なんやかんやで赤龍帝   作:黒鬼

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今回は前書きを書く。
後書きの分を前書きに書いてみる。
初めての試み、ちょっと後書きだと都合が悪いのだ。
まぁ、内容変わんねぇし、いいでしょ?

まず初めに……。
『この小説の作者はキレない』
という認識を持たれている事について。
みんな面白い感想を送ってくれるのに、怒る事は無いだろう。
と、ここで書ける程の器なら良かったのに。
偶にイラッと来るコメントもある。

とある不思議な読者がいる。
毎回毎回、感想のベクトルがガラリと変わっているのだ。

『主人公の将来の職業 アジア人ラッパー。 一生ディスすりまくれるからお似合い』

意味が分からない。
え、どういう事?
真面目に考えて、真面目に理解不能なコメント。
コレが一発目。

『で、ペットはケツを開発されたホモ野郎とアル中のビッチに閉所恐怖症の神でいいよ?
 ついでにこの作品でストレス障害になるであろう作者さんも投入すれば完璧だろ? な?』

ああ、コイツ、病気なんだなぁ。
二発目がコレ、何がどう完璧なのかサッパリ理解出来ない。
この作品に読者が何を求めているのか、コイツのせいで訳が分からなくなってきた。

三発目は自分で考えたキャラ設定を送ってくる始末。
なんか、この人だけ楽しみ方が変な気がする。
作者、今まで何にも言わなかったから、ドンドンと変態のドツボに……。
ちょっと本音言わせてもらおうか。

作者が作っている作品なのだから、設定ぐらい作者が決める。
確かに行き詰ったり、読者の意見取り入れようとするのはよくあることだ。
だが、そこまで手を出されたら作者側はやり辛いったらありゃしないのである。
そんなに自分の案があるのなら、自分で書いて投稿すればいいと思う。
元から考えていた構想と若干被っていたりしたら、
「あ、俺の意見採用してる」的な感じになるのは、大変遺憾なことなのだ。
そこら辺を良く理解してもらいたい。

ちなみに送られてきたのはイッセーの両親の設定。
それは既に考えられており、今話から本格的に掘り下げていく。
だから本編を読む前の前書きで書いたのだ。

イッセーの、彼の両親は原作同様、一般市民なのだ。
普通で普通なお父さんお母さんなのだ。
そんなイカレたキャラなどでは断じてない。
お前、変なトコまでしゃしゃり出てくるな、ホントやり辛い。

あー、イライラする~。
そう思って下へとスクロール。

















【良い点】
小説の書いてもいい基準を知る事が出来ました。
そして作者様と読者様方の結束の力を思い知りました。
これが絆の力……。
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【悪い点】
後書きとオマケの方が面白いと言われた事を思い出してしまいました。
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【一 言】
いつかこんな二次創作作品を書いてもらえるような小説を書いてみたいです。


ツンデレかァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?
お前ホントに同一人物!?
何気に一番嬉しいかもしれない内容だぞオイコラ!?
何があったの!? 頭でも打ったの!?
それとも、この一連のやり取りは作戦の内!?
作者は手の平の上で弄ばれてたのかぁぁぁぁぁぁぁぁ!
ヤバイ、作者アンタの事ホントに分かんない!
怖い、もう怖いよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!


あー、怖かった。
今回は出血大サービスで、後書きもいつも通り書く。
前書きも後書きも読んで下さる律儀な読者様に期待です。

では、本編ダラっと行きやしょう。





『なんやかんやで龍神登場』

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

「………」

 

『………』

 

 

無言で立ち尽くす男子中学生、ゴスロリ服姿の少女、真っ赤なトカゲ(精神内)、

そして返り血に塗れた我が父。

 

 

なにコレ?

 

 

周囲には人集り。

その中心部に立つ少年少女父。

三人を囲む様に倒れている白スーツに黒いエナメルの靴、金バッジを付けた男達。

それらを少し離れて見ている野次馬。

 

 

なにコレ?

 

 

こんな惨状になったのにも理由はモチロン存在する。

ソレを説明するには、少し時間を遡らなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドライグ、見つけた」

 

 

中学二年の夏休み、近所の河原で日向ぼっこをしていた俺に、

何やら奇怪な格好をしたお嬢ちゃんが絡んで来た。

 

 

ゴスロリ服だが前は大胆に開いており、大事な部分には黒いテープで×印。

歳は恐らく小学生、もしくは中学生っぽい。

こんな若いのに露出癖なんていう難易度の高いプレイに目覚めているとは、

此奴、なかなかの強者。

ウチの変態達とも、将来はイイ勝負が出来るかもしれない。

 

 

歴代赤龍帝も変態だが、感想欄もとんでもない事に。

読者の過半数が変態に占められているのは何故?

作者は変態でもガチムチでも同性愛者でも中二病でもない。

君達と一緒にされるのは心外だと咽び泣いている。

 

 

たとえアダ名が『鼻パスタ』になろうとも、友達と離縁になろうとも、

諦めてはならない、心折れてはならない。

そうして敗れていった者達から、この小説の読者(ヘンタイ)共の餌食となるぞ。

 

 

『ば、馬鹿な……!』

 

 

馬鹿はお前だ。

今度はどうした。

この子も人外ってか?

 

 

『人外なんて生易しいモノではないぞ! 何故コイツが此処に!?』

 

 

俺の心の居候中二病患者曰く、この娘の名はオーフィス。

無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)、この世界で最強の存在らしい。

 

 

おいおい、トカゲちゃんよ。

こんな可愛らしい女の子が最強なら、我が母上様をどう説明するんだよ。

絶対ドラゴンなんぞより強いぞあの御方は。

 

 

『確かに……、相棒の母親は常軌を逸しているからな………。

 もしかしたらグレートレッドやオーフィスより強いかもしれない』

 

 

かもしれないじゃない、強いよ。

お前が言うに、二天龍とやらもかなり強い方なんだろう?

不本意ながらもその二天龍の片割れの俺とその俺より格上である父を瞬殺だぞ。

少なくとも何かがオカシイ。

 

 

鬼の旦那に仏の女房。

我が両親の通り名である。

 

 

母がアメリカの核ミサイルなら、父は北朝鮮の核ミサイルである。

詰まる所、コト喧嘩というモノに関しては、

〝一応辛うじて話せば分かるかもしれない〟のが母で、

『会話』と言う言葉すら知らないのが親父様である。

一度キレれば文字通り、鬼の様に恐ろしい為、父のその名が広まった。

 

 

母の『仏』というのも、慈悲深いとかそんな甘っちょろいモノからついたのではない。

すぐに仏様に逢わせてくれるか、仏様にしてくれるからだそうだ。

父より母の名の由来の方が遥かにエゲツナイ。

 

 

地元では恐れられ過ぎて、怖いモノといえば、

一に兵藤(母)、二に兵藤(父)、三四が無くて五に兵藤(子)と呼ばれているそうだ。

 

 

黒歌がコレを知った時、かなりドン引きしていた。

悪魔業界でも一部有名らしい我が両親。

ていうか悪魔業界って何だ。

中二病患者のグループか?

なんだ、チーマーという奴か。

 

 

しかし何故そんな頭のイカレた業界まで名が知られているのかを問う。

 

 

父はパチンコに負けた帰りに悪魔と堕天使の小競り合いに巻き込まれ、

ムシャクシャしていた八つ当たりで全員半殺しにしたらしい。

そりゃダメだ。

パチンコに負けた不機嫌な父に普段通り話かけられるのは母のみだ。

 

 

母はというと、スーパーへ買い物の帰りに襲われたらしい。

ウチの母は、誰がどう見ても二十代にしか見えない。

女子大生と見間違われる事すらあるらしい。

 

 

「クスリでもヤってんの?」

 

 

と聞いた事があるが、その後の意識、記憶が無い。

目が覚めた時には太平洋の沖で丸太に縛り付けられて浮いていた。

ドライグに何があったのか聞いても、顔を青くし震えるだけで何も教えてくれない。

だが、恐ろしい事があったのは確かだ。

 

 

そんな母に悪魔が目をつけ、襲ったらしいのだが、

その悪魔達、未だに行方が分からないそうだ。

恐らく何処かに埋まっているか、沈んでいるのだろう。

もしかしたら、体のパーツごとにバラ売りされているかもしれない。

 

 

喧嘩は相手を見て売るものだ。

そうしなければ自分が大変な事になる。

我が両親に喧嘩を売る、ナンパをするなど言語道断。

 

 

北○鮮の金○日(キム・ジョ○イル)さんの顔に唾を吐き、

 

 

「カモンベイビー?」

 

 

と言う様なモノである。

まさに自殺行為に他ならない。

 

 

その両親に関わった悪魔達がレーティングゲームなるモノの上位に

ランクインしていた事もあり、我が父母は悪魔業界で一躍話題となったそうだ。

 

 

で、結局その龍神ちゃんは何をしに来たのだろう。

ドライグの存在を知っているという事はコイツもアッチ(中二病)の人である。

 

 

「ドライグ、見つけた」

 

「ソレはさっき聞いた」

 

『………』

 

 

カタコトで喋る龍神ちゃん。

小首を傾げる姿は愛らしいが、どうやらコミュ障の様だ。

会話もままならない。

 

 

「てゆうか俺の名前ドライグじゃない」

 

「?」

 

 

日本語通じてる?

生粋の日本人様であらせられるこのボクちゃんが、

そんな何処ぞのアホみたいな名前の訳がないじゃないか。

 

 

『そろそろ泣いていいか?』

 

 

まぁ、なんやかんやでドライグが話に割って入り、要件を聞く。

短絡に言えば、お嬢ちゃん、ホームシックである。

おウチ帰りたい、でも他の奴いる、追い出したい、でも勝てない。

なら有志を募ろう的な。

そして俺にも協力を仰ぐ為に此処に来たそうな。

遠路はるばるご苦労なこって。

 

 

なんだっけ?

真なる赤龍神帝、グレートレッドだっけ?

完っ全に痛いね、モロ中二病感溢れる紛う事無きキラキラネームだね。

しかも赤龍神帝って、ドライグ負けてんじゃん。

真龍って……、アレか?

中二病界ではカリスマ的存在なのか?

 

 

そして俺が金にも得にもならない事を引き受ける訳が無い。

 

 

「まぁ、取り敢えず拒否って事で」

 

「何故?」

 

「ダルイ」

 

 

一往復しか会話が成立していない俺達。

作者的には動かしにくいキャラ達なのである。

俺とお嬢ちゃんが会話しているイメージが湧かないそうだ。

 

 

「……ドライグじゃない? なら、何?」

 

 

あ、まだその事考えてたの?

でも一応気に留めてくれてたのね。

 

 

「兵藤一誠。 みんなはイッセーと呼ぶ」

 

「イッセー……。 ん、我、覚えた」

 

 

コクンと頷きながら、こちらをジッと見ている龍神ちゃん。

なかなか愛らしい姿である。

ロリコンに売れば、イイ儲けになるかもしれない。

 

 

『何故相棒は平然と人身売買を考慮出来るんだ……?

 まぁ、人身ではなく龍神だが……』

 

 

でもさ、この娘可愛いよね。

その筋のマニアには堪らないんじゃない?

 

 

『コイツは姿を自由に変えられるぞ。 前に会った時はジジイの姿だった』

 

 

何だと?

ならば色んな世代の女に化けて身売りでもさせれば大儲け出来るじゃないか。

素晴らしきかな龍神ちゃん、お財布事情の為にもココは仲良くなっておこう。

 

 

『鬼畜という言葉は相棒の為にあるんだな』

 

 

貴様、こんな善良な一般市民捕まえて、鬼畜だと?

言ってくれるじゃないかこのスカポンタンめ。

後でジャイアントスウィングからの筋肉バスターの刑に処す。

 

 

『いや、大きさが違い過ぎるだろう。 いくら化物と悪名高い相棒でも流石に……』

 

 

歴代赤龍帝達よ。

さっき言った刑に処されたくなければ、ドライグを殺れ。

 

 

『『『『『うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!』』』』』

 

『お、おい! それはズル――、ギャァァァァァァァ!!!』

 

 

さらばドライグ。

君の事は忘れない。

 

 

さて、この龍神ちゃんを身柄を捌くツテを探さなくては。

え?

ドライグ?

誰ソイツ知らない。

覚えてないということは結構どうでもいい奴だったのだろう。

一々そんなの気にしてたら人生楽しめないぞキミ。

 

 

ホントにこの娘、売れるのかだと?

大丈夫、世の中ロリコンが多いから。

じゃなけりゃコメントでこんなに多く龍神ちゃんが票数取れないって。

 

 

「ブヘヘ、お嬢ちゃん可愛いねぇ。 ちょっとオジさん達と遊ばない?」

 

 

ほら、言ったじゃないか。

この世界にはロリコンが溢れている。

まさしく腐った世の中だ。

 

 

 

 

 






前書き、疲れたね。
後書きも疲れるよ、きっと。


何で作者がガチムチなんて事になったのだろう。
読者達の脳みその構造が本気で気になりだした今日この頃。


『この小説を見た結果、いろんな小説アイディアが浮かびました
 ホントありがとうございます』


お前、ソレってパクリ宣言じゃないよね?
いや、違うのは分かってるよ?
でもちょっと、前に何かそういう系でアレな事を体験した事があるだけに、余計にね?
ちょっと肝が冷えた作者。


使い魔にはガチムチ。
この前提条件が作者は分からない。
何故、貴様ら変態は作者を茨の道へと歩ませる?
ウンディーネって……。
ミルたんって……。



『強く生きて下さい』


ただこれだけの、味気ない様なコメントだが、何よりの励みになった。
その前後のコメントがエグ過ぎただけに、コレは映えた。




それと、ヒロイン希望コメント終了って何回も言ってんのにまだ送ってくるお馬鹿もいる。
その上、キャラの年齢がオカシイと来た。
テメェ、この小説のタグからあらすじから前書き、後書き、本編まで一字一句逃さず見直せ。
適当だって言ってんだろうが。
頭がクルクルパーな作者に一々細かい設定なんざ求めるな、う○こ食わすぞ。




そして一番度肝を抜かれたのは二つ。
頭のイカレ具合が群を抜いていた。

『作者さん! 俺を一誠君のペットにしてくだせぇ!』

鳥肌が止まらなかった。
悪寒がとどまる事を知らなかった。

この小説を読んだから頭イカレた、なんていう事じゃないよね?
それだと作者の文章、公害レベルよ?
みなさん元からイカレた変態だったということにして……。


『知ってますか?オーフィスって昔はお爺さんの姿だったんですよ…。
 ジジイオーフィス×イッセーってアリじゃないですか?』

ねぇよ。
需要もクソも何もかもねぇよ。
ついでに言うとお前の頭もねぇよ。
変態はもう諦めたけど、特殊な性癖までは流しきれんぞ作者は。
なんだこの感想欄、変態処理場か?


『もうあれだな。
 イッセーとドライグを俺のお嫁さんにすれば万事解決!だよね?
 だから、黒鬼さんイッセーさんを僕にください!!』


あの……、イッセーくんは男の子だし、
ドライグに至ってはドラゴンで人外でその上オスなんですけど……。
あまりにも変態が多すぎて、冗談だと受け取れなくなってきている。


後書きは、変態共の送ってきた感想に、一言もの申すコーナーになっている。
いいのかな?
どうせ、逃げられないんだ。
楽しんでいこう。

じゃ、また次回。







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