さて、そろそろ妹達の能力が目覚めます。
では、どうぞ。
一週間経ちました。
「よー。お前らー。一週間相手しないうちにずいぶんと気の質が変わったじゃないか...
大真面目に割と本気でいかないと瞬殺されそうなほどに。」
今日は影さんとの再戦闘の日です。
明ちゃんとユニちゃんも変身出来るようになって、今私達は5人います。
「さて、ルールは5vs1でお前らは俺に効果的な一撃を入れたら勝ち、
俺はそれぞれに一撃入れたら俺の勝ち。ってことで...ギア、前回と
違って...手加減なんかしないぞ?」
「わかっています。私達は...世界を守るんですから。」
「よく言った...んじゃ、」
『変身!』
一斉にみんな変身して、影さんとの戦いが始まりました。
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「やぁ!」
「反応遅いっつってんだろ!」
ギアの攻撃をいなし、
「そこ!」
「正確だが読まれるぞ!」
ユニの射撃を切り捨て、
「えい...!」
「もらったわ!」
「3秒早かったら当たってたな!」
ロムラムの魔法を避け、
「でやぁぁ!」
「甘い!」
明の斬撃は弾く。
「M.P.B.Lライフルモード、行くよユニちゃん!」
「エクスマルチブラスター、モード、エンブレス!」
『行っけぇ!!』
「挟撃...悪くない...」
双方の光条を避け、その先には...
「お兄ちゃんなら...後ろに避けるよね...!」
明の矢が飛んで来た。
「ご明察...!」
スラッシュバレットで相殺するが、それも陽動であることも読める。
『アイスコフィン!』
「氷の棺ってか...閉じ込めてどーするのかねぇ!」
氷の挟撃も回避する。
「待っていましたよ、影さん、この瞬間を!」
「んぁ、これは...まずいかな...」
見ると、俺の限りなく近くに、M.P.B.Lを構えたギアがいるではないか。
「そら倒置法も使いたいわけだ...!?」
「逃がさない!」
「貰ったよ!」
明の矢とユニの射撃が俺の動きを阻害する。
「マジっすか、うん、降参かな...」
まさか一瞬で俺の言いたいことを読むなんてね...
「降参、ですか...?」
「いや、そうでしょ、それ以外出来ないっしょ。」
「てことは、私達の勝ち、ですか...?」
「まぁ、そうなるね、うん。だからさ、今にも発射されそうなその
M.P.B.Lを降ろしてくれないかなぁ...」
「あ、はい...」
瞬間、空よりどうも見覚えのある魔女とロリコンの飛来を捉えた。
「...やっぱストップ。全員、上見ろ。」
「上、ですか?」
「面倒な事になった...明とユニはロムラムを安全な所へ。」
「ど、どうしてよ影さん!」
「重度のロリコンがいてだな...ロムラムに指一本でも触れられるとゾディアック
シリーズが世界再編をする前に世界が滅びかねないから。」
「は、はぁ...」
「要するに、お兄ちゃんを怒らせないため、だね。」
「そゆこと。悪いがギア、俺とあいつらの殲滅に協力してくれね?」
「分かりました、具体的にはどうすれば...?」
「うーん、話してる間に結構降下してきたからねぇ...150秒ここ守ってて。」
「はい!?2分半もですか!?」
「
そうやってトリックをギアに任せ、俺は校舎に急いだ。
はい、トリックマジック、出てきましたよ。
オオトリイ島にて、遂に、ようやく。
次回はトリックvsギア、マジックvs影の二本立て!
サブタイは「魔女と変態vs兄と妹達」
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