王の財宝貰ったけどあんまり宝具が入ってなかった。   作:駄神

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誤字報告有難うございます。

文才が欲しいです...


真名と威力

「...先輩はなんで学校に来ないんですか?」

 

俺は小猫ちゃんと2人で夜道を歩いていた。

さっき、家に少し帰り両親には友達の家に泊まるって言って出てきた。

 

友達なんて2、3人位しかいないんだけどね。

 

そんな小猫ちゃんから唐突に言われた一言だった。

 

「なんでってなんでだろうね」

 

正直をいうと、学校に行くことに価値を見いだせなくなってしまっていた。

元は結構いい大学に行っていたから小中高の勉強は苦にならなかった。

まぁ、後は引きこもり的なことを言ってしまえば学校よりパソコンとかゲームしてた方が断然楽しい。

 

「...じゃあなんで今日は来たんですか?」

 

「支取先輩に連れてこられた...!」

 

感謝してるといえば感謝している。

少しは学校行ってみようかなって気持ちになったし、アルジェントさんに会えたし!

 

「そうですか...どうして私と会った時走っていたんですか?」

 

「支取会長から逃げてた...!」

 

レ(゚∀゚;)ヘって状態だったんですって。

 

でも『刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルグ)』が手に入ったのは大きい。

宝具集めをしていて、これは結構でかい収穫だった

というか〇mazonやっぱりすげぇと実感させられた。

 

「...人間なのにどうして私達を知ってるんですか?見た感じだと両親は普通の人達ですよね?」

 

「俺がこっち側の人間だから?」

 

小猫ちゃんは無表情だが、今少し頬がピクッとした。

大事な質問ははぐらかす様な言い方しかして無いからもしかしたら怒ってたりして。

 

「...もういいです」

 

拗ねてしまわれた。別に悪気がある訳ではない

 

「実際言うと、俺は武器とかを集めるのが好きなんだ。異能を持ってたりする武器をね?そうするといつかはぶつかるんだよ人間以外の存在とさ。」

 

「...武器が好きなんですか?」

 

「というかこの世にある武器は全て俺の財だ!」

 

(。・ω´・。)ドヤァッって顔をして小猫ちゃんの方を見ると、冷たい眼差しで返されたが。

あながち嘘を言ってる訳でもない。

 

「俺が悪かったから、そんな目で見ないでください」

 

「俺本当は絵本とかで出てくる勇者みたいなのに憧れててさ、お姫様を助けにとかじゃなくて最後に敵のボスと戦う時にさ『この剣を...抜く時が』みたいなのあって敵が『その剣はまさか!』みたいなやり取りが好きでさ。そういう武器が俺にも欲しいなって思ったんだ」

 

「...ふふ...思ってたより先輩って幼いんですね。」

 

「そうかなぁ?男なら誰しもそーゆー時がある。」

 

そんなたわいない話をしていたらいつの間にか教会に着いていた。

 

正直、夜の教会なんて来たことなかったから分からなかったけどこれはもうお化け屋敷ですよ

もう既にチビりそうなのに梟のホーホーで怖さが倍増する。

 

「ねぇ、小猫ちゃんどう入ろっk...って!何してるのさー!!」

 

小猫ちゃんにどう入る?こうしましょう的な展開を期待して話し掛けたら隣には小猫ちゃんの姿はなく

扉の前にて蹴りに入っている小猫ちゃんが目に入った

 

「...こうした方が早いですよ。」

 

いや、ね確かに早いかもしんないよ?

でも相手がどれ位の戦力なのか知らないじゃん?

 

「いやまぁね、早いかもしんn「ウヒョ!僕ちん当たりかも!」って話させろゴラァ!!」

 

話そうとしたら白髪の神父っぽくないけど神父っぽい服着てるから多分神父がライトセーバーみたいなのを構えながら俺に向かってきたのを宝物庫から首輪が切れなかった剣をだしてそれをはじいた。

ってかやっぱこの剣普通に強いって、あの首輪が可笑しいだけだって!

 

 

「んん?あれぇ?人間かぁ?まぁいっか?薄汚い悪魔と居る時点で討伐対象じゃあぁあ!」

 

剣をもって突っ込んでくるのを俺の剣でいなす。

剣を合わせれば相手がどんな人間か分かるって言うけど実際伝わってくるのは殺意とか狂気のみ。

 

剣同士でぶつかる時っていうのはだいたいは命の取り合い。

どうしても殺気っていうのは飛んでくる。だって殺るか殺られるかの世界だから。

でもフリードの剣からは狂気と悲しみしか伝わってこない。

こいつ、多分何かを抱えてる。

 

俺は咄嗟に宝物庫から『天の鎖』を出し、フリードに巻き付ける

 

「おいおいおいっ!なんじゃこりゃ!?僕ちん危機一髪じゃん!?」

 

「よし、小猫ちゃん先に行こう」

 

「えっ?こいつは? 」

 

まぁ、確かに気になるだろう。

 

「大丈夫、後で取りに来るから」

 

そう言ってスタスタと進む、小猫ちゃんもそれに付いてくると

 

「おい!何のつもりだよ!?」

 

完璧にスルーする。

 

教壇の下に階段があったので降りる時に

 

「ちゃんとそこに捕まってろよ!」

 

と言い降りる。

 

 

降りるとそこには沢山のはぐれ悪魔祓い達が沢山と奥に女の堕天使がいた。

 

「さっきから上の戦闘音はお前らか!」

 

と1人の奴が言うと歯止めが切れた様に沢山の悪魔祓いが押し寄せる。

その後ろでニヤニヤしてる堕天使の女が気に入らないし、さっさと終わらせよう

宝物庫から少しゲイ・ボルグを出す

 

俺は真名開放ができる、原作のギルガメッシュと違う所だ

原作を見てて思う、真名開放ができなけば宝具は弱体化してしまう。

だから俺は『同調開始(トレース・オン)』を使えるようになる為に見様見真似で頑張った。まぁでも使えるようになったのは武器の経験をトレースして使えるようになるものだけだが、強化と模倣はめちゃくちゃ頑張ってるつもりだがなかなか修得できない。

 

俺はゲイ・ボルグの試し打ちをと思い使う。

 

「『突き穿つ死翔の槍』!」

 

宝物庫から『突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルグ)』を1人の悪魔祓いに投擲した。

悪魔祓いに当たると周りが爆ぜる。

 

その風圧で俺達まで壁際にすっ飛んでった。

 

忘れてた...

 

 

『突き穿つ死翔の槍』って対軍宝具やん

 

こんな狭い場所で撃つべきではなかった

 

ほらみろ、隣で同じようにすっ飛んだ小猫ちゃんにジト目で見られてる...

 

 





兄貴は対人宝具の『刺し穿つ死棘の槍』の方をよく?ではなくとも使うので忘れがちですが本来の『突き穿つ死翔の槍』って対軍宝具なんですよね、技がちがうだけでここまでタイプが変わるゲイ・ボルグって本当に強いなとおもいます。

というか兄貴が好き...あの性格がかっこよすぎて尊敬します

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