「おはよー、ふぁ〜」
「あんた、今日から修学旅行だから早く行かないといけないんでしょ?早く支度して行きなさい」
「まだまだ、よゆーだよ!」
「携帯鳴ってるわよ?」
「もしもし〜どーした?」
「おい!健太どーした?せっかくの修学旅行サボりか?」
「は?まだまだよゆーじゃんか?どーしたんだよ(笑)「あら?時計止まってるはね?電池切れかしら?」
「……おい、今何時⁉︎」
「集合まであと10分だぞ!」
「………おい、かと先に五分遅刻するって言って待ってくれって言っといてくれ!チャリでダッシュするから頼んだ!」
「わか、 ツーツーツー」
「飯いらん、もう行くは、」
まじかよー、やべー、こんな日に遅刻とかまじないは!
うをーガチまじやべー!
朝から全力疾走はきつい〜けどあとちょい、
見え、「大村〜〜‼︎何やってる早くせんか〜〜‼︎」
げ、かと先出てきやがった。うぜー。
「早く乗れ‼︎」
「すいませんでした。はぁはぁ」
とりあえずセーフっぽいからよかっ「おい!大村!どこ行く気だ?」
「え?とりあえず空いてる席に…」
「一回目の休憩までお前は説教にきまっとるだろーが」
まじかよー死んだ。
「おい、見ろ見ろ、健太捕まってるぞ(笑)」
お前ら覚えとけよー‼︎
「大村!どこ見とるまだ話は終わってないぞ!」
…疲れた〜。
「おいっす。お疲れーっす(笑)」
「まじで、死ねる(泣)」
「だろーな!かと先話なげーから(笑)まーこれたからオッケーしょ?」
「まーな。置いてかれるよりはいいけどさ。
……あ、鉄平電話はサンキュー!」
「気にすんな、普段遅刻しないくせに大事な時にしくじったな(笑)」
「ほっとけ!」
そこからは、馬鹿騒ぎしながらの修学旅行が始まるはずだったんだ!
あんな事故に巻き込まれなきゃ!
「おっしゃ!あがりー」
「まじかよー、びり俺かよ。」
「将司、罰ゲームな(笑)」
「ちくしょー、ほれ、くじ寄越せよ!楽なやつ引いてやるかんな!」
「むりむり(笑)」
キー‼︎ ドオーン‼︎
「うを?なんだなんだ?」
「全員座っとれ‼︎」
他人事だとやじうましたくなるんだよね〜(笑)見えね〜かな〜?
ボン‼︎
「は?」
「おい、爆発してね?やばくね?」
「おい、全員静かにしろ、今から避難するぞ!」
ガシャーン‼︎
「いって〜。後ろから突っ込んできてんじゃん!早くにげよーぜ。」
ボン!
ボボン!
周りに煙と火が回ってきた!
周りもよく見えないし、けむりでむせて!
「ゴホ、ゴホ」
「おい、みんな口元ハンカチとか当ててみを低くしろ!」
「おい、将司、鉄平、行くぞ?おい?聞いてる?」
「わかった。わかった。行くか。」
「見えね〜!」
周りは何にも見えないし、わけのわからん状態になっていた。
誰かが何かを言って、誰かに手をひかれ、一緒にいたはずの友達が反応しなくなった。
助かりたい。誰もがこんな状態になれば考えるだろう事を俺は考えてなかった…
助かりたいだけなら家族にもひた隠してきた事をさらせばいい!
ただそれだけなはずなのに!
ただそれだけなのに!
怖かったんだ!みんなに見られて拒絶されるのが!