王の財宝貰ったけどあんまり宝具が入ってなかった。   作:駄神

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FateGOでギル使ってる人いたら自分かもしれない!
と、コードレジスタ宣伝時の松岡さんっぽく言ってみる


転生と会長

「はぁ、今日も学校かぁ...」

 

まぁ行ってないんだけどと心の中で追記しておく

 

俺、兵藤一誠は持病の『学校行きたくない症』のせいで学校を行かないヒッキーなのであった。

 

『相棒、また学校とやらをサボるのか?』

 

俺に喋りかけてくるコイツは神器、『赤龍帝の篭手』というやつに宿っているドライグ。まぁ腐れ縁の相棒ってやつだ。

 

「当たり前だろ?俺が何年引きこもりやってると思ってるんだ。小3からだぞ?」

 

「イッセー!ご飯よー!」

 

「はーい!」

 

両親は俺に甘い。

学校に行ってない俺にこんなに優しくしてくれる。

まぁ学校から送られてくるテストは全部100点だったりするからかね?

 

俺はご飯を食べに部屋を出ようとすると、扉の近くに立て掛けてある姿見が目に入る。

 

はぁ、と溜息を心の中でつく。

 

そこに写っているのはどこかの金ピカの英雄王と瓜二つの容姿だからだ。

 

 

 

俺は転生者という奴だ、神の不手際でどーちゃらこーちゃららしく。

 

特典になにかをやるって言われて俺は好きなアニメ、『fate』から『王の財宝』を所望した。

 

すると神はこう言った

 

「『王の財宝』はくれてやる。だが中身は探せぇ!この世の全てを転生先に置いてきた。あ、『天地乖離す開闢の星』(エヌマ・エリシュ)つまり、エアと『天の鎖』は入れておいてあげる、あとは世界観というか宝具とか本当はない世界に無理やり入れたから異常が起きるかもしれないけど自分で対処してね、大サービスで容姿はギルガメッシュそのものにしてあげるから感謝してよね」

 

と、少し幼女に近い容姿をした神様に言われた

 

そして、俺は『ハイスクールd×d』の世界に転生した。

 

元々、大学生で結構偏差値が高い大学に通っていたから勉強は問題なかった。

 

ただ問題なのは中身がスカスカな『王の財宝』だった。

宝具探しはまぁまぁ集まった。だがまだ原作の英雄王の様に財をポンポン打てるほどには集まっていない。

 

後は、俺がそこまでハイスクールd×dという世界を知らないということだ。

せいぜい知っているのはバトルものと主人公がヒロインの乳首つついて覚醒したとかどうちゃら辺りだ。

 

その上ドライグという存在、まだエアすら満足に扱いきれてない俺に『赤龍帝の篭手』というチート。もうお腹いっぱいなんですけどっていう。

え?別腹じゃね?って?

扱いきれないものが沢山集まっても困るでしょ。

 

俺は極力家からでない。

だって外怖いじゃん?

 

こんな死が近くに転がってる世界で極力出歩きたくない

 

前なんか歩いてたら世界最強?の龍神様と会っちゃうし

ドライグがやばいぞーみたいな事言うし

 

 

はぁ、世界は俺に冷たいです

 

 

とりま、母さんの美味しいご飯を食べてA〇azonからのお届け物でも待つかな。

 

 

ん?インターホンがなったいやはや、噂をすればなんとやらですな。

 

「母さん、俺が行くよ」

 

と、玄関に行こうとしてた母さんを止め玄関に向かう

 

「はいはーい、ちょっと待ってくださいねーっと。ガチャっとな」

 

「あの...」

 

「バタンとな」

 

よし、俺なーんにもミテナイネー。

どっかの生徒会長なんてみてないしー、悪魔の生徒会長なんて見てないですはい。

 

俺が進学した先は駒王学園。つまり悪魔がいっぱいいる所だ。

本当ならここには絶対進学したくないと思って別のとこ進路先にしてたらある日突然紙に書いてあった第1希望も変わっており、俺の周囲の人間は皆俺が駒王に行くって話しになっていた。

つまり、世界の修正力なのか神の修正力というわけだ。

 

「あの、開けてください。今日こそは学校に来てもらいます」

 

まったくどこかの眼帯少女みたいな声しやがって

 

「今日は、いえ今日も無理です支取先輩。」

 

今日は通販で『刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルグ)』が来るのだから...。

 

俺が家から出ないで宝具収集出来てる大きな理由の1つ

時々パチもんにぶつかるけど。

 

まぁ、当たって砕けろ?

時々国外でたりして集めたりはしてるから許してほしい

 

 

「それは、貴方が昨日発注したゲイボルグに関連があるんですか?」

 

 

...( 'ω')ふぁっ。

 

「え、えーと、何故それを?」

 

「へ?ま、まぁ会長権限です。」

 

なんてこった。

 

「それに配達の届く場所も生徒会室にしてあります。来ないと捨てますよ」

 

「なんて、理不尽な...。あー、わかりましたよ。行けばいんでしょ?行けば。」

 

そう、行けばいいのだ。取り敢えず行って取って帰ってこよう

 

「やっと、来てくれますか...ふぅ。」

 

ドア越しの会話である

 

 

取り敢えず着替えるか。

 

着替えながら考える、なんでわざわざ生徒会長が毎朝毎朝来るのか

それに悪魔って朝苦手だったよな?

よっぽど暇なのか?

 

「なぁドライグ、悪魔って朝苦手だよな?」

 

『あぁ個体差によるけどな、...まだわからないのか相棒は...。』

 

「母さん、行ってきます。」

 

「うん、ちゃんと頑張ってきなさいよ?」

 

「うぃっす」

 

まぁとりあえず、すぐ帰ってくるから

 

扉を開けると、黒髪美人の生徒会長がいた。

 

 

「おはようございます、兵藤くん。」

 

「おはようございます、生徒会長。」

 

学校は家から近いので、二人で並んで歩いていた。

 

「あ、そうだ兵藤くん。」

 

「はい、なんでしょうか?」

 

いきなり自分の鞄の中をゴソゴソとしだして

 

「腕を出してもらえますか?」

 

「あぁ、はい。どうかしました?」

 

言われた通り腕をだすと、カチャッと手錠をつけられた。

 

「え?」

 

俺が驚きを隠せないでいると支取先輩は自分の腕にも手錠をつけた。そして

 

「帰宅防止です」

 

っとにっこりと向日葵が咲いたような笑顔で笑った

 

まだまだ俺の久々の学校生活は終わらなそうだ。




感想お待ちしております。
駄文で失礼しました。

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