ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

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レーティングゲーム 後編

時間は少しさかのぼる

 

【ゼットside】

 

俺はイッセーに送り届けられた後、アーシアの聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)で傷を治してもらっていたらライザーが一騎打ちを提案してきた。まさか了承するわけないだろうと思っていたが、何を思ったかその提案を受けるという。

 

リ「ゼットは傷がいえた後アーシアと一緒に朱乃と合流しなさい。私はライザーを倒しに行くわ」

 

ア「部長さん、危険すぎます!」

 

ゼ「王自らが一騎打ちするなんて何馬鹿なこと考えてるんだ!お前がやられたらすべてが終わりなんだぞ!」

 

リ「そんなことわかってるわよ!でも私の力でライザーを倒さなければならないの。皆をグレモリー家のゴタゴタに巻き込んでしまった責任は私自信がケリを付けなければならないの!」

 

リアス先輩の意志は固いみたいだがここで引き下がるわけにはいかない。

 

ゼ「俺が先にやる。一騎打ちは他がやられたときの最終手段だ。それともイッセーたちの頑張りを無駄にしたいのか?」

 

リ「そんなわけないじゃない。私はみんなを信じてるわ」

 

ゼ「ならはじめから一騎打ちをするな。なに、イッセーたちが来るまでの時間稼ぎぐらいはしてやるから」

 

俺の全身の傷が治るのを待ってもらってからライザーのもとに向かった。ライザーは校舎の屋上で1人で待っていたようだ

 

リ「来たわよ、ライザー!」

 

ラ「まさか本当に来るとは思わなかったよ。君はフェニックスを倒せる自信があるのか?」

 

ゼ「まあ待て。ここに来たからと言って一騎打ちすることを了承したわけではないぞ。部長の相手をする前に俺が相手をしてやる。来いよ、焼き鳥」

 

ラ「おのれ・・・そんなに死にたければ俺が殺してやる!死ね!」

 

ライザーが巨大な火の玉を放つが速度が遅い、避けることは簡単だった。前任者や蒼枒さんだったら切ってたんだろうな

 

ラ「避けた!?ならこれならどうだ!」

 

今度は無数の火の玉を散弾のように放ってきた。避けるだけでは無理だと判断した俺は防いだり斬り払いながら近づいた

 

ラ「この弾幕をかいくぐってきただと!」

 

ゼ「はぁぁぁああああ!!!」

 

何とか近づくことができた俺はライザーを袈裟切りに切断した。普通ならこれで終わりだが相手はフェニックス。炎を揺らめかせ斬られた服ごと再生した

 

ラ「おのれ!下等な人間の分際でよくも俺に傷をつけてくれたな!」

 

復活したライザーが殴ってくるがそれを避ける。伸びた腕をそのまま切り落とし胴を切り裂いた。だが相手の精神をすり減らすほどのダメージは与えていない

 

ラ「燃え尽きろぉ!」

 

すぐに傷がふさがり背から炎の翼を広げた。翼からも放たれる弾幕先ほどの何倍もあり、あまりの多さに避けるよりも《アミル・ガウル》を盾に防ぐ回数が多くなっていく。だが完全には防ぎきれず身体の至る所にやけどが出来ていく

 

ゼ「くそっ。これならどうだ!」

 

上段から《アミル・ガウル》を思いっきり振り下ろす。だがこれだけでは蒼枒さんのように斬撃は飛んでいかないだろうから風を纏わせ、放った。風の斬撃はライザーの弾幕を切り裂き、その奥にいたライザーごと切り裂いた

 

ラ「いくら攻撃しようが無駄だ!確かにその神器は俺を殺せるが、そんなもの脅威にならない」

 

ゼ「くそっ。これでもダメか」

 

ラ「ほらほらどうした?威勢がよかったのは最初だけか?」

 

再び放たれる火の弾幕を防ぎながら考えを巡らせるが1人では勝つ方法が見つからない。ライザーを一撃で倒せる可能性がある攻撃はイッセーのドラゴンショットか部長に力の譲渡してからの滅びの魔力、そして俺の槍の一撃だろうが、イッセーはまだ来ないし俺の溜めている間に王である部長を前に立たせるなんて論外だ。ここは耐えるしかない

 

ラ「ここまで近づいてやったんだ。さっきみたいにその剣で斬って見ろよ」

 

俺が動けないことに翼から弾幕を放ちながらライザーが近づいて来る。器用なことしやがって・・・。だが本格的にまずいぞ。ダメージ覚悟であの翼を切り落とすか?

 

イ「うぉぉぉぉおおおらぁぁぁぁあああ!」

 

ゼ・リ・ア「イッセー!」

 

ラ「ぐあっ!お前はリアスの兵士!」

 

イ「ゼット!大丈夫か!?」

 

ゼ「助かった。あのままではじり貧だったからな」

 

屋上に現れたイッセーがライザーを殴り飛ばし、俺はその間に距離を調整すると態勢を整えた。イッセーが来てくれたおかげで勝てる可能性が出てきた。

 

 

グ「リアス・グレモリーさまの「騎士」一名、戦闘不能」

 

 

何だと!?祐斗がやられたのか。まずいぞ、ライザーの女王が来る前に早くけりをつけなければ

 

ゼ「イッセー!ここに来るまでに倍加は溜めているな?」

 

イ「当たり前だ」

 

ゼ「よし、ならここで決めるぞ」

 

イ「おう!わかった」

 

俺とイッセーがライザーに突っ込む。

 

ラ「兵士が一人増えた程度で何ができる。それに、人間の方はもう限界だろう?」

 

くっ、ばれていたか。

 

ラ「これで兵士ともども死ぬがいい」

 

リ「させないわ!」

 

ライザーは先ほど放った火の玉よりもさらに大きい巨大な火球を放ってきたが、部長が滅びの魔力で火球を消し去った

 

リ「イッセー!ゼット!いきなさい!!!」

 

イ・ゼ「うおおおおおお!!!」

 

ラ「こんな奴らに!!!」

 

ライザーは近づかれないように炎の壁を俺たちの前に出した

 

ゼ「はぁぁぁああああ!」

 

今出せる全力で風の斬撃を放ち、炎の壁を斬り裂いた

 

ゼ「いまだイッセー!」

 

イ「くらえライザー!ドラゴンショットぉぉおおお!!

 

ラ「ばかなぁぁぁぁあああ!!!」

 

巨大なレーザーがライザーを飲み込んだ。蒼枒さんは簡単に消し去ったいたが部長が言うには最上級クラスはあるという。俺の斬撃を受けて再生途中だったのだ、フェニックスといえどこれなら倒せただろう

 

ラ「・・・・・・まさかこれほどの力を持っていたとはな」

 

声のする方に顔を向ける。そこには完全に回復したライザーが上を組んで立っていた

 

ゼ「なっ!?」

 

ア「そんな・・・」

 

イ・リ「嘘だろ(でしょ)!?」

 

驚きと絶望が俺たちを襲った。まさかあれほどの攻撃を受けてなお再生するとは・・・。そして俺たちの切り札はすでに切ってしまった。俺はもう体力が残っていない。イッセーも倍加がリセットされてしまった

 

ラ「他の奴ならばこの一撃で終わっていただろう。なぁ、ユーベルーナ」

 

ユ「はい。最上級悪魔が放つ威力はあったかと」

 

ライザーの女王がライザーの隣に降り立った

 

ラ「これでチェックだ、リアス。もう戦力は残っていないのだろう」

 

イ「待て!俺はまだ戦える」

 

ラ「ほう、まだそんなことを言える元気があるとはな。・・・ユーベルーナ、お前はその人間を相手しろ。こいつは俺がやる」

 

ユ「了解しました」

 

ライザーの女王が俺に向けて杖を向けた。

 

ユ「人間にしてはよく頑張ったわね。でもここで退場よ」

 

俺は避けようとしたが体が動かず、爆発に飲み込まれた

 

 

 

【三人称視点】

 

ライザーはイッセーに接近し、2人は殴り合いをしていた

 

ラ「ほらほらどうした?その程度では俺を倒すことなんてできないぞ」

 

イ「くっ、この。おらぁ!」

 

ラ「ふっ、いいカウンターだ。だが効かねぇな」

 

リ「イッセー・・・」

 

ア「イッセーさん・・・」

 

ライザーにカウンターを決めるイッセー。しかしライザーはダメージを受けた傍から再生していく

 

ラ「そこで見てるんだな。お前の眷属がボロボロになっていくのを」

 

イ「俺は・・・負けない」

 

ラ「ほざけぇ!そんな攻撃意味ないんだよ!」

 

イ「ぐはっ」

 

イッセーは防ぎきれなかった拳を受けて

 

ラ「威勢がいいのは最初だけかぁ?さっきのドラゴンショットとかいうのを出してみろよ」

 

イ「ぐぁあああ」

 

ライザーのラッシュを受けたイッセーはボロボロになり体中から血を流していた

 

ラ「拍子抜けだな。所詮その程度か」

 

イ「がはっ」

 

リ・ア「イッセー(さん)!」

 

ライザーはボロボロになったイッセーをリアスたちの前まで蹴り飛ばした

 

ラ「リアス、よく見ていろ。上級悪魔にたてついた転生悪魔がどうなるかをな!」

 

リ「やめて!これ以上イッセーを傷つけないで」

 

ライザーと隣に立つユーベルーナがイッセーに向けて手を向ける。イッセーを消し去ろうと魔力を放とうとした時、目の前に巨大な2つの斬撃が通っていった

 

白・葉「この戦い、ちょっと待てください!」

 

リアスたちの前に白音と葉月が降り立った

 

 

 

【葉月side】

 

リ「白音、それに葉月も・・・いったい今までどこに」

 

ラ「ほう。片方は猫又、もう片方は悪魔だったか。これはいい拾いものだな」

 

なにやらすでに勝った気分のようですが・・・

 

白「このまま先輩たちに勝っても私たちはあなたのものになりませんよ」

 

ラ「なに?」

 

フェネクスの機嫌が急降下しました

 

葉「そもそもあなたが勝手に言い始めたわけで私たちは一切了承してないじゃないですか」

 

ラ「お前たちの了承など関係がないな。上級悪魔である俺が言ったんだ。お前らは黙って従っていればいいんだ」

 

大変失礼な方ですね

 

白「悪魔でも部長の眷属でもない私たちがあなたの命令に従う必要はありません。だからと言ってこのままでは埒があきません。そこで私たちから提案があります」

 

ラ「・・・なんだ?」

 

葉「私たち2人と貴方達たちが戦い、私たち2人を倒せたらあなたのものになりましょう。私たちが勝ったら金輪際関わらないでください」

 

フェネクスが不敵に笑いを浮かべました。私たちに勝つ自信がるのでしょうか?

 

ラ「お前たち2人で上級悪魔である俺たちを倒せるとでも?」

 

白「もちろんです」

 

葉「あ、でもその前に一つ。私たちの戦いと部長たちの戦いは関係がありません。なのであなたと部長の戦いは部長の負けでいいですよ」

 

その言葉に部長が驚きの声を上げました

 

リ「ちょっと!貴方達は何言ってるの!?」

 

葉「何って、そのまんまの意味ですよ。冷静に考えてください。私たちはたまたま巻き込まれただけですよ」

 

白「私たちは部長の眷属でも助っ人でもありません。私たちは私たちの身を守るために参加しました。・・・それとも、この状態から私たち抜きでフェエクスを倒せる方法があるんですか?」

 

そういうと部長は何も言えなくなり、悔しそうに歯を食いしばっています

 

葉「と言うわけでどうでしょう、この提案は。現時点をもって部長対フェネクスは部長の負け。そしてそのまま私たち自身を賭けた戦いになりますが」

 

ラ「いいだろう、その提案に乗ってやる。リアスのついでにお前たちも俺のものだ!」

 

どうやら提案に乗ってくれたみたいです。部長には少し悪い気もしますが・・・

 

ラ「リアス!早く棄権しろ。その兵士をこれ以上傷つけたくはないのだろう?」

 

リ「わかってるわよ!・・・私たちの・・・負けよ」

 

グ「リアス・グレモリー様の棄権を確認しました。よってこの試合の勝利者はライザー・フェニックス様なります。そしてこれより延長戦を開始します」

 

アナウンスもしっかりと開始の合図をされましたね

 

葉「では行きます。私は女王をやりますので」

 

白「私はあのフェネクスですね。任せてください」

 

ボコボコにしてやりますと聞こえました。白音なら大丈夫でしょう。私は薙刀を向け数本の水の槍をフェネクスの女王に向けて放つと女王は飛び上がり、空に逃げました。私も翼を出して追いかけます

 

ユ「ふふふ、まさか悪魔だったなんて。でもライザー様の女王である私に勝てるとでも?」

 

葉「もちろんです。ですがその前にあなた方は間違っていることがあります」

 

杖を向けながら頭を傾けました。

 

葉「私は悪魔の血も入っていますがどちらかと言えば青龍です。悪魔的な要素はほとんどありません」

 

ユ「それがなんだっていうのよ」

 

葉「わかりませんか?つまり・・・」

 

突如私たちに軽く雨が降り始めました。私は平気ですが女王は苦しそうにしています

 

ユ「何よこれ。濡れたところが痛い。・・・まさか!?」

 

葉「お気づきのようですね。予想どうりこれは聖水です」

 

雨の成分を変化させ聖水にしました。雨雲は校庭ぐらいにしか広がっていませんが彼女を相手するには十分でしょう

 

ユ「なぜあなたは悪魔なのに大丈夫なの!?」

 

葉「私は言いましたよ。悪魔的な要素はほとんどありませんって。つまり、聖水も十字架も私には効かないってことです」

 

ユ「痛ぅぅぅ!ここはまずいわね」

 

身体から煙を出しながら彼女は逃げ出しました。この雨のから出るためでしょう。降る範囲はそれほど大きくありませんから。しかし

 

葉「逃がしませんよ」

 

風の竜巻放ちました。竜巻の周りには5本の水の槍が回っていて、聖水の雨も巻き込んで彼女に襲い掛かります

 

ユ「きゃあああああ」

 

竜巻に襲われ墜落していきました。落ちた場所は校舎の玄関付近です。グレイフィアさんからのアナウンスが聞こえないため自分に結界を張り注意しながら待っていましたが、校舎の中からレイヴェルが出てきて女王に何かを振りかけた後校舎に戻っていきました。復活した女王はこちらに杖を向けました

 

ユ「くらいなさい!」

 

私の周りで爆発が起こりました。張っていた結界のおかげで私はむ無傷ですけど

 

ユ「はぁぁぁぁああああ!」

 

上空で大きな爆破が起きました。どうやら雨雲を消し飛ばしたみたいです。息を切らせながら女王が飛んできました

 

ユ「はぁ、はぁ。これで忌々しい雨はなくなったわね」

 

葉「息を切らしていますが大丈夫ですか?」

 

ユ「大丈夫じゃないわよ!だけどライザー様のためにも負けられないのよ!」

 

すごい忠誠心ですね。素晴らしいです。ですが

 

葉「そんな爆発では私には当たりませんよ」

 

結界を抜け出し、縦横無尽に空を駆けて爆発を避けます。だんだんと爆発が私に追いつけなくなってきました。

 

ユ「くっ、ちょこまかと」

 

葉「相手を追いかけるような爆発では私には当たりませんよ」

 

ユ「しまった」

 

私の接近に気づいた彼女は杖を盾に私の薙刀の刃を防ごうとしましたが、杖を切断されてしまいました

 

ユ「離れなさい」

 

至近距離で爆発を起こしましたが

 

ユ「これでも当たらないなんて・・・」

 

上空に回避して爆発を避けました。せめてお義姉さまみたいに設置型も使ていればまだよかったのですが

 

葉「そろそろ終わりにしましょう」

 

先ほど爆発から身を守った結界の中から何かが飛び出してきます

 

ユ「ウソ・・・水のドラゴン・・・」

 

葉「そうです。そしてこれで終わりです!」

 

水でできた翼を持つ龍が私の隣に控えると、命令に従い女王に突撃していきました

 

ユ「きゃああああああああ」

 

水の龍は女王を巻き込んで地面に衝突。龍は水にかえりました

 

 

グ「ライザー・フェ二ックスさまの「女王」戦闘不能」

 

 

アナウンスが聞こえたってことはこれで終わりですね。なら私はあそこで待機していましょう

 

 

【白音side】

 

白「戦う前に一つ言うことがあります。怪我をしたくなかったらこのままリタイアしてください」

 

ラ「この俺がリタイアだと?たったひとりで俺様の相手をするのに?笑わせる」

 

相手を前にして笑うなんて余裕ですね。なら

 

白「破山咆哮拳!」

 

フェネクスの懐に潜りこみ拳から放たれた熱線が上半身を吹き飛ばしてやりました。しかしフェネクスは全く反応できていなかったですね。

 

リ「嘘でしょ。イッセーのドラゴンショットと同じぐらいあるわよ」

 

ア「すごいです!それに近づく姿も見えませんでした」

 

ラ「くそが。妖怪風情が」

 

再生してきましたね。これで終わりとかなったら拍子抜けです。かといってこの技を連発するのもおもしろくないですね

 

ラ「あの程度の攻撃で俺がやられるわけないだろ!」

 

白「そうですね。あの程度でやられたら私が困ります」

 

炎の弾を放ってきましたが体をそらして避けながら近づきます。ぎりぎりで避けているため温度を感じることができますが、ぬるいですね

 

ラ「この!調子に乗りやがって」

 

フェネクスが殴りかかって来たのでその拳に合わせてこちらも拳を合わせました。拳同士がぶつかりますがフェネクスの拳がつぶれ、そのまま顔まで殴りぬきます

 

ラ「ぐはっ」

 

白「・・・はぁ」

 

困りました。まさかこんなに弱いとは思ってもみませんでした。手加減してもこれですからどうしますかね

 

リ「すごい。ライザーをここまで圧倒できるなんて」

 

ラ「この俺をここまでコケにしやがって!もう許さねぇぞ!」

 

炎の翼を出して全身を燃え上がらせて突っ込んできます。さて、どうしますか

 

ラ「くらいやがれ!」

 

拳に炎を纏わせて殴ってきますが、頭に血が上っているためかなり大振りです。

 

白「は!」

 

ラ「がっ」

 

フェネクスの顎を蹴り上げました。仰け反りながら空中に投げ出されるフェネクス。・・・そうだ!あの技の練習をしましょう。拳に気を集め落ちてくるフェネクスに合わせて双掌打を放つ

 

白「羅生門!」

 

ラ「がぁああああ」

 

大きく吹き飛んだフェネクスは屋上のフェンスにぶつかりました。しかしこの技はまだまだ改良しなくてはなりませんね。空中では相手に体勢を立て直されてしまいますし、ゲームのようにはいきません・・・

 

白「ほら早く立ってください。まだまだ練習しなくてはなりませんので」

 

ラ「この俺をサンドバック代わりにしようというのか」

 

白「そうですがなにか?」

 

ラ「ふざけるな!」

 

先ほどよりも多くの炎を放ってきますが全て避けれますね。上半身のみを動かし炎を躱しながら歩いて近づいいていきます

 

ラ「これならどうだぁ!」

 

自信の真上に作り出した巨大な火球を私目がけて落としてきました。避けてもいいですがここは

 

白「お返しします」

 

ラ「なっ!?」

 

フェネクスに蹴り返してあげました。この間にさらに近づき、再生しているフェネクスの目の前まで来ました

 

白「ここまで来ました。練習に付き合ってくださいね」

 

ラ「く、来るなあ」

 

逃げ出そうとするフェネクスの頭をつかみ屋上の床にたたきつけた後、空中に放り投げ再び双掌打を叩き込みます

 

白「羅生門!」

 

ラ「あああああぁぁぁぁぁぁ」

 

反対側へと吹き飛ばしました。しかし、投げる前に叩き付けましたがまだ駄目ですね

 

白「ほら何やってるんですか立ってください。再生は終わっていますよ」

 

 

それから何十回と羅生門を叩き込みました。それにしてもすごい精神力ですね。途中で棄権すると思っていました。

 

白「羅生門!」

 

よし、これならばいいでしょう。相手を急速に横方向に回転させ強いGでブラックアウト状態にし、あいての回転とは逆方向にひねりを加えながら双掌打を放つ。相手に体勢を整えさせることなく素早く叩き込めるように改良しました

 

白「おつきあいいただきありがとうございました。おかげで完成しました」

 

ラ「そうか・・・なら、こちらの番だ!」

 

まさかこれほどやられても向かってくるとは・・・やり過ぎて馬鹿になってしまいましたか

 

白「あなたが私に勝てないのは嫌というほどわかったはずです。いい加減負けを認めてください」

 

ラ「それはないな!なぜならお前に俺を倒し切る決定打はないからな!」

 

手加減しているのに何言ってるんですかね。しょうがないです

 

白「葉月!準備はいいですか?」

 

葉「はい!いつでもどうぞ」

 

フェネクスの首を持ち上げながら最終通告を言い渡します

 

白「これが最後です。どうしても負けを認めませんか」

 

ラ「当たり前だ」

 

・・・しょうがないですね

 

白「なら、これで」

 

フェネクスをプールの方へと勢いよく投げ、私も同じ方向に跳びます

 

白「終わりです!」

 

プールの直上で障壁を使って体制を整えると、フェエクスの頭にに踵落としを決め、プールへと叩き落としました。プールに張った水が勢いよく跳ね上がってます

 

ラ「ぎゃぁぁぁぁぁああああ!」

 

葉「どうですか?早く負けを認めたほうがいいですよ。なにせこのプールの水すべてが聖水何ですから」

 

フェネクスの身体から煙が上がっています。聖水が悪魔を浄化しようとしているのでしょう

 

ラ「お、おれの・・負け・・・負け、だ」

 

 

グ「ライザー・フェニックス様の棄権を確認。よってこの試合の勝利者東雲葉月様、東雲白音様となります」

 

 

無事勝てました。これでフェネクスが来ることはないでしょうけど・・・他の悪魔は眷属にしようと来そうです。

 

葉「お疲れさまです。どうでした?」

 

白「葉月もお疲れ様です。手加減しても大したことなかったですね」

 

葉「こちらもです。お義姉さまに作ってもらった重力符の妖力版を張りながら戦いましたが何一つ問題ありませんでした」

 

私も葉月も符を剥がす必要はなかったですね。もう少し頑張ってもらいたいものです。

 

葉「あ、転移しますよ」

 

白「早く帰って寝たいです。今日も学校がありますし」

 

葉「そうですね。私もはやくお風呂に入りたいです」

 




今回で不死鳥()編は終了です。次回は後日談ですね。
ちなみにイッセーがライザーと戦うところは書きません

イ・ラ「えっ!?」

だってゼットも東雲姉妹も誰も行かないんだからしょうがないじゃないか

イ「俺の見せ場が・・・」

諦めろ

ちなみにいけない理由
共通→非眷属
ゼット→人間。そもそも招待されてないため冥界に行く手段がない
白音・葉月→冥界には行けることは行けるがそもそも行く理由がない。もし招待せれていたとしても蒼枒と黒歌に止められる



今回、文字数が8,000字を超えました
だんだん字数が増えていくなぁ

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