ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

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無駄に長くなってしまいましたが後少しでこの章もようやく終わりですね。後はアーシアを合流させて、この章の裏での出来事や後日談が・・・あれ、まだまだ終わらない



気が抜ける戦いの終わり・・・

【絶斗side】

 

イ「ギャオオオオオォォォンンンン」

 

イッセーの咆哮と共に大きく傷ついた宝玉が光り出しみるみるうちに塞がっていく。流石に切り落とされた翼、そして尻尾は再生しないようだがこれではいつまでたっても助けられない

 

ヴ「アルビオン!今代はあとどれぐらいで死ぬ!」

 

イラついた声で白龍皇が神滅具(ロンギヌス)に宿るドラゴンに問いただしていた。元からイッセーに良い感情を持ってないししょうがないか

 

ア「人間の身であるならば数分持てばいいほうだがあいつは悪魔だ。生命力も人間の比ではないからな。あれほどの傷を負っても再生に回せるのだろう。だがそれも寿命を急速に減らしているのには変わりない。もってあと5分と言ったところか」

 

ヴ「そうか!」

 

なんか声はずんでないか?助ける気あるのか?

 

リ「そんな!?何か手はないの?」

 

ア「望みはほぼにないに等しいが赤龍帝の深層意識を呼び起こせば暴走が止まるだろうが・・・これは歴代所有者の残留思念に囚われたなかから呼び起こすものだ。余程執着しているものでなければ呼び起こすことなどできはしない」

 

絶「イッセーの執着するもの・・・おっぱいか」

 

俺の一言でこの場が静まり返った

 

ヴ「・・・アザゼルには悪いが助けるのは諦めてもらうしかないな」

 

ア「そうだな。傷も完全に塞がってしまった。ドライグの奴も必死に呼びかけているようだが効果はないようだしな」

 

白龍皇め、俺の発言をなかったことにしたな!俺も失言だったと思うが今のを聞いて躍起になっている奴らもいる

 

ゼ「なるほど!なら部長あたりを裸にして与えればいいのか!」

 

リ「嫌よ!こんな大勢の前でなんて!!」

 

朱「リアス!我儘言ってる場合ではありませんわ。できないのなら私が・・・」

 

祐「副部長も自ら脱ごうとしないでください!ギャスパー君!」

 

ギ「は、はぃぃぃぃ」

 

騒いでいるが余り刺激しないでほしい。先ほどの一方的にやられたからか警戒して動きを見せないけれど俺の体力ももう僅かだ。助けるにしろ終わらせるにしろ次で決めないと俺が死ぬ

 

イ「ガアアアアアアアアァァァァ」

 

再生を完全に終えたイッセーがシャルバに放ったあの光線を放とうと鎧の胸元と腹部の装甲が開いていた。あれは止めないとマズい。踏み込むため脚に力を込めたところ。空から光の槍が降り注ぎイッセーを地に縫い付けた

 

アザ「はー、間に合ったか」

 

イリ「あれが今のイッセーくん?すごいことになっているわね!」

 

ヴ「アザゼル!」

 

ゼ「イリナまで!何故ここに!!?」

 

上から降りてきたのはアザゼル先生とイリナさん。彼らは何かの機材をの手に持っていた

 

アザ「約束通り殺してはなかったかが、ヴァーリでも助けることはできなかったか」

 

ヴ「助けるのなら早くしたほうが良いだろう。もうどれほど持つかわからないからな」

 

アザ「わかってる。イリナ!設置は完了したか?」

 

イリ「いつでもいいわよ!」

 

ゼ「イリナ。それはなんだ?」

 

ゼノヴィアが訊くと、イリナがアザゼル先生の持つ機材とケーブルをつなげながら答えた。あれは・・・モニター?

 

イリ「イッセーくん用の秘密兵器よ」

 

アザ「ドラゴンを鎮めるのはいつも歌声だが二天龍そんなものはない。ないのなら作ってしまえばいいのさ」

 

アザゼル先生が機械を操作すると気の抜けるような音楽と共にイリナさんが設置したモニターに映像が流れていく。そこに映っていたのは、鎧姿のイッセーが冥界の子供達と一緒に歌に合わせて踊っている姿だった。

 

アザ「作詞は俺。作曲はサーゼクス。ダンスの振り付けはセラフォルーが考えた。タイトルは『おっぱいドラゴンの歌』!あいつにはこれが一番だろ?」

 

・・・なんだこれ。聞いていると頭が痛くなる。気持ち悪い・・・

 

ゼ「絶斗・・・なんだか急に気分が・・・」

 

ゼノヴィアも片手で頭を抱えていた。まるで体の中から拒否反応が出ているような感覚だ

 

絶「ッ・・・」

 

2つの風を俺たちの周りに起こし間に真空を作り出す。これで音は聞こえなくなった

 

ヴ「・・・・・・」

 

白龍皇は何も言わずに猛スピードで飛び去って行った。白龍皇も俺たちと同じく聞いていられなかったのだろう。こんなものでイッセーを助けられるのか?

 

イ「・・・・・(うぅ・・・)

 

リ「 ・・・・・(反応したわ)!?」

 

激しく動いていたイッセーの体が止まった。まるで曲を聞こうとしているかのように

 

イ「・・・・・・・・(ぐうううぅぅぅぅ)・・・・・・・・・(あああああああああ)

 

アザ「もう大丈夫か」

 

先生が指を鳴らすと縫い付けていた光の槍が消えた。イッセーは自由になった腕で頭を抱え、地面に叩きつけのたうち回っている

 

イ「・・・・(おっぱい)・・・・・・・(おっぱい)・・・」

 

少しするとイッセーが立ち上がり何かを求めるようにフラフラと歩きだした。そうか。お前はそこまでおっぱいが好きか

 

朱「・・・・・(今よリアス)・・・・・・・・・・・・・・(イッセー君はあなたのおっぱい)・・・・・・・(を求めているわ)!」

 

リ「()・・・・・・・・・・・・(でも私の乳首でイッセーの)・・・・・・・・・・・・・・・(『覇龍』が本当に解除出来るのか)・・(しら)?」

 

朱「・・・・・・・・・・・・・(イッセー君はあなたの乳首を)・・・・・・・・・(押して禁手に至った)・・(なら)・・・・・・・・・(その逆も可能なはず)・・・・・・・・・・・・・・・(あなたが信じなくて誰が信じるの)!」

 

リ「・・・(そうね)・・(朱乃)()・・・(やるわ)!」

 

イ「()・・・(おれの)・・・・・・・(おっぱい)・・・」

 

何故か部長が急に上着を脱いで上半身裸になった。そしてそれに向かって歩いていくイッセー。イッセーが部長のの乳首をつつくと、鎧が解除された。

 

絶「嘘だろ・・・」

 

それと同時に気を失ったようでイッセーは部長にもたれかかる様に崩れ落ちた

 

ゼ「イッセーの執着はすごいな。呆れを通り越して尊敬するよ」

 

絶「対象が対象でなければなぁ」

 

映像も切れたところで風を解除し、皆のところに移動した

 

アザ「急いで病院に運ぶぞ!」

 

リ「わかったわ!」

 

先生はイッセーを抱えると空に飛んでいった。部長達もそれに続き残された俺とゼノヴィアはその場に座り込んだ

 

絶「終わったぁー」

 

ゼ「・・・終わったな。よくもまああれだけの攻撃にされされながら無傷ですんだものだ。自分で自分を感心するよ」

 

絶「全くだ」

 

互いに背を預けながら戦いの余韻に浸る。いつもオワタ式の修行をしていたとはいえ、無傷で済んだのは運が良かった。暴れて攻撃が単調だったのも要因の一つだろう。それにしても・・・

 

絶「改めてみると、酷いな」

 

ゼ「・・・確かにな」

 

ディオドラとの眷属と戦ったいくつかの神殿はそのほとんどが崩壊。戦いの中心だったこの神殿は地面が瓦礫が囲うように点在、光線が放たれた1箇所は何もなくなっていた。これがレーティングゲームの会場、壊れても被害がない場所だったからよかったものの、これが日本で起きていたとなると考えただけでも恐ろしい

 

絶「ああ、そうか」

 

だから蒼枒さん達は戦う場所を結界で覆っていたのか。周りに被害が出ないようにするために。それはきっとこれから俺たちにも必要なことだ

 

絶「やれやれ。また覚えなければならないことが増えたな」

 

ゼ「頑張ってくれ。おそらく私は向いてないだろうからな」

 

そうだろうな。人には向き不向きがあるししょうがないか。幸い師になる方は結界のスペシャリストだし何とかなるか・・・




途中から絶斗とゼノヴィアには外の音が全く聞こえないためこういう表現にしてみましたがいかがでしたでしょうか?
読み辛くて申し訳にないですが私では他にいい表現が思い浮ばなかったです

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