてきた約1800弱の変態感想は日々進化し続けている。未だにカップリングを議題に出すなど古いわ!
今を生きる変態というのはな――、

【一言】
更新お疲れ様です。怒った一誠も素敵ですね。思わずムーンウォークしながら進路を変更しそうになりましたよ。なんとか気合で持ちこたえました。今も作者さんに向かって一直線に進んでいます。俺の愛の前には(ムーンウォークしてるから後ろか...?)障害物など無いに等しい。全て蹴散らしてくれるわ!!後もう少しで会える気がしますね。それにしてもムーンウォークしてる人を見かけたら通報しなさいなんて、わかりますよ。そうすることで騒ぎになり、見つけやすくなるということですね。そうして俺が連れて行かれそうなところで、作者さんが俺に後ろから抱きつきながら「この人は私の大切な人です...」、そう囁いてくれるんですよね。作者さんなりの運命の出会いの演出ですね。とても嬉しいです。作者さんがそんなに俺との出会いを待ち望んでいてくれるなんて。うおぉぉう、興奮してきましたね。では、ムーンウォークで街を闊歩しながらさようなら。

こんな感じで本編なんざ無視して作者を精神的に追い詰めてくる奴だよ!
もうヤベェよ、頭の中どうなってんだよ、どんだけ妄想力高いんだよスゲェよ、スゲェ怖いよ。
お巡りさんちゃんと仕事しろよ、こんなんだからストーカー殺人とかが起きちゃうんだよ。
という事で街でムーンウォークして歩いてる人を見かけたらすぐさま機動隊を呼びましょう。

はい、完全にこの後書きをなんだと思ってやがるテメェと感じてしまう様な、全くこの小説にも作者にもましてやハイスクールD×Dに関係ないような相談を書いてくる人もいます。そんな内容ならせめてメッセージ飛ばせや、感想という言葉の意味を辞書で引きなさい。まぁせっかく送ってきたんだから答えるけどね? もうユーザー名からして自分が女々しいと認めちゃってるよね。半分諦めてるもの、だから仕返しやお礼参りしても反撃されない怖くないと思われちゃうんじゃないでしょうか?武道でもしなさい、喧嘩強くなるとかどうでもいいから心身共に鍛えなさい。武道は人格完成を目指し肉体と精神を鍛え上げ健全な人間の道を極めんとするモノです、それはどの武道でも同じ筈。相手が複数人とか関係ありません、耐えなさい、大人になりなさい、そして作品自体の内容について感想を書けるようになってから出直しなさい、話はそれからです。

えー、長くなりましたね、しかしちょっと意味の分からない感想もありまして。
後書きは確かに長いですが本編の文字数を超えたことはありません。一々調べてもないのにしょうもない事書かないでください、気に入らないのであれば後書きなど読み飛ばしてもらっても結構。
今回は前書きでも後書きでもキツイ事書いてますが、これを機に読むも読まないもご自由に。
評価を下げようが何をされようが作者的には痛くも痒くもないのでどうぞです。

はい、次回はやっとこさ戦闘シーン。
ちゃんと書けるか心配ですが、まぁそこはなんやかんやです、ではまた次回。

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