なんやかんやで赤龍帝   作:黒鬼

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これでこそ『なんやかんや』だってなギャグが久々に書けました。
いやー、そうだったそうだった、ギャグってこう書くんだったよ、思い出した。

今回はギャグと思わせてシリアス……、と思わせてやっぱりギャグです。
さてさて、魔王さんは癖者です。

それじゃ、ダラっと行っちまっうぜ。



『なんやかんやで契約条件』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、君のモチベーションを上げる為にも、契約成立時の話をしよう」

 

 

魔王なお兄さんは相変わらず笑顔で言う、まるで当たり前の事の様に。

その言葉を聞き、周りの人達大慌て。

やっぱり業界のトップが、

彼らからすると何処の馬の骨かも分からない俺と契約を交わすのは面白くないのだろう。

 

 

「ま、魔王様!? 本当に契約を交わすおつもりで!?」

 

「うん? 彼がもし本当に赤龍帝ならば、

 我ら悪魔陣営に招き入れることはかなりの戦力増強となるでしょう。

 それこそ、神をも屠ると言われたその力の矛先が我らに向かないだけでも、

 私としては利が有ると踏んでいるのですが、違いますか?」

 

「い、いえ、決して魔王様のお考えを否定するつもりは無く……」

 

「そして彼との契約内容によれば、かの赤龍帝と協力体制を敷く事ですら叶う。

 私はこの機を逃すのは惜しいと考えているのですよ。

 ならこの場で、彼が如何程の力を持っているのか、その力は我らの糧と成りうるのか、

 見極めたいのです。 何か……、不都合でもお有りで?」

 

「めめ、滅相もありません!」

 

 

自らの地位と発言力を駆使して、敢えて正論を水増しし、相手に反論の余地を与えない。

そして優しく柔らかく疑問形で問いかける、決して相手を問い質したり糾弾をせず、

意見を取り入れる姿勢で。

えげつないね、やり口が。 向こうが否定や反論出来ない事を見越しての手なのだ。

やっぱりこの手の勝負は向こうの方が俺よりも数枚上手だ。

場馴れしてるし、考えも広く深い。 何より経験が豊富なのだ。

ふむふむ、俺ってばまだお子ちゃまなのかぁ、ちょっぴし悔しい。

 

 

「さぁ、兵藤一誠くん、君は何を私に望む? 欲するなら、何でもあげようじゃないか。

 地位か名誉か、権力か金か、それとも絶世の美女かな?」

 

 

――お金頂戴。――

 

危うくこの言葉が光の速度で口から出そうになった。

何とか気合で飲み込んだけど、こんな場合でも我ながら現金な男である。

まさに文字通り、現金な奴。

だってねぇ、中二って言っても業界のトップなんだから、

どれほどの金をキャッシュで用意できるのか、気になるじゃない。

足元見てみたい気もするってもんでしょー。

 

 

『しかし、それ相応の対価を払う必要があるぞ?』

 

 

十億くれるなら靴でも舐めるよ俺は。

 

 

『プライドは無いのか!?』

 

 

馬鹿め、高価なプライドだからこその十億なのだよ。

一千万二千万なんていう端た金じゃあ俺の舌は動きませんぜ。

 

 

『そこは〝いくら積まれても無理だ〟くらいは言って欲しかったな……』

 

 

よーく考えよー、お金は大事だよー。

金こそ正義、金こそ力、金こそ全て、金さえあれば何でも出来る。

お金、なんとも心惹かれる魔法の言葉。

流石、中学の時の渾名の一つに〝守銭奴〟と言われていただけはある。

 

でもでも、今回はちょっと我慢。

お金は欲しくて堪らないけど、手にする機会はまたやってくる。

今この時じゃないと手に入らないモノを手に入れる、その為に俺はここまで来たんだ。

 

 

「女が欲しい」

 

 

サラッと言ってやった。

「そうか」と呟き、少し、ほんの少しだけ顔をしかめたお兄さんは少し思考する。

 

 

「どんな女性がいいかな? 可愛らしい女性、綺麗な女性、妖艶な女性……。

 選り取りみどりだよ?」

 

「じゃあ、あの人」

 

 

俺は指差した。

間髪入れず、何も迷わず俺は指差した。

真っ赤な紅色の髪を結わえ、透き通るような純白のドレスを着飾った、

瞳に不安と困惑を映す、あの人を。

 

 

「なるほど、我が妹リアスをご所望かい? リアス、こちらへ来なさい」

 

 

お兄さんは再び笑顔に戻り、リアスちゃんを手招き。

綺麗な眉を潜め、こちらを揺れる瞳で見るリアスちゃんはゆっくり近づいてきた。

 

 

「……イッセー……、どうして…………?」

 

 

消え入る様な声で、リアスちゃんは俺に問いかける。

今にも泣きそうな顔で、それでも必死に泣かまいと我慢してる笑顔で、俺に問いかける。

不安と絶望と、ほんの少しの希望が表れている様に、胸の前で祈る様に手を重ねている。

目元は泣いた証拠か、少し赤く腫れている。

肩も僅かに震え、見るからに……、衰弱している。

 

〝どうして?〟

 

どういう意味合いなのだろうか?

俺がここに来た理由か?

俺がリアスちゃんを所望した理由か?

そもそも俺がこんな事をしている理由か?

 

恐らくは全部ひっくるめての〝どうして?〟なのだろう。

そんなのは俺にも分かんない。

自分でも分からなくて、理解出来なくて、悩んで焦って、父に喝入れられたのだから。

この気持ち、どう伝えればいいのだろう?

正確に精密に、伝えきるのは不可能だ。

なら現状分かりきっている事だけでいい、少しでもいいから、リアスちゃんに届けばいい。

 

 

「俺にも、損得勘定だけじゃ割り切れないモノがあるみたい」

 

 

リアスちゃんの方を見て、俺は小さな声で言った。

まるで信じられないモノでも見た様に、リアスちゃんは目を見開き、

見開かれたその大きな眼からポロポロと大粒の涙を零しながら、

その場にぺたんと座り込んだ。

 

頭でも撫でてやった方がいいのだろうか、と考えていた所、

本来の今日の主役であるはずのヤンキーお兄さんが、

ズカズカと大きな足音を立てて近づいて来た。

 

 

「貴様、人間! 招待状も持たず何をしに来た!

 交渉代理人の役目は終わっただろう! ならお前はもう関係無いはずだ!」

 

 

まったくもって正論である。

しかも主役を差し置いてあんなド派手な登場をした挙句、魔王と契約の話をする。

お兄さんが怒るのも無理はない。

でもでも、もう俺は引けないんだ、ごめんね。

一度出したモン(言葉)、引っ込めたら男が廃る。

 

 

「うん、交渉代理人としての兵藤一誠はその役目を終えて、舞台を降りた。

 だから今は、何の肩書きも持ってない一人の人間として、お兄さんに喧嘩売ってるんだよ」

 

 

明確な戦線布告である。

くっさい台詞である。

自分で言ってて恥ずかしいやら背中がむず痒いやらで大変なのであるが、

きっちりと一から十まで言わないとお兄さんは分からない。

俺何でこんな面倒で恥ずかしい事やってんだろう、

という疑問は全て終わった後にゆっくりと考えよう。

今は事を成す為に、思考を本件に集中させる。

 

 

「ふむ、それならばライザー、どうかな? 

 彼、兵藤一誠くんの力、君が試してやってくれないか?

 フェニックス家の才児、タイトル奪取も間近と言われる君とその()()の力、

 リアスと私の前でその力を今一度見せてくれるかな?」

 

「お兄様! イッセー一人でライザーとその眷属の相手をさせるおつもりですか!?」

 

「何の問題があるかな? 彼は赤龍帝、神滅具を持つ選ばれし者だ。

 人間と悪魔という種族間のアドバンテージが有ったとしても、

 神滅具の力はそれを十分補えるだろう。

 そしてリアス、君は今契約対象の望む品でしかない、口を挟める立場ではないんだ」

 

「…そんな、……それではイッセーが……」

 

 

厳しい事を言ってはいるが、何一つとして間違ってはいない。

敢えて口に出して、咎めることで自らの立ち位置を再認識させている。

精神的にはくるモノがあるだろうが、そうしなければリアスちゃんは学べない。

随分と妹想いな兄ですこと。

 

 

「いいでしょう。 サーゼクス様に頼まれたのなら断れるわけもない。

 このライザー、身を固める前の最後の炎をお見せしましょう!」

 

 

ヤンキーお兄さん、スッゴイやる気、いやいや殺る気である。

ギラギラとした眼を俺に向けている。

やだ、そんなに熱い目を向けないでよ、野郎に見つめられても嬉しくないもん。

いやしかし、このお兄さんもイイ言葉を使ってくれた。

最高権力者(魔王)に頼まれたと言った。

これで彼が勝てば、彼は魔王の頼み事を見事完遂し、期待に応えたという印象を付けられる。

縦ロールちゃんの入れ知恵かな?

まぁ何はどうであれ、負けるつもりなど微塵もない。

最後が最期にならない様に気を付けな、にやり。

 

 

「おい人間、いや、こんな場になったんだ、名前で呼ぼう。 兵藤一誠、だったか?」

 

「うん」

 

「お前には何度か煮え湯を飲まされたが、まぁそんな事は水に流そう」

 

「煮え湯だけに水? ぬるま湯ってか? しょうもないよ?」

 

「真面目に聞け!」

 

 

ふざけたら怒られた、ぐすん。

 

 

「こんな事になったからには手加減はせんぞ。 俺の婚約を邪魔した事、後悔するんだな」

 

「水に流せてないじゃん」

 

 

彼にはやっぱり、もう少し日本語のお勉強が必要らしい。

 

 

なんやかんやで急遽、バトルフィールドとやらが会場の中央に作られた。

周りには強固な結界が張ってあるらしく、どんだけ暴れてもモーマンタイと言われた。

ホントかな、ウチの両親が暴れたら絶対持たないと思う。

ド真ん中に対峙する俺と、お兄さん&取り巻き十五人。

縦ロールちゃんも戦えるんだなぁと変な所で感心。

 

フィールドの周囲をぐるりと囲み、好奇の視線をぶつけてきてる野次馬共。

オカ研部員とかソーナちゃん、それとリアスちゃんと魔王さんは椅子に座って見てた。

ちなみにヤンキーお兄さんとは被るから、呼び方は魔王さんで統一することにした。

 

 

俺と対峙しているお兄さん、何故かこちらを嘲笑う様な表情である。

 

 

「赤龍帝、か……。 …〝赤龍帝の籠手〟は神滅具の一つだ。

 確かにソレは凶悪で最強の無敵神器の一つとして数えられる。やり方次第じゃ、

 俺どころか魔王も神も倒せるだろう」

 

 

にやにやしながらベタ褒めってキモイんですけどやだー。

ていうかそんな感じにハードル上げられちゃってますけどドライグくん。

 

 

『あの男、中々分かっているじゃないか。 理解のある者を無闇に潰すのは惜しい。

 どれ、手心でも少し加えてやったらどうだ?』

 

 

何時になく上機嫌なドライグ。

確かにコイツが褒められたのって初めてなんじゃない?

そう思っていると――。

 

 

「お前の他にも過去に使い手は数えるくらいだが、存在した。

 だが未だ、魔王退治も神の消滅も成された事はない。 この意味がわかるか?

 その神器が不完全であり、欠陥品であり、

 使い手も使いこなせない様な弱者ばかりだったという事だ! そしてお前も例外じゃない! 

 こういう時人間は〝宝の持ち腐れ〟〝豚に真珠〟と言うのだったか!?

 カスがカスを持っていたとしても、これほど意味が無いモノは無い! コイツは傑作だ!」

 

 

ゲラゲラと馬鹿みたいに大笑いするお兄さん。

怒ったり、自慢したり、焦ったり、爆笑したり、大変忙しそうな人である。

情緒不安定過ぎる、誰かお医者さんはいませんかー?

 

 

「日本語、少しは勉強したんだね、偉い偉い。 

 だからついでにお兄さんみたいな人の為の諺を教えてあげるね?」

 

「なんだ? 美辞麗句でも述べるつもりか? ふんっ、そんなものは聞き飽きたさ」

 

「〝馬鹿につける薬はない〟」

 

「んだとコラァ!!!!!」

 

 

言われるばかりではムカつくので少しだけ言い返してみた。

しかしドライグくんよ、さっきからダンマリだけど、どうしたのさ?

 

 

『……さぁ相棒、愚かしくも龍に楯突く哀れな小鳥を墜とそうじゃないか。

 ………ふふふふふ、殺せばいいのさ、ああそうだ殺してしまえアハハハハ、

 全部殺してしまえばいいんだ!』

 

 

とんでもなくキレていらっしゃった。

上げてから叩き付けられる勢いで落とされたから、凄く禍々しい雰囲気を纏ってる。

もう勝手に左手に籠手が出現してきて真っ黒い瘴気をドロドロと垂れ流している、怖い。

先輩達に助けを求めたが、

『罵倒されるんなら野郎じゃなく美少女がいい!』とご立腹だったので諦めた。

おいおいおいおい、ちょっと待ちなさいよドライグ。

あんな安っぽい挑発に真正面から乗ってどうすんの?

大人たる者、ガキの小言なんか笑って聞き流してやるくらいの器量がないと。

だからね、あんなもんは好きに言わせておけば――。

 

 

「まぁ、そんなゴミクズ神器しか取り柄を持たないお前如きが女を囲えるはずが無いな!

 俺を妬んでいちゃもん付けたくなる気持ちも分かるというものだ、

 配慮が足りなくてすまなかったなぁ! 

 ふははははははははははははははははははは!!!!!」

 

 

……さぁドライグ、魂の欠片さえも残さず完全無欠に消滅させてやろうじゃないか、えぇ?

 

 

『よしきた、それでこそ相棒だ』

 

 

取り敢えず、フルボッコは確定。

マジぶっ殺す。

 

 

「開始して下さい!」

 

 

バトルを取り仕切る人の合図が今、告げられた。

後悔しやがれお兄さん、俺を怒らせた料金は高いのだ。

 

 

 

 

 

 

 





ライザー、無茶しやがって。しかし彼ならやってくれると信じてました。
イッセーくんを怒らせれる人は少ないです。
彼は誇ってもいい、なんなら記念碑立ててもいいレベル。
さて、ここで一つ感想を。
【一言】
えと、どうも初めまして。昨日この作品を読んだのですが面白くて全部読んじゃいました!独特なイッセーくんが可愛くてカッコいいです!これからも応援します!どうやらこの小説の後書きを読むかぎり作者さんにセクハラをしなきゃいけないらしいので……いきます。す、好きです!これからも執筆頑張って下さい!

はっはっは、このぐらいでセクハラなど、可愛いもんじゃないか。
いいかね、本当のセクハラというのはだね。

【一言】
この作品は少子高齢化ならぬ少子変態化が起こる作品だと思うんだ。たとえ中学生だろうと小学生だろうとこの作品によって新しい扉を開くんだ。新しい扉を開いた子供達は変態に生まれ変わりそして世界中が変態で埋め尽くされると思うんだ。だから黒鬼さんもっと作品を投稿して我が同士達を生み出して!変態万歳!現在中2 小4くらいでこの作品に出あえていたら良かったのにな~残念!まあ応援しているのでこれからもたくさんの変態を生み出してください!よろしくお願いします!p.s.黒鬼さん×イッセーきゅん×俺がいいな~俺は攻めも受けもOKだよ~ずっと待ってまーす早めにきてネ

………こういうのをセクハラと呼ぶのさ。
どうも、もう感想欄見るときに悟りを開いたような達観した表情をしているらしい作者です。
もうすごいよね、変態達の猛攻が止められない!
さて、この小説の感想欄には様々な人種がいますが大まかに分けて変態かノーマルの二つでした。
しかし最近になってもう一つの勢力が拡大してきています。
そう、それは………。
【一言】
1日100回私めは神に祈りを捧げております。しかし、信者(リアル)はいまだに二桁……信仰が足りないのかと苦悩する日々が続いております。すると最神話(誤字にあらず)に郷に入らば郷に従えという人の世の格言が書かれていました。私は変態の道へと進まなければならないのでしょうか?
考えに考え抜いて得た答え。それは否でした。私が求めるのは究極的な信仰!見返りなど求めない究極の奉仕精神!神に仕えることのみが私を人間という種を越え、更なる境地へと誘うことだと。変態紳士、淑女の皆様が神への情愛で人を越えるのならば私は、神への献身で人の壁など越えてみましょう!限界など打ち破って見せましょう!私は人という枠を越え、神に近づきましょう!そして、いつかは同じ領域に至っても尚、貴女に頭を垂れましょう!それが貴女の信徒たる私の本懐なのだから!!!-追記-私は作者を愛し、その愛を自制できる変態を擁護しますが、ただ自分の欲求を優する変態を許すことはありません。言葉が足らず、貴女を不安にさせた罪如何様にも罰してくださいませ。

はいそうです、信仰です。もうなんか黒鬼教なるものがガチで発足しそうです、大丈夫かコレ。
なんかね、彼の感想の文章が凄く丁寧かつ綺麗で、思わず「凄い」と思いました。
絶対、文章力とか表現力とか高いよねこの人。
リアルでふた桁も信者作ったって影響力もあるんかい。 もう教祖だよ完璧。
という事で黒鬼教の方針は〝好きなように突っ走れ〟です、なんて言ってみたり。

それと前回質問に答えようと思っていたのですが、すっかり抜けておりました。申し訳ない。
答えますね。 内容は〝面白い作品を書くにはどうすればいいか、コツはあるのか〟でしたね。
……………、こういう質問って面白い作品書く作者さんに聞くんじゃないの…? 
この作者でいいの? もう嬉しいし恐縮だし、でも作者なりに調子に乗って答えます。
まず他の作品のパクリにならないようにする、自分が後から読んで笑える様なモノを書く。
作者はこんな事に気を付けてます、あ、あと地の文は多めに書いた方が上手っぽく見えます。
台詞ばっかりってのはダメって聞いたことあります。こんな感じで勘弁してください。

長くて申し訳ないんですが、一つ注意書きを。
イッセーくんはチートではありません、チートというのはズルとか騙すって意味らしいので、
特殊能力とか貰ってないイッセーくんはチートではないんじゃないかと思います。
敢えて表すならチートレベルといったところなんじゃないでしょうか?

最後にこの人で締めましょう。
【一言】
更新お疲れ様です。後書きの最後の方は色々ヤバいですね。俺なんてまだまだだと実感しました。これからも日々精進していきたいと思います。ブレーキ・停止・後退ですか、怪我をしないように速度を落として、その場で一度立ち止まる。そして後ろから近付いて来ている作者さんに向かってムーンウォークで近付いてこいと、つまりはそういうことですね?二人が出会えた暁には俺の背中に作者さんが抱き付いて来てくれる訳ですか。それを想像すると今からドキドキが止まりません。お義兄さんのパンツですか。それをフェイクにして中にはお義兄さんが盗撮した作者さんのあられもない姿の真がある訳ですね。分かります。作者さんと俺が出会った時に受け取りたいと思います。忘れずにお義兄さんから受け取っておいて下さいね。では、作者さんが背中を見て俺だと判断出来るよう、ムーンウォークを完璧に仕上げる為の特訓をしながらさようなら。

ムーンウォークしてる奴を見かけたら直ちに通報を!
ではまた次回、さようなら。


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