ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

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E‐5沼り中
リコリス○ね


救出と誤算

【ゼットside】 駒旺学園・オカ研部室

 

オカ研に東雲の2人が入ったことを聞いた。俺はというと2人が入部した日はバイトが入っていた。この二人も悪魔かと思ったが妖怪と青龍って聞いた。オカルト研究部って何だったのか。

数日がたった今日、イッセーが学校を休んでいた。部長から話を聞くと、イッセーは昨日の夜、契約を取りに依頼者のところへ向かったが、はぐれ悪魔祓いが依頼主を殺していたらしい。イッセーはそのはぐれ悪魔祓いに襲われたが命に別状もなく怪我も部長さんのおかげでなんとかなったとのことだ。しかし、悪魔の弱点である光のダメージが残っていて安静するようにと言われている。・・・はずのイッセーが何でいるんだ。

 

イ「部長」

 

リ「どうしたの、イッセー。今日は休むように言ったはずだけど」

 

イ「お願いです。アーシアを助けに行かせてください。」

 

・・・アーシアって誰だ?

 

リ「何言ってるのイッセー? あの子は教会の子よ」

 

イ「教会でも、アーシアは大事な友達です。俺は、友達を見捨てれません!どうしてもダメっていうなら俺を眷属から外してください。俺個人であの教会へ乗り込みます」

 

リ「イッセー。冗談でもそんな事言わないで」

 

イ「・・・行かせて下さい」

 

祐斗から聞いた話と合わせると、アーシアって娘はイッセーの友達で、昨日堕天使に連れ去られたらしい。イッセーはアーシアを助けたい。しかし部長としては堕天使と問題を起こしたくないから認められないってことか。

 

リ「イッセー!!!・・・そう、わかったわ」

 

朱乃さんが部長に何か耳打ちした。

 

リ「イッセー!私は用事が出来たから朱乃と一緒に出掛けるわ」

 

イ「部長!」

 

リ「あとイッセー。『兵士』は弱い駒って思ってるかもしれないけど、敵陣に入れば女王にも慣れるわ。例えば教会、とかね」

 

そう言い残し、部長と朱乃さんは部室から出て行った

 

祐「ほんとに行くのかい?教会に」

 

イ「当たり前だろ」

 

祐「なら僕もついていくよ。それに教会は個人的に好きじゃないしね」

 

ゼ「意外だな。祐斗なら止めると思った」

 

祐「君たちの仲間だ。仲間なら助けるのは当たり前だろう?」

 

ゼ「それもそうだな。イッセー!さっさと行くぞ」

 

イ「ゼットお前も行くのかよ!人間のおまえじゃ死ぬかもしれないんだぞ」

 

ゼ「・・・この中で一番弱いお前に言われたくないんだがな」

 

イ「すまん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【レイナーレside】 教会・地下

 

ふっふっふ。ついに至高の堕天使になれるわ。磔になっているアーシアの神器、聖母の抱擁(トワイライトマザー・ヒーリング)を手に入れればアザゼル様やシュハザム様の愛を受けることができる・・・はずなんだけど。

 

レ「はぁ」

 

ミ「こんな時にため息なんてついてどうしたんすか」

 

レ「ミッテルト。何でもないわ」

 

ミ「また楓さんのことを考えてたんすか?」

 

レ「なっ!彼のことなんて考えてないわよ!」

 

ミ「顔を真っ赤にして陣羽織を抱きしめながら否定しても説得力ないっす」

 

確かに楓さんはイケメンでかっこよかったけど違うわよ

 

レ「違うわよ!青龍に言われたことを考えてたの」

 

ミ「アーシアを殺すより保護したほうがアザゼル様に喜ばれるってことすか?」

 

レ「ええ。彼は私の知らなかった堕天使の事情も知っていたし、無視することができなくて」

 

 

~~~回想~~~

 

私は至高の堕天使になるため神器を手に入れる計画を立てた。アーシアってシスターが悪魔も治すことができる聖母の抱擁(トワイライトマザー・ヒーリング)を持っていると聞いた。都合よく教会は悪魔を治したアーシアを追放した。グレモリーが管理する土地だったが廃教会があったのでここを拠点にしてアーシアを誘い出すことにした。他に神器も以外ないかを知るため近くの町にいたカラワーナとドーナシークという堕天使を雇うことにした。

 

レ「早速だけどこの駒王町に神器を覚醒しそう(・・・・・・・・)なやつはいるか調査してくれるかしら」

 

カ「それならもう済んでます。神器を覚醒しそう(・・・・・・・・)な人は兵藤という駒旺学園に通う学生がいます」

 

レ「そう、調査が速いわね。何でそんなことを知っているのかしら」

 

ド「もしかして知らないんですか?いま日本に来れるのは上級以上の堕天使か、幹部の責任のもと。調査の任を受けている下級の堕天使のみですよ。あなたも調査を任されたんじゃないんですか?」

 

レ「そんな話聞いてないわ!?どういうこと!」

 

カ「なら青龍にも挨拶に行ってないか」

 

ド「まず挨拶に行かなきゃならないな」

 

ミ「二人だけで分かってないで私たちにも話してほしいっす」

 

カ「とりあえず青龍のところに行って挨拶してきなさい。そこで説明とかも聞けるはずだから」

 

私とミッテルトは教会を追い出されたため、青龍がいるという神社に行くことにした。

 

 

 

 

 

カラワーナからもらった地図を頼りに神社についたが、明らかに人外なものも人と一緒に交じって参拝をしていた。普通の人なら逃げだしてるはずなのにおかしい。周りを警戒しながら巫女の一人を訪ねた

 

レ「えっと。堕天使は最初ここに来るように言われたのだけれど」

 

朱里「堕天使の方ですね。今呼んできますので中にどうぞ」

 

私達は建物の中に案内され、広い部屋に通された。巫女さんが出ていくと入れ違いに着物を着たイケメンの男性がお茶を持って入ってきた

 

楓「私は楓と言います。次期当主は今向かってきてますので、もう少しお待ちください」

 

レ「わかりました。・・・あの、何ですか?」

 

あまりじろじろと見ないでほしい。なんだか恥ずかしくなる

 

楓「いえ。あまり女性が外で肌を露出するのは良くないなと思いまして」

 

彼が言うのは今着ている露出の多いこのボンテージのことだろう。今までこれが普通だったから何とも思わなかった。

 

楓「外だと誰が見てるかわかりませんし、こんな綺麗な方がそんな恰好をしてたら襲われてしまいますよ」

 

そう言って彼は着ていた陣羽織を私にかけた。そして顔が近い!私は綺麗と言われ顔が近いこともありドキドキしていた。。生まれてきてずっとから馬鹿にされ、蔑まされてきた私にとって初めて褒められた。

 

蒼「お待たせしました。・・・楓。何やってるんだ?」

 

部屋に入ってきたのは青い髪を一つにまとめている20歳ぐらいの男だった。この男が青龍なの?

 

楓「いえ。彼女の服装があまりよろしくないので私の陣羽織を差し上げただけですよ」

 

蒼「ふ~ん、まあいいか。俺は蒼枒。青龍にして東雲家の時期当主だ。現当主の父は今家にいないから俺が用件を聞こう」

 

私は彼に目的を話した結果、許可を得られた。しかし、本来は下級か幹部以上しか行動の許可を与えていないが、私が下級と遜色変わりないから問題ないと言われたときは計画を進めれるうれしさと中級なのに下級と改めて言われた怒り半分と内心複雑だ。自覚してたことだが私の力は下級堕天使とほぼ変わらない。ただアーシアがどうなろうと構わないが他の人を殺すのは色々面倒になるから認められないと条件が付けられた。

 

蒼「あと一つ言っておく。アザゼルなら保護したほうが喜ぶだろう。まあ、俺の言葉を信じるかはお前次第だ」

 

~~~回想終了~~~

 

帰り際に青龍からアドバイスされたが彼の言ったことが本当なら私の至高の堕天使になる計画は無駄どころかアザゼル様に見放されてしまうかもしれない。私が悩んでいるとき、探知用の結界が侵入者を知らせた。

 

ミ「もう時間もない見たいっすよ。あたしはカラワーナとドシナークを連れて追い返してくるっす」

 

レ「任せるわ。くれぐれも殺さないように」

 

ミ「わかってるっすよ。・・・レイナーレ様」

 

レ「なに?」

 

ミ「どんな選択をしようともあたしはレイナーレ様についていくっす」

 

レ「っ!」

 

ミッテルトは地下から飛び出した。彼女は私についてきてくれるといった。もし、青龍の言ったことが本当ならアザゼル様から見放され、最悪追放されるかもしれないのに。追放されはぐれとなったら余程のことがない限り殺されてしまう。儀式を行う私だけならともかく彼女をそんな目に会わせたくない。私はアーシアを神の子が見張る者(グリゴリ)に連れていくことを決めた。私はアーシアを磔から解放しようと拘束を解いているとき、地下に誰かが入ってきた。

 

???「おやおや。まだ儀式とやらは始まってないんですかぁ?」

 

レ「儀式はやめよ、フリード。アーシアは神の子が見張る者(グリゴリ)で保護してもらうわ」

 

フ「えぇ~。それじゃあ死なないじゃないですか。しょうがないな~」

 

フリードは懐から銃を取り出し、アーシアに向かって数発の光弾を放った。

 

レ「フリード!あなた何やって!?」

 

フ「だってアーシアちゃんは悪魔を治しちゃうんでしょ?それに悪魔と契約してたゴミを殺した時も悪魔を助けてとか言ってるしもう殺すしかないっしょ。あんたが殺してくれるってことだったから黙ってたけどそうじゃなかったらから代わりにやっただけ」

 

レ「フリード!!!」

 

フ「うわっこわwwwでもこれで至高の堕天使ってのになれるんだからよかったじゃないですかぁ。俺っちは上で侵入者の相手をしてくるよ~。たぶんあの悪魔だと思うんで」

 

フリードは逃げるように出て行った。追いたかったが今はアーシアが先。急いで拘束を解いて止血を始める

 

レ「だめ!止まらない」

 

光弾はアーシアの胸と腹部を貫いていた。光弾の一発は左胸を貫いており、貫いた所からは血があふれて、アーシアの服を赤く汚していた。

 

ア「レイ・・ナーレ・・・・・様」

 

レ「しゃべらないで」

 

ア「私は・・・もう・・・・助かり・・・ません」

 

レ「あきらめないで!・・・そうよ聖母の抱擁(トワイライトマザー・ヒーリング)!で自分を治しなさい」

 

ア「自分・・には・・・使え・・・・ない・・・んです」

 

レ「そんな」

 

ア「せ・・めて・・・レイナー・・レ・様の・・・力に・・・・」

 

レ「ダメよ。そんな、アーシア」

 

ア「あり・・がとう・・・ござ・・・い・・・ま・・し・・・・た」

 

彼女は微笑んだまま逝ってしまった。何がありがとうよ。私はあなたを騙して、殺そうとしてたのに。

 

イ「アーシアァァァァ!!」

 

地下に悪魔になった神器持ちが殴り込んできた。彼が来たってことはミッテルトは・・・

 

イ「アーシア!・・・夕麻ちゃんがやったのか」

 

レ「ええ、そうよ。儀式に必要だったから。それと私は夕麻ちゃんじゃないわ。レイナーレよ」

 

イ「レイナーレェェェェッェェェェッッ!!」

 

これでいい。後始末は全部私がつけなきゃね




UA4000超えました。見てくださった方ありがとうございます。

今週中に最後の主人公の話も外伝的な感じで投稿したいなと思っています(投稿できるとは言ってない)

あと、誤字・脱字があったら報告していただけるとありがたいです。

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