いやー、テストが散々な結果でしたよ。まさか600行かないなんて...
それよりもまぁ、続きですね。
では、どうぞ。
オールレンジ攻撃というものは常に面倒だ。
自分で使うにしてももて余したりするのだから。
それが敵、かつ使いこなしている相手なら...
「うぐっ...キツイ...」
ってことには誰だってなるだろう。
ちなみにまだかすっている程度だが...
「貰いましたわよ!」
「うぐっ...爆弾とのコンボはキツイって...明!対処できるか!?」
「出来ない!避けるのも出来てないもん!」
見たところ俺よりファンネルの量は少ないが...
把握演算無しでは辛いだろう。あっても辛いのだから。
「よそ見とは...余裕ですわね!」
「んぁ、しまった!」
気づいたら左脚の義足が撃ち抜かれた。ブースター用の
カートリッジがあるから誘爆する。
どうにかその前にパージしたが。
「うふふ、しかし...貴方は半身が機械なのですねぇ、つまらない。」
「肉体を貫く方が楽しいとでも?」
「えぇ、溢れる血と叫びはたまりませんわぁ...」
「こいつ...乙女っていうよりもナイトメア...いやそれより
絶対間違いなく凶悪だなおい!」
どうにか一基ずつ墜としているけど...明の方は大丈夫かなぁ...
「けど、減らず口もそこまでですわ!」
「うぐっ...」
まさかの蹴り。そしてビームで動きを封じてきたところに爆弾が降ってくる。
通常なら即死コース。オマケに
あの方のスタンドほどの力は無い。
「げ、オワタ...」
--悪ぃ、ブラン。ここまでかも...
「「アイスサンクチュアリ!!」」
もう開けられないだろうと思った目を開けるとそこに氷壁があり、
背中をブランの、俺の妹達3人が背中を支えていた。
「明、ロム、ラム...ファンネルは...?」
「今ロムちゃんとラムちゃんが防いでるよ。私もこの二人に
助けられてお兄ちゃんを助けられたんだから。」
「そうか...なんにせよ助かった...」
「お兄ちゃん、無茶禁止。船で待ってて。」
「は?じゃあどうやってヴァルゴを止める...?」
「それはお楽しみ。」
「...そうか、じゃあ頼んだ...」
「うん、頼まれた。」
そうして俺は満身創痍の身体をどうにか船へ動かした。
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「あとファンネルざっと15、ギアちゃん達の射撃はあと4発か...
うん、頑張ろう、ロムちゃん、ラムちゃん。」
「うん、がんばる。」
「こてんぱんにしてやるわ!」
「...この島は...私達が守ってみせる!」
「出来ますの?サジット。力も制御できなかった貴女に!」
「...お兄ちゃんが言ってた。本当に大事な時に必要なのは
理由じゃなくて信念だって。だったら私は、この信念で戦う。
出来る出来ないじゃない。やるの。今、ここで!」
サジティックアローをブレードモードにする。
絶対に、成し遂げる。
--例え、また暴走したとしても...!
揺るがない信念を持って、私はヴァルゴに突撃した。
以上です。
次回、多分4章最終話。
サブタイは「妹達の成果」
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