女神科高校の回帰生   作:Feldelt

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どーも、早くも続編のインスピレーションがおりてきたフェルデルトです。
3月には完結させたい...

というわけで、行きます!


追い込まれる妹達

「むむむ、厳しい...接近出来ない...」

 

ソニックブームみたいな弾幕を避け、避け、また避けるの繰り返し。

 

「ええい、しゃあない...腕の一本...くれてやる!」

 

斥力フィールドを展開しながら無理やり接近する。

 

「ふん、面白い...!」

 

マジックも一気に接近してくる。チャンスは一度。

 

「やっぱり...邪魔...!」

 

眼帯を外し、より多くの情報を仕入れる。

 

「レルーラ...貰ったぞ!」

 

「じゃああげるよ!」

 

左腕の義手をパージし、一気に背後を取る。

 

「んなっ...」

 

「果てろ、何気初披露かな?エグゼドライヴ、星天乱斬(スターナイトストリーム)!」

 

混影の連斬をマジックの背に浴びせる。

 

「むぐっ...貴様...!」

 

「しぶとい...んじゃぁ、落ちろぉ!」

 

左足の義足でかかと落としを浴びせる。マジックは文字通り墜落。

 

「ふぅ、次...明のとこ...」

 

来た道を引き返す。

 

「間に合ってくれよ...」

 

---------

 

「はぁ、はぁ、っく...」

 

洗脳されたユニちゃんの射撃を避けながら、

 

「むんっ!」

 

トリックの舌の攻撃も避ける...正直、もう限界なんです...けど、

 

「私は...ここを守らなきゃ...そう約束したんです、あの人と...!」

 

手を伸ばしても、五人でじゃないとほんとにちょっとしか届かないあの人に、

私は、ここを頼まれた...

 

「ここは通しません、私が、通させません!」

 

「アクク、ならばやはり押し通るしかあるまい。」

 

「させません!」

 

トリックの移動をM.P.B.Lで牽制して、それで...

 

「......」

 

しまった、ユニちゃんの方を忘れてた...!

 

「きゃ...!」

 

ごめんなさい影さん、ここまでかもです...

 

ユニちゃんの射撃に吹き飛ばされた私は、後ろの木にぶつかって...

 

「痛た...って、あれ?変身が...」

 

「......」

 

最悪です。変身が解けて銃口を向けられているのです。

影さんの言葉を借りるなら...

 

「あはは...詰んじゃった...」

 

ユニちゃんのX.M.Bの銃口が光って、目を瞑って、私は...死ぬのかな...

 

 

 

 

 

 

 

「ギアァァァ!」

 

 

 

 

 

 

 

「う...生きて、る...?」

 

目を開けるとそこには...

 

「遅くなった...悪いな...」

 

全身の装甲が紅く光った、左腕の無い影さんがいました。

 

 

----------

 

 

「...ありがとう、ギア、ゆっくり休め。」

 

「死人みたいな扱いじゃないですか...それ...」

 

「煩い。ま、いい。とっとと終わらせるから。」

 

ストライクフォームが切れる。それは些末な事だ。

 

「洗脳されたユニとトリックか...3分だな。」

 

「アクク、レルーラ、義手のないそなたに出来るのかね?」

 

「出来る出来ないじゃねぇ、やるんだよ、今、ここでっ!」

 

まずはユニを黙らせる。武器を斬るのは忍びないからまぁ、

プロセッサが壊れない程度の威力でぶったぎる。

 

 

「がうっ...」

 

早々にフェードアウト。洗脳も解けたかな。

 

「むむ、お主はやはり一筋縄ではいかんか...」

 

「当たり前だろうが、三下ぁ!」

 

まずは腹に一蹴り。

 

「ごふぅっ!?」

 

「とっとと、朽ち、果てやがれぇぇ!!」

 

トリックの全身に切り傷を刻み込む。

 

「むぐ、ここまで動けるのか...片腕が無くとも...」

 

「おあいにくさま、特殊な訓練受けてんだよ、こっちは!」

 

さらに蹴飛ばす。海に出る。

 

「かくなる上は...!」

 

「遅い!」

 

義足にはブースターがついている。加速して、そして追い付く。

 

「浸透圧に苦しめ!」

 

トリックを斬り飛ばし、海に落とす。

 

「ぬおぉぉぉ!?傷に、傷に染みるぅぅ!?」

 

「そのまま苦しめ...終には果てろ。」

 

「ぬうぎゃぁぁ...!?」

 

そんなトリックを背に、俺はギアと明の所へ行く。

 

 

----------

 

 

「お兄ちゃーん、もう大丈夫ー?」

 

何か聞いたこともない凄いけたたましい絶叫が聞こえたから多分大丈夫だよね。

 

「明ちゃん...あそこ、誰かいるよ?」

 

「誰かしら?」

 

「むむ、あれは...ギアちゃん...!?」

 

「え...?ネプギアちゃんがどうかしたの?」

 

「倒れてるの!」

 

「え?ネプギアー!返事しなさーい!」

 

ヤバい...ギアちゃんが...!

 

『ギア(ちゃん)!』

 

「あ、おにーちゃん...」

 

「ネプギアちゃんが...」

 

「とりあえず運ぶぞ...明はユニを。ロムラムは先に先生の所へ...!」

 

「うん、わかった...」

 

「行くわよロムちゃん!」

 

「...お兄ちゃん...」

 

「無茶させ過ぎちまったか...悪い、ギア...」

 

「お兄ちゃん!今は急ご...?」

 

「...それもそうだな。」

 

私とお兄ちゃんはそれぞれギアちゃんとユニちゃんを

校舎に運んだのでした。

 

 




久々の連続投稿は疲れました。

あれ?影ギアフラグ建っちゃった?

どうなんですかねこれ、どうしましょ。

次回、平和になった筈のオオトリイ島にまた動騒が...

サブタイは「自然と妹達」

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