ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

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すみません。今回全く進みません。そして短いです。

追記しました。やはりここまでは持っていきたかったのとあまりにも短すぎて自分でも許せなかったので。・・・でも正直辛い。視点は絶斗だけど原作未改変キャラオンリーは思考が読めないです


冥界での初日

【絶斗side】

 

(俺が起こした)騒ぎの後、各自割り当てられた部屋へと通された。荷物の整理やら着替えやらをしたり、部長の父親も同席しての晩餐会が開かれたりと冥界初日から色々あった。晩餐は豪華だったが食べきれないほどの量を出されて内心もったいないと感じていた。これが貴族と庶民の考えの違いなのだろうか?

 

ゼ「はあ!」

 

絶「・・・」

 

そんな俺は今ゼノヴィアと共に屋敷外に来ていた。修行するにあたって周りに被害が出ないようなところを聞いたところ、何も無いところまで少し距離がある言われた。馬車を用意すると言ってくれたが、ウォーミングアップしながら行くにはちょうど良いと思ったので許可をもらい早速ゼノヴィアと向かった。周りを気にすることなく剣を振れるだけあって互いに全快で剣を振る。そのたびにゼノヴィアのデュランダルからオーラが飛び出し、俺の《アミル・ガウル》も風の斬撃が飛んでいく

 

ゼ「やはりいいな!全力で剣を振れるというのは!」

 

絶「そうだな!俺の家では剣なんて振るスペースはなんてないし、毎回毎回部長達に結界張ってもらうわけにはいかないからな」

 

ゼ「一度結界を破ってしまったこともあったし無理さするわけにもいかないからな」

 

互いの剣を交わし、僅かな会話を挟むと高速で移動しながら斬り合う。周りの至る所が抉れ、足場が安定しなくなるが、そんなことを気にする余裕もなく風を操ってさらに自身の速度を上げる

 

ゼ「まだ疾くなるのか!?全く『戦車(ルーク)』らしからない速さだな」

 

絶「その代わり力も硬さもないけどな!」

 

なぜかは知らないが『戦車(ルーク)』特有の圧倒的なパワーと防御力は身に受けていない。悪魔に転生しているはずなのだがやはりおかしい。列車内でも転生悪魔と判断されているが、デパートであったたまたま会った蒼枒さん曰く色々と面白いことになっているらしいが詳しく聞きたいところだが

 

絶・ゼ「ッ!?」

 

再び鍔迫り合う中危険を察知した俺とゼノヴィアは互いに押し合いその場から飛びのく。その直後先ほどまでいた場所に黒と白の光が通り過ぎていった

 

祐「僕も入れてくれるかな?」

 

絶「祐斗、なぜここに?」

 

祐「あれだけ派手にやり合っていたら遠目からでもわかるよ」

 

どうやら屋敷から見えていたらしい。この場所は屋敷からかなり離れているはずだが、久々に現実で振れるだけあって喜々として振るっていたせいで思いのほか被害が大きかったようだ

 

絶「そういえばイッセーはどうした?」

 

祐「イッセー君は早速勉強させられているよ。覚えることは多いからね」

 

イッセーは貴族として、悪魔としての知識が不足しているそうだ。当然と言えば当然なのだが部長の婿候補としてそれではいけないのですぐにでも勉強が開始された。俺には関係がないことだけど頑張れイッセー。俺は適当に応援しておく

 

絶「そうか。まあそれはいいとしてゼノヴィアはどうする?」

 

ゼ「いいんじゃないか?剣を使う者同士互いに実力を高めるというのは」

 

祐「そうかい。なら、行くよ!」

 

ソウイウト祐斗がその場から姿を消した。それを追うように俺達も祐斗を追いかける。2人が斬り結ぶと残る1人がどちらかに狙いを定める。それを避けては、迎撃。攻めては守りを繰り返す。ゼノヴィアの聖剣が、祐斗の聖魔剣が、俺の精霊剣がぶつかり合いその余波で大地を抉っていく。だがそんなことを気にすることもなく俺たちは迎えが来るまで斬り合っていた。後に部長に怒られたのは言うまでもない

 

 

 

翌日、再び列車に乗った俺達はサーゼクス様達魔王様が統治する領地にある若手悪魔の会合の会場に来ていた

 

リ「皆、もう一度確認するわ。何が起こっても平常心でいること。何も言われても手を出さないこと。ここにいるのは将来の私たちのライバルよ。無様な姿は見せられない」

 

エレベーターに全員が乗り扉が閉まると部長がそう告げた。いつも以上に気合いを入っているなと思っているとエレベーターが停まり扉が開く。出るとそこは広いホールだった。すぐそばには使用人らしき人がいて、俺達に会釈してきた

 

「ようこそ、グレモリー様。こちらへどうぞ」

 

使用人の後に続き通路を進んでいく俺達。すると、通路の先の一角に複数の人影が見えた

 

リ「サイラオーグ!」

 

部長がその内の一人に声をかけた。知り合いなのか?

 

サ「久しぶりだな、リアス」

 

あちらも部長を確認すると近づいてくる。

 

黒髪で短髪、武闘家のような体格。歳は・・・そう変わらないと思う。見た目と実年齢が合わないのは人外の常識らしいし

 

リ「ええ、懐かしいわ。変わりないようで何よりよ。初めての者もいるわね。彼はサイラオーグ。私の母方のでもあるわ」

 

サ「俺はサイラオーグ・バアル。バアル家の次期当主だ」

 

サイラオーグさんは挨拶してくる。大王バアル家の次期当主か。どおりでオーラがすごいわけだ。だが部長の従兄弟となるとこの悪魔もまたあの家に繋がるわけか

 

リ「それで、サイラオーグはこんな通路で何をしてたの?」

 

サ「ああ、お前たちが最後のようだからな。待っていたんだ。アガレスにアスタロト、シトリーの次期当主も既に来ているぞ」

 

リ「あら私たちが最後なの?まだ時間はあるはずだけど」

 

サ「開始前に若手同士の会合の時間だそうだ。そんなものは要らないと思うがな」

 

サイラオーグさんの眷属であろう1人が扉を開ける。中は大きな広間になっていてソーナ会長と生徒会。眼鏡を掛け、青いローブを着た女性と何故かこちらに笑顔を向ける深い緑の髪をした男。そしてそれぞれの眷属が主の周りでくつろいでいたり、緊張していたりと様々に過ごしていた。部長とサイラオーグさんはテーブルを挟んで向かい合わせに座った

 

サ「リアスとこうしてゆっくり茶が飲めるのならばそれもいいか。色々あったのだろう?」

 

リ「そうね。最近は特に」

 

用意された紅茶を飲みながら話し出した2人は従兄同士だからか楽しそうに話していた。イッセーが何か悔しそうな表情を浮かべていたが何も心配することはないと思うぞ

 




今回短かったにも関わらず次回も悩みどころです。改変キャラの影響が大きいですし原作から新キャラが出ますし

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