ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

50 / 137
お気に入りしてくださった方が170人を超えました!
皆さまありがとうございます。

今回はセリフが多いので注意してください・・・・・・いつも多いか


コカビエル戦 直前

【三人称side】

 

?「教会から2本のエクスカリバーが来たか。予想通りだな」

 

バ「はい。これでより完全なものに近づくでしょう」

 

廃れた教会。その中でアジトであるここに戻ってきたバルパーとフリードは上司と言葉を交わしていた。その上司の背からは5対の黒い翼をを持つ堕天使、コカビエル

 

コ「ならばすぐにでも悪魔どもに宣戦布告するぞ」

 

バ「なぜです?完全に集めてからでも遅くはないんじゃないですか?」

 

バルパーにはコカビエルがなぜ焦っているかわからなかった。自分としては完全なエクスカリバーにしたいという思いもあったため、素直に従うことができずにいた

 

コ「青龍に気づかれないうちにすべて終わらせたいからだ。今は近くにいない様だからな」

 

フ「はっ!こんな端っこの青い蜥蜴なんて俺っちがこのエクスカリバーで斬り刻んでやるって。心配し過ぎじゃないんですかねぇ?」

 

コ「・・・はっきり言おう。青龍が本気を出したら我々が束になっても勝つことは不可能だ」

 

コカビエルの言葉に部下である2人は驚いた。5対の翼を持つ、神の子を見張る者(グリゴリ)の幹部であるコカビエルが勝てないといったからだ

 

フ「嘘っしょ。こんな極東に住む分際で・・・」

 

コ「ならばお前は白龍皇に無傷で勝てるのか?我には無理だ」

 

2人はコカビエルの言う言葉を信じられなかった。かつて、神と4人の魔王がその命をかけて封印した2天龍の片割れ。神滅具である白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)の持ち主に勝ったということを

 

コ「ここも奴の、奴らの土地だ。気づかれたら一瞬で飛んでくるぞ」

 

コカビエルの言葉が切れると同時に扉が開かれる音が聞こえた。足音からして3人。フリードとバルパーには自分たちを追いかけてきた奴らだとすぐにわかった

 

フ「お客さんが来たようですぜぇ?」

 

バ「ふっ、ちょうどいい。奴らの土産を受け取ろうではないか」

 

 

 

 

【ゼットside】

 

玄関からドンドンとドアを叩く音がしチャイムが鳴り響く。急いで玄関のドアを開けるとそこには傷だらけのイリナさんと彼女を背負っているゼノヴィアがいた

 

ゼツ「一体どうしたんだ!?」

 

ゼノ「イリナを頼む。擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)も奪われてしまった今はもう時間がない!」

 

ゼツ「お前も入れ!そんな傷もふさがないでどうするつもりだ!」

 

イリナ程ではないがゼノヴィアも戦闘でできたであろう傷を負っていた。このまま送り出せばすぐに動けなくなるのは目に見えている。俺は無理矢理家の中に入れ、ソファに座らせると傷の手当てを始めた

 

ゼツ「それで、何があったんだ?」

 

ゼノ「バイパーを追ってアジトまで行ったんだが返り討ちにあってな」

 

 

~~~~~回想~~~~~

 

【ゼノヴィアside】

 

ゼノ「クッ!」

 

祐「これほどとは!」

 

コ「つまらんな。所詮はこの程度か」

 

フリードとバルパーを追った先は廃れた教会だった。イリナと勝ってについて来たグレモリーの騎士とともに奴らのアジトに踏み込んだが、コカビエルの圧倒的な力の前に私たちはボロボロになっていた

 

コ「まずは貴様のエクスカリバーからいただこうか」

 

イリ「コカ・・・ビエ・・・ル」

 

ゼノ「イリナ!!」

 

コカビエルの攻撃でイリナは吹き飛ばされ、そのまま力尽きてしまった。イリナが手放してした擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)を拾い上げたコカビエルはそれをバルパーに投げ渡した

 

バ「クックックッ・・・手にいれたぞ擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)!」

 

コ「残りのもう一本ももらうとしよう。故に、ここまで運んでくれた貴様らに用はない!」

 

コカビエルが巨大な光の槍を出現させ投擲の構えを取った。あれを避けるほどの力は今の私たちには残っていない

 

祐「っく」

 

いつの間に拾っていたのだろうか。グレモリーの騎士はは教会内に転がっていた手りゅう弾を投げた。おそらくフリードのものだったであろうそれは眩い閃光を発した。その間に私ははイリナを背負い、教会から脱出した

 

~~~~~回想~~~~~

 

ゼノ「・・・というわけだ。手当てしてくれて助かった」

 

俺はゼノヴィアに包帯を巻き終えると治療箱のふたを閉めた

 

ゼツ「それで、これからどうするんだ?」

 

ゼノ「もちろん、コカビエルを倒しに行く

 

ゼツ「・・・3人がかりでも手も足も出なかった相手にか?」

 

ゼノ「ああ。最悪刺し違えてでも倒すつもりだ」

 

・・・教会っていうのはここまでさせるのか。死んだら元も子もないんだぞ。それにゼノヴィアの持つエクスカリバーも奪われるってことを考えていない

 

ゼツ「そんな体で無茶だ!勝てるわけないだろう!」

 

ゼノ「エクスカリバーを奪われたなどどう報告すればいいんだ!無茶でもやるしかないんだ!」

 

ゼノヴィアの腕をつかみ出ていくのを何とか止める。振り払おうと腕を振ったが離すわけにはいかなかった

 

ゼツ「なら俺も連れていけ。戦力は一人でも多いほうがいいだろ?」

 

ゼノ「・・・・・・わかった。本来ならば一般人の君には来てほしくはないが、今は一人でも戦力が欲しい。だが、無茶はしないでくれ」

 

ゼツ「わかってる」

 

しばらく悩んだが、どうにか許可してくれたみたいだ。家を出た俺はゼノヴィアの先導のもとある場所に着いた。その場所は

 

ゼツ「学校・・・だと・・・」

 

駒王学園だった。校門の前には部長、朱乃先輩、イッセー、アーシアのオカ研のみんなと生徒会長や匙たちの生徒会メンバーがいた。

 

ソ「リアス。学園は大きな結界で覆ってます。これでよほどのことがない限り外に被害は出ません」

 

合流した俺たちは部長たちから事情を聴くとコカビエルが宣戦布告したらしい。生徒会長は生徒会が結界を張り続け被害を最小限にし、オカ研がコカビエル達と戦うとのことだ。確かにこれが正解だと思う。匙以外の実力や能力はさっぱりわからないが、10秒ごとに力を倍加するイッセーに消滅の魔力を持つ部長という攻撃的な能力がいるんだ、これらを防御に回すのはもったいない

 

朱「リアス」

 

リ「何かしら?」

 

朱「魔王様には連絡を入れましたか?」

 

朱「いいえ、ここは私の管轄で起こった事よ。入れてないわ」

 

朱乃さんが部長に進言するが、部長は首を横には振った

 

リ「お兄様の手を煩わせたくは「リアス!」っ!」

 

朱「あなたがサーゼクスさまにご迷惑をおかけしたくないのはわかります。けれど、相手の実力を見誤ってはなりません。コカビエルは私の父と同じ堕天使の幹部。はっきり言って私たちで解決できるレベルを超えています」

 

朱乃さんの説得により、部長は折れた。

 

リ「できる限りはやく来るよう言っていたけど・・・どれくらいで来るかは分からないわ」

 

対処できる人物(?)がいつ来るかわからない状態で時間稼ぎをしなければならないのか。かなりキツイな・・・ちょっと待て。俺たちはこの事態に対応できる人物を知っているじゃないか!

 

ゼツ「誰か東雲姉妹の連絡先知ってないか?」

 

みんな首を横に振った。ダメか・・・

 

イ「どうしたんだ急に?」

 

ゼツ「蒼枒さんに頼めないかと思ったんだが・・・」

 

その言葉にイッセーはちょっと顔を引きつらせてた。まぁ殺されかけてたしな

 

リ「ゼット。無関係な人を巻き込むのは良くないわ」

 

ゼツ「だけどコカビエルは俺たちの手には負えない相手ですよね。なら、相手をできる人を呼ぶのは間違いじゃないと思いますが」

 

祐「確かに蒼枒さんなら可能かもしれないね」

 

どこからともなく祐斗が現れた

 

ゼノ「グレモリーの騎士か。今までどこに!?」

 

祐「傷の手当てをしてただけさ。それよりも蒼枒さんを呼ぶのかい?」

 

朱「いいえ。確かに彼ならばコカビエルを抑え込むことは十分可能ですわ。父も試合をして負けたといってましたし。しかし誰も連絡を・・・!」

 

朱乃さんが何かに気づいたようだ。

 

朱「そうですわ!母が青山龍神宮にいます!」

 

そう言うと朱乃さんはスマフォを取り出し、電話をかけた

 

リ「ちょっと待って。朱乃、いつの間にあなたの父と仲良くなったの!?あんなに嫌っていたのに」

ゼノ「その蒼枒という堕天使の幹部を下すほどの人物とは一体何者だ!?」

 

ああそっか。部長はあの婚約騒動で知らなかったのか。

 

ゼツ「ゼノヴィアも部長も。後でいいだろう?今はそれどころじゃない」

 

俺の言葉に渋々ながらうなずいてくれた

 

朱「終わりました」

 

ゼツ「どうでした?」

 

朱「母には伝えましたわ。あとは母の上司から蒼枒さんまで伝えられるはずです」

 

だがいつ来るかはわからない。できれば早く来てほしいところだが

 

リ「いい皆。私たちは魔王様が来るまでの時間稼ぎ。無茶はしないこと」

 

イ・ア・朱「「はい!」」」

 

眷属の中で唯一、である祐斗は部長の言葉に反応しなかった。そして俺たちは正面から堂々と入り込んだ。

 

 

 

 

【葉月side】

 

神様からの依頼が届いたのは、白音と修行をしてる時でした。その内容は

 

葉「町の崩壊・・・」

 

依頼書の中身は駒王町に術式が敷かれ、発動すると町が崩壊するというものでした。もしそうなれば地脈の流れにも影響がでてしまいます

 

白「葉月、どうしました?」

 

葉「白音はこれを読んでください。私はお兄様に連絡を取ります」

 

依頼書を白音に押し付けると急いでお兄様に電話をかけました。

 

葉「お兄様!今どこですか?」

 

蒼「今は新幹線の中だが、どうした?」

 

新幹線・・・こんな時に

 

葉「町に術式が敷かれているようです。起動すれば町は崩壊すると」

 

蒼「ああ、俺も楓から聞いた。あと十分ぐらいで新幹線から降りれるが・・・葉月たちには先に行って術式の破壊、出来なければ俺が来るまでの時間稼ぎをしてもらいたい」

 

葉「わかりました。白音と一緒に向かいます」

 

蒼「頼んだぞ」

 

電話を切り、白音に向き直ると依頼書を読み終えた白音が待っていました

 

葉「白音。わかってますね」

 

白「もちろんです。急ぎましょう」

 

私たちは転移陣を作り出しました。いつも通りこれでいきます。それにしてもお兄様の直属の部下である楓さんも知っていたようですが、一体誰が楓さんに伝えたのでしょうか。




というわけでコカビエルに時間制限が付きました。
少しは戦いに入りたかったのですがキリがいいので今回はここまで

それにしてももう少しで正月かー。神社だから書かなきゃならないよな。ネタないけど(´・ω・`)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。