高校でも暗殺教室   作:紅音 葵

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数学やっと終わった〜。

なので、投稿(という名の現実逃避)をしようと思います。



第3話 始まりの時間 三時間目

「ほほう、皆さんの志望校は梅宮学園高校…と。」

翌日のHR、いつもの一斉射撃が終わり殺せんせーがそう呟いた。

…そう。あの後結局みんなが梅宮高校を受験することになったのだ。

渚も母親に梅宮高校を受験したいと伝えると、「渚の人生だから」と二つ返事で了承してくれた。

 

「しっかし、みんながみんな今までの志望校を変えるって…本トにいいの〜?」

「良くなくて志望すっかよ。」

「これでみんな受かったらいいね〜。」

「みんな受かったらって…かなり不安な奴が一人いるけど?」

「…ちなみに誰だ?カルマ?」

「ん〜?寺坂以外に誰がいんの?」

「カルマ、テメェ!」

「まぁそういう冗談は置いといて、」

「置くな!」

 

そういう寺坂をカルマは無視して続ける。

「…前にも言ったけど、倍率が高いんだよねぇ。何しろ100人しか受かんないし。地元の頭いい奴全員受けるらしいし。仮に全員受かっても成績順にクラス分けするからさぁ。」

「同じクラスになれることはまぁないってことだな。」

「それに磯貝が特待とれなかったら入学しないんでしょ。」

「…ああ」

 

そんな時、中村がカルマに尋ねた。

「薄々思ってたけど、倍率って何倍くらいなの?」

それはみんなも思ってたことだった。

が、予想をはるかに上回る数がカルマの口から飛び出してきた。

「うーん…3倍は軽ーく超えるくらい?」

「…はい?」

「だから言ってるじゃん。倍率高いって。だから俺的には寺坂に限らずみんな受かるか不安だよ?」

「いや、高すぎだろ‼︎」

「なんか受かるか不安になってきた…。」

 

と、そこで殺せんせーが口を開いた。

「ヌルフフフ、皆さんずいぶん落ち込んでいますねぇ。」

「…何自信ありげなんだよ、殺せんせー。」

「当然です。皆さんは前に本校舎の生徒にテストで勝ちました。いくら倍率が高くても勝つことは可能なはずです。」

「うーん…。」

「先生に任せてください。全員合格を果たしてみせます。」

ーー確かに殺せんせーならうまくいくかもしれないーー

しかし……。

 

「…そううまくいくかなぁ。」

「なぜ?」

「さっきも言ったけど、地元の頭いい奴全員受けんだよね。それこそ『中学に私立に行った』奴も。」

「…マジか。」

「うん。しかもそういう奴って自分に自信がある奴ばっかりなんだよなぁ。例えば中学ではトップだったとか。」

「そのくせしておまえはあんまり受けんの乗り気じゃなかったよな。」

「家から近い学校やだから。」

「…やっぱり意味分かんねー。」

「まぁみんなが殺る気なら俺も別にいいけどねー。」

「ヌルフフフ、では決定ですねぇ。今日からヌルヌル強化勉強会を開きますね。」

 

ーーそれからみんなは勉強した。期末テストの時のように。

そして迎えた梅宮学園高校の入試の日…。

 

「みんな遅いってー。」

「おまえが早いんだろ。」

「まぁ遅刻魔のカルマにしたら珍しいっちゃ珍しいけどな。」

「家から近いって言っても一駅あるからね〜。それに入試の日に遅刻するほど俺も抜けてないし。」

「…まあな。」

という会話をするうちに学校に着いた。

が、なんか様子がおかしい。

やたらと人が集まっているのだ。

「なんだあれ?」

「受験者の親族か?」

 

「なんだろう。」

「さぁ…。」

と言いつつ、見てみると、

「「「「フレーフレーE組!」」」」

「「「「フレーフレーみんな!」」」」

ーー殺せんせーである。

((((何やってんだ、あのタコ‼︎))))

 

「何やってんだよ、殺せんせー!」

「ニュア!み、皆さんの応援をしようとしたのですが…。」

「……とりあえず、気持ちだけは受けとっておくよ。」

「てかそういうの結構プレッシャーになるからさぁ…。」

「…分かりました。ですが応援したいのは本当なので…皆さん頑張ってくださいね。」

「「「「はい。」」」」

 

こうして、僕らの戦い(テスト)が始まった!




テストの最中の描写はしません。
次は、テストの結果です。

来週中にあと一つ書くかもしれないです。


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