まさか俺と同じ伝説級【レジェンダリー】が出てくるなんて。
予想外もいいとこだ!
「私は力を秘めたモノ達の代弁者。
力ある私たちは誰かに無理やり枷をはめられ、従わされるのを認めない」
「だから、私たちを蔑み飼い殺そうとするモノに裁きを下す…
死ぬがいい愚かな人たちよ、自分達の傲慢さを呪え‼︎」
「ボス」
「頼むよ。許可する」
ピ。
ボスの許可により力を使う事が認めらた。
それと同じにして目の前の不死鳥が大きく羽ばたこうとしている。
よくよくさっきの火の玉みたいのは羽根みたいな形をしてた、
ズドドドド………
炎の羽根が雨霰のように降りそそぐ!
「グゥ、」
能力解放が間に合ったおかげで多分全弾俺に命中。
死傷者はいないはずだ。
相手の攻撃の影響で周りに土ボコリが立ち込めている。
「ふふふ、自分達の愚かさがわかったかしら?」
俺が防いだのがわからず勝ち誇る。
だけど、土ボコリがなくなると、驚愕の声をあげた。
「な!?」
「驚異だな?竜である俺の鱗を突き破るなんて…」
「さて、こちらは環境省特務課所属大村特務官だ。
君は日本国内での無許可による能力行使ならびに襲撃、殺人未遂により法に裁かれる立場にある。
おとなしく投降していただきたい。」
無駄だとわかりながらも、一応警告する。
「ち、私たちと同じ能力者の癖にそんな奴らをかばうなんて。」
何かを呟くように言うと逃げようとした。
逃すわけにはいかない。俺にもいろいろ立場があるし、一応仕事だ。
周りから見たらどんな特撮映画だったんだろう。ビルよりも高い位置でやりあってるとはいえ、竜と火の鳥その大きさからも驚異でしかないだろう。
とはいえ向こうは攻撃し放題、こちらは自分の立場上周りに被害が出るとまずいから、身を呈し防いぐってゆーさいやくな状態だ。
どーにかまだ被害が出てないのが救いだ。
だけど蓄積さるダメージが大きい。そう簡単に傷つかないはずが同レベルの相手のせいでどんどんダメージが増える。
「ぐぁー」
ついに墜落してしまった。
ここまでか………………
しかし予想外にも奴は何処かに飛び去っていく。
なぜだ?襲撃に失敗したからか?
どーでもいいか。周りのせいで攻撃できない以上勝てないんだから。
「大丈夫かい?健太君」
能力を解除して、ボスに向きあう
「どーにか…」
「なら早く治療の為に本部にもどろう。」
ボスに引かれ本部にむかう。
会談は中止のようだ。それにしてもあいつはなんだったんだろう?
薄れゆく意識のなかでさっきまで相対した相手を考える。
ただ情報もない考えは纏まらず、ダメージから意識を落とし眠りえと落ちるのはすぐだった。