ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

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なんかUAがすごい増えてる・・・
あまりうまく書けてるとは思えないんだけどなぁ


東雲家

【黒歌side】

 

あの後、足を治療してもらい、白音を迎えに行き、そのまま彼の家に行くことになった

空間術まで普通に使っていることにかなり驚いたけれども

 

蒼「今日はこちらで休んでください。詳しいことは明日でもよろしいんで」

 

客間に通された後、彼はそう言って出て行った

 

黒「これからどうなるのかにゃ」

 

追われていた私を助けてくれた。それは感謝してるし、こうして暖かい布団で白音を寝かせてもらえている。けど・・・

 

黒「この家からかすかにだけど2つ、悪魔の気配がする」

 

私や追手の悪魔に比べたら小さな気配だけど、確かに感じる。もしかして騙されてるんじゃないかと考えたが、ここまでする必要がない。横取りしたいのであればあの時に自分も殺せばよかったのだから

 

黒「もう考えても仕方ないにゃ!」

 

考えてもわからないためもう寝ることにした

 

黒「白音、おやすみにゃ」

 

久しぶりの布団にすぐ寝てしまった

 

 

 

 

 

 

 

次の日、白音に起こされた昨日の出来事を簡単に説明していた時、従者?に襖をたたかれ食堂に案内するといわれついていった。そこには蒼枒を含め4人が朝食をとっていた

今時には珍しく全員が着物を着ている。まぁ私たちもなんだけれども

 

蒼「おはようございます。よく寝れましたか?」

 

黒「おかげさまで。ありがとうございます」

 

蒼「それは良かった。座ってください一緒に食べましょう」

 

母親?らしき人がご飯をよそっており、私も白音もおなかが減っていたこともあり彼らと一緒に食べ始めた

 

 

 

 

【蒼枒side】

 

朝食を食べ終えた俺たちは居間に集まっていた

昨日は着崩していた黒歌さんもちゃんと着ていた

 

蒼「さて、改めて自己紹介から始めましょうか」

 

碧「そうだな。・・・私は龍脈を管理する4神、青龍が分家。日本担当の東雲家現当主。東雲碧守だ」

 

フィ「妻のフィーリスです」

 

蒼「時期当主の蒼枒です」

 

葉「妹の葉月です。葉月と呼んでください」

 

黒「猫魈の黒歌です。昨晩は危ないところを助けていただきありがとうございます」

 

白「妹の白音です。昨晩は姉を助けていただきありがとうございます」

 

蒼「いえいえ、当然のことをしたまでです」

 

今回助けることができたのはたまたまだ。少しでも駆けつけるのが遅れていたら黒歌さんは無事では済まなかっただろう

 

碧「さて、昨日のことは蒼枒から聞いているが、なぜ悪魔に追われているか教えてくれないか?」

 

黒「そっ、それは・・・」

 

黒歌さんから感じる猫又とは違う感じ、母さんや葉月と同じだとすると

 

黒「私は転生悪魔で、主である悪魔を殺したことではぐれ悪魔になったため追われていました」

 

やはり、悪魔だったか。・・・ん?転生悪魔?

 

 

 

 

【黒歌side】

 

それから私はすべてを話した。白音にも話していないことまで全部。

白音を守るため、白音に手を出さないことを条件に悪魔と契約して転生悪魔になったこと。

冥界での思い出したくもない暮らしのこと。

主が契約を破ったため、白音を守るために殺したこと。

白音を連れて冥界を出たはいいが、追手に見つかり殺されそうになり、蒼枒に助けてもらったこと。

 

白「そんな・・・じゃあお姉ちゃんが悪魔になったのも、主を殺したのも全部・・・私のせい」

 

黒「そんなことないにゃ!すべては私がやったこと!白音は何も悪くないにゃ!」

 

白「でも・・・でも・・・」

 

涙を零す白音を抱きしめる

 

黒「白音がいたから頑張ってこれたんだにゃ。白音がいなきゃ私は死んでいてもおかしくなかったにゃ」

 

白「お姉ちゃん・・・」

 

私たちが抱きしめあってると蒼枒たちから殺気を感じた。

 

碧「悪魔とは契約に忠実と聞いていたんだがな」

 

フィ「フフフ、まだそんな輩が残っていたなんて」

 

蒼「悪魔なんてろくなやつがいないな。母さんを除いて」

 

葉「簡単に死んでしまったのが残念ですね。もっと苦しんで死ねばよかったのに」

 

振り向くと全員怒っているようだった。気が見えるほど膨れ上がり、蒼枒、葉月は眼が変わっていた

 

黒「眼が・・・ドラゴンのようになってるにゃ・・・」

 

白「お・・・お姉ちゃん」

 

白音が腕の中でガクガク震えている

 

黒「やめるにゃ!白音が震えてるにゃ!」

 

碧「おっと。すまない」

 

全員の殺気がおさまり、蒼枒たちの眼も元に戻った

 

蒼「すみません。悪魔にあまりいい感情を抱いていないので」

 

黒「それはなんでかにゃ?・・・それに母さんを除いてって」

 

葉「ああ、それは」

 

フィーリスさんと葉月は羽を広げた。

 

フィ「私は純血の悪魔だけれども、見てのとおりもう飛ぶことはできないわ」

 

葉「私は悪魔の血が入っている半龍半悪魔ですけど、龍の血が強いせいか羽も悪魔のものとは変わっています。あ、ちなみに私は十字架も聖水も全然平気ですよ」

 

フィーリスさんの翼は途中からなくなっていて、葉月の翼は色も形も変わっていた

 

【フィーリスside】

 

私は語った。

1000年前にあった天使・悪魔・堕天使による戦争があったこと。

戦争末期に二天竜が暴れているとき、私が負傷していたことをいいことに死んだ扱いにして他の悪魔に連れ去られたこと。

そこで奴隷のように扱われたこと。

何とか逃げ出し、日本でお義父様である先代青龍に出会い保護してもらったこと。

東雲家に従者として仕え、碧守にプロポーズされ結婚したこと。

 

フィ「そして今は愛する2人のを育てる母になりました。翼を見てもらった通り飛ぶことなんてできず、悪魔としての力なんてほとんど残ってません。残ったのは人間より多少丈夫な体と寿命ぐらいですね。フフ、なんだか私と黒歌さんの境遇は少し似ていますね。」

 

黒「そう・・・ですね。」

 

フィ「それに悪魔の駒(イービル・ピース)ですか・・・。アジェカ様もまたすごいものをお作りになられました」

 

蒼「そのことなんですけど黒歌さん。妖怪に戻りたいと思いませんか?」

 

黒・白「「え?」」


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