IS 〈インフィニット・ストラトス〉~可能性の翼~ 作:龍使い
名 称:エアリオル
世 代:第三世代
国 家:日本
分 類:全戦況対応汎用特機
風の獅子の名を持つ、真行寺修夜の専用機
相沢拓海が主任を務める蒼羽技研の技術の結晶であり、エアリオル独自の固有機能であるASBLシステムを使用することによって、どんな状況にも対応できる
また、修夜の操縦をサポートする補助人工AI『シルフィー』を搭載しており、他の専用機と違い、意思疎通による会話が可能
このため、性能や技術などの面から第三世代に分類されており、試作機と言う意味合いでも完成度の高い機体となっている
※ASBLシステム
ASBL=【Assemble】
エアリオル独自の固有機能であり、素体を中核として瞬時に装甲・兵装を変換することが出来るのだが、パーツごとを変えるのではなく、パーツ構成そのものを各コンセプトごとに総変換するため、各コンセプトの使いどころは装備者の戦闘センスに委ねられる
また、このシステムはエアリオル独自のものとして開発されたため、現時点では他のISに使用することは不可能である
現在は、基礎形態となる【ゼファー】、高速機動形態の【ソニック】、突撃形態の【ブラスト】の三形態に変換することが可能である
●エアリオル=ゼファー
汎用性と拡張性を重視した基礎形態であり、【変幻自在の“西風”】
中射程まで届くアサルトライフルと振動実体剣のみの質素な装備であり、オプションとしてビームシールドを展開する自律ユニットが付属する
余計な装備が無いためシールドエネルギーの効率は非常によく小回りも利くが、敵ISを撃墜するための「最低限」の攻撃力しか持ち合わせておらず、操縦者の技量「のみ」に頼った簡素すぎる形態でしかない
そのため、一般的な兵力を相手取るための「初期装備」といった趣きが強く、対IS戦ではいかに相手の隙を突くかにすべてを賭ける超上級者仕様ともいえる
ただし、
●エアリオル=ソニック
速力と機動力に重点を置いた高機動形態であり、【音速飛翔の“疾風”】
腕部に中射程まで届く高威力のリニアレールガン、連射性の高いアサルトライフル、
予備兵装に近距離用のマシンガン2挺、格闘戦用のレーザーブレード、肩部に汎用性重視の小型ミサイルランチャー、戦略用スモークランチャーを装備
背部ユニットとして高機動バーニアを装備し、高速かつ高機動で動き回ることが可能
またシールドユニットも、操縦者の背後で援護射撃を行う小型ビーム兵器ユニットに変更されている
特に高機動バーニアは、高速飛行時でも高い旋回性能を発揮でき、速度を維持したままで変幻自在な旋回行動が可能
またアフターバーナーによる超加速は、短時間で音速を突破する性能を誇る
エネルギー効率と速力・機動力は高い一方、攻撃力はゼファーとあまり大差がなく決定打に欠けるため、対IS戦では動き回りながら相手の体力と装甲を削る持久戦となる
●エアリオル=ブラスト
突進力と格闘戦に特化させた超攻撃型の突撃形態であり、【斬奸突撃の“烈風”】
大型の輻射波動式突撃槍、レーザーエッジ大剣、脚部に格納された近接格闘戦用のレーザーブレード2機、予備兵装に輻射波動式パイルバンカー、腰部にアンカー付きワイヤーランチャー2機、牽制用の肩部散弾砲を装備
背部ユニットとしてロケットエンジン並み出力の突撃用バーニアを装備しており、腕部・脚具の各部に振動実体ブレードが取り付けられている
シールドユニットは電動ノコギリのような回転式レーザースライサーとなり、出力を上げれば刃を巨大化させてシールド代わりに出来る
『一撃必中』を体現したかのようなバリバリの近接格闘戦向けであり、オマケにバーニアは速力こそソニック以上だが速度調整がまるで効かず、一度火が入ると出力を切るまで常に最高速で飛び続けるため、機動性に乏しい
その戦い方は射撃と機動力を丸投げした、まさに「意思を持つ貫通弾」である
そのコンセプト上、大型機動兵器や敵ISとのタイマン勝負に特化しており、汎用性はかなり欠落している
エネルギー効率も芳しいとは言えず、特に突撃槍とバーニアの併用による最大攻撃力の突進は、1発使うとシールドエネルギーがほぼカラになってしまう
ただしその分の破壊力は凄まじく、防御性を重視した第3世代型ISのシールドでもほぼ一撃で破砕せしめる
また近距離での格闘と突進の衝撃に耐えるために、高い防御力と耐久性も併せ持つ