ハイスクールD・D・D(更新停止中)   作:ラグナクス

11 / 137
一週間に一話のペースで投稿できたらいいな


黒猫との出会い

【???side】

 

 

山の中腹に構えている大きな屋敷

一人の少年が縁側で風に当たっていた

 

?「今年でもう50歳・・・か」

 

この俺、東雲蒼枒がこの世界に生まれて・・・いや転生してからから50年が経った。

生まれた家は特殊で先祖代々龍脈を中心に気の集まるところの管理を行っている。

今俺は、家の縁側で風呂でほてった体を冷ましていた

 

蒼「与えてくれた知識が確かならこのぐらいの時代から始まるんだったな・・・」

 

?「お兄様?どうかなさいました?」

 

蒼「いや。なんでもない」

 

星を見ながら思いにふけっていたら髪が蒼銀の美しい少女が出てきた。

妹である葉月だ。

髪が濡れているあたり、風呂からあがってそのままこちらに来たのだろう

 

葉「浴衣のまま風に当たっていると風邪を引きますよ。いかに私たちの身体が丈夫でも」

 

蒼「わかってる。・・・葉月こちらにおいで?髪を拭いてあげるから」

 

葉「ありがとうございます。お願いしますね」

 

そういうと葉月は俺の前に座るとによしかかってきた

 

蒼「おいおい。よしかかられたら髪が拭けないだろ」

 

葉「ふふ、すみません」

 

葉月が姿勢を正したのを見てタオルで髪を拭いてやる

腰まである綺麗な髪を、乱すことなく丁寧に・・・

 

葉「今日はきれいな夜空ですね」

 

蒼「そうだな。雲一つないいい夜空d・・・ッチ」

 

日本に張り巡らせてる結界から信号を受けた

 

葉「お兄様?どうしました!?」

 

蒼「結界に反応があった。・・・2年前だったか?気が集まるところ、所謂パワースポットの1つの管理を任せていた妖怪が殺されていた事件が」

 

葉「ええ。確か2人の猫又の死体が発見された」

 

蒼「もともとは家族4人で住んでいてな。親である2人の死体しか見つかってなくて、2人の娘たちは探しても見つからなかったんだよ」

 

葉「お兄様はその一家には印をつけていたんですよね?」

 

蒼「そうだ。その残り2つが突然現れた。片方は反応が消えたが、もう片方はかなり早く移動してる。普通じゃないな」

 

葉「・・・行くのですか?」

 

蒼「当たり前だろ?葉月は父さんにこのことを伝えておいてくれ」

 

タオルを葉月に渡し、動いている印の先に空間を繋げた

 

葉「了解しました。お気をつけて」

 

蒼「じゃ、行ってくる」

 

俺は繋げた空間に入った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森の中を一人の女とそれを追いかける者たちが走り抜けていく。女は黒髪に着崩した黒い着物頭には耳が生えており2又に分かれた尻尾があった

 

 

【黒歌side】

 

契約を破った元主を殺し、はぐれ悪魔になった私は白音と一緒に冥界を出た。

あのまま冥界に白音を残しておくと悪魔に何されるかわからなかったから。

追手が近くまで来ていることに気づいた私は寝ている白音を洞窟の中に隠し逃げた。

一緒にいると危険なうえ、2人だと無事に逃げ切れるかわからないから。

 

A「見つけたぞ」

 

B「お前には多額の賞金がかかっているんだ!おとなしく捕まりやがれ!」

 

追手の放つ魔力弾を交わしながらこちらも負けじと放ちながら逃げていた

こんなところで捕まるわけにはいかない。白音とまた一緒に暮すためにも・・・

 

C「ふっ・・・動きが直線過ぎだ!」

 

黒「がっっ!・・・」

 

足を狙い打たれた。また逃げようとするけど足が動かない。

仙術が使えればまだ何とかなるけど、白音を隠すために使ったばかりでまだ回復していない

 

C「ようやくおとなしくなったか」

 

A「これで賞金は俺たちのものだな」

 

B「その前に遊んでいこうぜ。こんないい身体。なかなかいないぞ」

 

悪魔たちは私を取り囲み、着物を剥ごうと着物に手をかけた。

 

?「お前ら!何やっている!!!」

 

このしたほうを向くと、緑の浴衣を着た一人の少年が月の光に照らされていた

 

 

 

 

【蒼枒side】

 

間に合った。もう少しで手遅れになるところだった。・・・にしてもこの感じ。悪魔か?

・・・まぁどうでもいいか。女性にひどいことすることする奴らなんて

 

蒼「おまえら、聞こえなかったのか?女性に対してこんな森の中で何をやっていると聞いてるんだが?」

 

C「お前には関係ねぇよ!邪魔するなら殺すぞ」

 

A「なんでこんなところに下賤な人間がいるんだよ!」

 

蒼「質問に答えないか・・・」

 

B「うるせぇ!これからいいとこなんだ!邪魔するな!」

 

悪魔Bは両腕から魔力弾を撃ってきた。

 

蒼「はぁ。相手を下賤呼ばわりするわ、女性を傷つけるわ」

 

俺は空間にしまっていた刀を取り出し、一瞬で近づき腕を切り落とした。

 

B「ぎゃぁぁぁああああ!俺の腕がああああああ」

 

蒼「殺してもいいよな?」

 

A「てめぇ!よくも」

 

C「殺してやる」

 

残った悪魔も魔力を放ってきた。

 

蒼「おら!」

 

悪魔Bで魔力弾を防ぎつつ悪魔Cに蹴り飛ばし、

 

蒼「てめぇもだ!」

 

残る一人も魔力弾の間を縫うように避け投げ飛ばした

 

B「ぐほっ!」

C「ぐわっ!」

A「いて!」

 

蒼「これで終わりだ」

 

3人が固まったところで地面から生やし木で貫き、雷を放って燃やした

 

 

 

 

 

【黒歌side】

 

一瞬だった。一瞬のうちに3人をまとめて殺してしまった

 

蒼「さて、大丈夫ですか?」

 

彼は剣を空間に仕舞いながら近づいてきた

 

黒「あなたは・・・いったい・・・」

 

木を操ったり雷を扱うなんて・・・人間じゃないにゃ

 

蒼「俺は龍脈を管理する4神の内、青龍の分家。日本担当の東雲家時期当主。東雲蒼枒だ!」

 

これがのちに夫になる蒼枒との出会いだった。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。