ひどい時は週一になります。
椚ヶ丘にある高級料理店…バレンタインデーのその日はいつもよりも、賑わいを見せていた。
事前に予約を入れれば、完全個室であることも有名である。
もちろんその日は、個室も満席になっていたが。
その部屋の一つに彼らーー烏間先生とビッチ先生ーーがいた。
始めはバレンタインの話をしていたが、間もなくビッチ先生が本題を切り出した。
「で、どうなのよ。そっちは。」
「…何がだ。」
「暗殺の話。『地球爆破の確率が1%以下になりました。バンザーイ。』…とはならないと思うけど。…それに『1%』って私自身はそんなに低い確率じゃないと思うし。」
いつになく真剣な表情をしているビッチ先生を見て、烏間先生は悟った。そして…
「俺自身詳しいことを聞いているわけじゃないから、細かいことは言えない。だが…世界中で合同暗殺計画が進められていることは知ってる。」
「…そう。」
その日の帰り道、ビッチ先生は烏間先生に打ち明けた。
「私ね、地球が爆破した方がいいと思うの。
もし卒業までに殺せなかったとしてたら、どこかに必ず喪失感が残る。まして、国の暗殺であのタコが生徒達の目の前でなすすべもなく殺られたら?愛憎にまみれた暗殺者に残酷な恩師の死を見せつけられたら?
怖いの。挫折・無力・トラウマ…どれもあの子たちの将来を歪めそうで。純粋に暗殺を楽しんでたガキどもが醜い大人になるのを見たくないのよ。」
そう悲しそうに語るビッチ先生を見て、烏間先生も口を開いた。
「イリーナ。お前はこの仕事が終わったら暗殺者をやめろ。向いてない。」
それを聞いたビッチ先生は、烏間先生をにらみながら
「なんですって?」
それに構わず烏間先生は続けた。
「お前は情が深すぎる。この一年で、致命的に深くなった。そんな状態で仕事を続ければ、余計苦しみが大きくなるだけだ。」
ビッチ先生はそれと同時に烏間先生に銃を構えた。
その瞬間、烏間先生が動きを封る。
「…堅気さんは、ずいぶん簡単に否定するのね。私が今まで積み上げてきた痕跡を。たくさん殺したのよ。そんな私を世間は絶対に認めない。」
その言葉を烏間先生は否定した。
「そんなことはない。『全ての経験は
イリーナ。お前は
そして烏間先生はビッチ先生から銃を取り上げて、立ち去ろうとした。
「…神社って…私一応クリスチャンなんだけど。第一日本に身寄りもないし。」
すると、烏間先生は足を止めて言った。
「わからないか。
俺の家の近くに教会はないぞ。」
その言葉の意味が初めは分からなかったビッチ先生も、しばらく考えているうちに…
(ええええええええええええええええ⁉︎)
「ちょっとカラスマそれって…。」
「そういうことだ。」
「ちょっ、一つ屋根の下で男女が二人きりなんてふしだらな。」
「嫌なら一人で住め。」
「行くっ。
夜の椚ヶ丘の街で、二人の声が響いていたという。
しばらくは原作通りにやる予定です‼︎
前原「おい、これ本当に俺らGWまでに入学できるのか?」
KJK「できるよ‼︎(多分)それにいくら遅くても6月までには卒業させるから‼︎」
E組一同「できねーじゃねーか‼︎」
KJK「…すんません。」