女神科高校の回帰生   作:Feldelt

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どーも、ようやくシャドバB0のフェルデルトです。長かった...

それはともかくとして遂に転化紅奈との一騎討ち。
果たしてどうなる...!?

では、どうぞ。


蠍の心臓、影の剣

「紅奈...その姿になったのなら、俺は一切合切容赦などしない。

 全力で...止めてやるよ...!」

 

影さんは明ちゃんから貰った刀を抜きました。

 

「それは...!?」

 

その刀身は、光と闇、二つの属性が共存していたのです。

いーすんさんがいってた...二元並列属性武装(デュアルエレメントウェポン)...?

けど、実現はとても難しいって...

 

「あー、これ?気にするな。説明する余裕もないし。それよりもお前ら、とっとと

 下がってくれないか?相当邪魔になるから。」

 

「あ、はい...」

 

「さー、紅奈...やろうか、全力で...」

 

それを聞いて私達は、校舎に逃げ込みました。

 

----------

 

「でやぁぁ!」

 

混影で斬る。

 

「...ハァッ!」

 

紅奈、転化体識別名ロストスコルピオは腕のトンファーらしきもので受ける。

 

「随分と反応速いなぁ、おい...」

 

混影の三連斬も全て正確に防がれる。

 

「ハッ!」

 

逆に隙を突かれてトンファーの攻撃を受ける始末。

 

「危ねっ...ジリ貧だなぁ、ま、そうだろうとは思ってたけど...」

 

距離をとりオーラで攻撃してみる。

 

「..フン...」

 

あちらもオーラらしきもので防御する。

 

「そこっ!」

 

完全に死角。左斜め後ろ下から一気に斬りかかった、筈だった。

 

「アンタレス...」

 

いきなり紅奈のプロセッサが赤の補色である青緑からから紅く発光し、

尻尾らしきものが混影ごと俺を吹き飛ばしたのである。

 

それだけではなく、トンファー部分はまるで鋏のようになっていき、

 

「ありゃ、完全に蠍じゃないの...」

 

まさしくそこには、補色の影響で黒く染まった蠍がいた。

 

「これまた徹底的にヤバそうなのがポンポンと...これが噂のインフレってやつ?」

 

蠍は鋏を振るい、隙あらば尻尾の針で突く。

まぁ当然、毒もあるよね、うん。

 

「当たる訳にはいかんか...!」

 

展開しているオーラで攻撃してみるも、鋏に斬られて意味はない。

 

「結局こうならざるを得ないのかもね...!」

 

混影にオーラを纏わせて再び斬りかかる。

 

「...クッ...」

 

オーラのお陰で強化された一振りだが、難なく両鋏に防がれる。

 

「両腕はふさがっ...やべっ!?」

 

油断も隙もあったもんじゃない。

尻尾の針が襲いかかる。

 

「友奈ちゃんと違って俺は精霊バリアは無いっての...!」

 

避ける、バランスが崩れる。紅奈の右鋏が俺を狙ってくる。

 

「っく...結構来るねぇ...」

 

どうにかこうにか左腕のシールドで受ける。

 

「......」

 

無言で紅奈はシールドを断ちきろうとする。怖い怖い。

 

「っく、ぶち抜け、ペルティエ!」

 

シールド内蔵のレールガンが火を吹き、紅奈の体勢を大きく崩す。

 

「獲った、歯ぁ食いしb...「フンッ!!」なんやて!?」

 

体勢を崩されても混影を離さないため、逆に引き付けられて

こっちが崩されて目の前に針。

 

「しゃあない...時間圧縮(ファストクロック)...!」

 

どうにか針を避け、背後を取り、その尻尾ごと一つ技を繰り出す。

 

「今度こそ歯ぁ食いしばれ...緋天幻客...狂咲!」

 

痛烈な回し蹴りを決める。義足で蹴ってるから相当痛い筈だ。

 

「ガフッ...」

 

遂に紅奈は地に落ち、転化も変身も解けた。

 

「ふぅ、これにて一件落着...」

 

「...と、思えるのが人間の楽天的思考の成れの果てだよ。

 まさか転化したスコルピオを止めるなんてね。」

 

「何者だ...と言うのは愚問か。ゾディアックシリーズ...」

 

「そうだよ、凍月 影。ボクはリブラ。早速だけど、スコルピオは回収させてもらうよ。

 ね、エスカマリ...」

 

そうリブラが言うと、その背から天秤が顕現され、それが傾く。

 

「がうっ...!?重力...だとっ...!?」

 

「そう。そしてスコルピオの重力は軽くなり、ボクはそれを回収する。

 せいぜい潰されないようにしていなよ。」

 

そう言ってリブラは紅奈を連れて消えたのであった。俺にかかっていた重力と共に。

 

「...っく...また無茶し過ぎたか...」

 

全身痛い。エネルギーを放出し過ぎた。

 

「まぁ、でも...しばらくはゆっくり眠れそうだ。」

 

ストレスは結構発散したし。




いかがでしょうか?

現れる第三のゾディアックシリーズ、リブラ。
重力を操る力は相当厄介かもですね。

次回から4章。
え、トリックマジックはどうしたかって...?

た、多分きっとmay be、シスターズがどうかしてくれます。

ではでは、次回は第4章、神妹繚乱の章です。
サブタイは「南の島と妹達」

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