女神科高校の回帰生   作:Feldelt

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どーも、フェルデルトです。

オオトリイ島に訪れる第二の動騒。

どうなるんでしょうね。ではどうぞ。


自然と妹達

...無茶させ過ぎた。

 

「はぁ...マジかよ...しばらく左腕無しの生活だしギアは負傷しかけてるし...

 これはマジで辛いな...」

 

「お兄ちゃん、いい加減寝たら?徹夜でギアちゃんの看病してたんでしょ?」

 

「いーの。寝なくて。考え事がはかどるから。」

 

「健康に悪いよ?」

 

「元から不健康...」

 

「そういう問題じゃないよ、全く...」

 

「そ、そういう問題じゃない。せめてもの罪滅ぼしさ。」

 

「お兄ちゃんそういうことばっかり。」

 

「...言っとけ。ほれ、授業受けてこい。」

 

「お兄ちゃんは?」

 

「頭痛い。」

 

「それ絶対徹夜のせいでしょ!?」

 

「だな、ギアの欠席連絡も入れとけよー。」

 

「はいはーい。」

 

...妹が元気なのは良いことで、先のドンパチでロムラムに被害も出てはいないのだが...

 

「何だろう、このどうも不甲斐なくもやもやする感情は...」

 

気になって本来の考え事に集中出来ないため、最愛の人(ブラン)に相談してみた。

 

『それはまぁ、いわゆる後悔というのと、貴方のシスコンがまた

 別ベクトルに働いているのどちらか、またはその両方ね。』

 

「いい得て妙だなぁ、ブラン...やっぱ相談して良かったよ...」

 

『私はむしろ相談されて浮気されてないか心配だわ。』

 

「そんなこと出来ると思う?この俺が。」

 

『皆男はそう言うわ。』

 

「酷くない!?俺はブラン無しじゃ生きられないよ!?」

 

『3年も離れていたのに?』

 

「それ昔の話...ブラン、もしやからかってる?」

 

『貴方にしては気づくのが遅かったわね。』

 

「なんでや!?」

 

『だって、久々に貴方と会話できたから...」』

 

「...それもそうだな...まだちょっとかかりそう。待っててくれ。」

 

『分かったわ、影。』

 

...心安らぐ時間をありがとう、ブラン...

 

「うぅ、ここは...知ってる天井だ...」

 

「起きたか、ギア。」

 

「あ、影さん...」

 

「...ちょっと検査するぞー。」

 

「え、ちょ、待って下さい!」

 

「寝てろ、てかケガしてないか、痛むとこないか?」

 

「大丈夫です、だからベッドから降りて下さい...!」

 

「大丈夫なのね...良かったよ...」

 

「というか...影さんこそ大丈夫なんですか?左腕無しで...」

 

言われたか。

 

「大丈夫、と言えば嘘かな...めっさ辛いよ。」

 

「...お姉ちゃんから聞きました。影さん、凄い大怪我をしたって...」

 

「左目失明、左腕負傷、左脚切断だもんな、うん。大怪我ってレベルじゃないね。」

 

「ホントに大丈夫なんですか!?そんな身体で...!」

 

「こんな身体だからだよ。おかげで文字通り人間離れしたけどな...あはは。」

 

「何で、笑えるんですか...」

 

「ん?何でかって?それはだね...ギア、俺はこの生活を楽しんでるのさ。

 痛み苦しみはあれどもね...理解してくれとは言わないよ。」

 

「......」

 

「腑に落ちない、か...いいさそれで。それで、いいのs...!?」

 

「何...この揺れは...!?」

 

「どっかで何かが爆発した...噴火...ってこたぁ、一難去ってまた一難、か...」

 

 

 

 




無理やり原作に軌道修正。

自然と名うっておいて自然成分ほぼなし。

ふむ...参った。

それはともかくとして次回、オオトリイ島存亡危機。

サブタイは「妹達の覚悟」

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