そして、ようやく2章目です。この章で主人公同氏がようやく出会います。
不死鳥()現る
【ゼットside】
最近、イッセーが部長と公園でトレーニングしているのを見かけた。教会での一件があってからイッセーは体を鍛え始めたみたいだ。イッセーの
その部長はこの頃様子がおかしい。溜息を吐くことが多いし笑顔もなんだか無理してる気がする。どうしたかと訊いてみても何でもないの一点張り。これは聞き出せそうになかったので副部長の朱乃さんに聞いてみた。親友だし女王部長のなら何か知っているはず。その朱乃さんは部長と反対にとても機嫌がいいみたいだ。
ゼ「朱乃さん。最近部長の様子がおかしいですけど何があったかわかりませんか?」
朱「ええ。実は・・・」
なるほど。親から結婚しろと催促を受けていて、部長はそれに乗る気ではないと。その部長の結婚相手・・・婚約者になるのか、は女性関係であまりいい噂を聞かないらしい。けれど親同士は乗る気満々とのことだ。それは部長も嫌になるな。貴族だとそういうのもあるのか。今の日本じゃ考えられない。話を聞けたついでになんでそんな機嫌がいいか聞いてみた。
ゼ「ああ、あと何かいいことあったんですか?」
朱「あらあら、そう見えました?」
ゼ「笑顔が輝いてるようにみたいに見えますよ。何があったか聞いても」
朱「それは・・・」
この前の休日に幼いころに殺されたと思っていた母親が生きていたらしく会ってきたと。なんでも葉月ちゃんたちのお兄さんと白音ちゃんの師匠が瀕死のところを助けてくれたみたいで、今は2人のいる神社で働いているという。いまだに命を狙われいるらしく、護衛なしでは町も安心して歩けないらしい。
朱「それと、父のことも少しは受け入れようと思ってますの」
ゼ「?父親とは何かあったのですか?」
朱「今まで憎んでいたんです。父のせいで母が死にかけました。けど、父も駆けつけようにも妨害を受けていたことを知りました。今まで父の言葉など全く耳に入りませんでしたし、手紙もきましたが1つも読むことはありませんでした。今思えばあの手紙を読んでいればもっと早く母に会えましたのに」
そうか。たとえ憎んでたとしても、父親からの手紙を読んでいればもっと早くに母に会えたんだからな。でも、よかったな母が生きていて。・・・・・・俺はもう父親も母親も会うことができないから。
次の日、イッセーたちと部室に行くと銀髪のメイドさんがいた。
ゼ「部長。そのメイドさんは誰ですか?」
グ「初めまして。グレモリー家に仕えているメイドのグレイフィアと申します」
ゼ「これはご丁寧に。オカルト研究部、部員の朧月絶斗といいます。ゼットと呼んでください」
凄い美人な方だな。それに、どことなく葉月ちゃんに似てる気がする。
リ「全員はいないけれど、いいわ。始めましょう」
グ「お嬢様、よろしいんですか?」
リ「残る2人は基本的に来ないわ。部活動に参加しないことを条件に部員になってもらったから。みんな、実はね・・・」
部長が口を開いたと同時に部室の床の魔方陣が光りだした。
祐「・・・フェニックス」
祐斗がぼそりとつぶやいた。フェニックスといえば不死鳥と呼ばれる鳥で、いろいろな作品に出てくる有名なモンスターだ。・・・悪魔にフェニックスっていたか?魔方陣から炎が噴き上がり、熱気が俺たちを襲う。炎の中から人影が現れ、中のシルエットが腕を横に薙ぐと、炎が振り払われた。
?「ふぅ、人間界は久しぶりだ」
俺達の目の前に現れたのは金髪に胸を見せるように赤いスーツを着たのホストみたいな奴だった。
?「愛しのリアス。会いに来たぜ。さっそくだが、式の会場を見に行こう。日取りも決まっているんだ、早め早めがいい」
口振からするに、このホストみたいなのが部長の結婚相手みたいだな。
リ「・・・放してちょうだい、ライザー」
ライザーが現れてから部長の顔が険しくなってる。掴まれていた腕もすぐに振りほどいていたし。
イ「部長に対してその態度はなんだ?腕を無理矢理掴んでどうするつもりだ。つーか、おまえ誰だよ?」
イッセーがライザーに噛みついてるが、少し前まで人のことに言えない行動してただろ。最近鳴りを潜めたからと言っても除きをして追いかけられてたお前もライザーも五十歩百歩だぞ。
ラ「お前誰?」
イ「リアス・グレモリー様の眷属。
ラ「ふーん。あっそ」
ライザーは興味無いようだ
グ「兵藤一誠様。この方はライザー・フェニックス様。純血の上級悪魔であり、古い家柄のフェニックス家のご三男で、リアスお嬢様の婚約者です。」
イ「・・・ええええええええええええええええええええええええええええ!!!?」
グレイフィアさんがライザーを紹介するとイッセーが驚き声を上げた。ああそっか、イッセーは知らなかったのか。
お気に入り登録してたハイスク小説が3作品同時に逝ったー!( ノД`)
しばらく前にも2作品がなくなってるし!なんで(´;ω;`)