マジで!?
今回から原作突入です。あと、今週中に設定も投稿しようかなと思います。
新たな主人公
【白音side】
お義兄様が朱璃さんを助けてから10年ほど経ちました。この10年でいろいろなことがありました。一番大きなことはお姉ちゃんとお義兄様が結婚したことです。長くアプローチをかけた甲斐あってお義兄様が折れたようです。それからというものいつもイチャイチャしています。・・・お義父様とお義母さまも大差ないですが。
結婚式には様々な方が来てました。本家青龍はもちろん本家朱雀、朱明さん。奴良組三代目総大将、平成天皇。さらに天照大御神様までいらしてました。朱璃さんの夫であるバラキエルさんと神の子を見張る者グリゴリの総督であるアザゼルさんも来ていたみたいですが、途中で日本神話の方に連れていかれてました。
治療が済んだ朱璃さんは東雲家の神社で働いています。やはり元の家には戻れなかったみたいです。娘さんは見つかってないそうです。
葉「白音。遅刻しますよ」
白「今行きます」
私たちは今駒王学園に通っています。進学校なだけあってかなり難関でしたが2人とも無事合格することができました。
黒「白音、葉月。お弁当にゃ」
蒼「今日も気をつけていってらっしゃい」
お兄様とお姉さまは毎日見送りをしてくれます。弁当を受け取った後葉月が開けてくれている転移陣に入って学園に向かいます。
葉・白「いってきます」
【???】
俺は朧月絶斗。周りからはゼットと呼ばれている私立駒王学園の二年生だ。眼つきが鋭いとか髪が白いとかで入学当初から不良と言われていたが1年かけてなんとか払拭した。
女子A「待ちなさい!変態ども!」
女子B「のぞきをすれば気が済むのよ!」
女子C「おとなしくつかまりなさい!」
変態たち「捕まってたまるかーーーー!!!」
三人の男変態が女子に追われてこちらに走ってくる。この学校では有名な三人組だ。丸刈り頭の「セクハラパパラッチ」の別名を持つ松田。眼鏡を掛けた「スリーサイズスカウター」の別名を持つ元浜。そしておっぱいに並々ならぬ思いをかけている超重度のおっぱいフェチ兵藤 一誠。
ゼ「またあいつらか・・・」
足をひっかけやり、変態どもを転ばせる
変態「うわっ!何しやが「捕まえたわよ!!!」え!?」
女子A「ようやく捕まえたわ」
女子B「カメラは没収よ!」
女子C「ありがとうゼット君。おかげで助かったわ」
ゼ「気にするな」
・・・払拭したんだがその代償として変態三人組を抑える役割にされてしまった。
変態「ぎゃぁぁぁあああああああ」
「きゃぁぁぁぁぁあああ!!!!」
変態の悲鳴が上がると同時に外から歓喜の悲鳴が聞こえた
「二大お姉様のリアスお姉様と朱乃お姉様よ!」
「今日もお二人そろった姿を見れるなんて!」
「この学校に入ってよかった」
有名人の2人が登校してきたみたいだ。2人は3年生だがこの学校には各学年に有名人がいる。2年はイケメンの木場祐人とさっき捕まってた変態三人組。1年は1週間足らずで学園のアイドルになった東雲葉月と東雲白音。まあ変態三人組とほかの人をひとくくりにするのはかわいそうだが
翌日 放課後
松・元「大変だ!ゼット!聞いてくれ!」
ゼ「なんだ?自首でもしにに来たのか?自分から非を認めるとは少しはまともになったか?」
松・元「違う!イッセーに彼女ができたんだ!」
ゼ「・・・・・・はぁ?嘘だろ?」
松「マジだ!!!」
元「日曜日にデートすると言っていた!!」
ゼ「・・・まあイッセーは顔はいいし、性格も悪くない。あんな変態行動しなきゃもっとモテてもおかしくはないし」
松「くっそ~」
元「あの裏切者が!」
ゼ「そういうお前らだってモテる要素は持ってるだろが。松田はスポーツ万能だし、元浜は成績学年トップクラスで頭いいだろ。そんなオープンにエロいことやってるから女子もよりつかないんだ。そういうものは胸の中に閉まっとおけ」
松・元「俺は自分の気持ちに素直なだけだ!」
ゼ「それを周りに見せびらかすようにするなってことだ!そういうのはプライベートの中でやるべきだ!いいか、お前らのその言動を抑えて生活してみろ。すぐにモテることはないが1年も経てば今のイメージもかなり薄れる。俺がそうだったようにな」
松・元「それで俺たちはモテる様になるのか!?」
ゼ「少なくとも今よりもマシになるだろう。今はマイナス面の評価が大きすぎだ。」
こいつら本当に仲がいいな。それにしてもイッセーがデートか・・・
日曜日
【イッセーside】
俺は今までの人生の中で最高の日を送っていた。新しく出来た彼女、天野夕麻との初めてのデート。楽しかった時間も終わり夕暮れの公園で向かい合う
夕「今日は楽しかった!本当にありがとう」
イ「いや、楽しんでもらえたなら良かったよ」
彼女の笑顔を見たらとても嬉しくなった。また今度デートに誘おう
夕「でも・・・ごめんなさい!」
そう言って手から光の槍を出して俺を貫いた。彼女は姿を変え、背中から黒い翼が生えていた。
夕「騙してごめんなさい。でも私の計画のためにあなたを遠ざける必要があったの。」
彼女はそう言いながら倒れる俺を寝かせた
夕「救急車は呼んでるからしばらく入院してね。腹に風穴開けた本人が言うのもなんだけど」
イ「夕麻・・・ちゃん」
夕「今度はちゃんとした彼女とデートしてあげなさい」
それだけを言い残し、彼女は飛び去った
イ「う・・・あ・・・。俺は死ぬのか」
貫かれた穴から血が流れ、意識が薄れてきた
イ「死にたく・・・ねぇよ」
俺はそこで意識を失った。懐にしまった紙から光ができいることに気づかずに。
一方その頃、東雲家
【楓side】
私の名は楓。蒼枒様専属の従者をしております。今日は学園が休みでしたので葉月様と白音様が蒼枒様と一緒に修行をしておりました。私も試合に参加しておりましたが翼をもつ葉月様ならともかく、蒼枒様と白音様は障壁を足場に縦横無尽に空中を駆けてきますからなかなか厄介です。最後の試合の相手は再び蒼枒様。一度でも剣をはじかれればその瞬間負けてしまいます。いかに蒼枒様を地面にぬいつけておけるかが勝負の分かれ目でしょう。
蒼「楓。準備はいいか?」
楓「もちろんです。いつでもどうぞ」
葉「合図は私がやらせていただきます。それでは」
カーーン!!!
葉月様が鐘を鳴らすと同時に蒼枒様の周囲に空気弾を打ち出し、私自身も蒼枒様に向かって最速で近づき竹刀を振り下ろす。当然のように空気弾は避けられ振り下ろした竹刀も蒼枒様の持つ竹刀で受け止められる。
蒼「ふむ。動きを制限する策で来たか」
楓「ええ。先ほどのように動かれては堪りませんから」
そう言いながらも蒼枒様は足を動かそうとします。すかさず空気弾を足元に放ち制限させる。私自身は上から連撃を仕掛ける。蒼枒様は私の攻撃を防ぎながら反撃を試みてきますがそれを躱し、横や後ろから竹刀を振り下ろす。
蒼「埒が明かないな」
打ち合いを始めて十数分が経ちました。蒼枒様は防御に徹しており最初の位置から動いておりません。このまま押し切れれば私の勝ちですが・・・。
蒼「どうした?息が上がり始めてるぞ」
流石に蒼枒様相手に一歩も動かせないように立ち回ると体力的にも精神的にもきついですね。
楓「いえ。そんなことはありませんよ」
蒼「ふ~んそうか。そら!」
楓「しまった!」
振り下ろそうとした竹刀がはじかれてしまいました。急いで空気弾を放つも遅く、目の前には竹刀を振りかぶる蒼枒様がいました。
蒼「はあ!」
私を斬りとばすと蒼枒様は地面を蹴る。私に追いつくと再び斬りとばす。繰り返し行われ防ぐすべもなく私は気絶してしまった。
【蒼枒side】
楓が気絶したので試合は終了した。最後は楽に勝てたが始めから動きを止められるとは思わなかった。その後も何度か抜け出そうとしたが結局はうまくいかなかった。術なしの手加減だと少々きつかったか。葉月と白音に楓を運んでもらい、俺は試合でガタガタになった庭を元に戻していた。
黒「蒼枒~♪」
庭に転移陣が現れ中から黒歌が飛び出し、抱き着いてきた
蒼「おかえり、黒歌」
黒「ただいまにゃ。蒼枒」
抱き着きキスをねだる黒歌を抱きしめ、おかえりのキスをする。
蒼「ん・・。かわいいなぁ。黒歌は」
黒「にゃん・・・♪」
キスの後は頭を撫でてやる。艶やかで綺麗な髪は手触りが良く、撫でられてる黒歌も気持ちよさそうに目を細めている。そんな仕草もかわいいと思いつつ少し抱きしめる力を強くする
蒼「それで、頼まれた悪魔は討伐で来た?」
黒「問題ないにゃ。力にのまれて暴走してたから楽に倒せたにゃ」
今回、黒歌には四国に行ってもらった。流石に悪魔が管理している駒王学園付近には近づけられないが、それ以外だったら問題ないため悪魔や暴走した妖怪の退治に向かってもらっている。
葉「あら?お姉さま帰ってらしたんですか?」
白「おかえりなさいです」
黒「ただいまにゃ。白音、葉月」
蒼「楓は大丈夫だったか?」
家の中から葉月と白音が出てきた。すぐ出てきたってことは特に怪我とかもなかったのだろう
葉「怪我とかはありませんし、すぐに目を覚ますと思います」
白「いつものことです。それよりお姉さま、おなかがすきました」
黒「わかったにゃ!すぐに作るから待ってるにゃ」
黒歌は俺から離れると家の中に入っていった。さて、今日の夕飯は何かな?
最後の東雲家はつけたしました。
だって次話に蒼枒も黒歌も出番がないだもん(ノД`)・゜・。