今回はタイトル通りもう一人の転生者編です。
そしていつもより長いです。
【ユーガside】
久しぶりの出番だ!
ロセを助けたあの後、「勇者?まあいいか」って感じで了承しちゃったからだ。あのときは何にも考えてなかったからな~。少ししてからロセがハイスクールD×Dの主人公、イッセーのヒロインのうちの一人だったことを思い出した。原作のことなんて賞金稼ぎの楽しい生活の中ですっかり忘れてた。よくある転生者みたいに原作介入しないのかって?転生したとき駒王町で学生だったならともかく、転生させられた場所がヨーロッパで、今が原作のいつか分からない状態で変に動きたくなかったし、金もなかった。だから「ハイスクールD×D?知らね」って感じで楽しく生活してたらまさかの主要キャラの一人と出会うなんてな。ロセはまだ学生らしく、将来一流のヴァルキリーになったら勇者になるって約束を交わした。
その後、仕事の途中にたまに会い、俺の仕事や召喚してるモンスターのこと、ロセの学校でのできごとなどを話したりした。そんなある時
ロ「ユーガさんはすごいですね。様々なモンスターを召喚できて」
ユ「
ロ「うらやましいですね。私もこんな風にできたら・・・」
ユ「?学校で召喚系の授業なんて今まで聞いたことがなかったけど、何かあった?」
ロ「・・・恥ずかしながら実は」
ロセが何やら悩んでいるみたいだったから聞いてみた。学校を首席で卒業したロセだが、ヴァルキリーになるための継承式に失敗しているという。その継承式は降霊術を用いているらしいのだが、ロセは降霊術が苦手らみたいだ。家系的には得意らしいが。そこで様々なモンスターを難なく召喚している俺に何かアドバイスをもらえないか聞いてきた。
ロ「なので、何かアドバイスになるようなことを教えておらえないでしょうか?」
ユ「う~ん。俺もカードを使って召喚してるから俺からのアドバイスはできないかな」
ロ「そう・・・ですか」
このまま失敗が続けば別の者が継承式を行ってしまうため、落ち込んでしまうロセ。しかし、俺には考えがあった。
ユ「落ち込むなよロセ。俺からはできなくてもアドバイスできる人達なら知ってるから」
ロ「本当ですか!?」
まだ希望が残っていることに喜ぶロセを落ち着かせつつ、俺は6枚のカードを取り出した。それを腕のデュエルディスクとDホイールにセットする。
ユ「俺が知ってるのはこいつらのことだ。出でよ、《火霊使いヒータ》!《光霊使いライナ》!《水霊使いエリア》!《地霊使いアウス》!《風霊使いウィン》!《闇霊使いダルク》!」
俺たちの目の前に1人の少年と5人の少女が現れた。
ロ「あの・・・この方達は?」
ユ「赤い髪のがヒータ。白い髪のがライナ。青がエリア。茶色の髪がアウス。緑の髪がウィン。黒髪がダルクって言って霊使いと呼ばれるカテゴリの魔法使いたちだ。こいつらなら何かアドバイスをもらえるかなと思ってな」
ダ「マスター。アドバイスって何のことだ?」
ユ「ああ、それは・・・」
ユーガ説明中・・・・・・・・・
ラ「・・・なるほど、事情はわかったよ。」
エ「だけど私たちもまだ学生の身だし・・・」
ダ「誰かに教えれるほど完全に扱えてるわけではないぞ。」
ヒ「え~。いいじゃんか、おもしろそうだし」
ア「私も降霊術ってものに興味がある。是非とも手伝わせてもらいたい」
ロ「では!」
ウ「うん。僕たちでよければ力になるよ」
よかった。どうやら力を貸してくれるようだ
ウ「じゃあダル君」
エ「一緒にやろう?」
ヒ「あっ!?お前たちずるいぞ!」
ア「抜け駆けは許さないよ!」
ラ「あたしも一緒がいい!」
・・・・失敗した。霊使いは男1人、女5人のカテゴリだ。そんな中で何もないわけがない。ウィンとエリアがダルクの腕に抱き着き、他の3人がそれを剥がそうとしている。流石ダルク、ハーレム築いてるだけあるな。是非ともこれを見たイッセーの反応が見てみたいものだ。ロセは霊使い達のいきなりの行動ににぽかんとしてるし、ダルクは俺に「助けてくれ」と目でとうったえてる気がする。しょうがないからデュエルディスクからダルク以外のカードを外すとダルク以外霊使いが消えた。
ダ「マスター。ありがとう、助かった」
ユ「こっちこそ悪かった。あんな状態になるとは思わくてな。めちゃくちゃにされた後で悪いがロセのこと頼む」
ダ「了解した。・・・おい、大丈夫か?」
ロ「はっはい!よろしくお願いします」
それから1人ずつ呼び出してロセにいろいろアドバイスしてもらった。感覚でやってるヒータやライナなんかは擬音ばかりであまり役立ってるように見えなかったがな。後日、ロセは継承式を行い、成功。無事にヴァルキリーになることができた。
それから1年が経ち、とある街で偶然ロセに出会った。
ロ「お久しぶりです。ユーガさん」
ユ「久しぶりだなロセ。会うのは1年ぶりか?」
ロ「それぐらい経ちますね。結局あの子たちにも直接お礼を言えてませんし」
ユ「それはしょうがないだろ。忙しいみたいだし」
ロ「そうなのですが・・・。そうだ!昔、勇者になってくれる約束したの覚えてますか?」
ユ「そう言われれば・・・そんなこともあったっけ」
ロ「忘れてたんですか・・・。いえ、今はそんなことより。ユーガさん!一緒にヴァルハラに来てもらえませんか?」
ロセにアースガルズに来てほしいと言われた。詳しく聞くと、様々なモンスターを召喚する俺に興味があるらしい。俺もヴァルハラに入ったことはなかったし、中を見て回るのも悪くない。互いにこの町での仕事が終わったらロセに連れてってもらうことにした。
オ「お主がロスヴァイセが言う勇者か?」
ユ「はい。ユーガ・キリュウと言います」
ロキ「特に力も感じられないな。あやしいのはその腕に着けられている機械だが」
俺は今オーディンとロキの前にいる。オーディンは何か興味深そうに見ているがロキはなんだかあやしむような眼で見ている
ロキ「貴様、本当に魔獣や悪魔の討伐を行ってきたのか?」
オ「ロキよ、何が言いたいんじゃ?」
ロキ「我が言いたいのはこいつは他人の手柄を横取りしているのではないか。こんな力も感じぬものが討伐などできるはずがなかろう」
ロ「そんなはことありません!私を助けてくれたときも魔獣を一撃で跡形もなく消し飛ばしてました」
ロキ「どうだかな。いずれにせよ勇者になるのだから力をみなければなるまい」
そう言ってロキは俺のほうに手をかざすと俺の真下の地面が消え、落とされてしまった。
ロ「ユーガさん!」
オ「ロキ!おぬし何を・・・」
ロキ「我直々に相手をしてやる。最も、あまりにも無様なら殺してしまうかもしれんがな」
落とされた俺は真っ黒な空間に立っていた。身体やディスクは見て確認できるため視界は確保できるみたいだ。さて、どうやってここから出ようか
ロ「ここから出たくば我を倒す以外に方法はない」
空間が裂けると、ロキが現れた
ロ「貴様の力を見せてみろ。あまりに弱ければ殺してしまうかもしれないがな」
悪そうな顔をしてやがる。そんなに見たければ見せてやるよ!俺の
ユ「いいだろう。
俺はデッキをデュエルディスクにセットする。デッキがシャッフルされてから5枚のカードを引く
【ロスヴァイセside】
オ「ロキめ。勝手なことをしおって」
ロ「ユーガ・・・」
ロキ様によってユーガが異空間に閉じ込められてしまいました。私の力では助けてあげられませんし、ユーガもロキ様に勝てるとは思えません。一体どうすれば
オ「ふむ。ユーガとやらはお主のこれか?」
オーディン様が小指を立てて聞いてきます
ロ「今はそんなこと話してる場合じゃないでしょう。早くユーガを助けないと・・・」
オ「顔を赤くしても説得力ないぞ。それにいざとなったら儂が助ける。今はロキとの戦いを見ようではないか。儂もユーガの力を見てみたいしの」
オーディン様が腕をかざすと空間に薄い膜が現れ、デュエルディスクを構えるユーガとロキ様を映し出しました。
【ユーガside】
ロキ「先手はくれてやる。存分に攻撃してくるがいい」
そう言われても先攻は攻撃できないんだよな。手札は・・・
《極星獣タングリスニ》
《一時休戦》
《チキンレース》
《極星天ミーミル》
《手札抹殺》
ユ「俺は《極星獣タングリスニ》を攻撃表示で召喚」
ロキ「ほう、早速モンスターを召喚したか。タングリスニとはトールの所にいるヤギと似た名だな」
ユ「さらに《一時休戦》を発動。この効果により1枚ドロー」
ロキが何か言ってるが無視だ。いちいち反応していたらきりがない。そもそもこのデッキは極神だからな。北欧神話を元にしたカテゴリだ。そして引いたカードは《神の桎梏グレイプニル》。さらに1枚引いておくか
ユ「フィールド魔法《チキンレース》を発動。この効果によりライフポイントを1000払い、1枚ドローする」
ユーガのライフ:8000→7000
《チキンレース》が発動したのに特に変化が見られない。この空間の影響か?しかし、ドローは可能なようだ。今の手札は
《極星天ミーミル》
《手札抹殺》
《神の桎梏グレイプニル》
《オーディンの
ユ「俺はカードを1枚伏せターンエンドだ」
ロキ「なんだ、攻撃しないのか?」
ユ「先行は攻撃できないんだよ!」
ロキ「ふむ。それなら我から行かせてもらおう。まずは小手調べだ」
ロキが指を向けるとそこからレーザーを出してきた。
ユ「この瞬間伏せカードオープン、《神の桎梏グレイプニル》。この効果によりデッキから極星と名のついたモンスター1体を手札に加える。俺が加えるのは《極星獣タングニョースト》」
レーザーが《極星獣タングリスニ》を貫き、爆散した。だがこれでいい
ユ「《一時休戦》の効果で俺はダメージを受けない。さらに、《極星獣タングニョースト》の効果発動。自分フィールド上に存在するモンスターが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、このカードを手札から特殊召喚することができる。さらに《タングリスニ》の効果。このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のフィールド上に極星獣トークンを2体を特殊召喚する。」
煙が晴れた後に現れたのは白い山羊の代わり、黒い山羊と白い山羊が骨と皮だけになったようなモンスターが座った状態で現れた。もちろんすべて守備表示だ。
ロキ「モンスターを増やしたか。さて、これからどうする?もう攻撃はできるのだろう」
ユ「ああ!これからするから待っていろ!俺のターンドロー!」
引いたカードは《極星宝グングニル》
ユ「手札から《手札抹殺》を発動。手札をすべて捨て、その枚数分ドローする」
引いたカードは
《極星霊デックアールヴ》
《補給部隊》
《極星霊リョースアールヴ》
もうすでにトールを召喚することができる。さらにあと1枚あればロキも召喚可能だ
ユ「俺は《チキンレース》を発動。この効果によりライフポイントを1000払い、1枚ドローする」
ユーガのライフ:7000→8000
よっしゃ!運がいいぞ。引いたカードは《極星霊ドヴェルグ》これでロキまでいける
まずは《タングニョースト》を攻撃表示に変えての効果発動。デッキから《極星獣タングニョースト》以外の極星獣と名のついたモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する事ができる。来い、《極星獣グルファクシ》!」
《タングニョースト》が立つと、金色の鬣と逞しい身体を持つ大きな馬が隣に現れた。
ロキ「今度はフルングニルが所有していた馬か。グレイプニルと言いその馬と言いもしやそのデッキは」
ユ「察しが言いな。その通り、このデッキは北欧神話を元にした極神デッキだ。今からその神の一人を出してやる。2体の極星獣トークンに《極星獣グルファクシ》をチュ-ニング!」
《グルファクシ》が雄たけびを上げると4つの緑のリングに姿を変え、その中に2体の山羊が入り漆黒の空間に巨大な光の柱を作り上げる。
ユ「星界の扉が開くとき、古いにしえの
雷を散らし光の中から現れたのは、巨大な魔槌を持つ雷と農耕を司る戦神、トール。
《極神皇トール》 アニメ効果
シンクロモンスター・効果
星10/神属性/幻神獣族/攻3500/守2800
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、
エンドフェイズ時に墓地から自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体の効果を無効にし、
その効果をこのカードの効果として使用する事ができる。
「自己再生効果」で特殊召喚に成功した時、相手ライフに800ポイントダメージを与える。
ロキ「それが我が友トールを模したモンスターか。その力とくと見せて見よ」
ユ「おっと、焦んな。まだこれからだ。俺は《極星霊ドヴェルグ》を召喚。《ドヴェルグ》の効果発動。このカードが召喚に成功したターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ極星と名のついたモンスター1体を召喚する事ができる。俺は《極星霊リョースアールヴ》を召喚。さらに《リョースアールヴ》の効果発動!このカードが召喚に成功した時、このカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する事ができる。選択したモンスターのレベル以下の極星と名のついたモンスター1体を手札から特殊召喚する。俺は《トール》を選択。《トール》のレベル10。よってレベル5の《極星霊デックアールヴ》を特殊召喚」
俺のフィールドに現れたのは人の子供ぐらいの大きさを持つ、橙・水色・桃色の精霊たち。
ユ「俺は《極星霊ドヴェルグ》と《極星霊リョースアールヴ》に《極星霊デックアールヴ》をチューニング」
3体の精霊が1つに重なり星に姿を変え、この空間にはないはずの暗い雲へと登っていく。
ユ「星界より生まれし気まぐれなる神よ、絶対の力を我らに示し世界を笑え!シンクロ召喚!光臨せよ、《極神皇ロキ》!」
雲から現れたのは、アースガルドの神々の敵である巨人族出身であり、北欧神話最大のトリックスター、ロキ。その大きさはトールと同等。目の前にいるロキの何倍もある。
《極神皇ロキ》 アニメ効果
シンクロモンスター・効果
星10/神属性/幻神獣族/攻3300/守3000
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、
エンドフェイズ時に墓地から自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
このカードが攻撃を行う時、相手の魔法&罠カードゾーンに存在するカード1枚の発動と効果を無効にし破壊する事ができる。
「自己再生効果」で特殊召喚に成功した時、自分の墓地に存在する罠カード1枚を選択して手札に加える事ができる。
ロキ「それが・・・我か」
ユ「ああそうだ。これで三極神の内2体がそろったな]
片やこの世界における北欧神の1人、悪神ロキ。片やデュエルモンスターズ界の神の2体。位階の神たちが今対峙した。
ユ「《極星霊ドヴェルグ》の効果発動。フィールド上に表側表示で存在するこのカードが墓地へ送られた時、
自分の墓地から「極星宝」と名のついたカードを1枚選択して手札に加える。俺は《極星宝グングニル》を手札に加える。さらに魔法カード《補給部隊》を発動し、バトルだ!《極神皇トール》でロキにダイレクトアタック!サンダーパイル!」
魔鎚に雷がほとばしり、《トール》がロキに向かって振り下ろす。ロキはそれを躱すも、横薙ぎに払われた魔鎚によって吹き飛ばされた。
ロキ「これほどとは。張っていた多重防御障壁を破られてしまうとは思わなかった」
ユ「まだバトルは終了してないぜ。《ロキ》でダイレクトアタック!ヴァニティバレット」
《ロキ》が手で銃の形を作り、人差し指と中指から黒の弾が放たれる。ロキも魔法を放ち相殺させるも、後に来た2発目と3発目に被弾し、爆風に包まれる
ユ「俺はカードを1枚伏せ、ターンエンド」
ロキ「おのれ。もう手加減せんぞ」
爆風の中から現れたロキは服がボロボロになってはいるが怪我等は見られなかった。
ロキ「貴様らすべて吹き飛ばしてやる」
巨大な魔法陣を展開し、そこから巨大な槍が射出され《トール》を貫いた。
ユ「ダメージは・・・500か。《ロキ》はともかく《タングニョースト》はまずいな」
デュエルディスクを見ると5500と表示されている。つまりあの槍は4000の攻撃力を持っているということだ。《タングニョースト》を破壊されるのは少々痛い
ユーガのライフ:6000→5500
ロキ「このまま残りも破壊してやる」
巨槍を《ロキ》と《タングニョースト》目がけて連続で射出してくる。
ユ「伏せカードオープン、《極星宝グングニル》」
ロキ「何!グングニルだと!?」
ユ「そんな物騒な効果じゃないから心配するな。《極星宝グングニル》の効果、自分フィールド上に表側表示で存在する「極神」または「極星」と名のついたモンスター1体をゲームから除外し、フィールド上に存在するカード1枚を選択して発動する。選択したカードを破壊する。俺は《タングニョースト》を除外し《ロキ》を破壊する。」
《タングニョースト》が消え去り、金色に光る槍が現れ《ロキ》を貫く。《ロキ》は破壊され、巨槍が空を貫いていった。
ユ「発動後2回目の自分のエンドフェイズ時に、この効果を発動するためにゲームから除外したモンスターを表側攻撃表示でフィールド上に戻す。さらに《補給部隊》の効果で1枚ドローする」
ロキ「おのれ!我をグングニルで貫くとは!ふざけてるのか」
ユ「ふざけてなんていませんよ。これでいいんです」
ロキ「ふっ。そうはいっても貴様の場には何も無いではないか」
ユ「さぁ?どうでしょう」
次の瞬間、足元よりさらに下の空間が割れ、《トール》が現れる。さらに頭上の空間が裂け、2本の腕が現れると空間を押し広げ《ロキ》が現れた
ユ「フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、 エンドフェイズ時に墓地から自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。さらに《トール》は相手に800ポイントのダメージを与え、《ロキ》は罠カードを1枚手札に加えることができる。俺は《オーディンの
《トール》の角からロキに向かって雷撃が放たれる
ロキ「くっ。2体とも復活したか」
ユ「そうだ!やられても何度でも復活する不死身の神だ。俺のターン!」
ドロー。手札は
《オーディンの
《ワンダー・ワイド》
《極星霊スヴァルトアールヴ》
まあ、いいか
ユ「俺は《極星霊スヴァルトアールヴ》を召喚」
目の前に暗い紫色の精霊が出現する。
ユ「さらに《ワンダー・ワイド》を装備し攻撃力を500ポイントアップ。さらに《ワンダー・ワイド》の効果発動。装備モンスターとこのカードを自分フィールドから墓地へ送り、デッキから2枚ドローする。
《デストラクト・ポーション》
《極星邪龍ヨルムンガンド》
・・・事故ってる。
ユ「俺は再び《チキンレース》の効果を発動。ライフポイントを1000払い、1枚ドローする」
ユーガのライフ:5500→4500
ユ「俺は今引いた《闇の誘惑》を発動。デッキから2枚ドローし、手札の闇属性モンスター《極星邪龍ヨルムンガンド》を除外する」
ロキ「何!?ヨルムンガンドだと!?」
ユ「そういえばロキの息子だっけ?ちなみにフェンリルも入ってるぞ。まだ出せないけどな」
引いたカードは《ガード・ブロック》と《極星宝メギンギョルズ》か。《極星宝》全種入れてるとはいえ罠率高いな
ユ「バトルフェイズ!《トール》と《ロキ》で攻撃。サンダーパイル!ヴァニティバレット!」
《トール》と《ロキ》が攻撃するもサンダーパイルは受け流し、ヴァニティバレットは転移で回避される。
ロキ「我に同じ手が通用すると思ったか!」
ユ「対応してくるよな。俺は3枚伏せてターンエンド。この瞬間《極星宝グングニル》で除外されていた《タングニョースト》がフィールドに戻ってくる。」
当然守備表示だ
ロキ「我が子も見て見たかったがそろそろ終わりにしてやる」
そういうと、巨大な魔方陣に魔力を送り込む。すると魔方陣が輝きだした
ロキ「これで終わりだ!」
魔方陣から巨大なレーザーが放たれ俺ごと焼き払おうとする
ユ「俺は《ガード・ブロック》と《極星宝メギンギョルズ》を発動。《ガード・ブロック》の効果で戦闘によるダメージは0にする。さらにデッキからカードを1枚ドローする。そして《極星宝メギンギョルズ》の効果「極神」または「極星」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力・守備力は元々の数値の倍になる。俺はトールを選択する。これによりトールの攻撃力は7000となる」
《トール》の腰に《極星宝メギンギョルズ》が巻かれる。力の増した《トール》はレーザーを打ち返し、ロキの魔方陣を破壊した。しかし、その余波で《タングニョースト》と《ロキ》が破壊せれてしまうが守備表示と《ガード・ブロック》のおかげでダメージはゼロだ
ロキ「まさか魔方陣が破壊されるとは」
ユ「まだまだこれからだぜ。まだ最後の神を見せてないんだからな!《補給部隊》の効果で1枚ドロー。さらに最後の伏せカードを発動。《デストラクト・ポーション》の効果で《トール》を破壊し、その攻撃力分7000ポイント、ライフを回復する」
《トール》が力なく倒れライフを回復する。《ガード・ブロック》で引いたカードが《エンシェント・リーフ》だからな。これで発動できる
ユーガのライフ:4500→11500
ユ「そして《トール》と《ロキ》の効果が発動し、復活!そして800ポイントのダメージを与え、《グレイプニル》を手札に加える。俺のターン」
ロキが雷撃を受ける。そして今引いたカードは《エンシェント・リーフ》だ。これで手札は
《オーディンの
《エンシェント・リーフ》
《極星天ヴァナディース》
《神の桎梏グレイプニル》
《エンシェント・リーフ》
ユ「俺は《エンシェント・リーフ》を2枚発動、1枚につき2000ポイント、計4000ポイントのライフを払い4枚ドローする。さらに1000ポイント払って1枚ドローする」
ユーガのライフ:11500→5500
手札は
《オーディンの
《極星天ヴァナディース》
《神の桎梏グレイプニル》
《ミョンニルの魔槌》
《極星邪狼フェンリル》
《迎撃の盾》
《極星將テュール》
《極星宝ドラウプニル》
《極星宝レーヴァテイン》
見事に罠だらけ
ユ「俺は《極星將テュール》を召喚し、さらに《極星邪狼フェンリル》を相手の場に特殊召喚。カードを4枚セットしてターンエンド」
ロキの隣に大型犬くらいの首の回りの毛が青い銀狼が現れる
ロキ「貴様、何を考えている。なぜ攻撃してこなかった」
ユ「どうせ対策されているだろうからな。そちらのターンだ」
ロキ「ふん、分ってるじゃないか。そして、このフェンリルには使うことで我に大きなデメリットでもあるのだろうがそんなことは読めている。我は《テュール》に攻撃」
ロキが天に向かって手をかざすと光の柱が《テュール》を包み込む。
ユーガのライフ:5500→2500
光が収まると《テュール》が消えライフが3000も減っていた。だが
ユ「この瞬間伏せカードを発動、《極星宝レーヴァテイン》。このターン戦闘によってモンスターを破壊した、フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する事ができる。選択したモンスターを破壊する。このカードの発動に対して、防御など無意味!」
ロキに金色に輝く剣が射出される。張っていただろう防御障壁など突き破り、ロキに突きささる。
ロキ「ぐほっ。我が・・・こんな」
ユ「破壊は出来なくても大分堪えるだろう。このターンはもう攻撃できそうもないな」
ロキは《レーヴァテイン》を抜こうとするが抜けずに悶えている
ユ「《テュール》が破壊されたことにより《補給部隊》の効果で1枚ドロー。そして俺のターン、スタンバイフェイズに《極星宝ドラウプニル》を捨て《極星天ミーミル》を特殊召喚する」
俺の場に年を取った天使が現れる。そして俺のターンになったためロキに刺さっていた《レーヴァテイン》が消えるが、ダメージは残っているみたいだ
ユ「ドローフェイズでドロー。さらに1000ポイント払って1枚ドロー」
ユーガのライフ:2500→1500
これで手札は
《極星天ヴァナディース》
《神の桎梏グレイプニル》
《死者蘇生》
《エネミー・コントローラー》
《極星霊リョースアールヴ》
これなら勝てる
ユ「俺は《極星霊リョースアールヴ》を召喚。効果で《極星天ヴァナディース》を特殊召喚する」
俺の場に水色の精霊と黒髪赤目の天使が現れる。
ユ「俺は《極星霊リョースアールヴ》と《極星天ミーミル》に《極星天ヴァナディース》をチューニング!」
ヴァナディースが杖を振い4つのリングに姿を変え、球状に回転する。天使と精霊がその中に入ると光の玉になり、だんだんとその光が大きくなる。
ユ「北辰の空にありて、全知全能を司る王よ!今こそ、星界の神々を束ね、その威光を示せ!!シンクロ召喚!天地神明を統べよ、最高神、《極神聖帝オーディン》!」
光が爆発しその中から長い白髭を蓄え、つばの広い帽子を被った、槍を持つ隻眼の神《オーディン》が現れる。
ロキ「これが・・・《オーディン》だと」
《トール》や《ロキ》も大きかったが《オーディン》の大きさは別格だった。
極神聖帝オーディン アニメ効果
シンクロモンスター・効果
星10/神属性/幻神獣族/攻4000/守3500
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、
エンドフェイズ時に墓地から自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
攻4000/守3500
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、幻神獣族モンスターへの魔法・罠カードの効果を無効にする事ができる。
「自己再生効果」で特殊召喚に成功した時、自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。
ユ「このターンで終わらせてやる。俺は《死者蘇生》を発動し《極星將テュール》を特殊召喚」
俺のフィールドに隻腕の軍神が現れる
ユ「バトルだ!《トール》で攻撃!サンダーパイル!」
《トール》が魔鎚を振り下ろし、防御障壁をすべて壊す
ユ「《ロキ》で攻撃!ヴァニティバレット!」
《ロキ》が黒の弾が放たれるがロキは転移でこれを避ける。
ロキ「無駄だ。どこに出現するかもわからぬ相手にそんな攻撃当たるものか」
ユ「それはどうかな」
ロキ「何?」
ユ「俺は《ロキ》攻撃した瞬間このカードを発動していたのさ。速攻魔法《エネミー・コントローラー》!《テュール》をリリースし、《フェンリル》のコントロールを得る」
ロキ「それに何の意味がある」
ユ「こういうことさ。伏せカード全てオープン!《迎撃の盾》・《ミョンニルの魔槌》・《オーディンの
《オーディン》の閉じられている左目に眼がはめられ、さらに左手にミョンニルが握られる。
ユ「《ミョンニルの魔槌》は2回攻撃を可能とさせる。そして《迎撃の盾》は自分フィールド上のモンスター1体をリリースし、リリースしたモンスターの守備力分、攻撃力をアップさせる!」
《フェンリル》が光の玉となり、《オーディン》に吸収されオーラが2倍に膨れ上がる。
極神聖帝オーディンの攻撃力:4000→8000
ユ「《オーディン》で攻撃!」
《オーディン》がミョンニルを振り下ろすがロキは転移で避ける。が、それでいい
ロキ「無駄だ!いくら攻撃力を上げたところで当たらなければどうという・・・何!?」
ユ「《オーディン》の
《オーディン》はミョンニルを捨て、自身の持つ槍でロキを突き刺した。
ユ「この勝負。俺の勝ちだな」
ロキ「ああ・・・貴様の勝ちだ。その力を認めよう」
ロキが指を鳴らすと空間が壊れていき、元いた場所に戻って来たみたいだ
ロ「ユーガさん。ご無事で」
ユ「あー。何とか勝てたよ」
オ「何とかと言いつつほとんどダメージなかったじゃろうに。それでロキ、どうじゃった?」
ロキ「こいつの力は我々にも届きうるぞ。勇者の域を超えている」
神のカード使ったしな。それに最初っから全力で来られたらまず勝てないし、今回は運もよかったのもあるからな
オ「ふむ、ならば。ユーガよ、見事じゃったな。危なければ助けよう思っていたがいらなかったようじゃな」
ユ「ああ。たまたまです」
オ「そなたほどの力の持ち主を手放すのは惜しい。そこでここに残ってはくれぬか?」
・・・何か神様からスカウトされた。
北欧神の口調って合ってますかね?