なんやかんやで赤龍帝   作:黒鬼

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ダラっといこうぜ。


『なんやかんやでペット獲得』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わ、私が誰だか分かっているのか!? 

 私を殺せば貴様は我ら悪魔の敵対者だと見做される事になる!

 そうなれば貴様は危険視され、数多くの悪魔に狙われるんだぞ!」

 

 

お仲間ヤンキーを瞬殺されたおデブちゃん。

典型的なモブキャラのセリフですどうもありがとうございました。

汚いお目々をほんのり涙で湿らせているのだが、ブサイクである。

とんでもないブサイクがこんな表情で見つめてくると、何やら鬼気迫る迫力がある。

背筋に氷柱でも入れられた様な、全身の鳥肌がスタンディングオベーションの様な。

今の彼は、顔面がプレデターである。

正直怖い。

 

 

電車の中でガチムチな野郎に痴漢されたチミ。

さぞ怖かったろうに。

だが、そんな時はハムラビ法典の精神だ。

ヤられたらヤリ返せなのである。

チミはモーホーな方々が引き寄せられるフェロモンを放出しているに違いない。

諦めて新たな世界へと羽ばたきなさい。

 

 

そう、何事も諦めが肝心なのだ。

チャリが壊れるのなら、チャリに乗らなければいいのだ。

発想の逆転なのである。

 

 

発想の逆転と言えば。

三角関係(笑)になりかけのあなた。

コメントでアレな事にになってたねぇ、作者思わずコーンスープを鼻から抽出した様だ。

そんな時はね、チミが全裸で男友達に告ればいいのよ。

大丈夫、丸くおさまるから。

チミもブタ箱におさまるから。

 

 

彼らも不幸なのではあるが、コチラも中々の秀逸さ。

今の状況、結構来るモノがある。

 

 

あー、こういう時何て言うんだったけ?

そうだそうだ、コレだ。

 

 

「俺、赤龍帝だけど、それでもイイならご自由に」

 

「「せ、赤龍帝ッ!?」」

 

 

ドライグ認定人外(仮)は、

ドライグが自称する『赤龍帝』という痛い肩書きに過敏に反応を示す。

中二病患者に一目置かれる中二病患者。

こんなところにも縦社会を感じ、感心するところやら嘆くところやら。

 

 

だが、口で言っただけでは信じないのがお約束。

なのでドラゴンが持つと言われる〝龍の波動〟――平たく言えばオーラ(笑)――を解放する。  

と言っても適当に、こう、「んっ」、って感じで力入れるだけだが。

 

 

「な、何だ!? この圧倒的なドラゴンのオーラは!?

 ま、まさか本当に……、赤龍帝ッ!?」

 

 

グゴゴゴゴゴッ!っと地響きが鳴っている様に聞こえるあなたは中二病。

すぐに柱や壁に頭をぶつけて正気に戻りましょう。

俺は聞こえます。

家に帰って金槌で一発頑張ろうと思います。

 

 

『昔、ソレをやって金槌が粉々に粉砕したがな』

 

 

お黙り。

元はといえばテメェに毒されちゃったの。

後でお仕置きなんだからね!

 

 

『フッ、お仕置きか……。 脚が震えてきやがった………!』

 

 

真っ赤なトカゲが真っ青になっているであろう。

実に面白そうだ、楽しみだ。

 

 

「闘る気なら殺るけど?」

 

「ま、待て! ここは交渉といかないか? き、貴様の欲しいものは何だ?

 金か、女か、ほ、宝石か?」

 

 

十歳児に〝女〟を交渉材料に持ち出し、命乞いするブサイクなデブ。

どんな光景だ。

もはや光景ではない、滑稽だ。

 

 

だが、敢えて俺が選ぶモノは……。

 

 

「じゃあ、そこのお姉さんで」

 

 

黒猫さん(美女)である。

 

 

「わ、分かった。 もうその女に手は出さない、だから見逃してくれ!」

 

「好きにすれば?」

 

 

俺が言い終わるや否や、すぐさま俺達に背を向けて走り出すブサイク。

そこら中に倒れているお仲間のヤンキー集団もお持ち帰り頂きたいのだが……。

※ヤンキーではありません。

 

 

「(赤龍帝…、圧倒的な戦闘能力を持っていてもまだ子供、詰めの甘いガキだ。

  書類内容をチョロまかして、討伐対象に仕向ければ……)」

 

 

などと面倒な事を考えられても困ってしまう。

お礼参りはご勘弁願いたいものである。

男なら一発勝負なのが好ましい。

なので魔力……、中二病オーラを手に集めてブサイクの背に向けて放つ。

 

 

ズドンッ!っとイイ音が響けば、ブサイクは消えて無くなっている。

一旦敵対した相手に背を向けてはいけない。

基本からしてなってないね。

 

 

何故か黒猫さんはビックリして俺を見る。

 

 

「み、見逃したんじゃ……」

 

「〝好きにすれば?〟とは言ったけど、見逃すとは言ってない」

 

『もはや清々しいほどの外道だな』

 

 

綺麗事だけじゃ世の中やっていけないんだよドライグや。

ヌルイ事ばっか言ってると足元掬われるのさ。

不浄があるから浄が映えるんだよ。

向こうにも好きにさせてやったのだ、なら俺も好きな様にしたまでである。

 

 

「わ、私をどうするつもり?」

 

「一応その怪我治してあげたいけど、治療法が分かんない」

 

『相棒。昔、魔王に貰った〝フェニックスの涙〟をやったらどうだ?』

 

 

ああ、あの小瓶に入った変な液体?

あれ、効くの?

 

 

『死んでなければ大抵の傷は治る』

 

 

何それ凄い。

現代の医学に喧嘩売ってるとしか思えないぜ。

 

 

ポケットに入れっぱなしだった小瓶を取り出し、黒猫さんに渡す。

 

 

「こ、これ、フェニックスの涙ッ!? いいの!?」

 

「いいの」

 

 

黒猫さん、小瓶を開けて一気飲み。

何ということでしょう、全身傷だらけが一瞬にして完治してしまいました。

お医者さん、涙目である。

 

 

結局、黒猫さん、もとい、黒歌は家へ来ることになった。

匿って欲しいらしい。

俺もちょうどペットが欲しかった所だ。

犬も好きだが猫も好きだ、文句はない。

俺の前でのみ変身を解いて人型になるという約束を下に、俺達は家へ向かった。

 

 

我が両親への許可が必要だ。

面倒は俺が見ることになるだろうが、黒歌は人になれるのだ。

そこまで苦労は無いだろう。

 

 

「母よ、猫を飼いたいのです」

 

 

猫になった黒歌を腕に抱き、家に帰っての第一声。

母は玄関に赴き、猫を抱えた俺を見る。

 

 

「買うんじゃなくて、拾った猫だね?」

 

「うん、そう」

 

「面倒は?」

 

「俺かもしくは自己負担」

 

「餌は?」

 

「『生きる為なら鹿の吐いたヘドでも平気で食べる』そうで」

 

「にゃっ!? (そんなの言ってない!?)」

 

「そう、なら何でもいいのね」

 

「らしいよ」

 

 

アッサリと許可が下りた。

父も特に異論はないらしい。

 

 

という訳で黒歌は俺の部屋に住むことになった。

はぐれになった事情は大抵察しがつくと思うので省略。

まぁ、シスコンとだけ言っておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 






2013年、四月下旬。
長きに渡る、ヒロイン希望コメントという肩書きを付けられた、
変態の変態による変態の為の……、奇行奇言の暴風雨。
言うなれば其れは………、戦争であった。

ソレを見かねた作者が、一石を投じる。

――ヒロイン希望コメント募集終了のお知らせ――

この(色んな意味で)哀しき闘いに終止符を打つべく、
ついに切り札(ジョーカー)を繰り出したのだ。

見事この作戦の効果は現れ、ヒロイン希望コメントは影を潜めていった。
ああ、コレで……、コレで終わったのだ。
哀しくも虚しい戦争から解放されたのだ。

そう、戦争は………――。

























『……使い魔ミルたん、か』



奴ら(ヘンタイ)は死滅してはいなかった。



うわぁっぁああああああぁぁぁぁぁぁぁああああぁあぁああぁぁぁぁあああぁぁ!!
二の舞だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!

イッセー受けのBL展開なんて嫌だァァァァァァァァァァァァァ!!!



………精神安定剤が割と必要かもと思い始めた今日この頃。


【良い点】
この小説のおかげでぼっち抜け出せた!
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【悪い点】
友達がホモでは無くロリコンだった。
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【一 言】
いろんな友達が出来ました。





何があったの!?
作者、超気になる!
詳細教えてマジで!!!


そして作者、女の子疑惑浮上。
ピッチピチですぜ。
どっちだと思う?


そしてイッセーくんが異世界へ進出を望まれる方が。
こんなノリでISとかの世界行ったら面白そうだよね。
問題児の世界とか、しっちゃかめっちゃかになりそうな事請け合いなのである。


『この作品を読むことが最近の生き甲斐になってます』

人生を見つめ直せ、廃人になるにはまだ早い。


あー、次回、何書こうかなぁ。
番外編として異世界トリップとか面白そうだねぇ。
コメントで希望が出たら、書けたら書く。

ソレが無けりゃあ、オーフィス編でも書こうかな?
ま、基本ギャグは当たり前、コメント次第かも?

なるようになるさ、まさになんやかんやだね。
ではサヨウナラ。










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