ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

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お気に入りが減っていないどころか増えただとΣ(・□・;)
バトル回だったのにいったいどういうことなんだ(。´・ω・)?

あとすみません、今回短くなっております。申し訳ない<(_ _)>


一時の結託

 

【ゼノヴィアside】

 

ゼツ「よしと。じゃあ放課後になったら連絡するから」

 

ゼノ「ああ。私たちもできる限り探してみるが、よろしく頼む」

 

絶斗が鍵を閉めたのを確認し、家の前で私たちは分かれた。学校に行く姿を見送りながらイリナが

 

イリ「本当によかったの?彼を巻き込んで」

 

ゼノ「私としてもあまり関わってほしくはないが・・・私たちはこの土地のことをあまりにも知らない。案内してくれる人は必要だろう」

 

イリ「だから私が・・・」

 

ゼノ「イリナがここに住んでいたのは幼いころの話だろう。本当に大丈夫なのか?」

 

イリ「・・・」

 

そう言うとイリナは言いよどんでしまう。そもそも現在と過去の記憶とのずれや、そもそもあいまいにしか覚えていないなどそんな幼いころの記憶は使いものにならない。さらにこの土地は管理する悪魔が数年前に代わっている。

 

ゼノ「今日一日案内してもらうだけだ。一般人の彼にエクスカリバーの破壊を手伝ってもらおうとは思ってないさ」

 

イリ「一晩泊めてもらったのに何で来たかは話さなかったものね」

 

ゼノ「正直悪いと思ている。だが泊めてもらっているのに起こされるまで寝ていたイリナが言う言葉ではないな」

 

イリ「そう言うゼノヴィアだって朝食たくさん食べてたじゃない!」

 

ゼノ「あれは・・・日本では食べ物を残すのは失礼と教わっていたからで・・・」

 

絶斗の手紙には日本の文化や食事など書いていたからな。かわりに私も欧州の国々の文化を教えたりしてたしな

 

イリ「・・・そういえば手紙でやり取りしていたのは彼だったのよね?いつ知り合ったの?」

 

ゼノ「あれは10年ぐらい前か。そのとき教会に入ったばかりでエクソシスト見習いだった私は師と共に悪魔の討伐に出かけ、その先で出会ったんだ。悪魔の気配を頼りに向かったんだが、そこにいたのは泣いている絶斗と無残に切断された悪魔の死体と彼のそばに突き刺さっていた《アミル・ガウル》だった。私は目を奪われたよ。あんな美しい剣は見たことがなかったからな。その後、他のエクソシストたちが来て絶斗を保護、親の元に返した。年が近かったこともあって返すまでの間一緒にいたんだが、今思えばよく会話で来たなと思うよ。互いに言葉など分からなかったはずだからな。それからはずっと手紙でしかやり取りしていない」

 

イリ「ふ~ん、そうなんだ。10年も手紙だけでね・・・」

 

そう言うとイリナは何か考えているようだった

 

イリ「もしかしてゼノヴィア。彼のこと好きなの?」

 

ゼノ「なぜそういう結論になった!?」

 

イリ「だって今時手紙なんて、しかも10年も続けるなんて普通考えられないでしょう!?」

 

ゼノ「確かに絶斗はかっこよくなっていたし!彼のそばにいるのも悪い気はしないが・・・この気持ちが好きなのかは分からない。・・・って何を言わせるんだ!」

 

イリ「勝手にしゃべったのゼノヴィアじゃない!」

 

 

 

 

それから8時間ほど経った。聖剣の気配をたどったりしたが成果は得られず、絶斗から電話が来た。

 

ゼノ「絶斗からの電話だ。近くのファミレスで待ち合わせだそうだ」

 

イリ「わかった。急ごうゼノヴィア」

 

イリナと共にファミレスに入ったが・・・

 

ゼノ「なんでここに悪魔がいるんだ?」

 

その言葉に絶斗は店内を見回した。するとあるテーブルに座るグループを見て

 

ゼツ「・・・ごめん。後をつけられてたみたいだ」

 

絶斗の視線の先には赤龍帝とグレモリーの騎士と知らない悪魔が座っていた

 

 

 

【絶斗side】

 

ゼツ「で、お前たちはなんで俺の後をついてきたんだ?」

 

隠れているイッセー、祐斗、匙だったか?を呼び寄せ俺達の前に座らせた。

 

イ「イリナたちがなぜ日本に来たかを俺から聞いただろ。その後学校が終わった後イリナたちに会うって聞こえたからな」

 

ゼツ「確かにそう呟いた・・・まさか聞こえてるなんてな」

 

サ「悪魔になれば身体能力が強化されるんだ。聴力も上がっていてもおかしくはないだろ?」

 

ゼツ「言われてみれば確かに」

 

ということは俺のミスか。ゼノヴィア達に悪いことしたな

 

ゼノ「ということは絶斗も事情は知っているか。ならもう隠す必要はないな。それで、絶斗をつけてまで私たちに会いに来た理由は何だ?」

 

祐「僕たちにエクスカリバーの破壊の協力させてほしい」

 

俺とイリナは驚いた。悪魔に聖剣は弱点でかすり傷でも動けなくなるって聞いた。そんな危険を伴うことを自らの望んで来るなんて

 

祐「ただで、とは言わない。だが僕は盗まれたエクスカリバーを持っている奴を知っている」

 

ゼノ「(悪魔の言うことだ。嘘ってこともあり得るが、例え嘘でも今は情報が欲しい)・・・そうだな。一本ぐらい任せてもいいだろう」

 

1人驚かなかったゼノヴィアが許可を出した

 

ゼノ「正直言って私達だけではエクスカリバー3本の回収とコカビエルとの戦闘は厳しいからな」

 

イリ「ちょっとゼノヴィア!?いいの?絶斗君はともかくイッセーくんは悪魔なのよ?」

 

ゼノ「悪魔の力は借りない。代わりにドラゴンの力を借りる」

 

イリ「確かにドラゴンの力を借りるなとは言ってないけど・・・」

 

ゼツ「ドラゴンの力を借りるなとは言われてないんだろ?明確に禁止と言われていないなら、問題ないんじゃないのか?」

 

禁止事項なら明確に伝えておくべきだ。それを曖昧に当人まかせにしている奴が悪い

 

祐「ひとまず許可を出してくれたことには礼を言おう」

 

ゼノ「かまわない。こちらとしても手掛かりが欲しかったところだ」

 

祐「その情報だが・・・先日、エクスカリバーを持った者に襲撃された、神父を一人殺害していたよ。殺られたのはそちらの者だろうね」

 

「「「「「!?」」」」」

 

祐斗を除く全員が驚いた。

 

祐「襲撃者はフリード・セルゼン。エクスカイバーのおかげなのか以前よりも速くなっていたよ」

 

ゼノ「驚いたな。まさかこんなはやく見つかるとは。しかし速くなるか。ならフリードが持っていたエクスカリバーは天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)に違いない。使い手の素早さを急激に向上させる能力を有しているからな」

 

サ「なんか、聖剣版の騎士(ナイト)の駒みたいだな」

 

イ「よく無事だったな。いや祐斗のスピードなら問題ないか」

 

祐「悔しいことに防戦一方だった。途中で葉月ちゃんが出てきて有耶無耶になっちゃったんだ。彼女はフリードの動きを止まって見えると言っていたし、エクスカリバーで斬り掛かってきたフリードを苦もなく受け止めていた。あの時ばかりは彼女の力が羨ましかった」

 

そう言う祐斗は拳を強く握りしめていた。着ていた時から険しかった表情もさらに険しくなっている

 

ゼノ「天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)は決して遅くはないはずだ!それを止まって見えるというその葉月というのは誰のことだ!?」

 

ゼツ「水色の髪っていうか青銀っていうか・・・髪を腰あたりまで伸ばしている女の子だ。部室にいただろ?」

 

イリ「あの悪魔と一緒にいた娘!?彼女はいったい何者なの?」

 

言っていいものだろうか?キリスト教である2人には言っても信じてもらえなさそうだけど

 

ゼツ「彼女は東雲葉月。神社に祀られている青龍の妹だ」

 

イリ「日本の神の1人ねぇ。なんかたいしたことなさそう」

 

ゼツ「キリストの神とどちらが強いとかはわからないが、ここにいる全員で相手しても1分もかからずに倒されるのは目に見えているぞ」

 

蒼枒さんたちに手伝ってもらえたら良かったんだけど無理か。今回はあちらに何のメリットもないからなぁ




UAが45,000超えてました!
皆さま読んでくださりありがとうございます

それにしても今回あまり進んでないなぁ
コカビエル戦突入は次々回かな。次回じゃちょっと厳しそうだし・・・

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