ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

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今回は原作主人公組とおまけ回です


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後日談その2

【ゼットside】

 

アーシアさんを救出した翌日。いつもどうりに登校し、授業が始まるのをまっていた。が、松田と元浜が俺のもとに突撃してきやがった。

 

松・元「イッセーがリアスお姉さまと金髪の美少女と一緒に登校しているのを見かけたぞ!どういうことだ!」

 

ああ。あの後、部長とアーシアはイッセーの家に泊まったのか。オカ研に入ってからイッセーの変態行動は鳴りを潜めてるがわざわざ危険なところに泊まる必要は普通ないだろ。

 

ゼ「いや、俺は何も知らないぞ。・・・イッセーにモテ期でも来てるんじゃないか?」

 

松「くそっ。イッセーだけ」

 

元「俺らだって・・・」

 

ゼ「前にも言ったようにお前たちもモテる要素は持ってるんだ。まずはマイナスイメージ払拭出来るように頑張れ」

 

松田と元浜を適当にあしらい、放課後どうやって東雲の二人をどうやってオカ研に連れていくか考える。なぜ俺がこんなことを考えなくてはならないかというと朝に俺の家にやってきた蝙蝠が原因だ。そのスカイキャリアは部長の使い魔らしく手紙を運んできた。その手紙の内容はアーシアが駒王学園に転入及びオカ研に入部したこと。それを祝いたいから放課後に東雲の2人を連れてきてほしいと書かれていた。そもそもなんで俺なんだ。前も祐斗だったから今回も祐斗でいいじゃないか。

 

担任「よーし、席につけー。出席をとるぞー」

 

いつの間にか担任が来ていた。クラスメイトもしゃべるのをやめ自分の席に戻っていく。

 

担任「よーし、全員いるな。突然だが、転校生を紹介する。入ってきてくれ」

 

ア「アーシア・アルジェントと申します!日本に来て日が浅いですが、皆さんと仲良くしたいです!よろしくお願いします!」

 

やっぱりイッセーがいるこのクラスに来るよな。

 

ア「それから、私はイッセーさんのお家にホームステイさせてもらうことになりました。」

 

「「「「「「「・・・・・・ええええええええええええええええええええええええ!!!!!」」」」」」」

 

予想してたがこれはうるさい。耳をふさいでいてもこれとは。

 

 

 

 

 

俺は放課後になってすぐ1年の教室に向かった。昼休みのうちに祐斗から2人のいる教室を聞いていて良かった。2人とも授業が終わるとすぐ帰ってしまうみたいで教室をのぞいた時も鞄に道具をしまっているところだった。

 

ゼ「失礼する。東雲の2人に用がある。部長が呼んでるから今日は部活に出てほしい」

 

葉「いきなりですね」

 

ゼ「まあそう言うな。転入生が来たことはもう知っていると思うがその娘がオカ研に入ったから入部祝いをしたいらしい」

 

白「そうなんですか。その人も気になりますし、わかりました。部活に出ます。葉月もいいですか?」

 

葉「はい。どんな人か楽しみです」

 

ゼ「よかった。連れてこないと何言われるかわからないからな」

 

2人はすでに帰る準備を済ませていたので一緒に部室に向かった。アーシアは・・・イッセーが連れてくるし大丈夫だろう。

 

 

 

 

 

 

【葉月side】

 

授業が終わり帰る準備をしているところにゼット先輩がやってきました。何でも噂の転入生がオカルト研究部に入ったのでお祝いをしたいそうで、私たちも参加してほしいようです。私もどんな人か気になっていますし今日は部活に出ましょう。あと、朱乃先輩に週末の休みの日に青山龍神宮に来てもらえるか聞いてみましょう。できるだけ早く朱璃さんに合わせてあげたいです。

 

 

約1週間ぶりの旧校舎です。いつ見ても外装はボロボロに見えますが中はきれいに掃除されてます。部室に入ると朱乃先輩と祐斗先輩がお皿やティーセットを準備してました。

 

ゼ「2人を連れてきたぞ」

 

朱「あらあら、久しぶりですわね。セット君もありがとうございます。」

 

白「久しぶりと言っても1週間ぐらいですけどね」

 

祐「ゼット君もよく連れてこれたね。2人はすぐ帰ってしまうのに」

 

ゼ「昼休みに教室聞いといて助かった。じゃなかったら会えなかったかもしれない」

 

私たちはすぐに帰ってしまいますからね。っと、忘れないうちに朱乃先輩に伝えておきましょう。ほぼ部活に来ませんからあまり会う回数は多くはないですし。

 

葉「朱乃先輩。少しよろしいですか?」

 

朱「あら、何でしょう?」

 

白音にお祝いの準備の手伝いを代わってもらい、先輩を部室の外に連れだしました。

 

朱「外に連れ出してどうしました?」

 

葉「先輩。週末は何か用事はありますか?」

 

朱「いえ。特にはありませんわ」

 

葉「母親に・・・朱璃さんに会いたくないですか?」

 

私が朱璃さんと言った瞬間。ニコニコと笑っていた顔が崩れ、私の両肩をつかむと前後にグラグラと揺らしてきました。

 

朱「母が生きているのですか!?」

 

葉「ちょっと落ち着いてください。目が回ってしまいます」

 

私が手をつかみながらそういうと、肩を離してくれました

 

朱「私としたことが・・・ごめんなさい」

 

葉「はい、私は大丈夫です。それと、朱璃さんですが私たちの神社で働いています。青山龍神宮って知ってますか?」

 

朱「確か青龍が祀られているという・・・そこに行けば会えるのですか?」

 

葉「そうです。近くまで来たら連絡をください。」

 

朱「わかりましたわ。よろしく願いしますね」

 

イ「部長。本当に助かりました。おかげでアーシアを部室に連れてこれました」

 

リ「あれは仕方ないわ。私のクラスからも男子や一部の女子がチャイムが鳴った瞬間アーシアのところに行ってたもの。あんなに囲まれてたら動けないもの」

 

部長さんとイッセー先輩が来たようです。話から察するに今日話題になってる転入生を連れてこようとしたところ質問攻めされて動けなくなったところを部長さんが助けたってところだと思います。イッセー先輩の隣にいる金髪の娘が新しく入部した転入生でしょう。

 

リ「あら?2人とも何やってるの?」

 

朱「いえ、何も。週末の予定を立ててただけですわ」

 

リ「そうなの。少し気になるけど今はいいわ。早く部室に入りましょ」

 

部長さんが部屋に入り指を鳴らす。すると、テーブルの上に大きなケーキが出現した。

 

リ「私の手作りよ。味にも自信があるわ。さぁ、パーティを始めま・・・そういえばアーシアと葉月と白音は初対面だったわね。先に自己紹介をしちゃいましょうか」

 

葉「そうですね。初めまして、私は1年の東雲葉月と言います。」

 

白「同じく1年の東雲白音です。よろしくお願いします」

 

私たちがお辞儀をするとアーシアも慌てながら

 

ア「は、初めまして。2年に転入してきましたアーシア・アルジェントと申します。こちらこそよろしくお願いします」

 

アーシア先輩も慌てながらもお辞儀をしました。慌てるほどのことでもないのに。そのせいかアーシア先輩が何かを落とし金属音が部室内に広がりました。落とした拍子にカバーから出かかっているものは十字架でした。私は十字架を拾い上げるとカバーにしまいアーシア先輩に返してあげましたが、白音以外がみんな頭をおさえてました。

 

葉「あの。どうしました?」

 

リ「アーシア、早くそれをしまって。葉月はなんで十字架に触れても平気なの!?半分悪魔じゃなかったの?」

 

葉「言ってませんでした?私、悪魔の弱点となるものが何一つ効かないんです。十字架はもちろん聖水も触れますよ」

 

リ「そう言う重要なことは先に言って欲しかったわ」

 

皆さんようやく治まったのか苦しそうな表情から元に戻ってます。

 

リ「ちょっとハプニングがあったけど、みんな、パーティを始めるわよ」

 

その後、私達は部長さんのケーキを均等に分け、パーティを始めました。途中でアーシア先輩に私たちの苗字が同じなのかを聞かれ、私のお兄様と白音のお姉様が結婚したからと伝えたところ、アーシア先輩が神に祈ってました。先輩は元シスターと聞きましたから祈ってるのでしょうけど、その神様に祈っても意味ないです。

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

【朱乃side】

 

朱乃「ここに・・・母が」

 

今私は隣県にある青山龍神宮に来ています。駒王町から電車で1時間。駅についたらバスに乗り換え、さらに20分で着きました。大きな神社らしく、参拝客もちらほらと鳥居を潜っていきます。私も潜ろうとしますが何か壁なようなものがあり、入ることができません。よく見ると結界が張ってあり、神社どころか山一つ覆っているいました。しょうがないので葉月ちゃんに連絡を入れることにしました。

 

葉「はい、葉月です。近くまで来ましたか?」

 

朱乃「そのことなんですけれど。結界があって神社に入れませんわ」

 

葉「もう来てたんですか!?だから先に連絡してくださいって言いましたのに。とりあえず鳥居の前で待っていてください」

 

そういうと切られてしまったので言われた通り鳥居の前で待つことにしました。

 

 

 

【葉月side】

 

朱乃先輩から連絡を受けました。もうすでに到着しているそうなので朱璃さんを連れて急いで向かいます。

 

朱璃「朱乃!」

 

朱乃「おかあ・・・さん」

 

鳥居の前には私服姿の朱乃先輩がいました。朱璃さんは朱乃先輩の姿を見ると階段を駆け下りて抱きしめました。親子感動の再会ですね。そんな感動の中を邪魔するものがいるみたいです。

 

「ぐおっ」

「ぎゃぁ」

 

朱璃さん達を挟むように木の上から2人の男が落ちてきました。

 

バ「これで全部か?」

 

白「そうですね。今のところ他に反応はありません。この2人は後で五代宗家に送り返しておきます。」

 

男に続いて降りてきたのはバラキエルさんと白い着物と袴を着ている白音でした。やはり殺し損ねた朱璃さんを狙ってましたか。いい加減あきらめたほうがいいと思います。

 

バ「久しぶりだな。朱乃・・・」

 

朱乃「何故あなたがここに!?それに気絶している男たちは一体?」

 

葉「それは私のほうから説明させてもらいます。ですから親に向かってそんな顔をなさらないでください」

 

バラキエルさんの出現に驚き、何やら険悪な雰囲気を出し始めた朱乃先輩を一度落ち着かせ、あの時のことを話しました。と言ってもお兄様から聞いたことしか話せませんが。あの日、朱璃さんと朱乃先輩を襲ったのは五代宗家ものだったこと。お兄様達が朱璃さんを助けたこと。助けた後も命を狙われ、ここで働きながら守っていること。

 

朱乃「そうでしたの。母を助けていただきありがとうございます」

 

バ「すまなかった。私が間に合ってさえいれば」

 

葉「邪魔が入ってましたし、無理とアザゼルさんも言ってたじゃないですか。」

 

バ「しかし・・・」

 

朱璃「いいじゃないですか。こうして家族が会えたのですから」

 

白「そういえば朱乃先輩はバラキエルさんからの手紙を読んでなかったのですか?」

 

朱乃「・・・全部捨ててましたわ」

 

道理で。だからあの時あんなに驚いていたんですね

 

白「ちゃんと読んだほうがいいですよ。そうであればもっと早くに会えましたし。最も原因を作ったのはこの五代宗家みたいですけど。何逃げようとしてるんですか」

 

「!?」

 

白音が逃げようとしている五代宗家の者の顎を蹴り上げました。腕を縛られてる状態で逃げられると思っていたのでしょうか。再び気絶したのか動かなくなりました。

 

白「今もこうやって殺しきれなかった朱璃を狙っています」

 

葉「結界の外に出る時は護衛をつけなくては外も歩くことができません。もう何年も経つのにしつこいです」

 

朱乃「じゃあ、私と一緒に帰ることは・・・」

 

葉「残念ながら無理です。一日中ずっと守っていられるわけでもないでしょう」

 

これがなかったら朱璃さんたちは一緒に住むことができるのですが。朱乃先輩は悪魔なのでこの中に入れないんですよね

 

朱乃「なら私がここに住むことは・・・そういえばなぜ私は結界の中に入れなかったのですか?母やほかの方は入っていけますのに」

 

葉「それはお兄様が悪魔を入れないように設定したからです」

 

白「少し前までは一応神社までは入ることができたのですが、銀髪の悪魔が暴れたせいでお義兄様が悪魔の出入りを禁止してしまいました」

 

朱乃「その方は今どこに」

 

白「お姉ちゃんとデートに行ってます。今日は戻らないじゃないですかね?」

 

 

~~~~~~~その頃~~~~~~~

 

黒「早くいくにゃ!」

 

蒼「そんな慌てなくても今日はずっといられるだろ」

 

黒歌が俺の手を引いて先を歩く。この間の土蜘蛛の件の約束に1日中一緒にいることを約束し、今デート中だ。と言っても服装は変わらない。黒歌がはだけさせてないぐらいだ。黒歌の肌を他の奴に見せたくないし。

 

黒「だって、こうやって外で何の用事もなくいられるのは最近なかったから」

 

蒼「そうだな。っ!危ない」

 

黒「にゃ!?」

 

黒歌が人に当たりそうになったので手を引いて抱き寄せる

 

蒼「前を見て歩かないと危ないぞ」

 

黒「ありがとにゃ、蒼枒。にゃ!?」

 

腕の中にいる黒歌が可愛くておもわずキスをしてしまった。

 

蒼「ほんとに綺麗で可愛いな、黒歌は。大好き」

 

黒「私もにゃ、蒼枒」

 

頬を染めながらもキスを返してくる黒歌に抱きしめる力を強くした。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

 

せっかく会えたのに一緒に暮らすことができないことを知った朱乃先輩は少し落ち込んでました。

 

白「そう落ち込まないでください。これからは来ればいつでも会えるんですから」

 

葉「せっかくですから今日は家族で過ごしてください。バラキエルさん、頑張ってくださいね」

 

バ「ああ、助かる」

 

朱乃「ありがとうございます」

 

朱璃「お言葉に甘えさせてもらいます」

 

朱璃さんたちは家族そろって去っていきました。朱乃先輩が朱璃さんに寄り添いながらバラキエルさんと距離を離しています。そんな様子を朱璃さんは笑ってました。これからのことはバラキエルさん次第でしょう。

 

白「じゃあ私はこの2人を送り届けてきますね」

 

白音はそう言うと、気絶した2人を連れて転移陣の中に入っていきました。

 

白「ただいまです」

 

ものの数秒で帰ってきました。届けてくるだけなのでそんな時間はかかりません

 

葉「おかえりなさい。それじゃあ、修行の相手をお願いしますね」

 

白「こちらこそ。手加減はしませんよ」

 

私たちは家の前に転移しお互いに拳と薙刀を構えました。それからお昼になるまでの間ずっとぶつかり合ってました。




次回はもう一人の転生者がメインの回です。

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