何とか平日に書き切るようにしないと
【3人称side】
レイヴェルが学園に留学生として入学し東雲姉妹と授業を受けている頃、
ツーーー、コツン、スゥーー・・・カラン
蒼枒から生える枝から木の札が作られ落ちる。青龍の力の籠った板が音を立て机に落ちると黒歌がその板を自身のもとまで引き寄せ、手に取り青龍の力を別の物へと変質させていく。そして結界の要へ変わったそれは2人の後ろへと投げられる。そこには同じように作られた札が山を築いていた
黒「ねぇ蒼枒ぁ」
蒼「どうした?」
黒「よく悪魔を入れる気になったね。何かあったの?」
蒼「俺は何もしていない。そもそも許可さえあれば日本にいることも可能にしていたからな。許可を出したのはイザナミ様だしその条件も十分にきついものだった」
黒「ふ~ん」
話をしながらも2人の手は止まらずまた1つ山に札が投げられた
蒼「俺たちの邪魔をせず、変なことをしなけれ1年間いられるんだ。本人は葉月たちに会いたかったとの報告もあるし問題ないだろう」
蒼枒は箱を取り出すとその中から1匹の蛇を取り出した。オーフィスが落としていったそれを蒼枒は押しつぶし固めると1つの宝玉を作り出した
蒼「監視も常に光らせているし
黒「うん!まかせるにゃ」
頭を撫でられた黒歌は嬉しそうに蒼枒に寄り添う。2人から放たれる甘い空気が倉庫の中を満たしていった
リ「ようこそオカルト研究部へ、歓迎するわ」
レ「お久しぶりです皆さま。お久しぶりです」
授業が終わり部活に入っている学生はそれぞれの部活に向かう。幽霊部員となっていた東雲姉妹はレイヴェルを連れて久しぶりにオカルト研究部に出ていた。そこで待っていたのはオカ研の面々。その中には当然絶斗とゼノヴィアの姿もあった
レ「私が来ることをよくご存じでしたね。かなり内密に進めていたのですが」
グ「アザゼル先生から聞いたのよ。もっと早く教えてくれていればちゃんとした歓迎もできたのだけど」
アザ「しょうがねえだろ色々忙しんだからよ。俺も聞いたのが昨日だったからな」
葉「それはそうと。先輩、これを渡しに来ました」
葉月がリアスに渡したのは退部届、それを見た部長達は驚きの声を上げた
リ「ちょっとどういう事!?」
イ「いきなり!それになんで!?」
白「レイヴェルの監視の仕事がありますので。それに不都合があっては困りますし」
葉「今までもほとんどで出ていませんでしたから。これを機にやめてしまおうかと」
リ「ならレイヴェルもオカ研に入ればいいじゃない」
レ「すぐに住居に戻るように厳命されてますのでそれは叶いません。今日も挨拶を終えたらすぐに帰ります。では」
そう言ってレイヴェルはソファから立ち上がり東雲姉妹と一緒に部室から出ていった。一枚のディスクを残して
【絶斗side】
レイヴェルが去り際にテーブルに置いてった一枚のディスク。それは冥界で使われている記録媒体の様だった。アザゼル先生が持ってきた機械で早速読み込むとその内容はフェニックス家から部長、そしてイッセーに娘であるレイヴェルのことをよろしく頼むというものだった
リ「・・・やっぱり彼女を引き入れましょう。こうして頭を下げてまで頼まれたら無下には出来ないわ」
イ「俺が何とか説得します。見知らぬ土地で周りに知り合いもいなければ不安でしょうから」
リ「頼んだわよイッセー」
相手の意思も関係なしに勝手に決めてる。自分勝手と言うかなんというかな
ゼ「絶斗。私たちも」
絶「そうだな」
怪しまれ始めているからオカ研からあまり離れるような行動はとりたくないが、修行は続けなくてはならない
絶「先生。修行があるので俺たちは帰ります」
アザ「・・・あまり深入りするなよ。もしかするとヤバい奴と繋がっているかもしれないからな」
絶「一体どういうことですか?」
アザ「いや、何でもな。忘れてくれ」
部長達はどうやって入部させるか盛り上がっているためアザゼル先生に一言言って帰ることに。だがその際に不思議な一言をもらった。ヤバい奴とはいったいなんだ?日本を守る神様が壊すようなことを考えるとは思えないんだがな