ふふ、なぁにこれしき、問題ないです。多分。
ではでは、いきましょー。
火山というものはマグマの質で見た目が全く違う。
今回出向いたオオトリイ島の火山はというと...
「フジヤマみたいな形だが...周りの石は白っぽいな...なんとかなりそーだ。」
「そうですか?こちらとしては、なんとかされては困りますわ。」
「...誰だ。」
振り返る。うん、やっぱりゾディアックシリーズだったね。
「ワタクシはヴァルゴ...乙女ですわ。」
「あ、そ。」
スラッシュバレットを向ける。
「おや、気が早いですわねぇ...」
ヴァルゴは
「げげ、この状態でそれはキツイ...」
「でしょう?リブラも策士ですから。」
「なるほどっ...!」
変身してファンネル射撃を避ける。
「ふむ、機動力は高いようですわねぇ...」
「うっさい、左腕があれば秒殺だっての!」
「では今は無理なのですね。」
「癪に障る...こんちくしょー!」
混影で何個かのファンネルを斬る。
「おや、わたくしも油断しましたわねぇ...」
「だな...んじゃ、とっととやられろ!」
「お断りいたしますわ。スピカ...もっといきますわ。」
「え、まじっすか。」
緊張感無いように感じるそこのあなた。
自分の周りにファンネルがざっと40あるところを想像してみよう。
きっとあなたもこう思うはずだ。
「あっはー、詰んだ...」
瞬間、俺はファンネルの弾幕の雨を避け踊るはめに遭わされるのは言うまでもない。
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「...ただの地質調査にしては遅すぎませんか?」
この私の一言が、作戦会議室(職員室ですが。)の空気を一気に重くします。
「何かあったと考えるのが妥当ね。明、助けいくわよ。」
「うん、わかったユニちゃん。」
「私も...」
行きます、とは言えず...
「ギアちゃんは休んでて。ロムちゃんラムちゃん、
ギアちゃんのこと見ててね。」
「うん、わかった...」
「早く戻ってきなさいよー。」
見送るだけとなりました。
「影さん、大丈夫かなぁ...」
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「多すぎる...」
前とは違って回避でもやっとだ。
「お黙りなさい...!」
「んぁ、爆弾...!?」
咄嗟にシールドを...って、腕が無いんだった...
当然、爆発をもろに受ける訳で、
「がふっ...げ、」
更に滅茶苦茶な弾幕が俺を襲う。
「うぐっ...キツイ...けど...」
所々被弾してるが、勝ちの目は見えた。
「貰いましたわ!」
爆弾も降り注ぐ。これは好機だ。
「それ、俺の台詞...!」
当然、誘爆を防ぐためにヴァルゴ本体近くに弾幕はない。
すなわち、俺は止まらない。
「んなっ...!?」
「おらよ!」
一発蹴る。余裕があればもう少しダメージを与えられたが、
生憎今はそんな余裕は全く無かった。
「ファンネルの動きが鈍くなった、逃げるか...」
高速機動形態になり、戦線離脱する。
「お兄ちゃん!」
「明か、ヴァルゴがいる。撤退するぞ。」
「う、うん、わかった。」
「大丈夫ですか?影さん。」
「心配いらん、ユニ。ともかく、火山のほうをなんとかしないと...」
若干左足の動きが鈍いがな...
以上です。
だんだん影君が戦えない体に...妹達よ、どうする。
次回、遂に始まるマグマ流出阻止作戦。
サブタイは「火山vs妹達」
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