寒くなってきて欲しいですねぇ...
まぁ、それはともかくとして、行きましょう。
「んー、こう、
のは事実なんだよねぇ...」
「影さん、そろそろ良いですか...?」
「変身、久しぶり...」
「おにーちゃんでもいちころよ!」
あー、もう変身してたのね。
「うーい...んじゃぁ、俺は混影だけで相手するから...来いよ。」
「すぅ、はぁ、行きます!」
かくして、ネプギア、ロム、ラムへの戦闘能力の底上げを承ったわけだが...
「反応遅い!俺はまだ一歩も動いて無いぞ?」
「っく、接近戦がダメなら...!」
「距離を取る...いい判断だ。」
「もらったわ!」
「えぇい!」
「そういう...けど...精度が甘い...」
混影の角度を調整するだけでロムの氷魔法をネプギアにぶつけ、
ラムの魔法は真っ二つに切る。
「きゃ、これが、影さんの実力...」
「ギアー。これは訓練だから動かないけど、実戦じゃもう二、三回は
死んでるかもだからそこらへんも考えといてよー。」
「あ、はい...」
「んー、じゃあ割と力出すよー。一人でも10秒耐えたらそっちの勝ち。」
「ひ、一人でもですか...?」
「それくらいなら...!」
「かかってきなさい!」
「んじゃ、遠慮なく。」
真っ先にギアを峰打ち、その勢いそのままにラムに一撃、
ちょっと離れてたロムに一撃、計6.4秒。
その結果はまぁ、目に見えたもので、
「え...!?」
「うそ...」
「ほぇぇ...!?」
と三者三様。言っとくけど時間圧縮《ファストクロック》は使ってないよ?
「これが、影さんの力、ですか...!?」
「つよい...」
「むー、くやしい!」
「...峰打ちだぞ?その意味を理解しておけ。んじゃぁ、ちょいと休憩。」
「はい...」
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影さんの作った休憩は3時間という長い時間でした。
もちろん私とロムちゃんラムちゃんは影さんに一撃すら入れられない
ことと、さらに切られた衝撃などで、かなりヘトヘトでした。
けど、それを上回るくらい...
「うぅ、何なのあの訓練、力の体得でなんでランニングになるのよ...」
「しかも島を5周って...」
...ユニちゃんと明ちゃんはさらにヘトヘトでした。
結局この後も影さんに一撃も入れることが出来ないまま、
気づいたら夜になりました。
「全く...予想よりステータスは高いのになぁ...」
「影さん?ステータスって、どういうことですか?」
「いや、もう少し弱いかと思った。」
「うぅ、辛辣ですね...」
「けど、期待できるなぁ、多分、一週間もすれば俺に
勝てると思うよ。5vs1でだけど。」
「そうなの?」
「かてるの...?わたしたち。」
「おうよ。だから努力すること。明日は1日ブレイブ先生と
訓練してろ。俺は明日忙しいから。」
「...はい、わかりました。」
以上です。
影君は強いです。少なくとも作中では。
次回、「妹達の覚醒」
ところで、影君は何するんでしょうね。
感想、評価、活動報告でのパロディ、企画リクエスト等、お待ちしてます。