ヤンデレ・シャトーを攻略せよ 【Fate/Grand Order】   作:スラッシュ

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静謐ちゃん可愛いよ、っはぁっはぁ!

セイバーピックアップで爆死しました。いい加減リリィ以外のアルトリア欲しい……


年下限定ヤンデレ・シャトー

 

 

「おい、何だその格好は」

 

 初っ端から間違った方向に飛ばして来たアヴェンジャーは、普段の服装ではなくダンスパーティーに行くのか、何時もとは違うやけにキレイなスーツで決めていた。

 

「フッ……元・仮初めマスター。すまないがこれから舞踏会でな。女子供相手を頼む」

「謎過ぎる前フリだな」

 

「英雄の座にもパーティーはあるさ。ではな」

 

 アヴェンジャーは言うだけ言って颯爽と出ていった。

 

「なんなんだ? あの謎過ぎる演出は……」

 

 良く分からないと消えたアヴェンジャーを頭をかきつつ眺めていると後ろから声をかけられた。

 

「お母さん!」

「お兄さん!」

「お……お兄さん……」

 

 振り返ると小さな女の子2人に走って抱き着かれ、その後ろでは俺の顔と引っ付いた2人を交互に見つめる色黒い肌の少女。

 

 少女の1人はアサシンクラスのジャック・ザ・リッパー、相変わらず露出が多い水着の様な服だ。

 もう1人はキャスタークラスにして人間の姿をしているが本来は本であるナーサリー・ライム。黒いドレスを着こなしている。

 2人を羨ましそうに眺めているのは全身に毒を纏った美しいアサシン、静謐のハサン。こちらもジャックといい勝負な露出の多さだ。

 

「一緒に遊ぼう!」

「遊びましょう!」

 

 状況は6割方飲み込めた。知り合いの子供を預かっている様なシチュエーションだ。

 

「私達は、従妹……の設定だそうです」

 

 なるほど、だからアヴェンジャーがやけにフランクな感じで喋ってたのか。設定上は叔父なんだな。

 

 だが、設定とサーヴァントが知っている時点で普通のヤンデレ・シャトーと変わらない。

 

「甘えん坊なジャックと、若干腹黒い私! 貴方に心を開く内気なお姉さん!

 素敵だわ! ハッピーエンドの匂いがするもの!」

 

 ナーサリー・ライムはそう言うが残念ながらこれはエンディングが未定のアドリブ劇だ。

 

「さぁマスター! 私は他の2人と違ってアーちゃんってあだ名で呼んでね! ツンツンでラブリーな女の子、ちゃんと演じてあげるわ」

 

「あ……だった私も、本名で――」

「駄目よ、哀れなシンデレラ! 馬車が来るまで貴方は唯のハサンよ!」

 

「お母さん、私たちをジャーちゃんって呼ぶ?」

 

 なんかもう訳が分からなくなってきた。

 

「えーっと……普通にジャックちゃんの方が可愛いんじゃないかな?」

「じゃあ、そう呼んでね!」

 

 とりあえず、先ず1つだけツッコミたい事がある。

 

「何故、ヤンデレ・シャトーが舞台なんだ……」

 

 

 

 監獄塔には各サーヴァントに部屋が与えられる。

 なので折角だから全員の部屋を順番に回る事になった。

 

「さぁさぁ、最初はアリスの素敵なお部屋! 永遠を歌う愛しい空間!」

「わー……現実だったら入るのを躊躇する様なファンシーな扉だなぁ……」

 

 木材の扉にはピンク色の雲の看板にアリスお部屋と書かれ、掛けられている。

 

「入ったら二度と出られない素敵なお部屋よ!」

「脱出不能な牢屋なら入りたくないな……」

 

「もう、お兄さんたら! それだけ素敵なお部屋なの!」

 

 頬を膨らませたアリスは扉を開いて、俺の背中を押した。

 

「……わーお」

「ぬいぐるみに、お人形さん……」

「女の子の……お部屋」

 

 壁も床もピンク色。星やハートの飾りも施されている。

 中心にはお茶会の為の大きな机に、くまやうさぎのぬいぐるみが椅子に置かれており、先までの監獄塔の冷たさを忘れさせる。

 

「さぁ! 素敵なお茶会を始めましょう!」

 

「そうだな、先ずは紅茶でも――」

 

 ――いや、俺これ知っている。

 

「フランシスコ・ザビエル……じゃなくて!」

 

 急いでポケットの携帯端末を起動し、持ち主の確認を行った。

 

「岸宮切大!」

 

 頭にかかっていたモヤが晴れる。

 

「むぅー! マスター!」

 

 流石ヤンデレ。開幕宝具とは恐れ入る。

 

「……仕方ないわ。可哀想な私にはこれしかないもの」

「お母さん! このお菓子、美味しいよ!」

 

 お菓子をパクパク食べるジャックちゃん。

 逆方向からは、バキッと音がした。

 

「ご、ごめんなさい……触れたら椅子が壊れてしまって……」

 

 ハサンの触れた椅子の背もたれた壊れている。

 

 静謐のハサンは前述通り全身毒だ。しかし、恐らく対生物用の毒のみの筈だ。

 

「……私のお部屋は全ての家具は私が生み出したおとぎ話の住人。貴方が触れるとみんな死んでしまうわ」

 

 フェアリータイプは毒に弱い、という事だろうな。

 ハサンの足は靴が履かれているので部屋を侵しはしないが、これだと服を着て手袋でもしないと駄目だ。

 

「……あのマスター……」

 

 すると静謐は俺の前にやって来た。

 

「……マスターの、膝の上に座って……良いでしょうか?」

 

「ダメ!」

「私も座りたい!」

 

 アリスはバツサイン。ジャックは立ち上がった。

 

「……ダメ……でしょうか?」

 

 泣きそうな目で、ズルい頼み方をされた。

 

「……分かった……ジャックちゃんは後でね」

「もう、マスターのバカ! 駄目よ! そんなの!」

 

「アリスも後で、な?」

「むーぅ……!」

 

「失礼、します……」

 

 そーっと、そーっと慎重に腰掛けようとする静謐のハサン。正直俺も怖い。

 彼女は全身毒だ。主人公はマシュの加護の影響で彼女の毒を接吻を貰っても死ななかったが、果たして今の自分はどうだろうか。

 

「……はぁ……マスター、大丈夫、ですか?」

 

 座られた。

 大丈夫じゃない。顔が近いし思ったよりも膝の上の肌触りがやばい。匂いも毒とは思えない程いい匂いだ。

 

「お、おう……大丈夫……」

 

 辛うじてそう答えられた。痺れもなければ意識が遠のく事もないが、別の意味で危険だ。

 

「……マスター、お菓子、食べさせてくれませんか?」

「わ、分かった……」

 

 なんだろうか? 毒にはやられていない筈だが、静謐のハサンの思う様に転がっている様な気がする。

 

「あー……」

 

 マカロンを手に取り、小さく開いた静謐の口に入れた。

 

「……美味しいです」

 

「マスター!!」

 

 ご満足な静謐とは対称的に、不満爆発気味なアリスが声を荒げてる。

 

「素敵で優雅なお茶会が台無しだわ! 夢と幻想の国にロマンスなら良いけど、バカップルはお断りよ!」

 

「か、カップル……!」

 

 静謐が頬を赤らめている。なんとか宥めないと……!

 

「わ、悪かったから! 悪いけど、そういう事だから静謐、もう降りてくれないか?」

「…………わかり、ました」

 

 もう一目見ただけで分かる程ショボーンと落ち込んだ静謐は、俺の皿から残る全てのマカロンを取ると皿に触れ、皿は音を立てて壊れた。

 

「あー!? それはマスターのお菓子よ!?」

 

「……夢と幻想の国に、薬物は持ち込んでも、良いですね?」

 

 それだけ言って静謐はマカロンを食べた。

 暗に、マカロンに何か仕込まれたと言って。

 

「きぃぃぃ! これだから10代後半の女は嫌い嫌い、大ッキライ!」

 

 地団駄踏んで悔しがるアリス。

 その横ではマカロンに仕込まれた薬物の影響か、いつの間にか寝息を立てながら机に伏しているジャック。

 

「ぐー……すぴー……」

 

 

 

「ふぁ……お母さん、おはよぉ」

「おはよう、顔洗う?」

 

 結局薬物の仕込まれていた物を全て静謐が食べ尽し、大丈夫な物を食べてジャックが起きるまで過ごした。

 

「うん……私たちのお部屋に行く」

 

 ジャックはそう言うと椅子から降りてこちらにやって来た。

 そして俺の袖を引っ張り上目遣いで頼んだ。

 

「……お母さん、一緒に来てぇ」

 

 甘えた声でそう頼まれ断れず、先のアリスの様に癇癪でも起こされたら困るしと心の中で言い訳し、着いて行く事にした。

 

「じゃあ、ちょっと行ってくるね」

「あ、待って! 私も行くわ!」

「私も、です」

 

 2人を見て露骨に嫌な顔をするジャック。

 

「……お母さんだけと、一緒に行く」

 

 そう言うとジャックはパッと俺を掴んで自慢の敏捷Aランクで部屋を出ようとした。相変わらずだが、サーヴァントの筋力は馬鹿げてる。

 

「行かせません!」

 

 が、ドアの前で静謐が立ち塞がった。彼女の敏捷はA+、ジャックよりも上だ。

 他のステータスも幸運は静謐の方が上で残りは全て同じCだ。

 

「……うぇーん!」

 

 泣き出した。

 

「えぇ……!?」

「お姉ちゃんがイジワルするー! うぇーん!」

 

 流石に子供に泣かれて戸惑う静謐。

 

「ど、どうしましょう……っ!?」

 

 一瞬の隙を突いて、ジャックは静謐へと斬りかかった。

 

 ナイフは静謐が扉の前から退いた事で扉を真っ二つに切るが、ジャックはもう片方の腕で掴んでいた俺を部屋の外へと投げる。

 

「あ……!?」

 

 静謐は退いた時に体が壁に当たったせいで毒で死んだ壁の装飾にバランスを崩している。

 

 その隙にジャックは俺を回収し、素早く自分の部屋へと逃げ帰った。

 

(懐かしいなー……この攫われてる状況が)

 

 

 

 閉じられた扉、着いた先は危険な雰囲気が漂う部屋。

 

「お母さん、何して遊ぼうかな?」

 

 拘束器具の取り付けられた椅子が部屋の奥に置かれており、押入れを開いたジャックはそこからぬいぐるみや人形、ボードゲームを取り出している。

 

「……あ」

 

 何かに気付いたジャックは押入れを出て俺に近づいた。

 

「先にお母さんの(ハート)、奪わなきゃって、エドモンが言ってた」

 

 そう言ってジャックはナイフを取り出した。

 

(ハートキャッチ(物理)!)

 

「タイムタイム! それされたら俺死ぬ! 喋れなくなる、動かなくなる!」

 

「じゃあ、止める」

 

 しょんぼりしたジャックはナイフを下ろすと、今度は例の椅子を指差した。

 

「じゃあ、座っていいよ?」

「いや、立ってた方が楽だから……」

 

 やんわり断る。

 所で、そろそろ来ないのだろうか、あの2人。

 俺は視線を扉へと向ける。

 

「お母さん? あの2人は来ないよ?」

「え?」

 

「情報抹消。あの2人はこの部屋も私たちの事も忘れる。忘れないのは、誰かがお母さんを攫った事だけ」

 

「嘘だろ!?」

 

 それじゃあ今の俺、結構不味い状況なんじゃ……

 

「大丈夫! 私たちがお母さんと一緒にいる。ずっと一緒いるから」

 

 ジャックは俺に抱き着く。

 

「もうお母さんの中に還らなくてもいい。だって、お母さんの温もりは私たちの手の中にあるんだもん」

 

 どうやらジャックちゃんはご満足な様子だが俺は本当にピンチだ。

 

 さっさと魔術礼装で逃げるべきだと思い、発動させる。

 

「【緊急回避】っ!?」

「逃げちゃ、駄目だよ?」

 

 緊急回避を発動したにも関わらずジャックは離れず、場所も変わってない。

 

「じょ、情報抹消……!?」

「正解」

 

 情報抹消は記憶から自分の情報を消すスキルだが、ゲーム的に言えば相手のバフを消す効果を持っている。

 【緊急回避】は回避状態の付加だ。情報抹消の消去対象となっている。

 

「逃げようなんて思ったら駄目だよ? お母さんに、お仕置きしなくちゃ」

 

 そう言ってジャックは例の椅子へ俺を引っ張る。

 

「おわっ!?」

 

 座った。

 それと同時に椅子に付けられていた機能が作動し、俺の両腕両足、そして首を固定する。

 

「っちょ、っこれ洒落にならない……! 本当に拷問する気なんじゃ……!」

 

「しないよ。大事なお母さんを傷つけたく無いもん。でも、拘束は解かないよ。お母さんが私たちを好きになるまで、絶対」

 

 そう言ってジャックは俺の膝の上に座る。

 

「座っていいんだよね? 後でって、お母さん言ったもん」

 

 顔と体を正面に、こちらに向けている。

 

「うーん、でもこの後どうすればいいんだろう?」

 

 性知識が無いからか、次のステップが分からないらしい。

 

「……うーん、このままでいいや!」

 

 ジャックは俺の膝の上で、そのままの体勢で抱き着く。本人はそれが本当に嬉しいようで、しばらく腕の力を緩めずに続けた。

 

「…………あ」

 

 が、急にジャックは驚き、俺の上から退いた。

 

「っ? ?」

 

 ジャックは驚き顔を赤らめつつ、股を両手で抑えた。

 

「お母さん……私、お漏らししちゃった」

 

 恐らく違う。

 その考えに行き着いたが、真実は口が裂けても言えない。

 

「トイレ、行ってくれば?」

「う、うん!」

 

 恥ずかしさで真っ赤になりつつトイレに

走って向かったジャック。

 

 訪れた僅かばかりの静寂。

 

「動けないけどね……」

 

 拘束はガッチリ。瞬間強化を使っても皮膚が硬化する訳じゃないから、破る事も出来そうに無い。

 

「……マスター、見つけた」

 

 気が付いたら拘束は切り裂かれ解かれていた。

 

「静謐……」

 

 口元に人差し指を当てているので静かにその名を呼んだ。

 

「急ぎましょう」

 

 

 

 静謐に連れられ、彼女の部屋へとやって来た。

 壁も床も石で出来ており、部屋中の空気は彼女の毒で満ちているようだ。

 

「でも、どうやってあの部屋を?」

「隙間風を、感じました……マスター、助けるのが遅れてしまいました。申し訳ありません……」

 

「それについては大丈夫だよ、それよりもアリスは? 一緒じゃないの?」

 

「…………」

 

 数秒の沈黙。それだけでその場に不穏な空気が流れた。

 

「……大丈夫ですよ。彼女は彼女の部屋にいますから」

「……あ、ああ、そうか。ならいいんだ」

 

 やってしまった。どう考えても地雷だ。

 哀れ、可憐な少女は悲劇の第一被害者となった様だ。

 

「マスター……漸く、2人っきり……」

 

 静謐が何を口に含んで近付いてくる。その口から脳を溶かすような甘い吐息が漏れる。

 

「媚薬か……! っはぁ……っはぁ……」

 

 急に体温が上昇し始めた。逃げようと扉に近付く。

 

「毒は効きませんが……誘い香は効果、ありますね……」

 

 距離は後3歩。もう半分堕ちてる。

 

「……マスター……ん」

 

 素早く距離を詰めた彼女は、素早く唇を奪う。

 

 匂いを嗅いだだけで堕ちかける媚薬だ。口内に塗りたくられれば、もう止まる事は無い。

 

「……っはぁ……」

 

 深く深く、刻みこまれた。

 

 彼女の魅惑的な体が、体の内に目覚めた情熱を更に滾らせる。

 

「が、我慢出来ない……!」

「マスター…………!」

 

 俺は、我慢出来ずに静謐を押し倒した。

 

 

 

「やっぱり、駄目……!」

 

 が、押し返され、夢から覚めた。

 

 

 

「……仮初めのマスター、間一髪だったな」

 

 アヴェンジャーの言葉に首を振った。

 

「間一髪って言うか防いだのは静謐だぞ? もしかして好感度足りなかったか?」

 

「恐らくだが毒の効かなかったお前に媚薬が効いて、今まで暗殺してきた者と発情したお前が被ったのだろう」

 

 なるほど、最後の最後で躊躇した訳か。

 

「……すみま、せん」

「いや俺としては助かったけど……」

 

 流石にあのままだったら獣の如く、だっただろうし。

 

「次は、頑張ります……」

「いや、暫く休んで! ヤンデレ・シャトーにおいてはチートだから!」

 

 近付けば媚薬、キスされれば堕ちるとか反則だ。

 

「所で、アリスは?」

「キスしたら、本に戻りましたので、本棚に……」

 

「実体化していると毒が効いてしまうからな」

 

「ああ……そうか」

 

 俺はそれだけ納得すると、現実に戻ったのだった。

 

 

 

「……重箱の弁当とか、平日の朝から作るもんじゃないな」

 

 エナミのヤンデレポイントを減らす為にこれでもかと言う程豪華な弁当を作る。

 登校も一緒に行かないとならないので、家を出るのも早い。

 

 エナミは別に弁当を持ってこない訳では無いが、よく食べる。

 

(あれでよく太らないよな)

 

 なお、デート時の費用なんかは全部あちら持ちなので一応金銭のギブアンドテイク成立している。

 

 何故かアイツは俺に奢ってもらいたいので、支払いはエナミの財布を持った俺が行っているが。

 

『先輩! おはようございます!』

「インターフォン鳴らしながら携帯で挨拶とは新鮮だな……」

 

「えへへ……早く入れてください」

「早く来過ぎだ」

 

 厚かましいと言うべきだろうか、最近は朝食すら俺の家で頂く始末だ。

 

「先輩! 今日はどんな夢を見たんですか?」

「別に、なんにも起きてないよ」

 

「じゃあ、先輩の嫁は変わらず私なんですね!」

「嫁じゃないだろ……」

 

 溜め息は絶えないが、そこそこ楽しく日常を過ごしている。

 

「所で、静謐さんって誰ですか?」

 

 時たま、心臓が潰れそうになるが。




今回の話は新サーヴァント、静謐ちゃんを登場させたかっただけです。出番が少なかった上にヒステリック気味だったですがナーサリーちゃんも。


ちょっとゴタゴタしてしまいましたが、活動報告でUA25万達成記念の企画を始めます!
この投稿の後に書きますので、目を通して、興味を持って頂けたら幸いです。

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