最近書く時間が取れず、ただでさえ低いクオリティが益々下がっていく中、読んでくださる方、お気に入り登録してくださる方、本当にありがとうございます!!
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【絶斗side】
会合が終了した後、俺達を含む若手悪魔はそれぞれの屋敷へと帰ることになった。ゼファードルさんがティアマットさんと何か言い合ってたけどなんだったのだろう?『無茶だ』とか『それぐらいできなくてどうする』とか聞こえていたが・・・
アザ「だいたいわかった。それでソーナとその眷属達とやりあうってわけか」
グレモリ―家の屋敷へと戻った俺たちは待っていたアザゼル先生に会合での出来事を話した。
リ「ええ。やるからには負けられないわ。早速明日から修業を始めるつもりよ」
アザ「当然だ。今回のゲームのこともあるが、『
アザゼル先生の言うことはもっともだ。戦場ならば誰であろうと殺す殺される覚悟が必要だ。だが相手はテロ組織。戦場を用意してそこで戦いましょう、なんてことはないだろう。こちらの弱いところ・・・有力な者の子供や伴侶、または親しい者を人質に取って自身の駒にする。または殺す、なんてことも考えられるだろう。それは部長が完全に当てはまる。部長の兄は魔王様だ。グレモリーは深い情愛を持っているみたいだが、それは相手に附けこまれる隙にもなる。もし部長が『
アザ「まぁお前たちのトレーニングメニューは既に俺の頭で出来上がっている。・・・一部を除いてだが」
そう言って俺のほうを見る。確かアザゼル先生も俺の
絶「僕達だけがアザゼル先生・・・堕天使総督から直接アドバイスを受けるのは不公平では?」
アザ「それくらい別にいいだろ。俺は悪魔サイドに随分と神器関連の研究成果を献上してんだぜ?天使側もバックアップ体制をしているって話だ。あとは若手悪魔連中がどれだけ自分を高めるか、その心しだいだ。それに・・・」
アザゼル先生は一呼吸おいて
アザ「俺がお前たちに師事をしなくても、グシャラボラスのところなんかは随分と前から龍王を師として鍛えている。その成果は知っての通りだ。まぁ、師事してもらえる相手に会えるかはその者の縁や運次第だがな」
確かに。俺たちは部の顧問がアザゼル先生だからここにいるが、もしかしたら会長のほうに行っていたことも考えられる。そう考えれば俺たちは運がよかったのかもしれないな
アザ「とにかく修業は明日からにする。今日は全員のんびりしてろ」
先生のこの言葉で今日のミーティングはお開きとなった。俺の修業はどうするか。できるならば蒼枒さんの下で鍛えたいが・・・悪魔のこと嫌いだし無理だろうなぁ。となると前任者しか相手がいないが、寝てると気しか会えないからな。どうしたものか
グ「皆様。温泉のご用意が出来ました」
悩んでいるとグレイフィアさんが現れた。・・・温泉?
アザ「旅ゆけば~」
今俺達はグレモリー家の和風の温泉に浸かり総督は翼を広げ鼻歌を歌っている。グレモリーの家、というか城の中は意外と和の要素が多い。部長はちょっと勘違いしている系とはいえど日本のことが好きのようだし、その両親であるグレモリー夫妻も影響を受けてもおかしくはない。担当の領地も日本だったし。・・・であるならばもっと気を使っておけよって話だ。部長だけの責任ではないが悪魔が
アザ「いやぁ、極楽だぜ。流石は冥界屈指の名家グレモリー家の温泉だ」
ところでこの温泉はどこから引っ張ってきてるんだ?冥界なら問題ないが日本から持ってきてるのならば止められてそうだが
祐「あれ?ギャスパー君は?」
祐斗がギャスパーがいないことに気づいた。俺も思考を止め、周りを見てみると入り口のところでウロウロしているギャスパーがいた
イ「ギャスパー。折角の温泉なんだから入れよ」
イッセーは一旦上がりギャスパーを捕まえるた
ギ「キャッ!」
ギャスパーは女みたいな悲鳴を上げる。見た目は女の子だもんな。見た目は。だからってジロジロ見るなよ、イッセー
アザ「ギャスパー、気をつけろ。イッセーはお前を狙っているぞ。さっきからお前の体をジロジロ見ているからな」
ギ「そ、そんな、イッセー先輩は僕のことをそんな目で見てたんですか・・・?身の危険を感じちゃいますぅ!」
イ「な、何言って!?お、俺は別にギャスパーを狙ってねぇぞ!」
焦ったイッセーはギャスパーを抱えると俺たちが入っている温泉へ放り投げた
ギ「きゃぁぁぁん!熱いよぉぉ!!溶けちゃうぅぅぅ!!イッセー先輩のエッチィィィ!!」
絶「うっさい!静かにしろ!!」
アザ「暴れんな!酒がこぼれるだろうが!!」
暴れるギャスパーをアザゼル先生と抑え込み静かにさせた。だがギャスパーの絶叫は女湯のほうまで聞こえたようで
リ「イッセー、ギャスパーにセクハラしちゃダメよ?」
部長のからかうような声と小さいが笑い声も聞こえた。イッセーは恥ずかしくなったのか温泉へ飛び込んだ。
絶・アザ「だから飛び込むんじゃねぇ!!」
イッセーは俺とアザゼル先生の拳骨を受けるはめになった
アザ「ところで、イッセー、絶斗」
温泉につかりしばらく。いやらしい顔で俺たちのと隣にアザゼル先生が来た。ギャスパーはのぼせたのか祐斗の介護を受けている。・・・早すぎだろう!まだ10分も浸かってないぞ
アザ「お前らは女の胸揉んだことあるか?」
総督は手を動かしながら訊いてくる
イ「はい!部長のお胸をこの右手でもみっと!」
絶「ないですね」
アザ「なんだよ、イッセーは胸揉んだのにお前はないのかよ。つまんねぇな」
そう言われてもな。ゼノヴィアと再会したのは最近だし、それからとんとん拍子に同棲して恋人になっているけどそれ以上はまだしていない
イ「絶斗ぉぉぉ!なんでだ!?あのおっぱいを独り占めしてるのにか!?」
絶「落ち着け。普通に考えてセクハラだからな。恋人だろうと時と場所を考えろ」
そこらへんが分かってないんだろうなぁ。松田と元浜は変わりつつあるがこいつは変わらずに突き進んでるからなぁ
アザ「ならこの場所でのお約束も知ってるよな?」
にたらぁと嫌な笑顔をして聞いてくる。わかってはいるが賛同はしない
絶「知っているが俺はやらないぞ」
アザ「別にいいじゃねぇか。男同士なんだしよ」
イ「なんだ?何をするんだ!?」
何かはわからないがその何かを期待するように答えを待つイッセー。何故こいつはわからない!?いつもやってることだろうが
アザ「温泉で女湯覗く!けれど、それじゃスケベとしては二流以下だぜ」
イ「覗きが二流!?じゃ、じゃあ、どうすれば一流に!?」
スケベに二流も一流もあるか!だがアザゼル先生はイッセーの腕を掴み、そして
アザ「男なら混浴だ!イッセー!」
イッセーを女湯へ放り投げた
イ「どわああああああっっっっ!!!」
女よとの仕切りの向こうへと消えていくイッセー。アザゼル先生はいい表情をしながら俺の隣へ来た。次は俺の番か!?
アザ「さてと、これで邪魔者はいなくなった。さぁ、お前の
そうは言われてもなぁ。《アミル・ガウル》については俺自身もあまり分ってない。そもそも使えるようになったのだって春からだからな
アザ「お前以外の修行内容は概ねできている。だがお前の
絶「そのことですが・・・一つ提案というか相談が」
アザ「なんだ?」
そこで俺は
絶「だから蒼枒さんのところに行かせて欲しいです。自身をもっと知るために。強くなるために」
アザ「・・・だがあいつは悪魔嫌いだぞ?引き受けてくれるかわからねぇ。しかも鍛えるときたらもっと可能性が低いじゃねぇか」
絶「承知の上です。だけど蒼枒さん以上の剣の腕を持つ者なんて俺は知りません」
イッセーの腕を切り落とした動き。あの場にいた誰一人としていつ動いたかわからなかった。もしかしたら東雲家や魔王様なら見えていたかもしれない。少なくとも俺は動いたようには見えなかった。そんな剣を腕を持つ彼に今度はちゃんとした修行をつけてもらいたい
アザ「わかった。一応俺からも伝えてはみるが・・・望みは薄いと思っていたほうがいいだろう」
絶「ありがとうございます」
アザ「お礼を言われる筋はねぇよ」
そう言いながら俺の腕を掴んだアザゼル先生。これって・・・
アザ「折角だ!おまえも行って来い!!」
次の瞬間俺は宙にふっ飛ばされた。飛んでいく先はもちろん女湯。だがイッセ-の二の舞を演じるようなことはしない
絶「《アミル・ガウル》!」
俺は《アミル・ガウル》を呼び出し逆風を起こして勢いを殺す。だがそれだけではこの状況を変えることはできない。俺の身体はすでに仕切りを超えてしまっている。この状況を打破するには足場が必要だ。イメージはある。後は俺ができるかだ!
絶「固まれぇぇぇ!!!」
風が操れるのならば空気も操れるはずだ。そう考えていた俺は空気を圧し固めて足場にし、男湯へと跳んだ。初めての試みだったが成功して何よりだ。俺は無事男湯の湯舟へと落ちた
アザ「チッ。戻ってきやがったか」
アザゼル先生は舌打ちして悔しそうな顔をして酒を