ストーリーに関係ない話が8割、9割と思うので今回は飛ばしても問題ないかもしれません
【葉月side】
今日から1週間お兄様とお義姉様は家にいません。毎年のことですがこの時期になるとあるものを探しに行きます。
~~~~~回想~~~~~
蒼「じゃあ1週間家を空けるけど、その間の子と頼む」
葉「はい!お任せください」
黒「気をつけてね。ご飯は冷蔵庫に入れてるから、あとは・・・」
白「そんな心配しなくても大丈夫ですから行ってください」
黒「そう?じゃあ行ってくるにゃ」
蒼「いってきます」
葉・白「いってらっしゃ」
~~~~~回想終了~~~~~
お兄様たちが家を発たれた初日からはぐれ悪魔討伐の任がありました。どちらが行くかの勝負に負けてしまったので来ましたが、報告にあった場所はこのあたりですかね?あとは気を頼りに探知します。・・・そういえば今日は球技大会がありました。先輩2人が使い物にならなくなっていましたが、白音が無双し始めたのもあり無事に優勝出来ました。途中から何故か相手チームの男子が自分からボールに当たりにいってました。
~~~~~再び回想~~~~~
A「うぉぉぉぉ!白音ちゃんのボールは俺のものだ!ぐはぁ」
白「その程度で止められると思わないでください」
「「「白音ちゃんクール!」」」
葉「あの・・・大丈夫ですか?」
A「葉月ちゃん!もちろん。これぐらい平気さ」
「「「A!お前後で校舎裏な」」」
A「なんで!?」
B[よし。次は俺だ!ぎゃ」
葉「ああ、また・・・」
~~~~~回想終了~~~~~
一体何だったのでしょうか?それにしても木場先輩は全く動きませんでしたし、大会の後に部長に呼び出されていましたが何かあったのでしょうか?
「ギャハハハハ。おまえ、うまそうだな」
探知したほうに行くと廃墟の中に悪魔がいましたが・・・もう完全に化物になってしまっていますね。もし転生悪魔で人型でしたら何とか元に戻してあげられてのですが
葉「助けてあげられなくて、ごめんなさい」
薙刀を振い、悪魔を切り裂いていきます。もう腕とも脚とも呼べない長い何かを切断し、無防備になったところを本体ごと灰すら残さないように燃やしつくします
「ギ・・・」
葉「安らかにお眠りください」
手を合わせて冥福を祈る。悪魔になってしまった魂はどこに行くかわかっていません。今のところ日本の地獄には行っていないとお兄様と白音が言ってました
葉「・・・帰りましょう」
パチパチパチ
?「素晴らしい!」
帰ろうとしたときに拍手をしながら数名が近づいてきました。気配からするとまた悪魔のようです
?「そのはぐれ悪魔はなかなかの強さだったはずだ。それを何の苦も無くあっさりと殺すとは。いやはや、噂にたがわない強さだな」
葉「・・・貴方達は一体誰ですか?」
ジ「私はジェラエナ・サラタート。君を私の眷属にしたいと思ってね」
このところ多いですね。あのレーティングゲームが終わってから私と白音に悪魔が近づいてくるようになりました。
ジ「君は美しく、そして可憐だ。その美貌、スタイル、振る舞い。どれをとっても素晴らしい。そしてあのフェニックス家の三男の女王を無傷で倒す強さもある。噂ではかのルキフグスの血を引いているとも聞く。私の女王にぴったりだ」
A「ジェラエナ様が直々に誘っておられるんだ。ありがたく思え」
葉「お断りさせていただきます」
B「おまえの意志など関係ない」
・・・本当に悪魔は勝手な方が多いです。少しは人の話を聞こうとは思わないんですかね
ジ「どのみちお前はもう動くことすらかなわん。あとはこの駒を入れればお前は私のものとなる」
葉「くっこの」
まずいですね。言われた通り
ジ「さあ。悪魔に生まれ変われ」
女王の駒が押し付けられ身体の中に入ってきます。
ジ「これでお前は私のものだ」
A[やりましたね。ジェラエナ様」
ジ「助かったぞ2人とも。あとで褒美をやろう」
A「ありがとうございます。おい!お前もお礼をしろ」
B「お、おい。なんか様子が変だぞ」
悪魔たちが驚くのも無理はありません。なぜなら私の身体が膨らんでるんですから
B「一体何が・・・」
ジ「分からん。こんなことは聞いたこともない」
悪魔たちが混乱している間にも身体が膨らみ、そして・・・
「「「ぎぃぁぁぁああああ」」」
身体が爆発するとともに激しい爆発音が鳴り響き、悪魔たちは爆発に飲み込まれました
葉「はぁ。まだまだ慣れませんね」
廃墟の外から中をのぞくと悪魔たちが倒れていました。水蒸気爆発を近距離で受けたのですから当然でしょう。それにしてもお義姉さまはすごいですね。私は1人動かすのがやっとなのにお義姉さまは多くの分身をいとも簡単に操ることができるんですから。正直羨ましいです
葉「さて、後処理しますか」
ジ「よくもやってくれt「あ、失敗しちゃいました」
死んだと思っていた悪魔が動き出し、襲い掛かってきました。一振りで殺しましたが返り血を浴びてしまいました。血って落ちづらいですよ。
葉「はぁ・・・」
溜息をつきながら死体を燃やし尽くしてから廃墟を出ます。とりあえず流水にしばらくつけときましょう。それから・・・あら?不思議な気配がしますね。幸いあまり遠くないようなので行ってみましょう
?「ギャハハ。その程度ですか~悪魔の騎士君?前戦った時のほうが強かったよ~」
祐「なめるな!」
そこでは木場先輩と神父の格好をした男が戦ってました。
?「よっと。そこの糞悪魔ぁ!こっちにこいよ。お前もこの聖剣の餌食にしてあげるからさぁ」
あれ?ひょっとしてばれてます?木場先輩を飛ばした剣を私の方に向けてますし他に悪魔の気配がありません
葉「はぁ。しょうがないですね」
嫌々ながらですが彼らの前に姿を現します。血さえ浴びなければばれなかったでしょうが・・・
祐「葉月ちゃん!?なんでここにってその血!大丈夫かい!?」
葉「全て返り血なので大丈夫です。近くで不思議な気配があったので来てみたんです。どうやらあの剣みたいですが「おやぁ?騎士君の知り合いで?ということは悪魔けっってい!お前もこのエクスカリバーの試し切りに付き合ってもらうよん」へぇ、エクスカリバーですか」
祐「そうだ!僕はあれを破壊しなければならない」
どうやら木場先輩は聖剣を恨んでいるようです
葉「そうですか。なら頑張ってくださいね」
背後に転移陣を作ります。たしか聖剣は教会関係のものなはずです。なら悪魔と教会の戦いに私が入り込むのは良くありません。さっさと帰りましょう
?「この俺がぁ。逃がすと思っているんですかぁ?」
陣に入ろうとしたところに神父の男が結構な速さで斬りかかってきました。でも
葉「その程度は止まって見えます。出直してきてください」
?「うおっと」
お兄さまに比べたら止まっていると同じです。私は薙ぎ払ってから陣の中に入りました。はやく着物を洗わなければなりません。あ、忘れてました
葉「木場先輩、また学校で、さようなら」
祐「あ、ああ。またね」
よし、挨拶もしましたし帰って洗いましょう。まずは水につけて、洗剤を用意して・・・
【三人称視点】
?「ありゃ?帰えちゃったんですか~?あの悪魔。しょうがないから君で我慢しようかとおもっけどぉ俺も呼び出しくらっちゃってさぁ~」
祐「逃がすと思っているのかい?」
?「逃げるんじゃなくて逃がしてやるんだよ~だ。お前なんて俺っちの敵じゃないもんね~。バイナ~ラ」
閃光が木場の視界をふさぐ。光がやむとすでに神父の男の姿はなかった
祐「くそっ!」
その場には拳を地面に叩き付けて悔しがる1人の少年の姿しか残らなかった
【葉月side】
次の日
葉「なんで昨日と同じエクスカリバーの気配が2つもあるんでしょうか?」
白いフードを被った2人組が部に来ました。エクスカリバーって1本しかないと思ったのですが違うんでしょうか?