ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

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書く時間が足りなずまた中途半端です。
最近体が怠いし頭も痛いし、風邪ひいてるのかな


襲撃を超えて

【絶斗side】

核となる星状の塊を破壊しても次々に現れる精霊に苦戦する俺たち。部長は余程相性がいいのか滅びの魔力で確実に消滅させていく。次点でアザゼル先生、ゼノヴィアや朱乃さん。木場が続いている

 

イ「ドラゴンショットさえ使えればこんな奴ら!」

 

そんな中、本来の火力ならばこの中でも随一のイッセーは全くとっていいほど役に立っていなかった。精霊ゆえか物理攻撃に強く殴ってもすぐに戻ってしまう。聖剣アスカロンも剣の使い方がなってないせいで全く当たらない。頼みのドラゴンショットも結界を破壊するという理由で先生から止められる始末

 

キ「イッセー先輩!僕が止めるのでその間に」

 

イ「分かった!」

 

ギャスパーの援護で何とかってところだ

 

ゼ「絶斗!」

 

絶「ッ!」

 

風の槍を10本まとめて放ち一面に迫る精霊をぶち抜く。その間に懐に迫る精霊を2本の羽根の剣と浮遊させている《アミル・ガウル》と風の剣で核を切り捨てる

 

絶「多過ぎる!いったいどれだけの数を出せるんだ」

 

ゼ「全くだ。これだけの数をしょうかんているのにロキは全く疲れを見せていない。流石神なだけある」

 

ゼノヴィアが投げたデュランダルを引きよせ掴む。すると精霊がワイヤーに斬られたかのように切断され消滅していく。だが数が減る様子はなくむしろ増える一方だ

 

イリ「なんでデュランダルを投げてるの?そんなことしたら無防備になっちゃうじゃない?」

 

その様子を見ていたイリナがゼノヴィアがデュランダルを投げていることに疑問に思ったようだ

 

ゼ「何もデュランダルのみで戦えなうわけではない。白音さんに比べればまだまだだがある程度は徒手空拳も修行してるさ。それにこんかいはデュランダルのみよりもこちらの方が効率が良いようだからな」

 

そう言ってゼノヴィアは再びデュランダルを投げる。その腕にはデュランダルと繋がるワイヤーがついていた。弧のワイヤーは擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)を擬態させたもの。さらに透明の聖剣(エクスカリバー・トランスペアレンシー)で透明化し、破壊の聖剣(エクスカリバー・デストラクション)で切断能力を得ている。そして天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)でデュランダルの速度を落とさないようにしている。ワイヤーを操ることでデュランダルの方向を変えることも可能とのことだが

 

ゼ「操糸術を教えてもらっているがまだうまく扱えない。成功率はせいぜい20%と言ったところだ」

 

イリ「それでもすごいじゃない!エクスカリバーも使えるようになっているなんて!!私も負けてられないわ!」

 

イリナが意気込みオートクレールを構え白い羽根を羽ばたかせ飛んでいく。どうやら上にいる方の整理を相手するようだ

 

ロセ「!この量は流石に予想です!!」

 

突如、黒歌さんたちが使う転移陣が現れ、その中からロスヴァイセさんが出てきた。鎧を身に纏い、その腕には何かの機械がついている

 

ロセ「ドロー。まずは《調律》を発動。《ジャンク・シンクロン》を手札に加え、デッキの一番上のカードを墓地へ送ります。《ジャンク・シンクロン》を召喚。《ジャンク・シンクロン》が召喚に成功した時、自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を守備表示で特殊召喚します。《チューニング・サポーター》を蘇生」

 

ロスヴァイセさんが機械にセットされているカードの束からカードを引くとそこから2体のロボットが現れた。一体はオレンジ色の装甲にエンジンを背負っている。もう一体は鍋を頭に被っている

 

ロセ「速攻魔法《地獄の暴走召喚》を発動!手札・デッキ・墓地から《チューニング・サポーター》を可能な限り攻撃表示で特殊召喚します。墓地の《チューニング・サポーター》2体を蘇生します」

 

どこからともなく2体のロボットが現れる

 

アザ「なんだ!?いきなり増えたぞ!どうなってやがる」

 

朱「どうしましょう。このままでは・・・」

 

それと同時に相手している精霊の数が爆発的に増えた。まさか!

 

絶「ロスヴァイセさん!貴女が原因ですか!?」

 

ロセ「すみません。このカードは相手もモンスターを可能な限り特殊召喚できるんです」

 

どうすんだよこの数。隙間なく埋め尽くされてるじゃねえか

 

ロセ「ですが問題ありません。レベル1の《チューニング・サポーター》3体にレベル3の《ジャンク・シンクロン》をチューニング」

 

オレンジ色のロボットがワイヤーを引っ張りエンジンをつける。そして緑の輪になるとそこに3体のロボットが入って行き、白い星になった

 

ロセ「星雨を束ねし聖翼よ!!魂を風に乗せ世界を巡れ!!シンクロ召喚!《スターダスト・チャージ・ウォリアー》!」

 

光が輪を貫き現れたのは黒のスーツに光沢のある薄青緑色のアーマーをつけた戦士。その様子にイッセーは

 

イ「おお!カッケー!!」

 

興奮していた

 

ロセ「《スターダスト・チャージ・ウォリアー》の効果。このカードがS召喚に成功した時にデッキからカードを1枚ドローします。さらに素材となった《チューニング・サポーター》の効果で《チューニング・サポーター》1体につきデッキから1枚ドローします」

 

カードを4枚引くロスヴァイセさん。そして精霊の大群を指さし

 

ロセ「バトルフェイズ。《スターダスト・チャージ・ウォリアー》は特殊召喚された相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できます。《スターダスト・チャージ・ウォリアー》の攻撃。流星乱射(シューティング・クラッシャー)

 

《スターダスト・チャージ・ウォリアー》の腰から延びる2枚の板に刺さる計8枚の刃のような板が浮かび上がる。そしてそれは複雑な軌道を描きながら飛び交い、その先からレーザーを放つ。その様はさながらファンネルの様だ

 

ロセ「この瞬間トラップ発動《シンクロ・ストライク》!シンクロ召喚したモンスター1体の攻撃力はエンドフェイズ時まで、シンクロ素材にしたモンスターの数×500ポイントアップします。《チューニング・サポーター》3体とレベル3の《ジャンク・シンクロン》を素材とした《スターダスト・チャージ・ウォリアー》の攻撃力は2000ポイントアップ!」

 

《スターダスト・チャージ・ウォリアー》とファンネルが青白いオーラを身に纏う

 

ロセ「さらに《ラッシュ・ウォリアー》を手札から墓地に送り効果発動。自分の《ウォリアー》Sモンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時、戦闘を行う自分のモンスターの攻撃力はそのダメージ計算時のみ倍になります。これで《スターダスト・チャージ・ウォリアー》の攻撃力は8000です!」

 

《スターダスト・チャージ・ウォリアー》がさらに金色のオーラを纏う。ファンネルの動きも複雑、速くなり瞬く間に精霊の数が減っていく

 

アザ「なんて奴だ」

 

リ「これが北欧の戦乙女(ヴァルキリー)の力なの」

 

イ「スッゲー!俺も使いてぇ!!」

 

ロキ「フッ。そう来なくてはな」

 

あれだけいた数の精霊が消え去り。残りはロキの周りに僅かに残るのみ。だがそれでもロキは余裕そうだ

 

ロセ「次はロキ様。貴方です」

 

ロキ「だが既にバトルフェイズは終えるのみだろう?それにあれを見ろ」

 

ロキの指さす先。そこには蒼枒さんとフェンリルが空中で組み合っていた。フェンリルは口に溜めるような動作をしている

 

ロキ「あれが放たれて無事でいられるかな?」

 

ロセ「!?《二重召喚(デュアルサモン)》を発動。召喚権を1度増やします。《シンクロン・エクスプローラー》を召喚。その効果で《ジャンク・シンクロン》を効果は無効にして墓地から特殊召喚。レベル2の《シンクロン・エクスプローラー》にレベル3の《ジャンク・シンクロン》をチューニング。シンクロ召喚。《スカー・ウォリアー》。《死者蘇生》を発動墓地の《波動竜フォノン・ドラゴン》を特殊召喚。《波動竜フォノン・ドラゴン》の効果で自身のレベルを1にします。レベル6の《スターダスト・チャージ・ウォリアー》とレベル5の《スカー・ウォリアー》にレベル1となった《波動竜フォノン・ドラゴン》をチューニング。古の天空を彩る星々よ!神雨となりて世界を祓え!!シンクロ召喚!《聖珖神竜 スターダスト・シフル》!!」

 

2体のロボットが傷だらけの戦士に変わり、緑・赤・黄の装飾の突いた紫のドラゴンが現れる。巡るましく入れ替わる中、それらが光の柱に消えると数多の羽根をもつ神々しく青白いドラゴンへと姿を変えた。それを目にした次の瞬間、俺たちは放流に巻き込まれた

 

 

 

【3人称side】

 

ロセが結界内に突入した頃。蒼枒とフェンリルは互いに小さな傷を負いながらも息1つ乱れずに戦闘を繰り広げていた。互いに音速を優に超える速さで宙を駆けぶつかり、斬り合い、離れる。それを幾度と繰り返すも決着はつきそうもなかった。

 

フ「(ロスヴァイセが来ましたか。そろそろ終わりですね)」

 

視界の端にロスヴァイセの姿を捕えたフェンリルは次で終わらせることに決めた。蒼枒の振るう刀を爪で受け止め、青龍刀を牙で噛み止める互いの脚がぶつかり合い2人は宙に浮いた状態になった。空いた爪で切り裂こうとするも蒼枒自身から生えた木で手首を押さえられ動けなくなる。フェンリルは顎に力を入れ青龍刀をかみ砕く。そして自由になった口に魔力を溜める

 

蒼「(マズい!)」

 

フェンリルの口に魔力が溜まるのを見た蒼枒は自身の首から上を龍化。そして同じように神力を口に溜める

 

黒「それは無理にゃ!!」

 

結界を張っている黒歌は2人の力がぶつかったら結界が持たないこと理解していた。それでも持ちこたえるしかない。黒歌が結界をさらに強める中、力を溜め終えた魔狼と青龍の咆哮がぶつかり合った

 

 

 

黒「・・・にゃ!?」

 

黒歌の張る結界は内部に張り巡らされていた木が咆哮を受け止めてい結界は無事だった。その木を辿ると結界の中心付近にいる蒼枒の尻尾からずっと伸びていた

 

黒「蒼枒~」

 

黒歌は神殺しと呼ばれる狼との戦闘の中でも自信を守ってくれた蒼枒に嬉しくなり、その名前を呼んだ

 

 

 

【絶斗side】

 

ロキ「今宵はこれまでだ」

 

ロキの声に気付いた俺は辺りを見回す。結界は木に覆われ、倒れているオカ研のみんなも怪我もなく起き上がっているところだ。あれだけの威力を受けてよく無傷でいられたな。ロキの隣には人狼姿のフェンリルが所々毛を赤くしながら立っていた。俺たちの上にも蒼枒さんが宙に立っていた

 

ロキ「やはり貴様が邪魔だな。ほぼ無傷とは」

 

ロセ「《聖珖神竜 スターダスト・シフル》の効果ですから。自分フィールドのカードはそれぞれ1ターンに1度だけ戦闘・効果では破壊されない。どれ程効果があるかはわかりませんでしたが何とかなってよかったです」

 

ロキ「だがそれもどれ程もつかみものだな」

 

ロキは足元に魔法陣を展開すると姿を消していく

 

イ「逃げるのか!待ちやがれ!!」

 

ロキ「手も足も出なかった奴が良く言う。オーディンに伝えておけ、次はもう少しまともな護衛をつけることだ、とな。出なければ面白くない」

 

笑い声と共に消え去るロキとフェンリル。2人がいなくなると共に蒼枒さんが合図を出したようで結界が解除された

 

イ「うおああああああああああ」

 

飛べないイッセーや俺たちは蔦の滑り台で勢いよく地上へと滑り落ちていく。イッセーが叫ぶほど速度が出ているがそのまま落ちるよりかなりマシだ

 

イ「うおっ!ぶっ」

 

リ「ちょっとイッセー!大丈夫?」

 

勢いよく放り出されたイッセーは勢いよく電柱へとぶつかった。飛べる部長や先生はゆっくりと降りていきイッセーの心配をしていた

 

ロセ「オーディン様。戻りました」

 

ロスヴァイセさんに至っては神々しいドラゴンに掴まって降りてきていた。腕に着けていた機械からカードを取り除くとドラゴンもオーディン様の近くにいたカブトムシも消えた

 

オ「無事なによりじゃ。して、ロキの奴は何か言っておったか」

 

ロセ「はい。次はもう少しまともな護衛をつけることだ。と言ってました」

 

オ「そうか。これはまた問題じゃのう」

 

ロスヴァイセさんの報告に頭を悩ませるオーディン様。こうしてロキの襲撃は一先ず幕を閉じた


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