「あ、感想増えてる。・・・( ゚д゚)!! ・・・(つд⊂)ゴシゴシ(;゚ Д゚)!!!?評価ついてる!?」
自分では全く言っていいほど書けてる感じはしないんですけどね(マジで)
最近イチャイチャ成分が全くない!レーティングゲームだからしょうがないけど・・・
一番イチャつける蒼枒と黒歌は出てこないし、ロセは出てるけどユーガは論外だし、絶斗とゼノヴィアは付き合い始めたばかりだし、する場所にいないし
そもそも、決闘者編のレギュラー出演者がここまで引っ張ることになるとは思わなかった
【絶斗side】
奇襲の連続、そしてゼファードルさんの眷属たちが多彩な能力でサイラーグさんの眷属を破っていく中、サイラーグさんの眷属の1人がそれまでずっと被っていた仮面を取った。その中から現れたのは俺たちと同じぐらだろう少年の顔。彼は身体を隆起させると大きな獅子へと変化した。その獅子を見た瞬間、サーゼクスさんは目を開き、驚木の声を上げていた
サ「額にあるあの宝玉・・・まさかネメアの獅子か!?」
絶「ネメアの獅子?・・・ゼノヴィアは知っているか?」
聞いたことがない。少なくとも俺が知っている作品の中には出てきたことがない。ならばと隣にいるゼノヴィアに聞いてみた。最近まで海外にいたゼノヴィアなら何か知っているかもしれない
ゼ「知ってはいるが、飽くまで一般人が知ろうとして知れる程度だ。ギリシア神話に登場するライオンでネメアという谷に住み着き、人や家畜を襲ったとされている。皮は分厚く、皮膚の下に筋肉が変化して出来た甲羅があると言われている。またヘラクレスの最初の難行がこの獅子を殺すことだったと伝えられているな」
ギリシャのライオンか。そして皮膚の下に甲羅があるか。サイラオーグさんはよく眷属にできたな
サ「それだけではない。実は神がその獅子の1匹を
リ「まさか・・お兄様はあれがそうだというの?」
サ「ああ。その名は
マジか。
イ「なんだあの槍!?ライオンの身体が消えた!?」
イッセーが驚きの声を上げた。俺もモニターを見るが
絶「・・・消えてないぞ?」
俺は小さくつぶやいた。視線の先には巨大な馬に乗るゼファードルの眷属と獅子が互いに睨みを利かせていた。そのどちらもどこにも傷など見受けられない。イッセーの見間違いかと思ったが、獅子がその場から一瞬で加速しゼファードルの眷属へととびかかり、ゼファードルの眷属である女性は手に持つ槍で迎え撃つのを見ると
絶「マジか」
女性の槍が獅子に触れた瞬間、振れた部分の獅子の身体が何もなかったかのように消えていた。それはさらに獅子の身体を侵食していくが、獅子が槍から離れると消えていた部分が少しづつ元に戻っていった
リ「お兄様!ゼファードルの眷属のあの槍は何ですか!?相手の身体が消えるなど聞いたこともありません!」
サ「私が知っているのは相手の力を弱くすることができるということだけだ。あれは私も初めて見たよ」
サーゼクスさんも何故ああなるか分らないようだ。ゼファードルさんの眷属である女性も積極的に攻めているわけではないようだし、となれば勝敗は『
【3人称side】
シェリアグネス、フォルクスvsレグルス
フォルクスに乗るシェリアとレグルスとの戦いは不思議なことが起きていた。何故ならばシェリアの槍、
シ「・・・これは一体?」
消えていた箇所は時間が経てば元に戻っていた。だがこれでは相手にダメージを与えることができないことをシェリアは理解していた。対するレグルスも数度の攻撃で容易に近づくことができないのを理解していた。普段ならば手加減しなければ相手と戦うことができない。それ程の力を持つレグルスだが、シェリアは違った。全力をもって攻撃しても槍に触れた瞬間その触れた身体が消えてしまっては意味がない。レグルスはどうやって隙を作りそれを突こうかを考えながら様子を見るようにシェリアの周りを歩いていた
シ「・・・仕方がないのです。ソウルズ・フラスティ!」
シェリアはロセとの決闘でも使用したドラゴンを
シ「フォルクス!」
シェリアがフォルクスの名を呼ぶのを合図にドラゴンとフォルクスはレグルスに突撃した。レグルスは挟みこむように突撃して来るドラゴンと馬に乗るシェリアをその場から跳んで回避した。迎撃も考えたレグルスだったが、槍から召喚されたドラゴンにも槍と同じ自身を消す能力があると考えたからだ
レ「(あのドラゴンは不安要素だが1体ならまだ余裕だ)」
槍に触れずに済む方法はまだ考えつかないがその余裕はある。そう思っていたレグルスだが・・・
シ「跳んで!」
シェリアはこの程度の突撃が回避されることを読めていた。召喚したドラゴンを足場にフォルクスが方向を変えレグルスを追う。だが如何に悪魔に転生しているとはいえ、馬であるフォルクスが突撃している状態で鋭角に曲がれるはずもなく、レグルスとは跳んだ方向が違っていた。だがそれすらもシェリアは予定通り
レ「がぁぅぅぅうう」
シェリアの
シ「これは・・・斧、ですか?」
金色の戦斧が地面へと落ちた。
シ「封じられる前であれば私の
遊戯王的に考えれば魔法カードである装備カードがモンスターとして場に出てきたようなもの。
シ「このまま大人しくしていることです」
フォルクスもシェリアの隣へと戻ってくる。レグルスは何もできないことを悔やみながら主であるサイラオーグが勝つことを願うことしかできなかった
ゼファードルvsサイラオーグ
ゼファードルとサイラオーグ、『
サ「はああああ!!!」
ゼ「甘い!その程度で俺を倒せると思っているのか!」
互いの拳が蹴りが飛び交いそれを避けて、逸らしていく。だがサイラオーグだけが攻撃を受け止めることをしていなかった
サ「受け止めることができないことがこれほどキツイとはな」
ゼ「だからと言って手加減はせんぞ」
ゼファードルがサイラオーグの蹴りを受け止め、掴む。サイラオーグは引き離そうと脚に力を入れるが掴まれた脚が離れることはなく、逆に持ち上げられ地面へと叩きつけた
サ「が・・・」
間髪入れずにゼファードルの拳がサイラオーグに迫る。転がるように避けたサイラオーグだったが、腕に軽い痛みが走った
サ「ぐぅ・・・・」
だがそんなことは気にしている暇もなくサイラオーグは自身の拳をフックのようにゼファードルの目がけて放った。何故2人が魔力の弾を放つこともなく殴り合っているのか・・・。サイラオーグは名家バアルの跡継ぎでありながら、大王家の証である滅びの力を持たずに生まれ、さらにはまともな魔力すらなかった。そのため戦闘方法は鍛え上げた肉体に任せた無類のパワーとスピードで繰り出す近接打撃格闘戦のみ。対するゼファードルはティアマットの指導のおかげもあり近・中・遠すべてに対応できるが、最も得意なのはやはり近接戦だった。彼が憧れた《レッド・デーモンズ・ドラゴン》は攻撃の方法が炎を纏った掌底で相手を倒す方法だったのだからしょうがない。さらにユーガとの
サ「はああああ!!!」
サイラオーグが踏み込みながら正拳を放つ。ゼファードルはそれを片手で逸らしながらもう片方でサイラオーグの腹に掌底を叩き込んだ
サ「ぐ・・・やはり防ぎきれてないか」
ゼ「フッ。闘気を使えるようだが、まさか自分だけが使えると思っていたわけではあるまいな」
サ「一撃目を受けたときに感じたが・・・ゼファードル、お前も」
ゼ「当然だ。まあ貴様のように身体から溢れるほどではないがな」
サイラオーグは驚きと少しの喜びを感じていた。まさか自分以外にも闘気を扱える悪魔がいるとは思わなかったからだ。しかもそれは自身と同年代でレーティングゲームで活躍しているゼファードルがである。喜びを感じないわけがなかった
ゼ「だからこそ俺は疑問に思う。何故貴様はあの腐った奴らの言いなりになっている?」
サ「腐った奴ら・・・だと?」
ゼ「そうだ。貴様のと繋がっている古い悪魔たちのことだ」
なぜそのことを。サイラオーグはそうつぶやいた。確かに秘密にはしていなかったが彼らと交友があることは公にもいていなかったからだ
サ「貴様には分らないだろう。俺とは違い、滅びの魔力を持っていた腹違いの弟を倒しバアル家次期当主の座を実力で得たにもかかわらず、俺が大王家の次期当主であることを気にいらない者は多いことを!」
ゼ「だからか。次期当主でありながら大王家からは応援されず、別の後ろ盾がいるのは」
サ「ああそうだ。俺に期待し、俺の思想に共感してくれた方たちだ。俺も頭が硬いとは少し思うがな」
ゼ「(何を馬鹿なこと・・・あの権力にしか興味がない悪魔どもはサイラオーグのことなど使い捨ての駒程度にしか考えていないだろう。だがこいつは本気で応援されていると思っているのか?)あいつらが何の目的でお前の後ろ盾となっているか知っているか?」
サ「いや、聞いていない。だがそれがどうした?」
ゼ「フッ、まさか調べるどころか疑いもしないとはな・・・よく聞くがいい!奴らの目的はお前に恩を与え逆らえないようすることだ」
サ「何だと!?どういう事だ!」
ゼ「簡単に言えば奴らは自身に忠実な傀儡の魔王を仕立てるためにお前に近づいたのだ。無論、俺のところにも来たことがあるぞ」
サイラオーグはショックを受けた。お前ならばきっと魔王になれる。そう言われていたがそれはサイラオーグを乗せるためだけに言われたことだったからだ
ゼ「そもそもだ、何故貴様はそこまでして己を鍛える?悪いことではないが魔王として求められるのはカリスマ性や政治力だ」
サ「・・・なるほど。後で自身を含め周りのことも見直すことにしよう。だがまずはこの戦いだ。ゼファードル!お前には感謝するがその例はお前を倒すことで返すとしよう」
ゼ「いいだろう。来い!サイラオーグ!」
再び始まる格闘の応酬。サイラオーグは本気でゼファードルに勝とうと先ほどの攻撃よりもさらに威力が上がっていた。その余波で周りの建物が崩れていくが、ゼファードルは冷静に対処していた。足を払い体勢の崩れたサイラオーグに追撃の掌底を撃った。バランスを崩されたサイラオーグは体をひねり回避しようとする。しかしそれよりも早く反射的に腕が動き、遂に始まりから警戒していたゼファードルの攻撃を防いでしまった
サ「しまった!」
ゼ「防いだな。受けるがいい、デモン・メテオ!」
ゼファードルのドラゴンの腕から炎の波動が発せられた。零距離で受けたサイラオーグは腕を弾かれ無防備な状態となっていた
ゼ「受けろ!アブソリュート・パワーフォース!!!」
炎を纏った掌底はサイラオーグの身体の中心を捕えていた。勢い良く吹き飛ぶサイラオーグ。その先には斧の状態になっているレグルスの姿があった
レ「サイラオーグ様!」
シ「え?その状態でもしゃべることができたのですか?」
抑えていた間は一言も発しなかったためしゃべれないと思っていたシェリアだったがどうやら違ったようだ
ゼ「シャリア。無事のようだな」
シ「はい。相性のせいもあり傷一つ付きませんでした」
ゼ「そうか」
妹も無事を確認し安心するゼファードル。それとは対称的にサイラオーグたちは口論になっていた
レ「私を身に纏ってください! あの
サ「黙れッ! あの力は冥界の危機に関してと時のみに使うと決めたものだ!この男の前であれを使って何になる!?俺はこの体のみで戦うのだ!!」
ゼ「貴様、これをたかがゲームだと思っていないか?そのような甘い考えでは戦いですぐに命を落とすことになるだろう。言っておくぞ、戦いに次はない!」
サ「・・・そうか。俺は心のどこかでこれはゲームなのだと、2度めがあるのだと、そんな甘い考えを頭に思い描いていたようだ』
一呼吸した後、サイラオーグの闘気が溢れ出した
サ「どのような相手だろうとその戦いはその一度きり!想像すらできなかった自分があまりに腹立たしいっ!来い!レグルスゥゥッ!!』
レ「ハッ!!」
シェリアに抑えられていた戦斧が黄金の奔流と化しサイラオーグに向かう
サ「我が獅子よ!ネメアの王よ!!獅子王と呼ばれた汝よ!!!我が猛に応じて、衣と化せぇぇぇ!!!」
サイラオーグが黄金の奔流を身に纏い眩い閃光に包まれていくと、周囲の風景を吹き飛ばしていく
サ・レ「「
閃光が弾けた。そこに現れたのは金色に輝く獅子の全身鎧。頭部の兜にはライオンのたてがみと思わせる金毛がなびく
サ・レ「「『
フィールド全体が震えだす。鎧に着け、さらに闘気をまとわせて歩む姿は圧倒的な存在感を生みだしていた。その中でゼファードルとシェリアは懐からオレンジ色の液体の入った小さな瓶を取り出した。それは
サラ『これは体力と魔力を完全に回復させることができる薬です。ですがその効果は5分しか続かず、また無理矢理回復させるので服用直後は身体に大きなダメージを与えることになります。使用の際はフェニックスの涙を直後に飲んでください』
ゼファードルは指示通り薬を飲んでからフェニックスの涙を半分飲んだ。残る半分をシェリアへと渡すとゼファードルと同じようにシェリアも薬と涙を服用した。そして・・・
ゼ「・・・ここからが本気の勝負だ」
シ「せいぜい死なぬよう耐えるのだな」
ゼファードルはそれまで腕と脚まで変身を再開。角がと尻尾が生え、翼が大きく広がり、一回り身体が大きくなり完全に《ブルー・デーモン・ドラゴン》へと変身した。そしてシェリアも自らに掛けている封印を解いた。片や龍王のような威圧を放つ蒼と黒のドラゴン、片や左手には先ほどまで持っていた槍を、右手には中から光を放つ青い巨大な水晶を持ち背後に光輪を浮かべ神々しい光を放つ
最後の方、まとまりが無くなってしまった!申し訳ないです・・・
次回からは一話挟んでシトリー戦を予定しています(これ以上のゼファードルとサイラオーグの描写はないです)