女神科高校の回帰生   作:Feldelt

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どーも、遂にようやくシャドバA1に上がったフェルデルトです。
OTKエルフ何なんですかね、骸で叩き潰すしか対策が無いのはおかしいでしょうよ...

仕方ないので新弾今から期待します。
では、どうぞ。


カシオペヤ/悪意の象徴(前編)

「ゴフッ...あはは、腹貫くのは流石に予想外だなぁ、おい...」

 

陽気な声は出るものの、血の気が引いていくのがわかる。

 

「大人しくしていなさい。今コンパを呼ぶわ。」

「手遅れだっての...もう間に合わん...悔しいがな...」

 

認めたくはないがこの出血ではあと2分が限界だろうな...

 

「生きてるなら間に合うわよ。コンパならね。」

「ナニヲジョウゴニズンドコドン!」

「傷に障るわよ全く...コンパー、致命傷の怪我人が来たわよー」

 

待て待て、じっくり考えるとどうしてこいつらは冷静なんだ...?

 

「はいですあいちゃん、はわっ!?これは酷いです...」

「まさか固有か...?なんすか?君死にたもう事なかれ的感じ?」

「ちょっと違うです。致命傷だけ、完治させる能力です。」

「使いにくっ...ゴフッ...」

「喋んない...いけそう?コンパ。」

「大丈夫です。これなら治せるです。いくですよ、

 おおけがをなおすです!」

 

瞬間、怪我が治った。なんと言うことだ...

 

「治ったわね...動ける?」

「奇妙な事に全く問題ない...ただ...装備を完成させるよ。」

「そう、ならそうしなさい。」

 

----------

 

「っく...私が、パワー負けだと...!?」

 

ネプテューヌといた戦場から離れ、私は新手のゾディアックシリーズに

押さえつけられている。回りには誰も...いた。

 

「凍月君の彼女さんを捕まえて引きずり出すか...マスターも中々に

 人間の心理状況をかきむしるのが得意だなぁ...」

「ふふふ、だってその方が楽しいでしょう?私の読み通りに

 動いてくれる彼をおもてなししてあげなきゃ。」

 

リブラと...マスターと呼ばれた少女、虚夜がいた。

 

「くそっ...全く動けねぇ...」

 

「そうだね...君は動かなくていいよ...動いたら消すだけ。」

 

その目は恐ろしく冷ややかで、全く血が通ってない気すらする。

 

「てめぇが、親玉か..!」

「そだよー、凍月君の布陣も完璧に読めてる私が親玉だよー。

 アクエリウス、ファランクスちょーだい。」

「はい、マスター。」

 

誰もマークがついていないアクエリウスは転送門を開き、

虚夜に武器を渡す。

 

「多分そろそろスコルピオがサジットに説得されて寝返る頃かなー、

 茜ちゃんも予想通り丸めとられちゃったからね。」

 

「っく...全部読み通りって訳か...」

 

「じゃぁリブラ、タウラス、連れ込んでおいてね。」

 

『はい、マスター。』

 

--私はなすすべ無くして敵に捕まってしまった。

 

 

----------

 

 

「あかねぇが帰って来たみたいだよ、紅奈。」

 

お兄ちゃんから一報を受けた。戦闘はもう起きてない。

 

「本当に...?本当にそうなの...?」

「うん、アイエフさんの能力無効化は何でも無効化しちゃうから。」

 

紅奈とこんな会話をしたのはいつ以来だろうか。

あかねぇと一緒にいた頃が懐かしい。

 

「やぁサジット...元気?いや、凍月 明ちゃんと言うべきかな?」

 

懐かしんでた場合では無かったようだ。

目の前にかつてのマスター、虚夜 時雨がいる。

 

「そうだね...元気だよ。マスター...いや、虚夜 時雨...

 私はもう、貴女にそそのかれたりなんてしない。」

 

「そう、じゃぁ、仲直りしちゃった紅奈ちゃんごと...

 死んじゃってよ、私の世界の邪魔だから。」

 

そう言って虚夜は武器、ファランクスを構えた。

勝ち目はない、だからこそお兄ちゃんは呼ばない。

 

「私は...もう、力に恐れない。アルナスル!」

 

サジティックアローを構え、私は、一人虚夜に挑むのだった。




さぁ、虚夜vs明ですね。
影君間に合うのでしょうか。

次回、「カシオペヤ/悪意の象徴(後編)」

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