ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

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よし!最後のヒロインがついに登場!そしてタグ変更しました。
でも今回なんかめちゃくちゃ感があります。無駄に長くなった気がしますし・・・

UAが40,000を超えました。皆様ありがとうございます


旧友との再会

【葉月side】

 

葉「はぁ~」

 

レ「あら、どうしました?」

 

思わず御茶会の席でため息をついてしまいました。レイヴェルと会うのはレーティングゲームの時以来ですね

 

葉「この頃悪魔に襲われることが多くて・・・昨日も返り血で着物が汚れてしまいましたし」

 

白「葉月もですか?私もなんです」

 

そう言いながら羊羹をひとかけほおばる。甘さがちょうどよくておいしいですね

 

レ「御二人のことは噂になってますよ。お兄様とその女王を無傷で倒したものがいると。非公式とはいえ親族はもちろんその眷属も見ることができたので、きっとそこから広まったのでしょう」

 

白「何とかなりませんか?このままだとものすごく面倒なんですが」

 

確かに相手にならない雑魚とはいえ、毎回仕事の邪魔されるのは厄介極まりないです。

 

レ「すみません、いくらフェニックス家とはいえ成人もしていない私が呼びかけたところでさほど影響はないと思われます。力になれずすみません」

 

そう言って頭を下げるレイヴェル。襲ってくる悪魔たちもレイヴェルを見習ってほしかったものです。

 

白「頭を上げてください!あなたの責任じゃないんですから」

 

葉「そうです。襲ってくる悪魔たちが悪いんですから」

 

リ「大丈夫2人とも?私の眷属になればもう襲われる心配はないわよ?」

 

白・葉「「家に帰れなくなるのでお断りします」」

 

リ「そ、そう。まあいいわ。それよりも・・・」

 

 

リ「なんで部室でライザーの妹とお茶しているのかしら?」

 

 

私たちは部室の一角でお茶会を開いています。周りにはゼット先輩を除いたオカ研全員が集まっていました

 

葉「私たちの町には悪魔は来れませんので一番来やすい学校に誘いました」

 

白「皆さんもどうですか?老舗の和菓子屋ですからおいしいですよ」

 

白音が切り分けられている要寒を差し出しました

 

リ「せっかくだからいただくわ」

 

皆さんひとかけずつ手に取り、皿が空になってしまいました。斬らないといけませんね

 

朱「おいしいですわ~」

 

イ「うめぇ!」

 

ア「羊羹っていうんですか?初めて食べますがおいしいです」

 

祐「・・・・・」

 

木場先輩だけ一瞬表情を変えましたがすぐに元の暗い表情に戻りました。そういえば昨晩も何かあったみたいですしどうしたんでしょうか?

 

葉「木場先輩、どうしたんで「失礼する」」

 

私の声を遮るようにドアが開かれ、白いフードを被った2人組が部室に入って来ました。

 

?「私達は教会から派遣された。この土地の管理を任されているグレモリー家の次期当主さんと話しがしたい」

 

2人が被っていたフードをとりました。布に巻かれた大きい物を背負っている方は青い髪に緑のメッシュが入った眼つきの鋭い女性。もう1人は長い栗色の髪をツインテールにしている女性が現れました。それよりも・・・

 

葉「なんで昨日と同じエクスカリバーの気配が2つもあるんでしょうか?」

 

エクスカリバーって1本しかないと思ったのですが違うんでしょうか?

 

 

 

 

 

【白音side】

 

青い髪の方はゼノヴィア、ツインテールの方は紫藤 イリナと言い兵藤先輩の幼馴染だそうです。2人はソファに座り部長と向かい合っています。私たちは葉月にテーブルと椅子を作り出して気にせずにお茶会の続きをしています

 

レ「聖剣ですか。悪魔にとって天敵ですわ。近くにいるだけで気分が悪くなってしまいます」

 

葉「そうなんですか?確かに不思議な感じはしますが」

 

葉月の言う通り特殊な気が感じられます。布にまかれた大きな剣と紫藤って人の腕から感じかれますが、なぜ腕から?

 

レ「聖剣で斬られると悪魔は死んでしまうんです。かすり傷程度でも動けなくなるくらい悪魔にとって危険なものですわ」

 

白「へぇ~そうなんですか」

 

葉月が私たちを覆うように結界を張りました。聖剣の気を感じられなくなりましたしレイヴェルもこれで大丈夫でしょう

 

レ「日本には聖剣のようなものはないんですか?」

 

妖怪が聖剣が弱点なんて聞いたことはないですね。剣の方も聖剣・魔剣見たことがありません。代わりに

 

白「神剣や妖刀、霊剣というものはありますよ。ただ悪魔に対して特効、なんてことはないですね」

 

葉「確か何本か奉納されているはずですよ。管理はすべてお兄様ですが」

 

レ「お兄様がですか・・・」

 

葉「はい。今は仕事で家にいませんが日々強くなるための努力を絶やさず、仕事にも手を抜かない自慢のお兄様です」

 

確かにお義兄様も凄いですが私のお姉ちゃんも負けてません。黒の猫又は最強というのは伊達ではありません。現に神宮内でお義兄様に次ぐ強さを持っています

 

レ「そのような兄を持てて葉月たちが羨ましいですわ。それに比べ・・・」

 

レイヴェルが何か疲れたように息を吐きました。

 

白「どうしたんですか?」

 

レ「あのゲームの後、そこにいる赤龍帝と戦って負けたんですわ。そのせいもあって今では聖水とドラゴン恐怖症になってしまい部屋から出てきませんの」

 

葉「すみません。やり過ぎてしまいましたか」

 

レイヴェルの兄をそんな状態にした責任の一端は私たちにあります。もし私たちも同じことになったら相手を恨むでしょう

 

レ「謝らないでください。こうなったのも遊んでいたお兄様が悪いんですから」

 

白「しかし・・・」

 

レ「そもそもお兄様の自業自得なのですわ。今までのレーティングゲームの勝利についてもほとんど不死鳥の再生力によるゴリ押しによるものです。そしてその再生を超える攻撃を持つ相手と出会い、レーティングゲームでわざとでわない2度の敗北をしました。にも関わらず、修行などせずに自分の眷属とイチャついてばかり。私も何度も言いましたが私の言葉は流されるばかりで・・・お兄様にはいい薬ですわ」

 

そう言って紅茶を飲んでますが・・・罪悪感はぬぐえません

 

レ「そんな暗い顔しないでください。そうですわね・・・後々私も悪魔の駒(イーヴィル・ピース)が渡されることでしょう。そのとき私たちにグレモリーにしたように指導をお願いしますわ。それで今回のことはおしまいにしましょう」

 

葉「先輩や他の悪魔みたいに眷属にしようとは思わないのですか?」

 

レ「そんなこと貴方達の兄である悪魔嫌いの青龍が許すはずがないでしょう?私、相手のことはちゃんと調べますの。慢心しきったお兄様やそこのグレモリーと違って」

 

そう言ってレイヴェルは微笑みました。やはりレイヴェルは今まで出会ってきた悪魔の中で一番良識を持っていますね。知らない相手を他種族だからと見下すこともありませんし何より礼儀正しいです。お義兄様もレイヴェルに会えば少しは悪魔を見直してくれるかもしれません

 

イ「ふざけんじゃねぇ!!!」

 

葉月が防音も施していたのでしょう、結界の外から声が聞こえました。怒声のようにも聞こえましたが

 

白「一体なんでしょうか?」

 

レ「さぁ?赤龍帝が怒っているようですが」

 

葉「こちらに外の聞こえるようにします」

 

そう言って葉月が手を振ると外の声がはっきりと聞こえるようになりました

 

イ「家族だ! 友達だ! 仲間だ!お前らがアーシアに手を出すのならお前らを全員敵に回してでも俺は戦う!!」

 

・・・途中から聞いたのであまりわかりません

 

白「先輩の言葉から、教会から来た2人がアーシア先輩を殺そうとしたんですかね?」

 

レ「そういえばグレモリーの僧侶は悪魔に転生する前はシスターでしたわ」

 

葉「ということはあの2人は悪魔になった同胞を天に返すために殺そうとしてるわけですか」

 

悪魔は死後どこに行くかわかりませんが、日本の場合地獄にしか行きません。そこから天国か地獄に分けられるんですが・・・海外の方はわかりません

 

祐「ならその戦い、僕も混ぜてもらえるかな?」

 

ゼ「誰だキミは?」

 

祐「君たちの先輩だよ。・・・失敗だったそうだけどね」

 

危ないですね。神器を発動させるのはいいですが他の人のことを考えてください。結界がなかったら足を貫かれていました。

 

イリ「ねぇゼノヴィア。あそこでこっちを見てる3人はどうするの?」

 

あら?結構冷静ですね。てっきりこのままバトルに入ると思ったのですが

 

ゼ「そうだな。外に出る前に聞きたい。彼女たちはいったい何者だ?なぜこの部屋にいるんだ?」

 

リ「金髪の娘はフェニックスでこの学校の制服を着てる2人は私の協力者よ。今日はお茶会なんですって」

 

ゼ「そうなのか?ここは悪魔が管理する土地だ。協力者がいてもおかしくはないな」

 

そう言ってこちらを振り向きもせずに外に出ていきました。先輩たちもそれに続いて部屋から出ていきます

 

白「違います!私たちは協力者ではないです!」

 

葉「この土地も日本のものです!管理しているなんて悪魔が勝手に言っていることです!」

 

レ「落ち着いてください。こちらの声が向こうに聞こえないようにしているの忘れましたか?」

 

白・葉「あ・・・」

 

忘れてました。解除してませんでした

 

葉「はぁ、自分で張った結界を忘れるなんて初歩的なミスをするなんて・・・」

 

手を振いながら結界を解除する葉月。私も結界で木場先輩の剣を防いでいたのを見ていたのに・・・

 

レ「そんな落ち込まないでください。それよりも聖剣使いとグレモリーの眷属の勝負を見ません?」

 

葉「そうですね。そうしましょう」

 

 

 

校舎の中から先輩たちの戦いを見まています。おそらく朱乃先輩でしょう、結界を張っていましたがお姉ちゃんに比べたらお粗末すぎて私たちにとって意味ないです・・・先ほど失敗した私たちが言うのもなんですけど

 

レ「グレモリーの騎士は何やってるんですか。あんな重そうな剣を作り出して、騎士(ナイト)の特性を殺してるじゃないですか」

 

葉「確かに、昨日もそうでしたがスピードがないですね」

 

白「木場先輩はまだいいです。問題はあの変態です。なんですかあの技は!」

 

相手を全裸にする洋服崩壊(ドレス・ブレイク)。なんてふざけた技を作ったんでしょう。確かに相手の防御を下げる有効性は認めますが女性に向けて使っていいものではないです。

 

レ「最低ですあ。確かにあの技ならば相手の能䁩を無効化できそうですが・・・」

 

白「きっとあの変態はそんなこと考えてないでしょう。それにあの喜びよう、女性を裸にするために作ったんだと思います」

 

葉「本当に女性の敵ですね。はやく捕まればいいのに・・・あら?」

 

葉月が何かに気づきました。そのほうを見ると変態の方に走って行ってるゼット先輩の姿が・・・ゼット先輩は自分の剣を出現させ

 

ゼ「何やっているんだこの変態がぁ!!!」

 

剣の腹で変態を吹き飛ばしました。変態は2回ほどバウンドすると倒れたまま動かなくなりました。

 

レ「どうやらグレモリーの負けのようですわね。そろそろ私も帰らせてもらいますわ」

 

葉「そうですか・・・またお会いしましょう」

 

白「今日は楽しかったです。次も楽しみにしています」

 

レ「私もですわ。ではまた」

 

レイヴェルは陣を出現させるとその中に入っていきました

 

葉「私たちも帰りますか?」

 

白「そうですね。これ以上いても意味がありませんし帰りましょう」

 

私たちも転移陣を出現させ帰りました。はっきり言って聖剣使いと悪魔がどうなろうが私たちには関係ありません。しかし無関係の人を巻き込むならばそのときは・・・

 

 

 

 

 

【ゼットside】

 

くっそー。ジャンケンで負けたせいでゴミ捨て当番になってしまった。大体あの特別教室、ごみ収集所から遠すぎるんだよ。他の奴はみんな部活に行っちまったし

 

ゼツ「まぁ始まってるといっても特に何もやってないんだけどなぁ」

 

実際オカルト研究部は部活らしいことは何もやっていない。球技大会も昨日で終わってしまったし悪魔の仕事も夜に行うみたいだからな。

 

ゼツ「なんだこれ、結界か?」

 

旧校舎に向かっていたところ何か結界らしきものが張っているのを感じた。幸い入ることは可能みたいだし結界の中に入った。そこで俺が見たものは

 

イ「くらえ!洋服崩壊(ドレス・ブレイク)!」

 

イリ「そんなの痛くもないよ・・・ってきゃぁぁぁあああああ!!!」

 

イッセーが女性を裸にしている姿だった。何やってるんだあのバカは!最近まともになって来たと思ったらすぐこれだ!少しは松田と元浜を見習え!!俺は駆け出し、喜んでいる馬鹿(イッセー)に向かって《アミル・ガウル》をバットを振る要領で振りぬいた

 

ゼ「何やっているんだこの変態がぁ!!!」

 

イ「ぐあっ!?」

 

吹き飛んだイッセーは2回バウンドして動かなくなった。あの程度では死なないことは知っているがアーシアが近寄って治療を行っている。後でお仕置きだな。それよりも

 

ゼ「大丈・・・ばないよな」

 

イリ「あ、ありがとう」

 

とりあえずブレザーをかけてやる。着替えはあるんだろうか?

 

ゼノ「その青緑色の剣は・・・絶斗か?」

 

ゼツ「ん?青い髪に緑のメッシュ・・・久しぶりだな、ゼノヴィア」

 

俺は長い間手紙だけでやり取りをしていたゼノヴィアと再会した。ところでゼノヴィア近くで祐斗が倒れているし結界は張っているし一体何があった!?




レイヴェルの話し方がよくわかりません

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