ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

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たくさんの方々ありがとうございます。

しかし今回はストーリーが全く進みません
楽しみにしてくださっている方々、申し訳ありませんm(_ _)m


レーティングゲーム 開始直前

【ゼットside】

 

あの後イッセーと部長は戻ってきた白音ちゃんと葉月ちゃんにガッツリ叱られてた。地面の上に正座で。どれ位かは分からないが山を下りた時には日が暮れていた。まあ当然だよな、人の山を消そうとしたわけだし、もし人がいたら取り返しのつかないとになっていた。

 

 

 

レーティングゲーム当日。部室には部長、朱乃先輩、祐斗、イッセー、アーシアがそろっているが・・・

 

リ「白音と葉月はまだ来ないの?」

 

白音ちゃんと葉月ちゃんがまだ来ていない。レーティングゲーム開始時刻は午前0時。まだ2時間もある。流石に遅刻はしないだろう。

 

葉「こんばんは」

 

白「私たちが最後みたいですね」

 

30分程経ったころ部室のドアが開き、葉月ちゃんと白音ちゃんが入ってきた。2人の服装は修行の時と同じく和服だ。ちなみにアーシアと俺以外はみんな制服。俺は私服、アーシアはシスター服だ。俺は服を復元させる魔法なんて使えないからな。2人の姿を見た部長とイッセーは一瞬びくついていた。

 

 

各々がリラックスできる方法で待機している。俺は部長からライザーの資料を読んでいた。部長と朱乃さんは飲み、祐斗は壁にもたれかかって瞑想をしている。イッセーとアーシアは緊張しているのかソファーに座ったまま動かない。白音ちゃんと葉月ちゃんは携帯ゲームで遊んでいた。

 

グ「皆さん、準備はお済になりましたか?開始十分前です。皆さま、魔方陣のほうへ移動をお願いします。

 

魔法陣が現われるとそこからグレイフィアさんが現われた。グレイフィアさんの指示に従って俺達は魔方陣のある場所へと移動する。

 

葉「一つ、質問をよろしいでしょうか?」

 

部屋を出る前に葉月ちゃんがグレイフィアさんに質問をしていた。

 

グ「なんでしょう?」

 

葉「このゲームで死ぬことはありますか?」

 

グ「ありません。場合戦闘不能となった駒は強制的に除外されリタイアとなります。それとこれをお渡ししておきます」

 

俺と白音ちゃんと葉月ちゃんは透明な駒を渡された。俺は騎士(ナイト)、葉月ちゃんは僧侶(ビショップ)、白音ちゃんは戦車(ルーク)の駒だった

 

葉「これは?」

 

グ「今回のゲームだけ使える特別な駒です。お嬢様の眷属ではありませんので。ゲームでリタイアした時に転移させる際の目印になります」

 

葉「そうですか。わざわざ用意していただき、ありがとうございます」

 

俺は先ほどルールも読んだが葉月ちゃんたちは知らなかったみたいだ。それと駒をもらえたのは良かった。死ぬ気はないがライザーは人間が気に入らないみたいだから容赦なく殺そうとしてくるだろう。やっぱり死ぬの嫌だからな。2人もそうだと思ったんだが

 

葉「どうやら死なないみたいですね」

 

白「それは良かったです。変に手加減しなくて済みますね」

 

・・・前言撤回。この2人は自分よりも相手の心配をしていた。そもそも俺たちよりもはるかに強い2人の心配なんて必要なかった。なんか開始時に巨大植物で校舎ごと破壊するとか聞こえるし・・・

 

グ「1度あちらへ移動しますと終了するまで魔方陣での転移は不可能になります。なお、今回のレーティングゲームは両家の皆様も他の場所から中継でフィールドでの戦闘をご覧になります。さらに魔王ルシファー様も今回の一戦を拝見されております。それをお忘れなきよう」

 

リ「そう・・・お兄さまが見られるのね」

 

俺たちは用意されていた魔法陣の前につき説明を受けた。それにしても部長の兄って魔王なのか、すごいな。でも名前が違うな?

 

イ「えぇぇえええ!部長のお兄さんって魔王なんですか!!?」

 

祐「そうだよ。先代の魔王様が亡くなって、今の魔王様は名を受け継いだんだ。だから名前が違うんだ」

 

なるほど。ルシファーは役職名ってことか。

 

グ「皆様よろしいですか?魔法陣の中にお入りください」

 

魔法陣の中に全員が入る。次の瞬間、魔法陣が光を出し始めた。

 

グ「これにより皆様を戦闘フィールドにご案内します。それでは、ご武運を・・・」

 

 

 

【白音side】

 

 

転移が終わった瞬間私と葉月は部屋を飛び出しました。できるなら彼らだけで勝ってほしいものです。

 

白「こんなものですかね」

 

フィールドのいたるところに式神を設置しました。これで離れていても状況がわかります。集合場所の校庭には葉月が木のイスに座り待っていました。葉月の隣には薙刀が立て掛けられてます。

 

白「そちらはどうでしたか?」

 

葉「問題ないと思います」

 

そういうと葉月は私たちの周りにも結界を張り、岩のテーブルの上にお茶と茶菓子を出しました。

 

葉「一応結界は張っておきましたが、あそこに近づくことはないと思います。私たちは予定通り先輩たちがどれだけ成長できたか、彼らだけで勝つことができるかここで見てましょう」

 

白「そうですね」

 

私もイスに座るとテーブルの上に水晶を置き、葉月と一緒にお茶を飲みました。水晶にはイッセー先輩とゼット先輩のほかに4人が映っています。場所は体育館みたいですね。数は不利ですがこの程度は勝ってもらわないと困ります。




というわけで東雲の2人は動きません。
・・・そろそろ葉月と白音は姉妹ってまとめてもいいですかね?姉妹じゃないですけど・・・

ちなみに『開始時に巨大植物で校舎ごと破壊する』ってのは蒼枒が2人に提案したものです。

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