ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

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夏イベ収穫なかった(´;ω;`)
運がないから運要素が高いと難易度跳ね上がるからなぁ・・・


レーティングゲーム 前編

【???side】

 

グ「皆さま。この度グレモリー家、フェニックス家の「レーティングゲーム」の審判役を担うこととなりました、グレモリー家の使用人グレイフィアでございます」

 

妻であるグレイフィアがルールの説明を行っている。私の前にはいくつものモニター浮かんでおり今回のレーティングゲームのステージである駒王学園が映し出されていた。モニターのうち2つには個室にて説明を受けている愛する妹のリアスたちとライザー君の陣営が映っていた

 

グ「転移後と同時にゲーム開始となります。制限時間は人間界の夜明けまでとなります」

 

ルール説明を終えたグレイフィアが私の隣に戻ってきた。

 

?「白い猫又の隣にいる薄い青色の髪の娘がそうなのかい?」

 

グ「はい。彼女は私の妹であるフィーリス・ルキフグスが自分の母であると申しておりました」

 

報告にあったフィーリス・ルキフグスの娘と名乗る少女。東雲葉月というらしい。彼女は猫又の少女と共に学校に通っているらしく、青山龍神宮という神社のある青山に住んでいるという。フィーリスもそこに住んでいるのだろうか。彼女は約1000年前にあった大戦時に死亡したと報告されており、そんな彼女が生きていて、あまつさえ2児の母になっていた。葉月を見るにからミリキャスが生まれるよりも先に産んでいたと考えられる

 

?「その信憑性は?」

 

グ「彼女たちと私は初対面であり、彼女たちが嘘をつくメリットが見つかりません。また、自ら悪魔とのハーフであること。それと魔力とわずかながら悪魔の気配を感じました。」

 

確かに初めて出会った者に嘘をつく理由はない。何かを隠しているならともかくそういうそぶりは学校内でもなかったという。それとわずかばかりの悪魔の気配。神社に住んでいるため悪魔の力が弱まったのか?それとも受け継がれなかったのか

 

グ「ただ、お嬢様から葉月様は十字架を素手で触っていたとおっしゃってました」

 

報告に合った興味深いことの一つだ。本来ならば聖水や十字架は悪魔の弱点であり、触れることさえできない。それは魔王だろうと転生悪魔だろうと関係ない。それに素手で触れることができる彼女は本当に悪魔なのだろうか。ゲームが開始されると同時に彼女と猫又の少女、白音は部屋を飛び出し別々の方向に移動を始めた

 

?「速い!」

 

騎士(ナイト)に匹敵する速さとは。旧校舎を出てプールに到着した彼女は水が溜まっているのを確認するとプールの周りに結界を張ったみたいだ。その後校庭に移動した彼女は地面から岩でできたテーブルと木のイスを作り出し、白音が合流すると2人の姿が見えなくなった

 

?「これは・・・認識疎外の結界か?」

 

グ「どうやらそのようです。どのモニターも2人の姿を見つけることができません」

 

ゲーム開始から彼女たちが見えなくなるまで30秒もかかっていない。2人はあの結界の中で何をしているか。

 

 

 

【ゼットside】

 

転移した場所はオカルト研究部の部室だった。部屋を見渡すと物の配置まで一緒だ。・・・失敗したのか?

 

祐「ゼット君、外を見てごらん」

 

言われた通り窓の外見てみる。そこには校舎と何とも言えなく色で覆われた空があった。

 

イ「すげぇ!学校のまんまじゃねぇか!」

 

ゼ「なあ祐斗。俺ってそんな顔に出やすいか?」

 

祐「いや、顔には出てないよ。キョロキョロしてたから転移に失敗した、と思ったんじゃないかな」

 

ゼ「まさしくその通りだ」

 

リ「あら?葉月と白音はどこにいるのかしら?」

 

確かに見渡した時には姿が見えなかった。まさか転移できなかったのか!?

 

?「2人なら転移されたと同時に部屋から出て行ったぞ」

 

イッセーのほうから声が聞こえたがあんな声聞いたことがないぞ

 

ド「ゼットとか言ったな。お前とは初めてだな。俺はア・ドライグ・ゴッホ、赤龍帝と呼ばれている」

 

ゼ「こちらこそ初めまして。俺は朧月絶斗だ」

 

どうやらイッセーの赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)に封じられたドラゴンがしゃべっているようだ。修行のおかげで外と会話ができるようになったらしい。

 

リ「それよりも2人が出て行ったって本当なの!?」

 

ド「こんなくだらない嘘をつく必要はないからな。」

 

リ「・・・しょうがないわね。全員、これを耳に通信機をつけなさい」

 

部長からイヤホンマイクタイプの通信機を渡された。

 

リ「白音と葉月の分は私と朱乃が持ってるから見つけたら教えてちょうだい。それと作戦を言うわ。イッセーとゼットで体育館に行って敵を引き付けてちょうだい。タイミングを見て離脱、朱乃が体育館ごと吹き飛ばすわ」

 

なるほど。体育館はやや旧校舎よりだがチェスで言うところのセンター。ここを取られればこちらの陣地に侵入しやすくなる。兵士(ポーン)がみんなプロモーションされるのはごめんだ

 

リ「祐斗は遊撃よ。至る所に罠なども仕掛けて、隙があれば撃破も頼むわ」

 

なるほど、祐斗ならば素早く罠を仕掛けることができるな

 

リ「以上よ。皆、絶対に勝つわよ!!」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

 

ゼ「イッセー、もう倍加はすんだよな」

 

イ「おう!限界まで高めたぜ」

 

転移してからすぐに倍加を始めていたらしい。どうりでうるさいわけだ。俺たちは今作戦に従って体育館に来ている。とりあえず舞台裏に潜んでみたが

 

「そこにいるのはわかっているわよ、グレモリーの下僕さん達!あなた達がここへ入り込むのは監視していたんだから」

 

どうやら向こうにはバレていたようだ。体育館内にはライザーの眷属が4人いた。4人か・・・できれば奇襲して1人を逃がす。増援がきたところを体育館ごと吹き飛ばせれば作戦が大成功したんだがそんな理想どうりにはいかないな。相手はチャイナドレスを着てる女の子と体操服を着てる双子の女の子、一誠をぶっ飛ばした棍を持った武道の女の子がいた

 

イ「リベンジだ!あの棍を持った子は俺がやる」

 

ゼ「わかった。頑張れよ」

 

イッセーが棍使いに向かっていくなか俺の前に体操服を着てる双子の子が来ていた。2人の両手にはチェーンソーが握られていた

 

イル「私はイル」

 

ネル「私はネル」

 

イル「解体しまーす♪」

ネル「バラバラにしまーす♪」

 

振り下ろされる4つの刃。触れればたちまち引き裂かれてしまうだろう。だが・・・

 

ゼ「おらぁ!」

 

イル「きゃあ!」

ネル「そんな!」

 

蒼枒さんに比べてたら止まって見える。それに部室で待機していた時に札も剥がしたから体が軽い。俺は《アミル・ガウル》を出しチェーンソーを横一線に切り裂き、破壊した。得物を失った2人は俺から距離をとった

 

リ「イッセー!ゼット!そこを離れて」

 

はやいな、できれば兵士はここで全員片付けておきたかったが2対4でこちらが不利。総人数でも負けてるからこちらは落とされるわけにはいかないか。イッセーの方もどうだ?

 

イ「一撃では無理だったか。倍加してるんだけどな」

 

ド「あいつは殴られる瞬間にバックステップで殴られるダメージを軽くしていた。でなければ倒していただろう」

 

イッセーの方もリベンジできたみたいで棍使いが壁にぶつかっていた。

 

イッセーは俺のほうを向くと互いに頷き体育館の外に向かって走り出した

「逃げる気!ここは重要拠点なのに!」

 

チャイナドレスの子が何か言ってるような気がしたが無視した。俺たちが外に出たところで

 

ドオオオオンッ!!

 

轟音と共に巨大な雷が落ち体育館を粉々に吹き飛ばした。

 

イ「よし!」

 

ゼ「すごい威力だな」

 

グ「ライザー・フェ二ックスさまの「兵士」三名、「戦車」一名、戦闘不能」

 

俺は立ち止まってその威力に驚いていた。アナウンスからライザーの眷属はちゃんとリタイアできたみたいだ。これで相手は12人か。こちらは8人だが白音ちゃんと葉月ちゃんはどこにいるかわからないから実質6人だ。まだ2倍の差があるな

 

リ「皆、聞こえる? 最初の作戦は上手くいったわ!」

 

部長からの通信が入った。

 

リ「朱乃は魔力が回復次第、私達と合流してもらうわ。そしたら私たちも前へ出るから、それまで各自にお願いするわね」

 

通信が切れた。部長たちが3人で動くならこちらも合流したほうがいいか?

 

イ「なら俺たちは祐斗の方に行ってみるか」

 

ゼ「そうだな。こっちに4人で来てたんだ。祐斗の方にも4人の編成で向かってるかもしれない」

 

もし予想どうり4対1だったのなら、1人倒すのは厳しいだろう。俺達が動こうとした瞬間、俺は爆発に巻き込まれた。

 


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