ヤンデレ・シャトーを攻略せよ 【Fate/Grand Order】 作:スラッシュ
原作は読みましたけど改めて岸辺露伴に共感できました。
投稿の遅れた理由は上とは一切関係なく、2日前に投稿予定だった文章を誤って消してしまい、一から書き直したからです。
なにせ、スマホの容量の都合上、執筆に使っていたメモ帳アプリが殆どなんの機能もなかったので復元どころか消した文章を元に戻す事すらできなかったんです。
言い訳が長くなりましたが本編へどうぞ。
「今回は――」
「待ったぁ!」
アヴェンジャーがやって来て直ぐに俺は待ったをかけた。
「ヤンデレに、飽きた!」
先手必勝。先にこっちの要求を伝える作戦だ。
「……ほう、飽きたか」
そりゃあ、1年に1週間、既に50回近くやってるんだから飽きもする。
「だから、ほら……! そろそろ、限界だと思うんだけどさ……」
我が事ながらまるで意気地なしが彼女と別れようとしているかの様なセリフだ。
何故か知らないが、次のセリフを言うのが勿体無い気がしてならない。
いや、馬鹿か俺は!
さっさとこの悪夢を終わらせて安心して熟睡するんだ……!
「そうだな。こちらとしてもマンネリ……と言う奴は避けたい。
司会進行役としては飽きられてしまうのは困るな」
アヴェンジャーは不敵に笑う。まるで俺の言葉を待っていたかの様に。
「お、おい! 俺はこの悪夢を――」
「――違う愛のカタチを、貴様に体験させてやろう」
その言葉を最後に、何時もの如く俺の視界は別の場所へと移り、意識も何処か離れていく感覚に陥った。
「先輩、大丈夫ですか?」
マシュに体を揺らされて目を覚ました。
目の前にあるマシュの顔から視線を逸し、辺りを見渡す。
監獄塔の背景、シャトーにいる事がわかった。
「……大丈夫だ」
マシュに返事をして体を起こした。
「こんな所で倒れて寝ていたんです。もしかしたら何か異常があるかもしれませんし……
……し、仕方がありません……! 安全の為、ち、治療行為の為です! 先輩を私の部屋に連れていきましょう」
「いや、大丈夫だからそこまでしなくても……」
「だ、駄目です! 先輩にとっては普通かもしれませんがこんな石の上で寝て体が痛みを感じているかもしれません。
ですから、黙って私の部屋に行きましょう!」
「おぉっと!」
マシュに引っ張られる形で部屋に向かい始めた。
「わ、分かったから引っ張るなって!」
少し乱暴にマシュの手を払った。
「……ぁ」
払われた手を握って、名残惜しそうに俯くマシュ。
「……ふ、フン! 後で背中や首が痛いなんて言われても、知りませんからね?」
鼻を鳴らしてそっぽを向いてしまった。
此処まで見ていればもう気が付いても良いだろう。
恐らくマシュは今、ツンデレになっている。これがアヴェンジャーの言った違う愛のカタチなのだろう。
今までのヤンデレ・シャトーのルール通り、先ずは全てのサーヴァントに会うべきだろうと思い、暗い廊下を当てもなく歩く事を決めた。
「あ、せ、先輩! 待って下さい! 頼りない先輩が迷子になっては困りますので、私もご一緒させて頂きます!」
何時もよりも少しきつい物言いだが、俺から離れる事はしないマシュは間違いなくツンデレだ。
「……つかぬ事をお聞きしますが、まさか先輩、他のサーヴァントに会うつもりですか?」
不穏な空気が流れる。
ヤンデレ・シャトーはヤンデレ・シャトーだ。
ツンデレキャラが病むなんて事は良くある事だし、答えによっては此処でバットエンドか……?
「……まあ、構いませんよ?
先輩が、どんなサーヴァントに会っても、私は全然構いません」
その言葉に内心マシュがツンデレである事に確証が持ててホッとした。
「それじゃあ、ちょっと行ってくるね、マシュ」
「え……な、何で私と離れる必要があるんですか!?」
「いや、流石に一本道で迷ったりはしないし……マシュだって、俺と一緒にサーヴァントを見て回るの嫌だろ?」
「え……あ、いえ、べ、別に嫌では無い……です……!
そ、そうです! 先輩が英霊の方々に何か失礼をするかもしれません! 私も同行します!」
「まあ、それで良いなら……」
俺はマシュと共にシャトーを歩く。
十数メートルも歩けば、サーヴァントの部屋らしき場所に着いた。
「……此処はアナさんの部屋、ですね」
「アナ? あぁ……ランサーの方のメドゥーサか……」
この間の彼女には手を焼かされた。鎌で襲われたり、鎖で縛られたり、最後には魅了されかけたし……
「マスター!!」
心の中で昨日の出来事を愚痴る様に思い出していると、身構える時間も与えられないまま、俺の胸に小さな影が飛び込んできた。
「マスター……! 私に会いに来てくれたんですか!?」
「えぇっと……メドゥーサさん?」
「メドゥーサ、で構いません。そう呼んでくれたら、それだけで私幸せです……!」
「あ、アナさん!? せ、先輩! アナさんから離れて下さい! ロリコンは最低ですよ!?」
「い、いや、どう見てもメドゥーサが俺に引っ付いているだろう!」
昨日と全然違う。メドゥーサのテンション高過ぎ。
自己評価低いキャラどこいった?
「マスター……その、ダーリン、って呼んでもいいでしょうか?」
「……い、いや……流石にそれは……」
「わ、私みたいな怪物に……そんな風に呼ばれたくないんですね?」
喜んだり泣いたりと感情表現が豊かになっている。もうキャラ崩壊のレベルじゃない。
「あ、アナさん! 先輩から離れて下さい! あと先輩をダーリンとか……! ぅらやましぃ……呼ばないで下さい!」
「マスター……どう、なんですか? 怪物としても女神としても中途半端な私の事なんて、嫌いなんですよね……?」
カオスである。
メドゥーサがデレデレ属性だと言う事は決定的に明らか。もはや内気で暗い個性が欠片も残ってない。
「別にメドゥーサがそう呼びたいなら呼べばいいじゃないか。俺はメドゥーサが怪物だろうと女神だろうと見下すつもりは無い」
「!! ……ダーリン、大好き!!」
先まで離れてたのに涙が収まると直ぐに抱きつき直して来た。
顔をスリスリと体に押し付ける。
「せーんーぱーい?」
マシュから怒気が発せられる。
……随分可愛い物だ。何時もだったら殺意だってのに。
「ダーリン! 私の部屋でお茶でも飲みませんか? 紅茶位なら私でも淹れられますから!」
「っ! そうでした、先輩は肩が痛いんですよね!? 私のマッサージが必要なんですよね!? 直ぐに私の部屋に行きましょう!」
右腕をマシュに、左腕をメドゥーサに掴まれ引っ張られる。
サーヴァントの筋力で引っ張り続けられたら確実に死ぬ。
「痛いから放してくれないか!?」
俺の叫びを聞いて、メドゥーサが先に手を放した。否、放したというよりは別の物を掴んだと言うべきか。
「……マシュさん、邪魔です。殺します」
キャラが戻った、と言うよりはこれは病んでるね、間違いない。
宝具である鎌を出した彼女は俺の右腕を掴んでいるマシュに向かって接近した。
「おっとストップ!」
しかし俺の横を通過する前に自由になった左腕で彼女を止める。
「ダーリン退いてソイツ殺せない」
言ってる事が完全に排除系ヤンデレのそれだ。
「落ち着いてくれメドゥーサ。
此処はマシュの部屋に皆で行って、メドゥーサの紅茶を飲ませてくれないか?」
「先輩、何を勝手な事を言ってるんですか!?」
「ダーリンがそうして欲しいなら……構いません」
マシュが否定でメドゥーサは肯定。
「マシュ、駄目かな?」
「ダーメーでーす!
……他の女性を連れ込もうだなんて……何考えてるんでしょうか……?」
「分かった……しょうがない。メドゥーサの部屋でお茶を貰おうかな。
……可愛い後輩がマッサージしてくれないから肩とか背中が痛いけど……まあ、紅茶でリラックスして寝れば治るかな?」
「ダーリンがちゃんと寝れる様に、添い寝しますね?」
さてこう言われたツンデレの行動は2つ。
ツンを通して離れるか、デレて部屋に誘うかだ。
どちらにしろマシュが離れるかこの喧嘩に決着が着くのどっちかだろうから俺には問題ない。
「……だ、駄目です……!」
「何が?」
「せ、先輩は……私から離れちゃ駄目です!」
デレたか! なんて手放しに喜べない。何故なら悪寒を感じるからだ。
そして俺から離れたくない一心で両腕をマシュは掴んだ。
「お、お願いです先輩……! 離れないで! 私を1人にしないで下さい! 今までの非礼は全部謝りますから!
ごめんなさい、ごめんなさい! ごめんなさい、ごめんなさい!
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……!!」
既にあのツンツンした態度は鳴りを潜め、媚びるように詫びている。
この態度は依存系ヤンデレ、そのものだ。
「もういいよマシュ。
それじゃあ、マシュの部屋に行ってもいいかな?」
「お願いします……私、何でもしますから、先輩の側にいさせて下さい……」
……なんだろ?
確かにあの謝罪の連呼は恐ろしいが……ツンデレよりも面倒臭くない気がする。
やっぱり、慣れているせいか?
マシュとメドゥーサを連れて、マシュの部屋に向かった。
「……相変わらず頑丈そうな扉だな……」
マシュの部屋は直ぐ隣だった。
物々しい扉を見る。いつも通り、手形で開く仕組みのようだ。
「それじゃあいつも通り……」
「ま、待って下さい先輩! その扉は登録された手形でないと開きませんよ!?」
「ん? だから俺の手形で――」
「ひ、開く訳無いじゃないですか!? 先輩の手形で開く様に設定してあったら、いつ襲われるか心配で夜も眠れないじゃないですか!!」
頬を真っ赤に染めてそう言われては仕方がない。俺の手形では開かない、という事にしておこう。
「じゃあ、開けますね」
マシュが手を置くとドアは開いた。
メドゥーサもマシュも部屋の中を見ている。
「さあ先輩、あちらがマッサージ用のクッション――」
「紅茶はどこで淹れれば――」
残念ながら、俺が部屋の中を見る事は叶わなかったが。
誘拐犯の部屋に下ろされ、何やら扉に細工をした彼女はアサシン、マタ・ハリだった。
座り込んでいた俺の前にマタ・ハリも座った。
「…………」
「…………」
喋る気配の無いマタ・ハリに、こちらから話題を振る事にした。
「……あのー、マタ・ハリさん? 何で俺を攫ったんですか?」
「……何で、でしょう?」
本人すら理由がわからないらしい。指を唇に当てて考えたようだが思い付かなかった様だ。
「……でもマスター、抵抗しなかった」
「いや、まあ……あのままはちょっと嫌だったし」
「そう……それじゃあ、あの2人よりも、私の方が……好き?」
マタ・ハリも様子がおかしい。何時もの陽の目に相応しい明るい性格は、不気味な程に静かになっている。
「どうだろう? 別に、彼女達を嫌いになった訳じゃないし、マタ・ハリを特別好きになった訳でも無いから……」
「マスター……欲張りなのね。
私の愛も欲しいって、頼んでいるの?」
「いや、別にそんなつもりじゃないけど……」
確かに、現状維持に力を入れている俺を人が見たらラノベの主人公みたいなハーレム野郎と思うかもしれないが、俺の目標は安定である。
現状維持は問題の先送りにしか過ぎないが、安定は問題の解決方法だ。1人を選んで爆発するヤンデレ対策方法の1つなのだ。
(つまり現在ヤンデレではないこの状態でそれをしている俺は現状維持をしているラノベ主人公と何も変わらないのか……!)
「じゃあ、私の愛……マスターにあげます」
そう言うとマタ・ハリは俺に近付いて俺の後頭部に腕を回してた。
そして俺の前で体を下げて、丁度頭は胸に包まれた。
「……パフパフ……です」
頭を包む胸が動いて、柔らかい感触が肌色の桃源郷へと俺の煩悩を導いていく。
予想ではクーデレだったので、この積極的な行動には驚かされた。
「……はぁ、っはぁ……!
し、シタく……なりました、か? もっと……私の肢体を貪りたいですか?
……なんでも、してあげますから……」
エロい! いつも通りにエロいだけじゃない! その行動の1つ1つに恥じらいや気遣いが感じられるのが何よりも恐ろしい!
こんな切なそうで今にも消えそうな声で求められると、応えたくなってしまう!
「ま、マタ・ハリ……俺――」
「――そこまでだよ」
無情。そんな一言が頭に浮かんできた。
俺の背後から無情にも迫って来た第三者はマタ・ハリの服を斬った。
「っきゃ!」
着られた服を手で抑えて露出を隠すマタ・ハリを、不愉快そうに鼻を鳴らして身下しているのはデオンだ。
「っふん……売女のくせに、マスターの前では恥じらいのある女の子を演じようだなんて、本当に浅はかだね」
「お前は、シュヴァリエ・デオン!」
服を斬った剣を閉まったデオンは俺に笑顔を向けている。そこに何か悪意を感じる。
「マスター……ご機嫌よう。今日はね、私の愛するマスターにこの間の令呪の仕返しにやって来たよ?」
「仕返し?」
この間といえば、マリー・アントワネットに令呪を使い、10分間デオンにベーゼをし続ける様に命じた事だろうか?
「そう、それだよ」
デオンは俺の襟を掴むと、転がす様に床に俺を放り投げた。
「うぉ!? うっぐ!」
そして直ぐに止まった俺の体の上に乗った。
「さぁ……マスター? どうやって仕返ししようかな?
私とベーゼだと……んー? それだとマスターが喜んじゃうかなー?
あ、じゃあ君の涙を舐めさせてもらうのはどうかな! 勿論、君には思いっきり泣いてもらうけどね?」
この感じ、ヤンデレのお仕置きとは違う。デオンが楽しむ為に、俺に何かしようとしている。
これはアレか……サドデレとかエスデレとか呼ばれている属性か。
和姦と触手大好きな俺には一生受け入れる事の出来ないタイプだ。
「んー……? なんかピントこないなー?」
「令呪を持って――むぅんんっ!?」
「ダーメーだよー? まだ何にも仕返ししてないんだから」
デオンは俺の舌を親指、人差し指、中指で抑えて、令呪の使用を止めた。
「……あ。いいアイディアが閃いたよ。
アー…………」
「っ!?」
顔はガッチリ抑えられた。
舌を捕まえられた俺の口の上にデオンは唾液を垂らしてきた。
「……入ったかな?」
「んっぐ!? ん、んんっ!」
鼻を摘まれ口を塞がれた俺はデオンの唾液を、飲み込んだ。
「ふふふ、よく飲めたね。偉い偉い」
「っはぁ……っはぁ……」
「でも、これじゃあ足りないから……そうだ! キスマークはどうかな? 顔中にキスマークを付けて、誰が見ても一発で私のマスターだって、解るようにしようか!」
それは勘弁し欲しい。そんな事をすれば、例えツンデレでもデレデレでもクーデレだろうがヤンデレるのは目に見えている。
「い、いや……流石にそれは――」
「マスター? まさか私に口答えをする気なのかい?
私は君のサーヴァントだよ……? 私に逆らって、君は誰に護ってもらうんだい?」
デオンが剣を出す、その一瞬だった。
「っな、これは!」
俺達の周りで数個の煙玉が破裂し、視界は白い煙で覆われた。
「あの売女……! だけど無駄だよ! 君には私を倒せない! マスターの上には僕が乗っている! それで何が出来る――!」
デオンは慌てて俺の上から退いた。
「ダーリン、無事ですか?」
「め、メドゥーサ……!」
「先輩、やっぱり自分のサーヴァントに攫われる辺り、情けないと言う評価は確定ですね」
「……私は、戦えないから……呼ぶしかなかった」
マタ・ハリが煙玉で時間を稼いで他のサーヴァントを呼んだみたいだ。
「…………邪魔だよ、君達? マスターの面倒は私が見るんだ。24時間、私の全ての時間はマスターの為にあるんだ。
君達に奪われているこの時間が……私にはとても堪えられない!!」
デオンのヤンデレが作動したようだ。
世話焼き系であるデオンにとって今はまさに苦痛の一時か。
「ハァァ!」
「っく!」
振るわれた剣をマシュは盾を持って防いだ。盾は壊されないが、攻撃には向かない。
殴りたいがデオンが攻撃しながら右へ左へと跳ぶのでマシュは攻撃に転じれない。
そして、部屋が狭いので左右に動く盾の横から加勢に出られないメドゥーサは何も出来ない。
「1対1なら私に勝機がある!」
「っく、このままでは……!」
「……マスター、私に提案が……」
マタ・ハリに呼ばれた俺は彼女の話を聞いた。
だが、それは絶対にしない事だ。
「はあぁ!? する訳ない……」
「……お願いします」
しないって……絶対にそんな事は……しない…………
「マスター……頑張って」
マタ・ハリに耳元でそう言われて、俺は行動に移した。
「令呪を持って、命ずる……」
「な!? 令呪だって!? させない!」
デオンが接近するが、マシュとメドゥーサの双璧は超えられない。
「デオン……気絶しろ!」
デオンの体は力なく倒れていく。マシュ達はそれを見て喜んでいる。
「もう1画を持って、この命令をマシュとメドゥーサにも命ずる!」
「な、何で……?」
「ダー、リン……?」
マシュとメドゥーサの2人も床に倒れた。
「……マスター」
マタ・ハリが俺に抱き付いた。
「よく出来ました………貴方の全ては私の物だものね、マスター?
シたかったものね。ずっとずーっと……デオンに邪魔されてからもずーっと……私とイケないことしたくって仕方なかったものね、マスター?」
ずっと世話焼きだと思っていたが、マタ・ハリは管理系のヤンデレだったか。
そんな思考も、彼女の美の前にはあまりにもどうでも良い事だった。
「気絶した彼女達の部屋を使いましょう? ああ、大丈夫よ。2日くらい交わっていれば、匂いなんてすぐ変わっちゃうわ。ねぇ、マスター?」
「……ヤンデレに飽きたと言っていた割には、ヤンデレに骨抜きにされていたな」
「う、うるせぇ……」
「……キスだけでそんなにフラフラになるとはな」
「…………」
「次は何が良い?」
「……………………ヤンデレで」
ヤンデレ以外だったらクーデレが一番好きです。
次の投稿なんですが、旅行の予定が入っているので旅行先で執筆時間が取れない場合は投稿が1週間程遅れると思います。
ご了承下さい。