女神科高校の回帰生   作:Feldelt

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新年明けましておめでとうございます。

フェルデルトです。

遂に遂に第5章、星座決戦の章開幕です。

急加速する予定のこの作品、ラストステージです。

では、どうぞ。



第5章 星座決戦の章
羅針盤/始まる終幕


...間もなく最後の戦いの幕が開く。この俺が開く。

 

...そして終わる。この飽くなき戦いの連鎖は。

 

「影、マジェコンヌ先生が召集をかけたわ。」

 

「そうか...行こう。敵陣に入る準備だろうから。」

 

いつものようにマジェさんが俺たちを呼ぶ。

 

次は何をすればいいのだろうか。

 

 

----------

 

 

「お前達にこれを託す。ファイナルハード号だ。」

 

そういってマジェさんは学園秘蔵のVTOL(垂直離着陸機)ある地下室に俺達を連れてきた。

 

まぁ、その機体の美しいこと。だが、一つ問題が。

 

「マジェコンヌ先生、これ、定員10人じゃないですか!」

 

そう叫んだのはアイエフ。今ここには先生含みで13人。

 

「ふむ...それは困ったな、二人置いていく訳にはいかないのか?」

 

「ベールとコンパ...と言いたいところですけど無理ですね、やはり戦力を

 欠くわけにはいきませんし...ところでギア...あれをどうみる。」

 

「どうって...整備はされてるようですけど使われた形跡はあんまり無いです。

 それに、多分ですけど真っ先に敵の矢面に立たされることになると思うと...」

 

「オーバーホールすべきだろうな。幸い素材の鋼はあるし

 少し大きくして容量上げるくらいならすぐできそうだ...」

 

「凍月、お前なぁ...」

 

「マジェさん。この際なりふり構ってられない。そうでしょう?」

 

「...好きにしろ。但し、壊すなよ。」

 

「言われなくとも。んじゃ、手分けしてオーバーホールといきますか。」

 

「って、具体的にどーすりゃいいのさー!」

 

ネプテューヌの突っ込みがこだました。

 

 

----------

 

 

「なんやかんやで、出来ましたね、オーバーホール。」

 

紆余曲折あっても難航はしなかったオーバーホールは、影さんが対星座用(こっちの方が

敵っぽく聞こえるみたいです。)の追加装備の設計図と素材を詰め込み、お姉ちゃん達や

私達の諸々の道具等も詰め込んでどうにか終わりを迎えました。

 

「だな...次は素材集めだ...」

 

「え、あれでまだなんですか?」

 

「電磁クラフトに使う電磁石が足りない...あれがないと追加装備つけても

 重くて動けないなんてことになりそうだからな...それに水晶刀身用超剛性

 硝子も足りない...けど、一ヵ所だけその二つが同時に採れる所がある。」

 

「そこに行くんですか?」

 

相変わらず影さんの思考は読めない。そんな珍しくもない素材のはずだが。

 

「あぁ、あわよくば竜鱗から面白い武器も作れそうだし...」

 

「竜鱗...?」

 

竜の鱗...?もはや何なのだろうか。何に使うのだろう。

 

「後はビームサーベル理論だけなんだがな...殺傷性のあるビーム刃を

 どう安定させるかなんだよなぁ...」

 

ビームはわかる。専門と言ってもいい。

 

「これみたいな感じですか?」

 

私は影さんに変身する前でも戦えるように取り敢えず持っていた

ビームソードを見せました。そしたら...

 

「そうそうそんな感じ...ってはいぃ!?」

 

影さんはとっても驚いて、そして次には落ち着いて...

 

「はっはー、これで追加装備三人目も出来そうだな...時間があれば全員分

 作りたかったよ。んじゃ、ちょいとここにそのビームソードの設計図

 を書いてくれないか?」

 

自分で改造したからわかってはいても、そこにはA4サイズの白紙。

 

「無茶ですよ影さん!」

 

私はそう言いつつも、ペンと定規を受け取って書き上げたのでした。




いかがでしたか?

ちなみにサブタイは88星座からとってます。

次回、影達御一行が素材採取に向かった先にもハプニングが。

サブタイは「鷲/天駆ける翼」

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