私の中での基準が大体↓の方なので悪魔基準だとやり過ぎのようです
蒼「安全な戦いに何の価値があるのか?」
黒「しょうがないにゃ。所詮悪魔が楽しむためのゲームだもの」
白「私たちと違い強くなるためにやってるわけじゃないからね」
葉「というよりも普段から殺し合ってる私たちが特殊なだけですよ」
そして今回も内容がいまいちです。すみません
10月25日 加筆修正しました
【絶斗side】
ん?なんか蒼枒さん達の声が聞こえたが・・・気のせいか、今日は寝てると言ってたし。それにしてもゼファードルさんたちは全く容赦がない。爆発の寸前、一瞬しか見えなかったがサイラオーグさんの眷属の女悪魔が背後から襲われているようにみえた。おそらくだがあの女悪魔も背後の気配に気づいてないはずだ
ゼ「ふむ、これがレーティングゲームか。始めてみたがゲームとは言えやることは実戦と変わらないようだな」
絶「そうだな。一度出たことがあるけどその時も特に制限はなかった。あの時も安全面は考えられていたし相手を殺す、なんてこともないだろう」
部長の婚約を決めるために行ったレーティングゲーム。あの時も死ぬような攻撃を受けたが身体は無事だった。ゲームとはそういうものだと考えている俺とゼノヴィアは不思議に思ってないが他は違ったようだ
『バアル家『
イ「なんだよ、これ。こんな一方的に」
リ「・・・違うわ。こんなの、ゲームじゃない」
部長やイッセーが何やら違うと言っている。他のみんなも何かを否定するような表情だ
サ「やはりか。ファルビウムの助言を聞いといてよかった」
部屋の中央にある豪華な椅子に座る魔王、サーゼクスさんは小さくだがそうつぶやいた
リ「お兄様。その助言とは?」
サ「聞こえたか。・・・そうだね、これ戦うかもしれないリアスたちには酷かもしれないけど言っておこうか。知っての通りゼファードル君は若手悪魔ながら既にレーティングゲームに出ているし、多くの勝ち星を挙げている」
リ「ええ。私たちが戦ったライザーにも勝っているのは知っています」
サ「正直言うとゼファードル君達はリアスたちよりも圧倒的に強い。特には彼と彼の女王は既に魔王クラスと言ってもいいくらいにね」
リ「そんな!サイラオーグもゼファードルも私と同じ上級悪魔なのよ!!それが最上級を通り越して魔王クラスの実力なんて・・・」
サ「だからレーティングゲームの設定を一番軽いものにしたのさ。リアスたちがフェニックス家とレーティングゲームした時と同じ設定にね」
どうやら本当は通常のレーティングゲームと同じ設定でやるつもりだったらしい。それがどういうものか俺達は知らないが他のみんなの反応を見るに知っているのだろう。俺たちと違い冥界にいたのだから資料として他のゲームも見ているだろうし。そう考えると本来の設定は相当ヤバいものと考えられる。今ならば死ぬような攻撃を受けても転移後回復しているが、本来ならば回復せずに死んだままになる、とかか?そう思考しているうちにどうやら煙が晴れてきたようだ。さて、あの爆発の後どうなった?
【3人称side】
キルイースが起こした爆発の後、煙に覆われていた場所でサイラオーグ達は地に伏せていた
レ「くそっ。サイラオーグ様は・・・」
『
レ「!?サイラーグ様!!」
眷属がサイラーグを囲うように集まる。未だ倒れるサイラオーグの背中は密着状態で爆発したキルイースのせいで悲惨なことになっていた
ユ「何をしているの!はやくフェニックスの涙を!!」
生き残った『
サ「ぐ、うぅ・・・助かった」
たちまちサイラオーグの身体が治っていく。短いうめき声をあげたサイラオーグはガンドマの手を離れると寄りかかることもなく立ち上がった
ユ「サイラオーグ様。お休みいただきたいですがゼファードル達がこちらに向かってきています」
レ「すでにリーバンとラードラ、ベルーガが向かっていますが・・・相手の数のほうが多く突破されると思われます」
サ「・・・開始直後からの攻撃に間を置かずしての総員での突撃・・・ゼファードルは短期決戦狙いか」
サイラオーグが見つめる先、グレイオスによって一本道となったそこでサイラオーグの眷属達とゼファードル達がぶつかっていた
サ「やはり、レグルスの言う通りになったか」
ユ「ですが相手も数が減っています。逃げて回復をはかるのも手かと・・・」
数の差を利用し何人かをぶつけることによりゼファードル達は突撃を続けた。『
サ「こちらはレグルスにコリアナとガンドマ。それに・・・クイーシャはどうした?」
レ「それが・・・あの爆発の後から姿が見えなくなりまして」
サ「まさかとは思うが・・・クイーシャがやられたのか」
クイーシャは若手上級悪魔の眷属『
ユ「サイラオーグ様!ゼファードル達が既に迫っています!」
サ「休むどころか悔やむ暇さえないか・・・仕方ない。俺たちも行くぞ!」
サイラオーグの声に眷属が頷くと共にゼファードルへと向かっていく。彼らがその場にか隠れ潜む存在に気付くことはなかった
・エクシースvsベルーガ、アルトブラウ
自身が作成した全高5m程の白い装甲に覆われたロボット『
エ「ちぃぃ、センサーのおかげで反応できても機体が追いつかない」
ベ「あの巨体でここまで動けるとは・・・しかも装甲が固い!」
この2人の戦いは互いに有効打を与えられないでいた。ベルーガの愛馬、アルトブラウが宙を高速で駆けベルーガが円錐形のランスをエクシースの乗るランスを貫こうとするも、エクシースは機体を素早くひねりそれを回避。すぐさま剣で反撃するが機体が剣を振るう速度ではベルーガ、そしてアルトブラウに当てられないでいた
エ「いい加減当たりなさいよ!」
ベ「避けろ!アルトブラウ!」
離れるベルーガにエクシースは銃からビームを放つもすべて避けられる。予測射撃を行っても寸でのところでアルトブラウが的確に回避を行い、そしてまた突撃が行われる。ランスと馬が空中で激しく交差する中、余り燃料を消費したくないために敢えてカウンター狙いの作戦を行っていたエクシースはこのままでは埒が明かないと感じ、燃料の消費覚悟でベルーガを追いかける方へと作戦を変えた
ベ「アルトブラウの神速に追いつくなんてね!」
エ「生憎様!この機体も速さには自信があってね!そもそも、その程度の速さで神速だなんておこがましいわよ!」
今まで回避ぐらいにしか動かなかったランスが突如ベルーガを追いかける。その速度はアウトブラウと同等。追いつきもしないが離れもしなかった。何故ならアルトブラウの駆ける速度は神速ではない。音速よりも少し速い程度だ
エ「このままではこちらがいずれ燃料が切れて墜落するだけ・・・一発でも当たればいいのだけど後一手足りない」
エクシースはその速さに速度重視の機体でよかったと思う反面、ビームを避けられる現状をどうしようなければと悩んでいた
エ「どうする。何か使えるものは・・・空調システムに異常?まさか!?」
コックピットにアラームが鳴り響く。エクシースはセンサーの範囲を拡大し、ある場所から反応があった。エクシースはカメラをその場所に回すとそこにはエクシースに手を振るサラーシャの姿があった
ア「ぶるぅぅぅぅ」
ベ「何故だ・・・体の動きが鈍く・・・」
それと同時にみるみるスピードが落ちていくアルトブラウ。自身の身体がいきなり鈍くなったことを疑問に思うがその原因に気付かないベルーガ。追われている状態にも関われず背後への意識を外してしまった彼らにはエクシースが彼らの上へと移動しているのに気づかなかった
エ「・・・叩きつけてやれ!」
意識が外れた僅かな時間で十分だった。エクシースは出力を上げランスをベルーガ達の真上へと昇らせる。鼻歌を歌いながら亜空間から取り出した巨大なメイス。それをその重さに任せて振り下ろす。重さに負けランスが回転しながら落ちていく先にはベルーガとアルトブラウがいた。彼らは真上に大きな金属の塊に気付いたときには既に目の前に金属の塊が迫っていた
ベ「ぐああああああ!!!」
孫ね距離で避けることもできずに巨大なメイスによって地面へと叩き受けられたベルーガとアルトブラウ。今の一撃は痛かったが何とか立ち上がろうとするベルーガ。だがその目に映ったのはこちらへと落ちてくるメイスだった
ベ「うそだろ・・・」
避け様にもなぜか体が動かない。ベルーガは避けることも、防ぐこともできずに落ちてくるメイスに潰されてしまった
『バアル家『
エ「流石はサラーシャね。私も空調システムがなかったらいつ撒かれたかなんてわからないわよ」
サ「そんな。私はこれぐらいしかできませんから」
エクシ-スが地面へと期待を着地させるとサラーシャが現れた。先ほどベルーガとアルトブラウが急に動きが遅くなったわけ、それは無味無臭の麻痺毒をサラーシャが一帯に撒いた為だ。薬学・医学に詳しいサラーシャは持ち込んだ麻痺毒を魔力で風を起こし、辺り一帯へと拡大させていた。その薬を吸い込んだベルーガとアルトブラウが麻痺に陥り体を動かせなくなり、エクシースからの重い一撃を食らい、リタイアとなった
エ「さて、『
サ「そうですね。では行きましょうか」
・グラマークvsラードラ
手に巨大な盾とメイスを持つ重装歩兵の装備のグラマークと総体するのはドラゴンへと変身したラードラ。『
グ「へっ!これぐらい、どうってことないぜ!」
ラ「グャォォォォン!」
グ「そらよっと!」
己の炎を受けて無傷、それどころか余裕な態度にイラッと来たラードラは牙を立て突撃した。だがグラマークは盾で受け流すと片手に持つメイスをラードラの頭に叩きつけた
ラ「ギャァァォォォォン!!!」
ラードラが悲鳴を上げる。『
グ「おっと!そっちに行くんじゃねえよ」
ラードラは距離を取ろうとグラマークから離れようとする。だがグラマークはそれを良しとしない。ラードラの尻尾を掴み、力任せに持ち上げると地面へとたたきつけた
ラ「グオォォォン」
グ「お前の相手は俺だぜ。他のところに行かせはしねえよ」
そしてラードラの顔目がけて瓶を投げる。その中身は一種の興奮剤。効果は目の前のものが嫌でも目に入るようになるというもの。
グ「来いよ!ゼファードル様ならともかく、お前程度俺一人で十分だ」
ラ「ガャァァァァァ」
ラードラはグラマークへと突進を仕掛ける。だがその突進は受け止められ止まったところでメイスが頭に叩きつけられる。痛みに暴れるラードラの滅茶苦茶な攻撃をグラマークは盾で的確に防いでいた。グラマークが任されたのはラードラを一人で抑えること。撃破しなくてもいい、だが他のところに行かないように足止めすること。それがこのゲームでのグラマークの役割だった