モンスターイミテーション   作:花火師

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小説って難しいね!!


妖精さん

「うわぁあああああああああ!キングオブロリコンに触られたぁあああ!しぬぅうううううう!めええでえええ!!めえでええええええええええぇぇぇ……え?……あれ?…………あ、夢か」

 

えーと……。

 

なんの夢だっけ?

誰かに追いかけられて死んだような夢だった気がする。死んだ俺が荷車に乗せられて出荷されながら牛タンとフロリダ行きのチケットを手に、ストローでラーメン啜ってるマッチョメンに助けを求めてる夢だった気がする。わけがわからん。

 

変な夢を見て目覚めた俺は、あくびをしながら夜空を見上げて星の位置を確認する。

まだ午前四時ってことろか。

少し肌寒い時間帯だ。

 

この世界で初めてお買い物をしたときに買ったブカブカのローブをリュックから引っ張り出す。

 

「『MODE:ガウシカ』」

 

俺の腕が一瞬だけ毛で覆われるが、それは俺の意思に従いローブへと移っていく。十秒とせずにローブが毛で覆われるとそれで自分を包むように丸まる。

 

模倣の移転。

ここ数年、色々なところを旅している中で修得した能力の応用だ(いつだか使った覚えがあるが改めて)。

ちなみに発想の元となったのは、たまたま通り掛かった町の町長だ。

あまりに煌々しい初日の出の如く輝くスキンヘッドを見て、毛を移してあげたいと思ったのが始まりである。

冬の気候で、その時丁度、胴体のみをガウシカで温めつつ新聞を読んでたら新聞が毛だらけになってしまったのだ。

 

これをさらに応用すれば敵を甲殻で覆って動けなくできるんじゃないかと思ってあれこれと練習してみた。

結果、死ぬかと思った。

ガウシカとかあまり強くない小型モンスターなら大した問題もなくできるんだが、大型モンスターでやった途端、体から何かが無理矢理引き抜かれてく感覚に襲われてぶっ倒れ、数時間動けなくなり、危うく凍てつく夜の中で凍死しかけた。

もうやりたくないでごわす。

 

吐き掛けていたレウスの炎の焚き火に薪を足しつつ、リュックからブサイウオの干物を取り出してかじる(海で終止食べていた人面魚の名前だ)。

 

まずっ。

まるで変わらないゴムのような触感と風味。実にまずい。

けど、日持ちはするし栄養価も無駄に高い。なんとか飲み込む。良薬苦し。

相も変わらず食には恵まれず、美味しいものを食おうとすると何かしら問題が起きて邪魔され続けている俺であった。

なんだろうね、ここまで来ると最早呪いだよ。神様にでも呪われてるのかね。ほんと勘弁してください死ね。

 

しかし俺の運というのも中々捨てがたいものがあるのも否定できない。

なにを隠そう、俺はあの黒い竜と年単位で出くわしていないのだ!!

これ超超超重要。

ちょっと前まで、お店にいこーかなーって外出した瞬間に出くわすような頻度だったとうのに。まるで俺のことが大好き過ぎて張ってるんじゃないかと思わせるくらいに頻繁だったのに。今じゃからっきしだ。

これを幸運と言わずなんと言う。

 

お陰で俺は自由気ままにぶらぶらと旅をしながら能力を練習したり、色んな人と出会ったりしてそれなりに楽しく暮らせている。

 

……一ヶ所に定住することも考えたが、やはりいつあいつが来るかわからない。だからこうして転々と旅をしている。

行く先々でまずい干物をぶら下げて食生活を過ごしているがな。

まぁ、総合的に見て悪くはない。

 

「ぶあっくしょいっ!」

 

うぅ。冷える。

鼻水をズルズルとすすりながら、これからどうしようかとぼーけっとしながら考える。

 

東に向かって日本モドキの国を探してみるのもいいかもしれない。日本人の性か、やっぱり米が食いたい。

 

そんな俺のもとへ、ドォンと何やら水飛沫が巻き上げられるような音と、強い振動が届いた。

 

「なんだ?」

 

毛皮ローブに手を通して立ち上がり、焚き火に砂をかけて消しリュックを持つ。

何かしらの魔物が近寄って来ているのなら食糧になる。

だが稀に魔導士とかトレジャーハンターとかそういった輩と出会う。なぜか血気盛んな彼らと大抵、敵対してしまうので、適当に様子を伺って魔物じゃなければさっさとここから出て行こう。

 

 

「弱き者はいらんッ!!」

 

近づいてみれば聞こえてきたのは怒号だった。

開けた場所があった。そこにはふたつの影がある。

茂みの中からその二人を観察してみる。

なにやら修業のようなことをしているようだ。

女の子となぜか上半身裸のムキムキなオッサンが組み手をしていた。……いや、組み手というには余りに一方的だ。オッサンが女の子を苛めているようにしか見えない。

見た感じ、襲われてるとか殺そうとしてるとかそういう場面ではなさそうだ。

 

しかし、女の子相手に容赦ねえな。

 

最終的に泣き出してしまった女の子を置いて、オッサンはひとり街の方へと歩いていってしまった。

状況が把握できてないが、置き去りとな。どういうことだろう。

ここは声をかけるべきか?

なんて言えばいいんだ?

 

『ねぇ、今君ひとりぃ?』

 

だめだ捕まる。

 

『何を泣いているんだい?君に涙は似合わないぜ。キリッ』

 

だめだ捕まる。

 

『へいゆー、これから俺とぱーりないっ!』

 

だめだ捕まる。

 

全く案が浮かばない。スリーアウトチェンジじゃねえか。いや、ゲームセットじゃねえか。

なんでこう俺はボキャブラリーが貧困なのかね。

あー。

 

「誰……?」

 

ウンウンと声に出して唸っていたら見つかってしまった。まぁそりゃそうだ。

こうなったら逮捕される覚悟だ。

ガウシカのローブをもとのローブに戻す。

こうなったら山の神様だとかなんとか行ってここをやり過ごそう。

 

「『MODE:雷光虫』」

 

仄かに体が発光し、辺りを薄く照らした。

雰囲気を出すためだ。

よ、よし。幼女に声をかけるぞ!

……まるで犯罪者のようなフリだ。

こんな女の子なら、神様と名乗るよりもっとファンシーに名乗ったほうがいいんじゃないか?

そう、例えば……。

 

「妖精だよ」

 

はは、はははあはははははは!!

幼女に対する接し方に迷いに迷ったあげく暴挙に出た御歳二十三の男が、そこにはいた。というか俺だった。

なんとなくうっすらと考えていたことがつい口から出てしまった。なんというケアレスミス。おっちょこちょいの極み。

どこが妖精さんだよ。

 

「……妖精さん?」

 

茂みの向こうから、薄く光るこちらを見つけたのか、声は明らかにこちらを向いていた。

 

やめて!呼ばないでっ!

妖精さんって。妖精さんって……。

いい歳して俺の脳内はお花畑か。

なんだよ妖精さんて。天才か。

ええい。もうこれで押し通すしかあるまい。俺は、今から妖精さんだっ!

 

 

 

 

あぁー。すっかり話し込んでしまった。

 

「妖精さん。また明日も来てくれる?」

 

この数時間話続けてようやくその呼ばれかたに馴れてきたが、やはり背中がむず痒くなる。

俺が妖精……。おえ。

 

「そうだね。僕なんかに色々なことを話してくれて嬉しかったよ。けど、僕は旅の妖精だから明日も明後日もここにはこれない」

 

「……そんな」

 

うーん。幼女のお願いは聞いてしかるべき。だが、あんまりこの子にちょっかい出していることがあのパパンにバレたら俺が絞め殺されかねない。

あのたくましい肉体でムーンサルトプレスを決めかれかねない。

 

「君がお父さんに負けずに、自分の強さを見つけられることを信じてる。どうしても辛くなったら友達を頼るといい」

 

「……私に友達なんていない」

 

おっと。地雷踏んじまったか?

ちらっと覗いてみると、相当にショックだったのか、声のトーンのみならずさっきまで元気だった雰囲気まで駄々下がりである。

ど、どうにかフォローせねば。

 

「そうか。じゃあまずは僕と友達だ」

 

「え?」

 

茂みの向こうで不思議そうな声が聞こえた。

ま、まぁ、今の俺は妖精さんだ。問題ないだろう。事案じゃない。これは事案じゃないぞ!

優しいお兄さんが相談に乗っているだけだ!あのスパルタパパンは相当メンタル面に関してのケアが出来ないみたいだから。

いやまぁ俺も普通そんなもんできないけど、俺にですらそう思わせるほどに厳しいみたいだから。

相手は幼女だ。労るべきものだ。クールに行くぜ。

 

「友達になって……くれるの?」

 

嬉しさを滲ませてはいるが、その声には怯えも混じっている。

その不安を払拭してあげるように、明るい声色で肯定する。

 

「あぁ。友達だ」

 

「……うん!友達だよっ!」

 

うむうむ。やっぱり子供は元気が一番だ。

空が明るくなってきた。もうじき夜明けだろう。

そろそろ俺はここから離れるとしよう。

妖精さんが実はこんな男だって知ってしまったら彼女は落ち込むこと間違いない。最悪泣いてしまうかもれない。

あれだ、ネズミの国に行って、可愛い可愛いきぐるみを脱いだら中から汗だくのオッサンが出てきたみたいな。

トラウマもんだろ。そんな想いをさせるわけにはいかないからな。

 

「僕はいくよ。君も負けないで、元気でね」

 

「うん!私は負けない!約束するよ妖精さん!……だから、私が負けなかったら、また会いに来てくれる?」

 

子供は純粋でええのぉ。

いや、俺が言うとなんか犯罪者にしか聞こえないな。

これはあれだろう。将来結婚しようね的なあれだろう。創作の中ならいざ知らず、現実世界だとまず覚えてすらいないというあれだろう。

 

「そうだね。そしたらまた会おうね」

 

「うん!」

 

元気な返事を聞いて、俺は悟られないように素早くその場から立ち去った。

話していた最中は忘れてたけど、パパンの存在を思い出してからはいつパパンが帰ってくるか気が気じゃなかったんでね!

 

はぁ。……友達を頼れとか言っておいて、俺がどっか行っちゃうってのは元も子もないし可哀想だとは思うけど仕方ない。

そこは気の持ちようだろう。がんばれ。

……そう言えば名前を聞いてなかったなぁ。

まぁいいか。もう会うこともないだろうし。

 

……しかし、どうして俺はこう幼女との遭遇率が高いんだろうか。

あの子も近くの町でまた待ち合わせることになってるし……。

確かに女日照りではあるが、流石に幼女に手は出せないから悔しい限りである。

 

「はぁ、とっとと行くか」

 

 

◇◇◇

 

 

どうやら、あの竜との戦いから一年が経過していたようだ。 

そんな俺に最近あった大きな変化といえば、全身グルグル巻きだった包帯をようやく外せたということだろう。

よく思い出せないが、近頃になって混乱していた記憶が整理できてきた。

戦闘やらなんやらで色々とあって全身ズタボロになった俺を治療してくれたのは、ピンクの髪のお婆さんだった。

医療に精通していた彼女に助けられ、俺はどうにか一命をとりとめた。

 

いや、お婆さん曰く、『ほっといても勝手に回復しただろう。助けて損をしたよ』とか、そんなツンデレ発言をされたのをなんとなく覚えている。

 

きっと若い頃はモテモテだったに違いない。

老けていてもそう思わせるそのツンデレお婆さんに、俺は肩叩きのプレゼントをすべく、久しぶりにお宅へお邪魔した。

場所もうろ覚えだったが、どうにかたどり着いた。めでたしめでたし。

えーと、確か名前は。

 

「ポーリュショカさーん!あーそびにきたよーっ!」

 

木々に囲まれた森の中で、ポツンと寂しく建てられた一軒家。

恐らく中にいるであろう医師のお婆さんに、来客の知らせを送る。

 

「ポーリュショカさぁあん!あーそーぼー!」

 

が、しかし何も聞こえない。

 

ふむ。もしかして俺の声が聞こえてないのだろうか……。あり得る。なんたってあの人も結構な高齢だろう。人間、老いには逆らえないものだ。

 

仕方ない。今度はちゃんと聞こえるように……。

 

「ポォオオオオオオオオオオリュゥゥウウウぶへっ」

 

家の窓が勢いよく開き、中から飛んできた漬物石が顔面へクリーンヒットした。

次いで怒声が森に響き渡る。

 

「うるさい!あたしゃあポーリュシカだ!!だいたい、人間は嫌いだって言った筈だよ!!それに健康な奴に時間を割くほど暇じゃないよ!!」

 

「おおぅ……。俺の整いに整ったびゅーてぃーふぇいすが」

 

「ふんっ!」

 

俺のボケすら放置し、鼻息荒くバタンと窓は閉められてしまった。

なんというツンデレ。これは中々の難易度ですわ。

しかしあんなムキにならなくても……。

 

……あ、ははーん。さては寂しいんだな?

もしかしなくてもボッチで寂しいからついついツンケンした態度になっちゃうんだな?

わかりますわかります。俺も中学生の時そうだったよ。ボッチ拗らせてそんな感じだったよ。

 

「ポーリュシカさぁあん!肩叩きしてあげるー!出てきてぇーー!」

 

「……」

 

「わかるよ!ボッチは辛いよね!わかるよ!だから可愛い可愛いトージくんが癒したげるよー!」

 

「……」

 

「そんな焦らさんといてぇなぁ。まいっちんぐぅー」

 

「……」

 

「ふむダメか。ならちっと嘘を交えて若い(・・)美人のお姉さんと呼ぶしかないか……」

 

「誰が年増だくそガキいいいいい!!」

 

「ちょ!猟銃なんて引っ張り出さんでもいいじゃない!待って待って!それ人に撃つものじゃない!!」

 

「喧しいぃ!!スライムみたいな人外じみた回復力のあんたにゃこれでも足りないくらいだよ!!」

 

「こ、殺されるぅうう!」

 

「くたばりなぁっ!!」

 

「医師の台詞じゃねええええ!!」

 

 

なぜか凄くイキイキとしたポーリュショカさん改めポーリュシカさんであった。

暫く鉛弾を加えた遠距離武器有りの鬼ごっこを堪能し、肩を切らせながらポーリュシカさんは椅子に腰掛けた。もちろん室内にて。

 

「落ち着きました?」

 

「……なんの用だい」

 

落ち着いたのを見計らいこちらから切り出すと、ポーリュシカさんはまるで親の仇でも見るように俺を睨む。

なんで追いかけられてた側がそんなピンピンしてんだ、とでも言いたげだ。

 

「いえ、全身の火傷もようやく引いて包帯を外せたので、お礼でもと」

 

……手ぶらですけど。

 

「全く……」

 

そうため息を溢してポーリュシカさんはお茶を入れる。……自分の分だけ。

 

「魔力枯渇してた状態で全身火傷に右半身を殆ど骨折。内臓も大きなダメージを受けて大半が機能停止。普通なら死んでても可笑しくない状態だったっていうのに。鎮静剤もなし痛み止めもなしに出ていくなんて、何考えてるんだい。あんたを治療してから一年。もう死んでるもんだと思ってたよ」

 

「あはは。すいません。ちょっと記憶が混濁しててよく覚えてないんです」

 

……そうか。改めて思うともう一年なんだよなぁ。

たぶん時期的に、あの子と出会って一年でもあるんだよな。

早いもんだよ。一年であの子も凄く強くなって、更に俺もようやく包帯を外せるようになったし。

時間の経過ってのは偉大だね、うん(小並感)。

 

「しかし、あの頃は体調不良最高潮でしたよ。水中で重りつけながら動いてるみたいでした」

 

「そりゃあ魔力欠乏してる状態で重症だったんだ。死んでも可笑しくなかった。……いや、死んでも、というより死ねないって言った方が正しいのか。あんたを見つけたときは介錯してやるべきだとアタシが思うほどだったよ」

 

え?危うくこの人にトドメさされるとこだったの?俺?あっぶねえええ。

だが、俺はうわ言のように『友達』がどうとか『善い人間』が何だとか。とりとめのない言葉と共に呻いていたらしい。

それを聞いて俺を助けてくれたのだと。

 

「……普通なら死ぬべきほどの怪我を負ったあんたなら、多大に脳へのダメージくらい出てて当然さね。生きてること事態が不思議なんだ。はぁ……そもそも、どうやったら人間があんな状態になれるのかこっちが聞きたいね」

 

「まぁ色々とありまして……。というか、今はもう大丈夫なんですか?さらっと恐ろしい言葉が聞こえたんだけど。脳にダメージって、凄く響きが怖いんですけど……」

 

「あぁ、健康体そのものだよ。動悸も瞳孔の様子も正常。こうやって普通に会話を出来ているんだ、そこまで重症ではないだろう。まぁ、元より馬鹿なのはどうしようもなさそうだがね。なにか気持ち悪いとか頭が痛いだとかあるかい?」

 

「いや、当時は頭痛と靄がかかったみたいで酷かったけど今はなんともない。というかむしろ体力をもて余してる感じ。本当に大丈夫?脳だよ?怖いよ?ほんとに治ったの?」

 

「残念ながら馬鹿は死んでも治らないね。……笑い事に出来ているから今はいいけどね。無茶するんじゃないよ。命はひとつしかないんだ」

 

ポーリュシカさんは俺を気遣ってくれているようだ。やはり人のよさが伺える。

……あれ?これ気遣われるのか?馬鹿は死んでも治らないとか言われてるけど。

だが否定もできません。なぜなら自分でもわかってるからッ!

 

「まぁ、さっきの走り方を見た限り、体に後遺症が残ってたようにも見えなかったしね」

 

「流石ポーリュシカさん!素晴らしいご慧眼だぁ!ちゃんと診ててくれたのね。あ、俺にもお茶くれません?」

 

「ここまで化け物染みた人間は見たことないよ。体の構造は普通の人間と変わらないのにね……」

 

「あのぉ。喉乾いたなぁ、なんて……。ついでに晩御飯と、暖かいベッドを貸してくれたらなー、なんて」

 

あの子にはお金も渡したし、町の宿で待ってもらってるから大丈夫としてだ。問題は俺の宿である。町への距離は結構ある。模倣して飛んでこうにも、また討伐依頼の標的にされては叶わん。

ゆえに歩いていくのなら野宿は確定である。野宿になるのなら泊めてもらいたい。それが現状なのだ。

 

「で、礼をしに来たあんたは、なんでズカズカと上がり込んで茶と宿を要求してくるんだい?」

 

物凄い白い目で見られている。

 

「……えーと」

 

そう言われると立つ瀬がない。

確かに嫌がっているのなら恩を仇で返していることになってしまう。

 

でも……。

 

「お礼したいとか言われて、満更じゃないんでしょ?」

 

ニヤニヤとしてそう言った俺は、一人寒空の下で空腹を堪えながら野宿することとなった。

 

 




刀児「あー、おばぁーちゃーん。久しぶりぃー。なに?この河を渡ればいいの?」

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