ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

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安定の修行編。イッセー達みたいに何でもかんでも修正力で何とかするのは嫌いなので無理矢理ですが力をつけていかせます

登場する妖怪達も増えてきましたね。設定も書かないと


蜘蛛と骨との修行

【ゼノヴィアside】

 

ゼ「ガッ!ぐふ・・・」

 

獄「クヒャヒャヒャヒャ。これで9回目死亡。後がないぞ~」

 

ゼ「・・・うっ。分かっている」

 

体に撒きつけられた糸を振り回し木へぶつけられた私は鋭い爪で胸を貫かれ死んだ。その数秒後、傷跡ひとつ残らず蘇る。これを繰り返すのは今で9回だった。冥界での取材が終わり、次のレーティングゲームの日程が決まった矢先、私と絶斗は青龍達によってある空間に放り込まれた

 

蒼「その空間に住む妖怪に協力してもらった。そこでならいくら死んでも生き返ることができる。はやい話俺が付きっきりでなくても大丈夫だってことだ。これから1週間1度、この中で戦ってもらう。相手は既に待っているからな。せいぜい死んでこい」

 

放り込まれた先には袖や裾がボロボロの黒い着物を着た背の高い黒い髪の女性と真っ白な長い髪に同じ白の着物の、幼い姿の少女がいた。少女は絶斗を連れていき私は黒い女性・・・獄楽さんと戦うことになった。彼女は夏休みに戦ったあの大蜘蛛とのこと。闘ってみたが全くと言っていいほど手も足もが出なかった。エクス・デュランダルになったことで7本のエクスカリバーの能力も使えるようになったが、それもあまり意味をなさなかった。破壊の聖剣(エクスカリバー・デストラクション)はデュランダルに劣る。擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)はデュランダルに使えない。天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)は振るう速さには使えたが、駆ける速度はやめたら細いワイヤーのような蜘蛛の巣に突っ込みバラバラになって死んだ。夢幻の聖剣(エクスカリバー・ナイトメア)の幻術も聞かないし、透明の聖剣(エクスカリバー・トランスペアレンシー)で透明になって奇襲するもはっきりと見えているように反撃された。祝福の聖剣(エクスカリバー・ブレッシング)は意味がない。唯一使えそうな支配の聖剣(エクスカリバー・ルーラー)は未知過ぎて発動もできない。はっきり言って鞘がないほうが何倍もマシだった

 

獄「だらしねぇなぁ。そもそもあんたは剣を振り抜きすぎなんだよ。振るときに円や弧を描こうとしないのかい?」

 

ゼ「円に弧・・・?」

 

何か大切なことを言われた気がした。弧を描くか・・・今まではまっすぐ斬るのみだったな。思い返せば青龍も円の軌跡を描いてたな

 

獄「分かんねぇなら別にいいさ。ほれ、後1回だ。幸い体の動かし方と体術はなってきてるんだ。頑張ってあたしを殺して見せな」

 

正面からやるわけじゃないけどな。と言い獄楽さんは飛び上がり林の中に消えた。私は慣れない気配探知しながら

デュランダルのみを構えた

 

 

 

 

【絶斗side】

 

絶「(硬い。そして多様すぎる!全く歯が立たない・・・)」

 

髐「なかなか優秀・・・」

 

8回も殺されて優秀とか言われてもな。嬉しくない。その間にも巨大な骸骨が拳を振り下ろしてくる。その他にも鋭い骨の雨や地面から牙のように生える骨によって逃げ場をなくされる。骨の雨は風で流せば防げるが地面からのは読まれているのか足を貫かれたこともあった。だから逃げ場は空中しかない。今までは1回しか出せなかった空気の足場をこの戦いの中で3回までは出せるようになっていた

 

髐「でも、まだまだ」

 

絶「ぐっ!?」

 

拳を避け、空中に逃げたところ槍が脚を貫いた。槍が放たれた方向を見ると骸骨が何かを投げた姿勢でいた。

 

絶「(あれのせいか!)

 

足を踏み込んだ瞬間の狙われたためそのまま落下する。落下先にはこちらに向かって地面から生える鋭い骨が多数待ち構えていた。しかも上からは再び拳が振り下ろされている

 

絶「(マズいマズいマズい)」

 

無事な脚で空気を蹴り何とか回避。生えていた骨は拳によって粉々になっていた。転がるように地面へと着地したがその先には骸骨兵が剣を振り下ろしていた

 

髐「9回目死亡・・・失敗。感知能力が低下。次で最後・・・」

 

絶「・・・はぁ。キツイ・・・」

 

ゼノヴィアがいたらあの巨大な骸骨も倒すのが楽だったんだがな。俺にはまだ骨を斬れる技量もないし、デュランダルのようなすべてを斬れる能力もない。せめて察知しながら風を放つことができれば本体の髐骨(ぎょうこつ)さんに攻撃できるんだが・・・

 

 

結局一撃も与えることができず今日は終了となった。連れてこられたゼノヴィアも同じような結果みたいだ

 

獄「次やるときはもう少し成長してろよ!」

 

髐「一太刀でも入れれるようになってること」

 

空間から出た後、2人はそれだけを言い残し闇に消えていった


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